【今回のラインナップ】
✅ ムバッペの膝の医療ミス騒動とクラブとの亀裂
✅ ダニ・カルバハルの契約延長の行方
✅ ビクトル・ムニョス買い戻しと若手復帰のジレンマ
✅ カマヴィンガの苦悩とヴィニシウスとの絆
✅ ヘスス・フォルテア、トップチーム昇格への猛アピール
✅ フロレンティーノ・ペレス会長のクラブ運営と後継者問題
■【ムバッペの膝の医療ミス騒動とクラブとの亀裂】
⚽️ マドリードの医療チームが、キリアン・ムバッペの負傷した膝ではなく、健康な方の膝を検査し治療するという前代未聞の誤診を起こした。この衝撃的な事実はパリでセカンドオピニオンを受けた際に発覚した。この事態に対し、ムバッペはフランスでの記者会見で『それは嘘だ』と事実を否定し、さらに『私も何らかの形で間違いに貢献したかもしれない』と自らを犠牲にしてまでクラブの恥を隠すための嘘をついた。
⚽️ しかし、クラブの公式情報源はメディアに対し、誤診は事実であり、ムバッペが火消しや自身・クラブ・代表の都合のために嘘をついたとリーク。結果として、クラブをかばった選手の背中を刺すという裏切り行為に及んだ。この重大なミスにより、クラブは1月に医療部門のトップを別の人物に交代させている。
⚽️ この一連の情報の流出には、母ファイザ・ラマリや父ウィルフレッド、弁護士のデルフィーヌ・ベルヘイデンを中心とするムバッペの「クラン(一族)」が関与し、物語をコントロールしようとしていると見られており、クラブの管理能力が極めて厳しく問われている。
⚽️ また、バイエルン・ミュンヘンとのチャンピオンズリーグ準々決勝など重要な試合を控えるアルベロア監督率いるチームにおいて、アトレティコ戦でスタメンを外れベンチスタートとなったムバッペは、スタメン出場できる状態だと考えていたため強い不満を抱いている。その怒りも彼の取り巻きから外部へ漏れ出ている状態である。 (via MARCA) (via SPORT) (via Mundo Deportivo)
■【ダニ・カルバハルの契約延長の行方】
⚽️ キャプテンであるダニ・カルバハルの契約は3ヶ月後に迫っているが、ナチョ、クロース、モドリッチの時と同様に、シーズン終盤まで結論は持ち越されている。体力面は明らかに向上し、ピッチ上での貢献度も増しているものの、現在はアルベロア監督のチームで脇役に甘んじている。
⚽️ しかし、彼は強い勝者のメンタリティを持っており、先日のダービーでもその力を証明してみせた。現状には不満を感じつつも、逆境を跳ね返す力を持っている。他クラブからの関心に対しては『レアル・マドリードを絶対的に優先する』と断言しており、会長と直接話し合うまでは頭の中はマドリードのことで埋め尽くされている。
⚽️ ロドリやスペイン代表のデ・ラ・フエンテ監督も彼の重要性を語っており、セルビア戦とエジプト戦に向けたプレリストに選出されたことは彼の士気を大きく高めた。今季はリーガで12試合に出場し、うち7試合でスタメン出場。直近5試合中4試合に出場している。クラブ幹部も彼の重要性を十分に理解しているが、数週間以内に下される別れの決断においては、感情が二の次になる可能性もある。 (via AS)
■【ビクトル・ムニョス買い戻しと若手復帰のジレンマ】
⚽️ 昨季のクラシコで決定機を外した批判を受けクラブを去ったビクトル・ムニョスだが、オサスナで大ブレイクを果たしている。セルビア戦でのスペイン代表デビューで開始9分でゴールを決め、ワールドカップメンバー入りの候補にも浮上。市場価値は100万ユーロから2000万ユーロへと急騰している。
⚽️ マドリードは今夏、800万ユーロでの買い戻しオプションを行使するかの決断を迫られている。現在も権利の50%を保有しており、契約解除金は4000万ユーロに設定されている。バルセロナをはじめとする国内外のクラブが関心を寄せているが、永遠のライバルを強化することはフロレンティーノ・ペレス会長の計画には一切ない。
⚽️ また、ニコ・パスやエンドリッキの復帰も確実視されている。彼らはどこへ行っても活躍できるポテンシャルを秘めているが、ヴィニシウスやムバッペが君臨する現在の攻撃陣において、彼らをベンチに座らせるにはあまりにも若すぎるという、スポーツ面での大きなジレンマを抱えている。そのため、ロドリやヴィティーニャ、アダム・ウォートン、キース・スミットといった中盤の選手や、センターバック、サイドバックの補強の噂も絶えない。 (via SPORT) (via MARCA)
■【カマヴィンガの苦悩とヴィニシウスとの絆】
⚽️ エドゥアルド・カマヴィンガは今季、怪我の影響もあり、シャビ・アロンソや現在のアルベロア監督のもとでスタメンに定着できず、不規則で困難なシーズンを送っている。これまでに2度のチャンピオンズリーグ制覇に貢献し、2024年の決勝ドルトムント戦では素晴らしいプレーを見せたが、現状は中盤で5番手の序列となっている。
⚽️ フランス代表でも2020年のクロアチア戦で最年少デビューを果たしたものの、ポテンシャルを完全には発揮しきれておらず、ブラジル戦でも出番がなかった。ワールドカップに向けた26人のメンバー入りをデシャン監督にアピールするためにも、カンテとダブルボランチを組むと予想されるコロンビアとの親善試合は、彼にとって非常に重要な一戦となる。
⚽️ 一方、ピッチ外ではヴィニシウスとの深い友情について語る動画が公開されており、彼らの関係性はマドリディスタ全体を魅了するものとなっている。 (via AS)
■【ヘスス・フォルテア、トップチーム昇格への猛アピール】
⚽️ 木曜日に19歳の誕生日を迎えたばかりのヘスス・フォルテアは、カスティージャでダビド・ヒメネスから右サイドバックのレギュラーの座を見事に奪還した。ルーゴ戦での勝利やサモラ戦でのアシストなど連続スタメン出場を果たしている。
⚽️ ユースリーグでもマルセイユ、チェルシー、スポルティングCPを相手に目覚ましい活躍を見せ、4月17日にローザンヌで行われるPSGとのFinal Four進出に大きく貢献している。過去にはアトレティコとの協定を破ってまで獲得した逸材である。
⚽️ 夏前にはセリエAやブンデスリーガからのトップチーム契約という魅力的なオファーを断り、契約を延長した。マドリディスタとしての誇りと、自身を高く評価するアルベロアのトップチーム監督昇格がその理由だった。アメリカツアーではクラブワールドカップのためにトップチームに帯同しており、現在は再びアルベロア監督のレーダーにしっかりと捉えられている。 (via AS)
■【フロレンティーノ・ペレス会長のクラブ運営と後継者問題】
⚽️ 79歳となったフロレンティーノ・ペレス会長のクラブ運営に、疲弊とコントロール不足の兆候が見え始めている。LaLigaが推進した反人種差別キャンペーンのシャツ着用やイベント参加を拒否したことや、スタジアムのコンサート開催禁止問題、建設費の高騰、長引くスーパーリーグ構想など、問題が山積している。
⚽️ ペレス会長は自身の後継者として、名付け子であるアナス・ラグラリをCEOやエグゼクティブ・ディレクターに据えることを画策しているようだが、法的な問題やソシオからの反発が予想される。クラブをSAD(スポーツ株式会社)化せずに私有化することは困難を極める。
⚽️ また、バルセロナのラポルタ会長からは『常にマドリードを助けているようだ。彼らはバルセロニティス(バルサへの執着)を抱えている』と激しい批判を受けている。さらにラポルタは『彼がネグレイラ事件で出廷して以来、関係は悪化している。我々はスーパーリーグの目的が具体化していないため離脱を決定し、彼にもそう伝えた』『彼を尊敬しているし、彼も私を尊敬していると感じている』と語りつつも、マドリードがネグレイラ事件を利用してバルセロナの黄金期を貶めようとしていると非難している。 (via MARCA) (via Mundo Deportivo) (via SPORT)
【本日の総括】
ムバッペの医療ミスとそれに伴うクラブとの不協和音が大きな波紋を呼んでいます。一方で、カルバハルの契約延長問題や、ビクトル・ムニョスらの若手復帰に伴うスカッド編成のジレンマ、カマヴィンガやフォルテアの奮闘など、ピッチ内外で重要な決断が迫られています。ペレス会長の運営に対する疑問の声も上がり始めており、クラブは大きな転換期を迎えているようです。