UDラス・パルマス
LaLiga EA Sportsへの1部昇格に向け、オリンピアコスから33歳のFWヘフテ・ベタンコルを獲得した。ギリシャのクラブとは2028年まで契約を残していたものの、ホセ・ルイス・メンディリバル監督の構想外となっていたことが移籍を後押しした。昨季はレンタル先のアルバセテでリーグ戦14ゴール、国王杯でレアル・マドリードを粉砕する4ゴールを挙げ、計18ゴールという大活躍を見せた。オビエドやアルバセテからも強い関心が寄せられていたが、カナリア諸島出身である本人の強い希望により、ルベン・デ・ラ・バレラ新監督率いるチームへの合流が実現した。GKディンコ・ホルカスの退団手続き遅延により、かつてGKラウール・リソアインが直接の昇格ライバルであるグラナダへ流出したような事態が危惧されたが、今回は無事に契約合意に至っている。(via SPORT)
昨季は膝の慢性的な怪我に苦しみ、わずか3試合の出場に終わったFWサンドロ・ラミレスが、新たな治療法により劇的な回復を遂げている。サンドロは『非常に調子が良いです。手術後では最高に近い状態です。昨季は痛みがひどく、引退を考えたこともありましたが、家族やチームメイトの支えで乗り越えられました。今はプレーするための野心に満ちています』と復活を力強く宣言した。また、チームを去ったジョナサン・ビエラについては『彼は僕らにとって非常に重要な存在でした。彼からは「今年は君とUDの年になる」とメッセージをもらいました』と語り、今季への強い決意を滲ませている。(via MARCA)
プレシーズンはマルベージャ・フットボール・センターでキャンプを行っている。水曜日の18時からは南アフリカ王者のオーランド・パイレーツと対戦し、この模様はTelevisión Canariaで生中継される(実況ヘスス・イスキエルド、解説ミゲル・アンヘル・バレロン)。その後もウニオン・デスポルティーバ・レイリア(ポルトガル2部、市場価値845万ユーロ)、サウジアラビアのアル・イテハドやネオムといった強豪とのテストマッチが控え、8月8日にはカディスとのトロフェオ・カランサを戦う過密日程が組まれている。(via SPORT)
グラナダCF
GKディンコ・ホルカスの退団が遅れたラス・パルマスの隙を突き、実力派GKラウール・リソアインの獲得に成功した。グラナダは1部昇格を争う直接のライバルとして、戦力の引き抜きという形でラス・パルマスに大きな打撃を与えている。(via SPORT)
レアル・オビエド
フリアン・カレーロ監督率いるチームの9人目の補強として、ボタフォゴ(ブラジル)から27歳のFWクリス・ラモスを2027年6月までのレンタル移籍で獲得した。カディス出身のストライカーは、これまでにルーゴで3シーズン17ゴール、カディスで3シーズン16ゴールを記録しており、その圧倒的なフィジカルと得点嗅覚で攻撃陣を牽引することが期待される。(via ElDesmarque)
一方で守備陣はダビド・コスタスとダニ・カルボしかおらず、センターバックの補強が急務となっている。エスパニョールでマノロ・ゴンサレス監督の構想外となった191cmの大型CBミゲル・ルビオ(28歳)の獲得を打診しているが、彼が1部レベルの高額な給与を受け取っていることが大きな障壁となっている。獲得には選手側の大幅な給与削減の受け入れが不可欠である。(via ElDesmarque)
また、左サイドバックの補強として、レアル・ソシエダのハビ・ロペスの復帰も画策している。昨季オビエドで素晴らしいパフォーマンスを見せ、ファンからも愛されている選手だが、レアル・ソシエダのプレシーズンに帯同しており、ペジェグリーノ・マタラッツォ監督も彼のプレーを直接評価したい意向を示しているため、完全移籍の減額交渉やシーズン終了までの再レンタルなど、複数のプランを用意して説得を試みている。(via ElDesmarque)
コルドバCF
イバン・アニア監督の求めるビルドアップ戦術に合致する守護神として、ベティスからギリェルメ・フェルナンデス(25歳、191cm)を完全移籍(2年契約)で獲得した。昨季はレンタル先のバジャドリードで31試合(2790分)に出場し、9月、10月、11月と3ヶ月連続で月間最優秀選手に選出されるなど、2部リーグでの実績は申し分ない。スポルティング・CPやベンフィカの下部組織で育った同選手は、高身長を活かしたシュートストップだけでなく、足元の技術にも定評があり、最後尾からのゲームメイクを担う。現在チームは29名体制となり、ダニ・タセンデ、エゴイツ・ムニョス、ハコボ・マルティ、フアン・グティエレス、ダミアン・カセレス、エデル・ガルシア、ディアラ、アドナネ・ガイラン、ウナイ・サブロソ、エノル・ロドリゲス、サリム・エル・ジェバリ、ディエゴ・ブリ、イバイ・サンスといった新戦力とともに昇格を目指す。(via SPORT)
UDアルメリア
ガルシア・ピミエンタ新監督のもと、プレシーズンの第2週目に突入した。最大のニュースは、U19欧州選手権でMVPに輝いたスペイン代表の若き才能、キム・ジュニェント(元バルセロナ)の合流である。クラブは公式SNSで『アルメリアにもチャンピオンがいます。彼はすでにピッチに立っています』と歓迎し、将来を嘱望される若き司令塔の獲得に熱狂している。さらに、W杯でイングランドからゴールを奪ったコンゴ民主共和国代表のブライアン・シペンガも今週末に合流する予定だ。また、昨季アルメリアに在籍し、パリ五輪金メダルとW杯優勝の二冠を達成した現アトレティコのマルク・プビルに対し『我々のカラーを身に纏った世界チャンピオン。おめでとう、マルク・プビル』と祝福のメッセージを送った。(via MARCA)
また、昨季46試合で17ゴール11アシストという圧倒的な数字を残した34歳のベテランウインガー、アドリアン・エンバルバの去就が注目されている。彼には1部クラブからのオファーがあれば無料でレンタル移籍できる条項が存在し、現在はセビージャに対して逆オファーをかけている状態だ。(via Estadio Deportivo)
スポルティング・ヒホン
攻撃陣の強化として、バイエル・レバークーゼンから20歳のアルゼンチン人FWアレホ・サルコを獲得した。チームにとって6人目の補強となり、レバークーゼンには買い戻しオプションが付随している。一方で、FWドゥバシンは『1部リーグでプレーするという夢を追い求めたい。退団と移籍の道を探ってほしいと頼んだのは私です。実現するかは分かりませんが、ヒホンはすでに私たちの一部です』との声明を発表し、オサスナへの移籍を強く志願している。(via MARCA)
また、中盤の補強としてハイデュク・スプリト(クロアチア)で構想外となった元スペイン代表MFウーゴ・ギジャモンの獲得を狙っている。彼はクロアチアでの扱いに不満を持っており、移籍金ゼロまたは破格の条件での放出を待って交渉を進めている。バレンシアは移籍金が発生した場合、50%の権利と育成補償金5%を受け取る契約となっている。(via ElDesmarque)
CDテネリフェ
本拠地エリオドロ・ロドリゲス・ロペスで開催される「トロフェオ・シウダ・デ・サンタ・クルス」にて、1部リーグでカンファレンスリーグにも出場するヘタフェと水曜日の19時30分から対戦する(Televisión Canariaで放送)。直前に行われたテネリフェBチームとのテストマッチでは、マルティン・ペカル、エンリク・ガジェゴ、イバン・チャペラのゴールで3-0と快勝。新戦力のニール・ビエレック、マウロ・ピトン、グラント=レオン・ラノスが合流したほか、ホルヘ・モレノ、ヘスス・アルバレス、アネス・クルジャリッチ、ババ・ディオコウ、ビクトル・モレノらがデビューを飾った。(via SPORT)
FW陣が充実を見せる中、昨季11ゴール7アシストを記録したストライカー、ヘスス・デ・ミゲルの売却を検討している。アルバロ・セルベラ監督の構想から外れており、クラブは最も条件の良いオファーを出したチームへ売却する方針だ。移籍金は20万ユーロ(約3200万円)程度と見られており、レアル・サラゴサ(※3部降格組)が強い関心を示している。(via SPORT)
CDカステリョン
イタリアのカンポバッソFCから2004年生まれのMFアントニオ・ガラを完全移籍で獲得した。昨季は40試合に出場し7ゴールをマーク。ポルトガルやオランダの複数クラブとの激しい争奪戦を制しての獲得となった。クラブからの公式発表は遅れているものの、イタリア側から移籍が完了した旨がアナウンスされている。(via SPORT)
また、カスタリア・スタジアムの「フォンド・スール・バホ」全域を、熱狂的な応援席『フォンド1922』として拡張することを発表した。昨季ホームで13勝2分3敗という最高クラスの成績を収めた要塞をさらに強化する狙いがあり、クラブは『応援席の一員になるということは、単に年間パスを持つこと以上の意味がある。試合の最初から最後まで、カスタリアのエネルギーを保ち続けるのはあなたたちだ』と声明を出し、サポーターに強いコミットメントを求めている。チームは今後、バレンシアとの親善試合を控えている。(via SPORT)
レバンテUD
セルタから左サイドバックのマヌ・サンチェスを買い取りオプション付きのレンタルで再獲得した。昨季もレバンテで33試合に出場し、ルイス・カストロ監督の元で守備の要として躍動。2027年6月にはクラブと選手双方の合意があれば完全移籍に切り替わる契約となっている。彼にとってキャリア6度目のレンタル移籍となるが、ピッチ上での絶対的な存在感から「放蕩息子の帰還」として歓迎されている。(via ElDesmarque)
また、オフィシャルサプライヤーのMacronとともに、80ゴールを挙げて昇格を果たした1978-79シーズンにインスパイアされたサードユニフォームを発表した。バレンシア市内に残る最後の土のグラウンドである「スポルティング・ベニマクレ」のピッチで撮影が行われ、リサイクルポリエステル100%の最新技術「Eco 3D Knit – Matrix」が採用されている。(via ElDesmarque)
アルバセテ・バロンピエ
ピナタール・アレーナでのプレシーズン合宿中に行われたサウジアラビア1部のアル・ホロードとのテストマッチで、2-1の逆転勝利を収めた。アルベルト・ゴンサレス監督体制での初勝利であり、前半に先制を許したものの、77分にロレンソ、81分にマルコス・モレノが立て続けにゴールを奪い、後半の選手交代が見事に的中した。次戦はカタールのアル・ラーヤンと対戦する。また、ベティスのウルグアイ人FWゴンサロ・ペティットのレンタル獲得にも関心を示している。(via MARCA) (via Estadio Deportivo)
CDエルデンセ
クラウディオ・バラガン監督のもと、プレシーズンのハイライトとして水曜日の20時からアントニオ・プチャデス・スタジアムでバレンシアCFと激突する。初戦のミルウォール戦では敗れたものの、後半はゲームを支配し93分にゴールを奪うなど粘り強さを見せており、1部の強豪相手にどこまで自分たちのアイデンティティを貫けるかが注目されている。(via SPORT)
ブルゴスCF
エスパニョールでマノロ・ゴンサレス監督の構想外となったMFホセ・グラジェラの獲得を狙っている。選手の実力は2部でもトップクラスに位置するが、ネックとなっているのはその高額な年俸である。クラブは予算をやり繰りしつつ、選手側の減俸の歩み寄りを待って交渉を成立させたい構えだ。(via ElDesmarque)
レアル・バジャドリード
攻撃力強化のため、ベティスに所属するウルグアイ人の有望株、FWゴンサロ・ペティットのレンタル移籍に強い関心を示している。(via Estadio Deportivo)
ラシン・サンタンデール
プレシーズンマッチでレアル・ソシエダと対戦し、1-1の引き分けで試合を終えた。トップレベルの相手に一歩も引かない戦いを見せ、開幕に向けて順調な仕上がりを披露している。(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
本日のセグンダは、各クラブのフロントがプレシーズンマッチでの戦力見極めと並行して、移籍市場での駆け引きを激化させています。ラス・パルマスは圧倒的な得点力を持つヘフテ・ベタンコルを獲得して昇格への本気度を示し、コルドバもビルドアップの要となるGKギリェルメ・フェルナンデスを確保しました。一方でオビエドやブルゴスなどは、1部クラブの構想外選手(ミゲル・ルビオやホセ・グラジェラ)の獲得を狙うものの、給与の壁という現実的な問題に直面しています。資金力に勝る昇格候補と、限られた予算で工夫を凝らすクラブとの間で、戦力バランスの輪郭が徐々に浮き彫りになってきている1日でした。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
プレシーズンにおける各チームの動きを見ると、単なる補強以上の意図が透けて見えます。特にコルドバがGKギリェルメ・フェルナンデスを獲得した点は重要です。ビルドアップを重視するイバン・アニア監督の戦術において、最後尾からのゲームメイクは生命線であり、このピースが埋まったことで攻撃の組み立てが一段と安定するはずです。一方で、ラス・パルマスはヘフテ・ベタンコルという個の打開力を加えつつ、サンドロ・ラミレスの復調という不確定要素を抱えています。戦術的な完成度を高めるには、新戦力と既存の戦術的文脈をいかに早く噛み合わせるか、その調整能力が開幕直後の勝敗を分けるでしょう。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
昇格という明確な目標を掲げるクラブにとって、この時期の空気感は非常に重要です。ラス・パルマスが地元出身のベタンコルを迎え入れたことは、サポーターの期待値を高め、チームに一体感をもたらす象徴的な動きと言えます。対照的に、オビエドやブルゴスが直面している高額年俸の壁は、クラブ経営の厳しさと理想の狭間で揺れる現場の苦悩を映し出しています。また、カステリョンが応援席の拡張を通じてホームの熱量を最大化しようとする姿勢は、スタジアムを要塞化し、クラブのアイデンティティを再定義しようとする強い意志を感じさせます。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
移籍市場の動きは、各クラブの財政的現実と編成方針を如実に反映しています。特に1部クラブの構想外選手を狙うオビエドやブルゴスの動きは、実力者を安価に引き入れるための「給与削減」という交渉の難しさを物語っています。一方で、アルメリアのエンバルバのように、1部への移籍条項を背景にした逆オファーの動きは、選手側のキャリア志向とクラブの放出方針が複雑に絡み合っている証左です。契約年数や買い戻しオプションの有無など、各クラブが将来のリスクをどう管理しているか、その細部にこそ編成の巧拙が表れています。