エズ・アブデの移籍報道と現状
モロッコ人ウインガーのエズ・アブデがASローマへ移籍するというイタリアからの報道は事実無根であり、同選手がローマへの移籍に近づいたことは一度もない。アンへリーニョ、アルテム・ドフビク、サラー・エディンなど他の選手の交渉過程で名前が挙がったことは事実だが、クラブ側は最初から強硬な姿勢を明確にしており、ローマ側も獲得は不可能な目標であると認識していた。
クラブは契約解除金に設定されている6000万ユーロを下回る金額での交渉には一切応じない姿勢を貫いている。FCバルセロナが移籍金の16パーセントである960万ユーロの権利を保持しているため、契約解除金に非常に近い金額のオファーでなければクラブが検討することはない。ローマが5500万ユーロとボーナスを支払う用意があったという報道も事実ではない。
昨季15ゴール13アシストを記録したアブデ自身も、十三本のストライプのシャツを着てチャンピオンズリーグでプレーすることを望んでおり、本当に惹きつけられるチームが現れない限りは移籍を強行するつもりはない。ニューカッスルは契約解除金を支払う用意があったものの、26/27シーズンにヨーロッパの大会に出場しないため、アブデ自身がこのオファーを除外した。なお、アストン・ヴィラが契約解除金を支払う意思はなかった。
クラブとアブデの関係は完全に良好である。アブデはワールドカップ出場を逃す原因となった膝の不運な怪我からの回復に専念しており、一日も早くマヌエル・ペジェグリーニ監督の指揮下に入ることを目指している。ドイツでの最初の合宿には参加しなかったが、現在はマルベージャでの合宿で汗を流している。
新たに代理人となったアレハンドロ・カマーニョもメディアの取材に対して、『ローマとは何もなかった。エズ・アブデはスペインに残る』と断言し、ローマ移籍の噂を真っ向から斬り捨てた。年俸を倍の550万ユーロにするよう要求したというイタリアの報道もこれで完全に否定された。
2029年までの契約を結んでいるアブデは、ブラジル人のアントニーと並んでチーム内で最高の4000万ユーロの市場価値を持つ、クラブのプロジェクトにおける最大の柱の一つである。
(via Estadio Deportivo)