ジョゼ・モウリーニョの監督就任とプレシーズン

ジョゼ・モウリーニョがレアル・マドリードの新監督に正式に就任した。契約期間は2029年6月30日までの3シーズンとなる。フロレンティーノ・ペレス会長の選挙公約として実現したものであり、対立候補であったエンリケ・リケルメの公約に対抗する形となった。選挙期間中であったため、モウリーニョの契約解除金は300万ユーロから1500万ユーロに跳ね上がったものの、クラブはこれを支払って引き抜きを完了させた。プレシーズンは7月13日からスタートする。

かつてチェルシーで共に戦ったティボー・クルトワはベルギー代表の合宿から『彼はとてもダイレクトな監督で、自分も同じ性格。時々衝突もあった。アストン・ヴィラ戦でサイドから2本クロスを入れたら、次のエヴァートン戦でベンチに座らされたんだ。あれは彼なりの挑発で、翌週のウェストハム戦ではスタメンに戻り、5、6回の決定的なセーブをしたよ』と当時を振り返っている。またクルトワは『マドリードでキャリアを終えるのが理想だ』とクラブでの引退を望む発言もしている。 (via SPORT)

モウリーニョの右腕探し

モウリーニョ監督は、第一次政権時のアイトール・カランカや、当時のジネディーヌ・ジダンのように、クラブとロッカールームの橋渡し役となる人物を探している。ジダンは2010年にフロレンティーノ・ペレスの顧問としてこの役割を担っていた。当初はペペの名前が浮上したが、監督就任決定後にこの話は消滅した。

現在、最も有力視されているのはリカルド・カルヴァーリョである。マドリードでのプレー経験(2010年から2013年)があり、ポルトやチェルシーでもモウリーニョと共に成功を収めていることが高く評価されている。現在はポルトガル代表でロベルト・マルティネスのアシスタントを務めているが、モウリーニョが最も信頼を置く人物として入閣が期待されている。 (via SPORT)

ベルナルド・シウバの電撃獲得

マンチェスター・シティとの契約を満了しフリーとなっていたベルナルド・シウバの獲得が、わずか36時間で決着した。彼は元々FCバルセロナと事前合意に達していたものの、バルセロナ側が財政難とスカッドの飽和を理由に獲得を保留。その後アトレティコ・マドリードとの契約に合意し、木曜日の朝にサインする予定となっていた。

しかし、モウリーニョ監督の強い要望とフロレンティーノ・ペレス会長の説得により土壇場で状況が覆り、レアル・マドリードへの加入が決定した。契約期間は2年間で、さらに1年のオプションが付帯している。年齢的にも、これが彼にとって最後の大規模な契約になると見られている。 (via ElDesmarque)

コナテとダンフリースの獲得、エムバペの動き

モウリーニョ監督の要望により、守備陣の補強も迅速に進められている。リヴァプールとの契約が満了するイブラヒマ・コナテと、インテルからデンゼル・ダンフリースの獲得がすでに合意に達している。これによりモウリーニョの新たなプロジェクトに向けた戦力が着々と整っている。

ダンフリースについては、フランス代表の合宿中にチームメイトのマルクス・テュラムが、キリアン・エムバペとダンフリースがすでにビデオ通話で言葉を交わしたことを明かしている。契約がある選手のやり取りが公になったことは異例である。 (via MARCA)

移籍市場のインフレと今後のターゲット

フロレンティーノ・ペレス会長はアトレティコ・マドリードのフリアン・アルバレスに1億5000万ユーロのオファーを出したが即座に拒否され、5億ユーロの契約解除金を要求される事態となった。アトレティコはSNSでマドリードを嘲笑するメッセージまで発信している。マドリードが動くと価格が吊り上がる現象が起きており、現在クラブがリストアップしている選手たちの交渉も難航している。

・ニコ・シュロッターベック (ドルトムント): ドルトムント側は8000万ユーロ以下では交渉しない構えであり、解除金は5000万ユーロとの情報もある。本人は『メディアを通じて噂は知っているが、今はW杯に集中している』と語っている。

・ヨシュコ・グヴァルディオル (マンチェスター・シティ): クラブは1億ユーロと評価。シティは契約延長を提示したが、マドリードの関心により選手側がストップをかけている。

・マテウス・フェルナンデス (ウェストハム): 価格が9000万ユーロから9800万ユーロに高騰。毎日100万ユーロ上がっている状況で、マドリードは撤退を検討しマンチェスター・ユナイテッドが優勢となっている。

・エンソ・フェルナンデス (チェルシー): 1億4000万ユーロまで価格が跳ね上がっており、ペレス会長は高すぎると判断している。 (via SPORT)

ヴィニシウスの去就と契約問題

2027年で契約が切れるヴィニシウス・ジュニオールに関して、契約を更新せずフリーで退団する可能性が浮上している。フロレンティーノ・ペレス会長は『彼が更新するかは分からない。残ってほしいが、マドリードにいたくないなら自由にすればいい。お金が一番重要だったことはない』と強気な姿勢を崩していない。キリアン・エムバペと同等以上の給与が提示されない場合、ヴィニシウスは契約満了を待って移籍する覚悟を持っている。

モウリーニョ監督がエムバペを本来の左サイドで起用し、ヴィニシウスをベンチに置く可能性も指摘されている。本人は現在ブラジル代表としてW杯に集中しており、『マドリードのことは来シーズンに話す。今は素晴らしい大会にすることに集中している。アンチェロッティ監督がいることで大きな自信になるし、自由にプレーさせてくれる』とコメントしている。 (via SPORT)

ダニ・カルバハル退団とスペイン人選手の枯渇危機

23年間にわたりクラブに在籍したダニ・カルバハルが退団した。現在、トップチームに籍を置くスペイン人選手はわずか6人である。フイセンとカレラスの残留は確定しているが、ゴンサロ、セバージョス、フラン・ガルシア、ラウル・アセンシオの4人は売却リストに載っている。

彼らが全員退団した場合、モウリーニョ監督のチームにはスペイン人が2人だけとなり、カンテラからチアゴ・ピタルチを昇格させる案も検討されている。UEFAの規定は満たす見込みだが、ロッカールームの公用語は、エムバペら5人のフランス人選手と、ヴィニシウスらブラジル人・ポルトガル人選手によるフランス語とポルトガル語が主流となる見込みである。 (via SPORT)

カルロス・テベスの幻の移籍秘話

元アルゼンチン代表のカルロス・テベスが、過去にレアル・マドリードへの移籍が実現寸前だったことを明かした。当時のラモン・カルデロン会長と直接連絡を取り、深夜に合意に達していたという。

当時のスポーツディレクターであるプレドラグ・ミヤトヴィッチとも話がついており、マンチェスター・ユナイテッド戦後の会談で移籍は確実と見られていた。しかし、カルデロン会長の退任などクラブの理事会変更により、この話は完全に白紙となった。テベスにとって最も話題になった移籍破談の一つである。 (via SPORT)

エンドリッキのインテルへのレンタル移籍の噂

若きブラジル人FWエンドリッキに対し、イタリアのインテル・ミラノが強い関心を示している。インテルのスポーツディレクターとクリスティアン・キヴ監督が高く評価しており、買い取り義務付きのレンタル移籍を模索している。

インテル側は3500万ユーロから4000万ユーロのオファーを準備しているが、マドリード側は4000万ユーロから4500万ユーロと評価しており、両者の間にはまだ開きがある。マドリードはまだ最終決定を下しておらず、交渉は今後本格化すると見られている。 (via SPORT)

アルバロ・アルベロア前監督のACミラン就任の可能性

モウリーニョ監督の就任に伴い、トップチームの監督を退任したアルバロ・アルベロアに、ACミランが新監督として関心を示している。困難な時期にチームを率いた手腕が高く評価されている。

当初はイングランドのフラム行きが有力視されていたが、ミランのオーナーであるジェリー・カルディナーレが直接面接を予定しており、状況が変わった。もし就任が決まれば、アルベロアはヨーロッパリーグに出場するイタリアの名門を率いることになる。 (via Estadio Deportivo)

ロドリ獲得の見送りとエンリケ・リケルメの選挙公約

ペレス会長と選挙で対立したエンリケ・リケルメ候補は、マンチェスター・シティのロドリ獲得を公約に掲げていた。しかし、ペレス会長が勝利したことで、クラブはロドリの獲得を現状見送る方針を固めた。年齢が30歳に近づいていること、負傷歴、そしてバロンドール受賞を巡るヴィニシウスとの経緯などが理由とされている。

ロドリ本人は『メディアで噂は耳にするが、どこから出た話かは分からない。今はW杯に集中しているし、将来のことは終わってから考える』と冷静に語っている。 (via ElDesmarque)

FCバルセロナによるフロレンティーノ・ペレス会長への提訴

FCバルセロナは、フロレンティーノ・ペレス会長に対して名誉毀損による刑事告訴を前提とした調停を申し立てた。これは、5月12日の記者会見および翌日のインタビューでのペレス会長の発言に対する法的措置である。

ペレス会長はネグレイラ事件に関連して『7回のリーグ優勝を盗まれた』『バルセロナの金で審判が豊かになるのは許せない』『20年間の組織的腐敗』と発言した。バルセロナ側はこれらの発言が完全な虚偽であり、クラブのイメージを著しく傷つけるものだとして、発言の撤回を求めている。撤回されない場合は刑事告訴に踏み切る構えである。 (via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

モウリーニョ新体制が本格始動し、ベルナルド・シウバの電撃強奪や守備陣の補強が急速に進む一方で、ヴィニシウスの契約問題やスペイン人選手の枯渇など、新たな課題も浮き彫りになっています。