新体制と右サイドバック補強の全動向

🦇 カルロス・コルベラン監督率いるバレンシアは、来シーズンに向けたチーム強化に完全に集中している。目標は近年のように降格圏で苦しむ事態を避けることだ。ロン・グーレイが立ち上げ、リサンドロ・イセイが重要な役割を担う新スポーツディレクション部門にとって、今夏は最初の移籍市場となる。

現在の最大の補強ポイントは右サイドバックだ。来季の陣容において、このポジションの選手は一人も稼働できない状態にある。ティエリ・コレイア(レンダル)とレンツォ・サラビアは契約満了に伴い退団することが決定した。サラビアは役割を果たしたものの負傷でシーズンを終えており、クラブに契約延長の意思はない。唯一契約が残っているチーム最年長のディミトリ・フルキエも身体的な問題を抱えており、プレシーズンには間に合わず、シーズン開幕後まで復帰できない見込みだ。

この緊急事態を受け、バレンシアは夏の市場で右サイドバックを2人獲得する方針を固めている。具体的には、トップチームのスタメン候補1人と、トップチームの登録枠を占有しないU-23の選手1人だ。

スタメン候補の大本命とされているのが、34歳のトーマス・ムニエだ。リールとの契約が満了しフリーエージェントとなっている彼は、現在ベルギー代表としてワールドカップに参加している。彼の豊富な経験と実力はクラブの求める条件に完全に合致しており、コルベラン監督も彼に賭けて獲得を急いでいる。ムニエの優先度が高いため、同じく関心を持たれているアンドレス・ガルシアの獲得は後回しにされている。ガルシアも評価は高いものの経験が少なく、監督は即戦力を求めているためだ。

さらに、バレンシアは別の選択肢も打診している。ロシアのクラスノダールに所属する31歳のウルグアイ人、ジョバンニ・ゴンサレスだ。彼はかつてマジョルカに在籍し、コパ・デル・レイ準決勝のレアル・ソシエダ戦でゴールを決めるなど71試合に出場して4ゴールを記録し、激しい守備やサイドでの運動量、戦術的献身性を示したラ・リーガをよく知る選手だ。昨季はクラスノダールで35試合2167分に出場し、右サイドで重要な役割を担い続けている。2024年夏に約400万ユーロでロシアへ渡り、2027年6月30日までの契約を残しているため、獲得にはクラブ間交渉が必要となる。現時点では状況を探る打診段階にとどまっている。(via Estadio Deportivo)(via ElDesmarque)