20年ぶりの会長選挙!投票日の熱狂と進行状況

レアル・マドリードにとって20年ぶりとなる会長選挙の投票が、バルデベバスにある「シウダード・レアル・マドリード」のバスケットボールパビリオンで実施された。午前9時から午後20時まで途切れなく開かれた60の投票所には、75,214人の有権者ソシオたちが朝から長蛇の列を作った。ローマ教皇レオン14世の訪問などによる交通規制が懸念されたため、クラブは無料のシャトルバスを用意し、ソシオたちは早朝からタクシーやバスで続々と集結した。17時時点での投票数は23,593人に達し、投票率は31.37%を記録。これは2004年の19.75%や2006年の11.29%を大きく上回る歴史的な参加率となった。投票の条件として、成人であること、途切れなく1年以上のソシオ歴があること、そしてDNIやパスポートなどの身分証とソシオカードの提示が求められた。

現会長のフロレンティーノ・ペレス(79歳、ソシオ番号1,484)は午前10時前に第2投票所で投票を済ませ、周囲のソシオたちから歓迎の拍手を浴びて写真撮影に応じた。その後、彼はNHコレクション・ユーロビルディング・ホテルに移動して結果を待った。対するエンリケ・リケルメ(37歳、ソシオ番号41,736)は、妻のマレン・ギラドやスタッフとともに10時49分頃に到着し、第33投票所で投票。拳を高く突き上げて入場した彼に対し、『会長!』という歓声と拍手が起こる一方で、遠くから『嘘つき!』と野次を飛ばす者もいた。リケルメはその後、ソシオと交流するために出口付近に数時間とどまったが、クラブのスタッフから場所の移動を求められ、敷地から追い出されたと訴える一幕もあった。

(via SPORT / ElDesmarque / MARCA / Mundo Deportivo / Esport3)

開票の遅れと郵便投票の無効化を巡る攻防

20時の投票締め切り後、すぐに開票作業が始まる予定だったが、郵便投票を巡る両陣営の異議申し立てにより作業は大幅に遅延した。発端は、フロレンティーノ・ペレス宛ての郵便投票のうち400票に二重スタンプが押されているという理由で無効票として処理されたことだった。ペレス陣営はこの無効化を認めているものの、リケルメ陣営はさらに1,000票のペレス宛ての郵便投票に対して異議を唱え、そのうち400票が無効、600票が審査待ちとなる異常事態が発生した。一方で、ペレス陣営もリケルメ宛ての100票前後の郵便投票に対して異議を申し立てるなど、激しい攻防が繰り広げられた。結果として、開票作業の終了と新会長の公式発表は深夜23時、あるいは0時以降にまでずれ込むこととなった。

(via SPORT / ElDesmarque / Mundo Deportivo / MARCA)