試合結果:プレシーズン第4戦でリヨンを4-0と粉砕
ラ・リネアで開催された第34回トロフェオ・シウダ・デ・ラ・リネアにて、レアル・ベティスはオリンピック・リヨンに4-0で圧勝しました。約9,000人の観客で満員となったスタジアムで、今夏のプレシーズンで最高のパフォーマンスを披露しました。
ペジェグリーニ監督は、現在起用可能なベストメンバーに近いスタメンを送り出しました。アントニー、エズ・アブデ、イスコ、ロ・チェルソ、フィダルゴ、クチョ・エルナンデスらが欠場する中、左サイドバックのフラン・ガルシアがスピードと攻撃参加で輝きを見せ、最前線には再びネルソン・デオッサが9番として起用されました。
前半、パブロ・フォルナルスの精度の高いコーナーキックから、23分にマルク・バルトラ、43分にデオッサがヘディングでネットを揺らしました。後半に入っても勢いは止まらず、59分にはフラン・ガルシアとロドリゴ・リケルメの素早いトランジションから、フォルナルスのクロスを相手DFがクリアミスしたところをパブロ・ガルシアが押し込んで3点目。パブロ・ガルシアはこれで今夏3点目となりプレシーズン得点王に立っています。最後は78分、ゴンサロ・プティの素晴らしいパスからリケルメが冷静にフィニッシュして4点目を奪いました。
プレシーズンはここまで、Sfロッテに3-0、レクレアティーボ・ウェルバに1-0、グラナダに0-1、そして今回のリヨンに4-0という成績。木曜日からはマルベーリャでの合宿を続け、土曜日にUDアルメリアとの第5戦に臨みます。 (via Estadio Deportivo)
選手コメント:新戦力ベルナルがチームへの適応とデオッサを絶賛
リヨン戦にフル出場し、中盤で圧倒的なボール奪取能力を見せたウルグアイ人MFファクンド・ベルナルが試合後にインタビューに応じました。ペジェグリーニ監督の要求を見事に体現している新戦力は、自身の適応の早さとチームメイトを称賛しています。
チームの仕上がりについて:
『はい、我々にとってとても重要な勝利です。まだ準備段階であり、選手も足りず、詳細を調整する必要がありますが、とても良い形でやれていると思います。この道を歩み続けなければなりません。最初の数分からインテンシティを高く保とうと努め、それがピッチに反映されたと思います』
自身のプレーと適応について:
『とても気分が良いです。素晴らしいチームメイトたちがいるので、全てがとても簡単になります。ここにいる全てのベテラン選手たちと共に過ごす毎日は私にとって素晴らしいものです。チームにもとても早く適応できています』
『とても満足しています。監督に求められていること、つまりボールを奪い返し、シンプルにプレーするピボテとしての役割を果たしています。私の仕事は、ピッチで見られるようにクオリティの高い周りの選手たちが前を向いてプレーし、ゴールに繋がるプレーを完結させられるようにすることです』
驚かされたチームメイトについて:
『何人かは長年見ているので知っていますが、一番驚いたのはデオッサです。彼はミッドフィルダーだと知っていますが、9番としてプレーしています。本当に完全に感銘を受けました。移籍するか残るかという話は別として、彼がやっている仕事は本当に素晴らしいです。彼はレアル・ベティスに集中しています。今日の我々の試合については、グループを祝福しなければなりません』 (via Estadio Deportivo)
移籍情報:Bチームのモハ・ハムドゥーンがヘタフェへ完全移籍
レアル・ベティスとヘタフェCFは、モロッコ人センターバックのモハ・ハムドゥーン(22)の移籍で合意したことを発表しました。クラブは『モハの献身に感謝し、彼の今後の幸運を祈ります』との声明を出しています。
昨季ベティス・デポルティーボで14試合に出場したモハですが、チームがセグンダRFEFに降格した影響もあり、退団が相次ぐ中での移籍となりました。先日ヘタフェBへ期限付き移籍したアドリアン・マルティンや、フリーで加入したヒネス・ソロチェに続き、ヘタフェへ渡る3人目のベティス産選手となります。RFEFの新しい期限付き移籍ルール(貸し出し最大6人)の適用外とするため、今回は完全移籍での放出となりました。今夏はBチームからギリェルメ・フェルナンデス、アイトール・ヒスメラ、ダーリン・ブラディ、ダニ・ペレスなど多数の若手が新天地を求めています。 (via Estadio Deportivo)
移籍情報:ダニ・ペレス、バジャドリードへの完全移籍を語る
12年間ベティスの下部組織で育ち、バジャドリードへ移籍した21歳のMFダニ・ペレスが自身の移籍について語りました。当初、ベティスが将来の売却益の一部や買い戻しオプションを保持していると噂されていましたが、ペレス本人がベティスとの関係を完全に断ち切ったことを明言しました。
『私は、本当に私に賭けてくれたクラブに自分の権利の100%を持ってもらいたかったです。それがレアル・バジャドリードです』
『私は常にベティコであり続けますし、実際シーズンチケットも更新しました。ですが、外に出るという適切な決断をしたと思っています。今すぐプロサッカーにステップアップしたかったので、迷いはありませんでした』
十字靭帯断裂などの怪我に苦しんだペジェグリーニの秘蔵っ子は、新天地での決意をこう語っています。
『私はコントロールとパスをとても上手くこなす、謙虚な選手です。怪我なく、自分のサッカーを展開できることを願っています。与えられる出場時間に対して準備はできていますし、監督はボールの有無に関わらず主導権を握ることを求めています。我々はビッグクラブであり、何も恐れる必要はありません』 (via Estadio Deportivo)
クラブ運営:アロ会長がロペラ一族からスタジアムのVIPボックスを剥奪
ベティスのアンヘル・アロ会長が、1992年から2010年までクラブのオーナーを務めた故マヌエル・ルイス・デ・ロペラの相続人たちに対し、ラ・カルトゥーハ・スタジアムのVIPボックス(パルコ)の更新を拒否したことが波紋を呼んでいます。
ロペラ一族の企業「Farusa」は、2年契約の2年目である2026/27シーズンの料金を支払おうとしましたが、クラブ側は「チャンピオンズリーグ出場による高い需要と再編成」を理由にこれを拒否。一族の広報を務めるハビエル・パエスは、これが一族の保有する株式(約1%)のアロ会長への売却を拒否したことに対する「会長個人の報復」だと非難しています。
パエス氏のコメント:
『会社の会長はすべての所有者ではありません。Farusaという、有効な契約があり支払いを済ませている企業から、あんなに醜い方法でVIPボックスを奪うなんて理解できません。根っからのベティコである私の甥たちが、何の理由もなく罰を受けているのです』
『いつか株式を売却するなら、会長に優先権があると伝えていました。ですが、感情的な理由から手放すつもりはありません。ロペラやFarusaの名前がこれ以上ベティスに結びつくのを望んでいないのだと思います。これは法的でも公正でもありません。理解し合うための道はすべて断たれました』 (via Estadio Deportivo)
クラブ関連:特製「2つの聖母」カスタムユニフォームが大反響
今季のベティスのアウェーユニフォームは、マカレナとトリアナの聖母のマントからインスピレーションを得た緑のツートンカラーで爆発的な人気を呼んでいますが、これをさらにカスタマイズした一着が話題を集めています。
俳優で熱狂的なベティコのアルベルト・マルドナドの依頼により、宗教芸術家のアルバロ・ファブレが、ユニフォームの模様に合わせてトリアナの聖母とマカレナの聖母の顔を直接ペイントしました。
マルドナドは『これ以上に代表的で、私が自分自身のものだと感じる作品はありません。トリアナであれマカレナであれ、エスペランサ(希望)は同じようにエスペランサであり、私を象徴してくれます。2つの聖母が見つめ合うという完璧なコンセプトを実現してもらいたかったのです』と語っています。
作者のファブレも『ビールを飲みながら提案され、現実のものにしました。SNSで見ている限り、ここセビージャの重要な信仰対象である両方のエスペランサのマントを入れることを人々はとても気に入っています。聖母は皆にとって同じですし、サッカーとセマナ・サンタ(聖週間)は密接に結びついています』と、その反響の大きさに驚いています。 (via ElDesmarque)
クラブ関連:フンメル製のレトロユニフォーム待望論と第3キットの噂
サプライヤーのフンメル(Hummel)がサンダーランドの1937年FAカップ優勝を記念した美しいレトロユニフォームを発表したことを受け、ベティスファンの間でも同様の企画を求める声が殺到しています。
ベティスは2027年に創立120周年、2030年に現在の緑と白のカラー採用から120周年、そして2035年には唯一のリーグ優勝から100周年と、記念イヤーが連続して控えています。ファンはサンダーランドのような襟付きでエンブレムが刺繍されたクラシックなデザインの実現を待ち望んでいます。
また、近日中に発表予定の2026/27シーズンの第3ユニフォームについては、黒と青の「ネラッズーリ」カラーにライムグリーンのディテールが施された、最も革新的なデザインになるとリークされています。 (via Estadio Deportivo)
移籍の噂:ノーベル・メンディの高額転売で思わぬ臨時収入の可能性
今夏、ラージョ・バジェカーノが買い取りオプションを行使して完全移籍したDFノーベル・メンディですが、早くもプレミアリーグから巨額のオファーが舞い込んでおり、ベティスにも恩恵をもたらす可能性があります。
ベティスは将来の売却益の20%を保有する条項を結んでおり、イングランドの昇格組ハル・シティがラージョに1,800万ユーロ(約30億円)のオファーを提示したと報じられています。ラージョのマルティン・プレサ会長はすでにフランクフルトからの1,500万ユーロのオファーを拒否していますが、もしこの1,800万ユーロでの売却が成立すれば、ベティスは約360万ユーロの追加収入を得ることになります。パリFCから90万ユーロで獲得した選手から総額約700万ユーロの利益を生み出すことになり、補強資金の大きな助けとなります。 (via Estadio Deportivo)
選手情報:ロ・チェルソが故郷で大歓迎を受けるも今夏は残留濃厚
W杯でアルゼンチン代表として準優勝に輝いたジオバニ・ロ・チェルソが、休暇中の母国アルゼンチンで、古郷のクラブであるロサリオ・セントラルから大々的な表彰を受けました。
試合前に行われたセレモニーでは、かつてのチームメイトであるアンヘル・ディ・マリアから記念の盾を贈呈され、スタンドからは大きな拍手が送られました。ロ・チェルソは『ここにいられて、また人々と一緒にいられて幸せです。とても感動的で、本当に特別な瞬間でした。とても感情が高ぶり、とても幸せです』と喜びを語りました。
地元メディアからは「ディ・マリアに続いてセントラルに復帰するのでは」との憶測も飛び出しましたが、現時点ではその可能性は低そうです。ベティスとは2028年までの契約があり、市場価値800万ユーロの彼に対し1,000万〜1,500万ユーロの好条件なオファーがあれば売却も検討されるものの、今のところ今夏にベティスを退団する兆候はありません。8月第2週からチームに合流する予定です。 (via Estadio Deportivo)
日程情報:プレシーズン最終戦としてインテル・ミラノとの親善試合を交渉中
W杯参加選手の影響でラ・リーガの開幕戦(レアル・ソシエダ戦)が8月21日まで延期されたベティスが、空白となった期間を利用してプレシーズンマッチを追加する方針です。
現在イタリアのインテル・ミラノとの対戦を交渉中で、8月16日にイタリア・バーリのサン・ニコラ・スタジアムで開催する方向で調整が進められています。クラブからの公式発表はまだですが、アーセナル戦(8/5)、ボーンマス戦(8/8)に続く、開幕直前の究極のテストマッチとなる見込みです。ペジェグリーニ監督はこの時期までにスカッドをほぼ確定させておきたいと考えています。 (via ElDesmarque)
小ネタ:有名配信者ダボ・ヘネイセがベティス愛とV・ゴメスとの親交を明かす
W杯の戦術分析などで一躍人気となったアルゼンチンの有名サッカー配信者、ダボ・ヘネイセ(Davo Xeneize)がセビージャを訪問し、ベティスのユニフォーム姿で動画に登場しました。「セビージャの2クラブなら圧倒的にベティスを支持する」と公言した彼は、動画内でベティスのアルゼンチン人DFバレンティン・ゴメスと親交があることを告白。センターバックと左サイドバックをこなすゴメスとの意外な繋がりを明かし、ベティスファンを喜ばせています。 (via ElDesmarque)
【本日の総括】
リヨンを4-0で粉砕したプレシーズンマッチでは、新加入のベルナルと最前線にコンバートされたデオッサが強烈なインパクトを残しました。下部組織からの流出が続く一方で、メンディの転売による思わぬ臨時収入の可能性や、インテルとのプレシーズン最終戦の交渉など、開幕に向けたスカッドと資金のやりくりが佳境を迎えています。また、アロ会長によるロペラ一族のVIPボックス剥奪など、ピッチ外でも大きな動きが目立つ一日となりました。