UDアルメリア

昇格プレーオフ準決勝第2戦でCDカステリョンと対戦し、パワーホース・スタジアム(UDアルメリア・スタジアム)の約18,300人の大観衆の前で3-2の劇的勝利を収め、決勝進出を決めた。レギュラーシーズンを3位で終えたチームは、これで過去3回のプレーオフ準決勝敗退という忌まわしいジンクスをついに打ち破った。また、ホーム直近11試合で10勝という圧倒的な強さを証明している。試合は前半41分、アドリアン・エンバルバがロピからのパスを左サイドで受け、ペナルティエリア内に侵入して角度のないところから右足でトップコーナーにミサイルのようなシュートを突き刺し先制。後半に入り逆転を許す苦しい展開となったが、ルビ監督のモルシージョやアルナウ・プイグマルの投入が的中する。80分、アルナウ・プイグマルの右サイドからのクロスをミゲル・デ・ラ・フエンテがニアでフリックし、ファーサイドのアレックス・ムニョスが押し込んで2-2の同点に追いついた。この結果でもレギュラーシーズンの順位規定(PK戦なし)で勝ち抜けとなる状況だったが、延長戦突入の可能性もあった94分(後半アディショナルタイム)、ニコ・メラメドの正確なコーナーキックにステファン・ジョジッチが高い打点のヘディングで合わせ、試合を決定づけた。試合後、同点弾のアレックス・ムニョスは『今、私たちは有頂天だ。ハーフタイムの後に崩れたが、見事に反応できた。カステリョンは非常に競争力がありパワーのある素晴らしいチームだ。彼らの幸運を祈る。決勝はどちらが来ても厳しい戦いになるが、ホームでの第2戦があることが我々に大きな自信を与えてくれる』と喜びと手応えを語っている。決勝の相手はマラガCFとUDラス・パルマスの勝者となる。(via SPORT)

CDカステリョン

昇格プレーオフ準決勝第2戦でUDアルメリアに2-3で敗れ、1991年以来となる1部復帰の夢はここで潰えることとなった。レギュラーシーズン6位で臨んだこの一戦、敵地に約500人のサポーターが駆けつける中、ポゼッション率58%を記録するなど主導権を握る時間帯を作り出した。前半を1点ビハインドで折り返した直後から、ヤコブセンのヒールシュートなどで反撃を開始。57分、アレックス・カラトラバが右サイドを個人技で突破し、角度のない位置からニアポストを狙った低いシュートを放つと、相手GKアンドレス・フェルナンデスの対応が遅れてネットを揺らし、1-1の同点に追いついた。さらに69分、途中出場のロナウド・ポンペウが遠い位置から蹴り込んだフリーキックに対し、アグスティン・シエンラがマークの前に飛び出して右足のつま先で合わせ、1-2と逆転に成功する。この時点では決勝進出の条件を満たしていたが、終盤にアルメリアの猛攻を受け、80分と同点にされた後の94分にセットプレーから痛恨の決勝ゴールを奪われた。パブロ・エルナンデス監督は『私たちが勝つにふさわしい内容と主導権だったが、相手は数少ないチャンスをモノにした』と悔しさをにじませた。また、同点弾を決めたカラトラバは『サッカーは不公平だった。このファンは最後まで進むに値した。最後まで信じて戦い抜くのが我々のアイデンティティだ。来年また挑戦したい』と涙ながらに語り、来季の2部リーグでの再起を誓っている。(via Mundo Deportivo)

マラガCF

昇格プレーオフ準決勝でUDラス・パルマスと対戦しており、敵地グラン・カナリアでの第1戦を0-1で制し、大きなアドバンテージを持って本拠地ラ・ロサレダでの第2戦(水曜日20:00キックオフ)に臨む。チームは公式戦3連勝中と好調を維持しており、守護神アルフォンソ・エレーロはアディショナルタイムを含めて300分近く無失点を継続する鉄壁ぶりを見せている。フアンフラン・フネス監督は『第1ラウンドを制したが、1ラウンド勝っただけで試合に勝つ者は誰もいない』と選手たちに慢心を戒め、『ラス・パルマスはポゼッションで相手に攻撃させない危険なチームだが、我々は自分たちの哲学とプレースタイルを絶対に捨てない』と真っ向勝負を宣言している。クラブの歴史において、1994年、1998年、2024年のプレーオフでは成功を収めてきたが、1部昇格を懸けた2019年のデポルティボ・ラ・コルーニャ戦での敗退が、その後の財政難や1部RFEF(3部)への降格といった暗黒期の引き金となった。そのため、今回のプレーオフは過去のトラウマを完全に払拭し、新たな黄金期を築くための絶好の機会と位置づけられている。(via MARCA)

UDラス・パルマス

昇格プレーオフ準決勝第1戦でマラガCFにホームで0-1と敗れ、敵地ラ・ロサレダでの第2戦で逆転昇格を狙う非常に厳しい状況に立たされている。レギュラーシーズンで勝ち点73を獲得したものの、第1戦での消極的な采配によりルイス・ガルシア監督はサポーターから大きなブーイングを浴びた。しかし、スポーツディレクターのルイス・エルゲラ(本日50歳の誕生日を迎えた)は、『監督は素晴らしいエネルギーで勝ち点73を稼ぐ素晴らしい仕事をした。すでに契約延長のオファーを提示しており話し合う』と指揮官への全面的な支持を表明している。チームは野戦病院と化しており、ビティ・ロサダ、サンドロ・ラミレス、エンツォ・ロヨディチェ、アレ・ガルシア、レコビータが医療上の理由で欠場し、バルシアも遠征には帯同するもののプレーは不可能。代わりにフベニール(ユース)のラファ・クルスが遠征メンバーに加わった。逆転へ向けてペドロラの先発復帰が予想される一方、フステルやジョナタン・ビエラの起用が鍵を握る。特にビエラにとっては、この試合がクラブでのラストマッチになる可能性が指摘されている。また、第1戦の67分に交代を命じられた際にペットボトルを投げつけて激怒したエースのヘセ・ロドリゲスについて、エルゲラSDは『彼は間違っていたが、反省し修正した。今はマラガ戦に集中すべきだ』と騒動の火消しを図り、チームの結束を呼びかけている。(via SPORT)

レアル・オビエド

ギジェルモ・アルマダ監督の退任を受け、新指揮官としてフリアン・カレロを招聘することが決定した。カレロは2024-25シーズンにレバンテを指揮し、リーグ2位となる69得点を記録する圧倒的な攻撃力で1部昇格と2部優勝に導いた実績を持つ名将である。今回の契約は、パチューカ・グループのヘスス・マルティネス会長が主導した「1年契約+目標達成によるオプション」という異例の形態となっている。過去の監督解任に伴う多額の違約金負担を避け、財政的な健全性を保つための明確な戦略であり、会長自身も『もうクラブにいない監督の給料を払い続けるのは心苦しい』と明言している。カレロは2016-17シーズンにフェルナンド・イエロ監督の右腕としてオビエドでコーチを務めた経験があり、カルロス・タルティエレ(本拠地)の環境やプレッシャーを熟知している点が大きなアドバンテージと評価された。当時の教え子であるミゲル・リナレスやトチェらも、『論理的な説明で選手を完璧に納得させる力がある』『守備的と思われがちだが、実は攻撃の構築にも優れており、ロッカールームの雰囲気を最高にする天才だ』と手放しで絶賛しており、チームの1部復帰へ向けた最大の切り札として期待が集まっている。(via SPORT)

スポルティング・ヒホン

来季に向けた守備陣の大幅な再編とスタッフ陣の刷新を進めている。まず選手補強として、ペニャロールに所属し、メキシコのプエブラやケレタロでのプレー経験も豊富なウルグアイ人CBエマヌエル・グラルテ(28歳)の獲得に強い関心を示している。圧倒的な空中戦の強さと右サイドでの柔軟な対応力が評価されており、今月末でレガネスを退団するCBホルヘ・サエンスとすでに2年契約で基本合意に達しているものの、クラブは両選手の獲得が両立可能だと判断している。一方、ピッチ外でも大きな動きがあり、オルレギ・スポーツは長年トップチームのアナリストを務め、ミゲル・アンヘル・ラミレス前監督の絶対的な右腕でもあったクラブOBのカコ・モランを解任した。クラブ側は彼のサイクルが完全に終了したと判断しており、新しく就任するアルゼンチン人のニコラス・ラルカモン監督と共に、ハビエル・ベルヘス(第2監督)、フアン・クルス・モナコ(フィジカルコーチ)、ミゲル・アンヘル・バスケス(アナリスト)の新たなスタッフチームが加入し、完全に新しい体制でシーズンに臨む。(via SPORT)

SDウエスカ

ラウール・ハルディエル監督の来季に向けた補強第3弾として、昨季1部RFEFのレアル・ムルシアでプレーしていたベテランGKジャンフランコ・ガッサニーガ(30歳)の獲得を公式発表した。契約には延長オプションも含まれている。エクアドル出身でアルゼンチンとイタリアの国籍を持つガッサニーガは、身長1.87mの恵まれた体格を持ち、足元の技術やペナルティエリア内の全域をカバーする能力に長けている。セグンダBおよび1部RFEFで270試合以上の出場経験を誇り、過去にはポンフェラディーナやラシン・フェロルの守護神として2部リーグ(セグンダ)への昇格に大きく貢献した実績がある。その圧倒的な安定感とリーダーシップが高く評価されており、ウエスカの新たなディフェンスリーダーとして期待されている。(via SPORT)

CDテネリフェ

見事1部RFEFからLALIGA Hypermotion(2部)への復帰を果たしたチームは、昇格の最大の立役者である大黒柱のFWエンリク・ガジェゴ(39歳)との契約を1年延長したことを発表した。来季は彼にとってクラブ在籍6シーズン目となる。ガジェゴは今季、19ゴール2アシストという驚異的な数字を記録して1部RFEFグループ1の得点王に輝き、最前線からチームを牽引した。この活躍により、クラブの歴代得点ランキングでも10位(通算55ゴール)に浮上している。アルバロ・セルベラ監督の緻密な起用法のもとで昇格という契約延長の自動更新条件を満たしたことに加え、オーナーのライコ・ガルシアも交渉に個人的に関与して引き留めに尽力した。ガジェゴ自身も『ストライカーはゴールで評価される。身体の調子は非常に良く、まだまだ長く続けられる自信がある』と意気込みを語っている。また、来季は長年キャプテンを務めたアイトール・サンスが引退する予定であるため、ガジェゴが第1キャプテンに就任する見込みであり、カンテラーノのダビド・ロドリゲスをはじめとする多くの選手やファンからも『彼は最高だ』と絶賛されている。(via SPORT)

【本日の総括】

2026-27シーズンのLALIGA Hypermotionのカレンダーが全会一致で承認され、開幕戦は8月15・16日、最終節(第42節)は6月6日、そして昇格プレーオフは6月9日から20日までの日程で開催されることが正式に決定した。アメリカ・メキシコ・カナダでのW杯開催による過密日程への対策として分割開催モデルも導入され、AFE(スペインサッカー選手協会)が求めた8月23日開幕案は仲裁により退けられ、ラ・リーガ側の主張が全面的に認められる形となった。ピッチ上では昇格プレーオフが最高潮の熱気を見せており、アルメリアが執念の逆転劇で決勝へ駒を進めた一方、マラガとラス・パルマスが残り1枠を懸けて死闘を繰り広げている。また、オビエドの名将招聘やテネリフェのエース契約延長、ヒホンの大改革など、すでに来季を見据えた各クラブの熾烈な生き残り競争が始まっている。