【会長選挙

2026年6月7日、レアル・マドリードの会長選挙の投票が開始されました。会長選挙が投票によって争われるのは、ラモン・カルデロン氏が勝利した2006年以来、実に20年ぶりの出来事となります。今回の候補者は、2009年から会長を務める現職のフロレンティーノ・ペレス氏と、コックスグループの創業者でアリカンテ出身の37歳の起業家、エンリケ・リケルメ氏の2名です。

投票は午前9時から午後8時まで途切れることなく行われます。今回、会場はいつものサンティアゴ・ベルナベウではなく、2025年9月にオープンしたばかりのバルデベバスのシウダー・レアル・マドリード内にあるバスケットボールパビリオン(アベニーダ・アレハンドロ・デ・ラ・ソタ)に設置された60の投票所で行われています。約10万人いるソシオのうち、成人であり、1年以上継続してソシオであり、公式選挙人名簿に記載されている7万人以上が投票権を持っています。

当日のマドリード市内はローマ教皇レオン14世の訪問に伴う交通規制があり、クラブはアベニーダ・デル・パルテノン14、マテオ・イヌリア11、アベニーダ・デ・アメリカ14の3カ所から午前8時30分から午後7時30分まで無料のシャトルバスを運行しています。また、近郊線(セルカニアス)のC-1線やバスでもアクセス可能です。

注目の候補者たちの動向ですが、午前9時58分(一部では9時59分)、ソシオ番号1484番のフロレンティーノ・ペレス氏がテーブル2で投票を済ませました。彼が到着すると、集まったソシオたちから大きな拍手と歓声が湧き起こり、まさにお祭り騒ぎとなりました。一方のエンリケ・リケルメ氏は、役員チームとパートナーと共に午前10時50分(または10時52分)にテーブル33で投票を行いました。彼には拍手や歓声が送られた一方で、遠くから「嘘つき」とヤジを飛ばすソシオもおり、評価が分かれる場面も見られました。機関関係ディレクターのエミリオ・ブトラゲーニョ氏も午前10時45分にテーブル3でペレス氏に投票し、副会長のエドゥアルド・フェルナンデス・デ・ブラス氏や、ペレス陣営の重要人物であるサンティアゴ・ソラリ氏も早々に投票を済ませています。なお、トップチームの選手たちはワールドカップに向けて集中しているため、投票に訪れている選手は事実上いません。

一部のメディアが実施した出口調査の初期データでは、ペレス氏が125票に対してリケルメ氏が63票(別の調査では25票対9票)と、現職がリードしている傾向が示されています。AI(ChatGPT、Perplexity、Google AI)の予測でも、ペレス氏が圧倒的で有利とされ、リケルメ氏は実行可能な代替案と位置付けられています。投票結果は午後8時の締め切り後、午後11時頃に判明し、新会長が発表される予定です。

ちなみに、リケルメ氏の父親はかつて理事会のメンバーであり、彼自身も20年以上のソシオ歴を持つ熱狂的なマドリディスタで、ミラノ、キエフ、カーディフのチャンピオンズリーグ決勝にも足を運んでいます。また、気候変動と戦うラテン系影響力トップ100にも選ばれ、フォーミュラEやゴルフを愛好しています。彼は1億8700万ユーロ(約1億9370万ユーロとの報道も)の個人保証(アバル)をアンドラ銀行を通じてわずか10日間で用意しました。ペレス氏は規定によりアバルを免除されていますが、両者の資産は合計で60億ユーロを超えるとされています。ペレス氏はACSの株式の約14.7%(約51億3000万ユーロ相当)を保有し、ロサン・インベルシオネスなどの個人会社を管理しています。一方、リケルメ氏はコックスの株式の約65.1%(約6億9300万ユーロ相当)を保有しています。

(via MARCA) (via SPORT) (via ElDesmarque) (via Esport3) (via Mundo Deportivo)

【フロレンティーノ・ペレスの公約

現職のフロレンティーノ・ペレス氏は、「為すべき多くの歴史(#MuchaHistoriaPorHacer)」というハッシュタグを掲げ、過去の実績と安定を武器に選挙戦を展開しています。

スポーツ面の最大の目玉は、ジョゼ・モウリーニョ監督の13年ぶりの復帰です。ペレス氏はすでにモウリーニョ氏を新監督として迎え入れることをビデオメッセージで発表しました(ただし、モウリーニョ本人はAIで作られたフェイク動画だとして関与を否定しています)。ベンフィカは、ペレス氏が勝利した場合、モウリーニョ氏の違約金として1500万ユーロが支払われることをポルトガル証券取引委員会に報告しました。契約は2年+1年のオプションとなり、年俸はベンフィカ時代の1600万ユーロから1800万ユーロに匹敵するとみられ、これが実現すれば史上最も高額な監督移籍となります。

選手補強については、リヴァプールからイブラヒマ・コナテをフリートランスファーで獲得し、インテルからデンゼル・ドゥンフリースを契約解除金2000万ユーロを支払って獲得することを確約しています。さらに、ペレス氏はテレビ番組に出演した際、来る火曜日に、チャンピオンズリーグに出場しているクラブの素晴らしい選手に対して、「少なくとも1億5000万ユーロ」のクラブ史上最高額となるオファーを出すと宣言しました。この選手について「プレミアリーグの選手ではない」とし、バイエルン・ミュンヘンのマイケル・オリーズではないかと噂されていますが、本人は名前を明かすことを避けました。その他にも、ジョアン・ネヴィスやヴィティーニャらの名前が取り沙汰されています。

クラブの構造改革も大きな公約です。ペレス氏は、クラブの価値を100億ユーロと算定し、クラブの5%から10%を外部の投資家に売却し、残りの90%から95%を約10万人のソシオに分配する新会社を設立する案を掲げており、これをソシオの賛否を問う国民投票(レファレンダム)にかけるとしています。これにより、ソシオが感情的だけでなく経済的にも真のオーナーになるとしています。

施設面では、バルデベバスの未利用地に現在の4倍の広さを持つ「グラン・クラブ・ソシアル」を建設するほか、ヨーロッパ最大となる人工知能とバイオテクノロジーを結びつけたイノベーション地区「マドリード・イノベーション・ディストリクト」を創設するとしています。さらに、Appleと提携し、世界中のどこからでも360度カメラのVRゴーグルを使って試合を没入体験できる「ベルナベウ・インフィニート」というシステムを導入する計画です。また、不正に転売された何千もの年間シートを回収し、年間シートを持っていないソシオに提供することも約束しています。

選挙戦終盤の演説でペレス氏は、対立候補のリケルメ氏を厳しく非難しました。テレビ番組「エル・ホルミゲーロ」で、司会者のパブロ・モトスがマスコットのアイデアとして、アンチマドリードのファンが使う蔑称「レアル・マンドリル」というサルを提案し、リケルメ氏がそれに同調したことに対し、『私はテレビのショーのためにユニフォームを広げたりはしない。私たちのエンブレムやシンボルに敬意を払うべきだ。世界で最も重要なクラブを侮辱し、嘲笑する司会者と一緒に笑うなど言語道断だ。レアル・マドリードのユニフォームは嘘で汚してはならない』と激怒しました。

また、リケルメ氏の監督人事についても、『昨夜、月曜日からある監督と話をすると発表しておきながら、数分後にはその監督からわざわざ連絡してくるなと公に拒絶されている。選挙戦の最初は別の監督で合意していたはずではないか。彼らには何でもありなのか』と切り捨てました。さらに、リケルメ氏の陣営を、ラモン・カルデロン元会長の時代の「暗黒の3年間」と結びつけ、『私がいれば、会員ではない人物が紛れ込んだ20年前のあの恥ずべき総会のような事態は二度と起こらない』と断言しました。

ペレス氏は、ローマ教皇レオン14世がスペインに向かう機内で『私はすべてのチームのファンだが、個人(ロバート・フランシス・プレボスト)としてはレアル・マドリードのファンだ』と語ったことにも触れ、『これは私たちにとって誇りであり、教皇猊下を歓迎します』と笑顔を見せました。

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【エンリケ・リケルメの公約

「レガシーと未来(Legado y futuro)」というスローガンを掲げるエンリケ・リケルメ氏は、クラブの根本的な若返りと透明性の向上を訴えています。

スポーツ面の最大の目玉として、マンチェスター・シティのアーリング・ハーランドとロドリの獲得を宣言しました。リケルメ氏は公証人の前で、もし自身が会長に就任してこの2人を獲得できなかった場合、約9万9970人のソシオ全員の1年分の会費(総額約1400万ユーロ)を自腹で支払うという誓約書にサインしました。しかし、この発表の直後、ハーランドの代理人であるラファエラ・ピメンタや父親、さらにはマンチェスター・シティ側から「全くの事実無根である」と強く否定され、法的措置をちらつかせる事態に発展しました。ペレス氏はこの一件を「テレビ番組を利用してソシオを騙すフェイクニュースだ」と痛烈に批判し、ネット上では「どうかなリック、嘘くさいぜ」という有名ミームをもじった「No ho sé, Riq(どうかなリク)」という画像を使って揶揄されています。

監督人事についても波乱がありました。リケルメ氏は当初、チャンピオンズリーグを戦っていたミケル・アルテタ監督を想定していましたが、その後方針を転換し、ユルゲン・クロップ氏を唯一の監督候補として指名しました。もし会長に選ばれれば、月曜日からラウル・ゴンサレスがクロップ氏の説得に動くと発表しました。しかし、これもクロップ氏の代理人であるマルク・コシケ氏によって即座に否定されました。コシケ氏は『迷惑な話だ!ユルゲン・クロップはレッドブルでの役割に満足しており、クラブの監督として働く野心はない。レアル・マドリードの章は彼にとって完全に閉ざされている。将来的に魅力的なのはドイツ代表だけだ』と不快感を露わにしました。それでもリケルメ氏は引き下がらず、『安定したクラブ状況とプロフェッショナリズムがあれば、クロップのような偉大な監督を説得できると確信している』と強気の姿勢を崩していません。ジャーナリストのトマス・ロンセロ氏は、この状況を「完全に空回りしている」と酷評し、「選挙戦において最も票を集める監督とスター選手の2つで嘘をついては誰も信用しなくなる」と厳しく指摘しています。

組織体制については、スポーツディレクターにラウル・ゴンサレス、カンテラの責任者にフェルナンド・イエロ、機関代表にイケル・カシージャスを据え、ビセンテ・デル・ボスケを無報酬の顧問として迎えるという、レジェンドたちを重用するプランを提示しています。ただし、彼らが実際に選挙活動に姿を見せていないことが、その影響力を弱めているとも指摘されています。

リケルメ氏の最も強力な主張は、クラブの経済状況に対する告発と、ペレス氏が企てる「民営化」の阻止です。彼は、クラブが100%ソシオのものであることを保証すると誓い、ペレス氏の右腕であるアナス・ラグラリ氏が「バルセロナを倒産から救うことで私腹を肥やした」と非難しました。さらに経済紙の報道を引用し、『レアル・マドリードの流動性はあっという間に7億7000万ユーロも消え失せ、金庫のお金は99%減少し、手元にはわずか数百万ユーロしか残っていない。サンティアゴ・ベルナベウの改修やその他の金融操作による負債は前例のないレベルに達しており、クラブは深刻な財政危機、あるいは事実上の債務超過に陥っている。だからこそ彼らはクラブを売却しようと急いでいるのだ』と警鐘を鳴らしました。

ソシオへの還元策として、チャンピオンズリーグで再び優勝するまでソシオの会費を50%割り引くこと、公証人立ち会いのもとで新規の年間シート1万席を抽選で提供すること、そして新しい座席譲渡システムを導入することを約束しています。施設面では、バルデベバスに1万5000人収容のバスケットボールやコンサート用の「レアル・マドリード・アリーナ」を建設し、41面のパドル・テニスコート、プール、2万2000平米のクラブハウスを備えた「シウダー・デル・ソシオ」を作る計画です。また、アルフレッド・ディ・ステファノ・スタジアムを拡張し、女子チームの試合をサンティアゴ・ベルナベウで行うことも提案しています。

リケルメ氏はペレス氏に何度も公開討論を申し入れましたが、ペレス氏側はこれをすべて拒否しました。これに対しリケルメ氏は、『過去の偉大なフロレンティーノと対決したかったが、社会的な提案を何一つ持たない候補者に出くわしてしまった。彼が今日ここに来ることを期待していた』と失望を口にしました。

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【トップチーム動向

レアル・マドリードの男子サッカーチームは、近年稀に見る困難な時期を過ごしています。前々シーズンはカルロ・アンチェロッティ監督の下でリーグとチャンピオンズリーグを制し、55試合でわずか50失点という堅守を誇りました。しかし、その後は崩壊の道を辿っています。アンチェロッティ監督は2025年5月に契約を1年残して「双方の合意」により退任し、ブラジル代表の監督に就任しました。後任としてホセ・アンヘル・サンチェス氏の主導でシャビ・アロンソ監督が就任(バイエル・レバークーゼンに1500万ユーロの違約金を支払ったとされています)しましたが、ヴィニシウスやバルベルデら主力選手との対立が表面化し、クラブが選手側を擁護した結果、2026年1月に解任されました。後を継いだアルバロ・アルベロア監督(年俸約300万ユーロに昇給)もチームを立て直すことはできず、選手間の殴り合いの喧嘩が起きるなどロッカールームは完全に崩壊し、結局無冠に終わりました。

さらに、バスケットボール部門もリーグ準々決勝でラ・ラグーナ・テネリフェに敗北し、セルジオ・スカリオロ監督の去就が不透明になるなど、クラブ全体として2010年以来、過去16年で初めてサッカーとバスケットボールの両主要部門でタイトルを獲得できない「完全無冠」という暗黒のシーズンとなってしまいました。唯一の救いは、フベニール(ユース)チームがユースリーグで優勝を果たしたことのみです。

特に深刻なのが守備の崩壊です。昨シーズン(24/25)は68試合で84失点、今シーズン(25/26)は56試合で64失点を喫しました。フロレンティーノ・ペレス会長は2025年の夏にディフェンスの補強に1億2250万ユーロを投じ、トレント・アレクサンダー=アーノルド、アルバロ・カレーラス、ディーン・ハイセンを獲得しましたが、誰一人としてレギュラーに定着できませんでした。一方で、2025年にはルーカス・バスケスとヘスス・バジェホが退団し、2026年にはダビド・アラバとダニ・カルバハルが契約満了によりフリーで退団しました。この状況を打破するため、前述の通りコナテとドゥンフリースの獲得が急がれているのです。

また、元レアル・マドリードのストライカーであるフェルナンド・モリエンテス氏は、今回の選挙戦について『両候補の提案を見るのは非常に面白い』と語りつつ、自身がソシオではないことを明かしました。さらに、ハーランド獲得の噂については、『偉大な選手は常にうまく適応するものだが、ピッチ内での役割を明確にする必要がある。もしハーランドが来るなら、彼が現在のレアル・マドリードのすべてに適応しなければならない。レアル・マドリードがハーランドに適応するのではない』と、クラブの哲学の重要性を強調しました。

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【代表戦情報

ワールドカップ・北中米大会(アメリカ、メキシコ、カナダ共催)に向けた親善試合で、レアル・マドリードの選手たちが躍動しています。

アメリカのクリーブランドで行われたブラジル代表対エジプト代表の試合では、レアル・マドリードの若きストライカー、エンドリッキが決定的な仕事を果たしました。前半を1-1で折り返した後半開始から出場したエンドリッキは、後半7分にラフィーニャからの左サイドからのパスをペナルティエリア内で巧みにコントロールし、ファーポストへ見事なシュートを突き刺して2-1の決勝ゴールを奪いました。エンドリッキは試合後、テレビ局のインタビューで『怪我をしていた時は代表に来られませんでした。ここが私のいたい場所であり、私のサッカーを見せたい場所です。代表チームにいることは、私の人生において特別なことの1つです。このゴールは言葉では言い表せないほど素晴らしい感覚です』と喜びを爆発させました。

ブラジル代表を率いるカルロ・アンチェロッティ監督は、エンドリッキについて『彼はそういう質の高さを持っています。非常にパワフルで、エリア内でのポジショニングがとても良く、そしてゴールを決めました。我々にとって非常に重要な選手です。このままの調子で続けていかなければなりません』と絶賛しました。また、前半45分間プレーして何度かチャンスを作ったものの無得点に終わったヴィニシウスについても、『ヴィニシウスはワールドカップで最高のバージョンを見せてくれるでしょう』と全幅の信頼を寄せています。アンチェロッティ監督はさらに、『モロッコ戦(初戦)のスターティングイレブンはすでに決まっています。アイデアは明確です』と自信を覗かせました。

一方、アメリカのマイアミで行われたトルコ代表対ベネズエラ代表の試合では、レアル・マドリードのアルダ・ギュレルが輝きを放ちました。1-1で迎えた後半9分、ギュレルはペナルティエリア外からの見事なパスでユヌス・アクギュンの決勝ゴールをアシストし、トルコの2-1の逆転勝利に大きく貢献しました。ギュレルは後半17分にジャン・ウズンと交代するまでプレーし、試合中にイエローカードを1枚受けています。

なお、フランス代表のキリアン・エムバペは、フランスサッカー連盟との間で肖像権を巡るトラブルを抱えています。オンラインベッティング会社「Betclic」の広告に、エムバペ、シェルキ、オリーズ、デンベレ、ドゥエの写真が選手たちの同意なしに使用され、エムバペらが強く抗議しています。エムバペは以前から『ジャンクフードやギャンブル関連のブランドには反対だ。私たちの多くは、そうしたものが多くの人々を破滅させるのを見てきたスラム街の出身だ』と語っており、連盟との対立がワールドカップ直前に再燃しています。

ちなみに、元レアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウドについて、現在レアル・ベティスに所属するアントニーがマンチェスター・ユナイテッド時代のエピソードを明かしました。『クリスティアーノは素晴らしい人で、とてもユーモアがあり礼儀正しいです。彼から「お腹に蝶が舞うような緊張感を感じなくなったら気をつけろ」と言われました。アーセナル戦でのデビューの前に、最初のタッチは落ち着いてやればいい、あとはお前なら分かっているはずだとリラックスさせてくれました』と、偉大な先輩からのアドバイスに感謝しています。

(via Estadio Deportivo) (via SPORT) (via Mundo Deportivo) (via MARCA)

【その他ニュース

レアル・マドリードのBチームであるカスティージャは、セグンダ・ディビシオン(2部)への昇格を懸けたプレーオフ準決勝でサバデルと対戦しました。しかし、2-0とリードしていたにもかかわらず、そこからまさかの逆転負けを喫し、昇格の夢は無惨に散ってしまいました。

また、選挙戦の喧騒の中で、フロレンティーノ・ペレス会長の末娘であるマリア・デ・ロス・アンヘレス・クチ・ペレス氏のインタビューが再び注目を集めています。彼女は2006年に父親が会長を突然辞任した日のことを振り返り、『父の辞任はタクシーの中でラジオを聞いて知りました。その瞬間、パニック発作を起こしてしまいました』と当時のショックを赤裸々に語りました。

さらに彼女は、偉大な父親を持つことの苦労についても触れ、『はい、「パパの娘」というレッテルと戦ってきました。誰の娘であるかということで判断され、実力を証明する前にいくつものドアが閉ざされました』と告白。自身のPR会社も、父親関連の利害関係者からの電話ばかりになったため閉鎖せざるを得なかったと明かしました。それでも彼女は父親を『私は父を見て、彼を崇拝しています』と尊敬しており、『彼は質素な人です。グシュタードに家を持つこともできるのに持っていません』と、世間のイメージとは異なる質素な素顔を語りました。2012年に母親のピティナさんが亡くなってからは、家族の絆がより強くなり、現在も家族全員が同じ家で暮らしているそうです。自身の将来については『レアル・マドリードは家族経営の企業ではありません。みんな勘違いしています』と語り、自身が会長の座を引き継ぐ可能性については、その激務に耐えられないとして完全に否定しています。

(via SPORT)

【本日の総括】

20年ぶりとなる会長選挙の投票がついに開始され、現職のフロレンティーノ・ペレス氏と革新を掲げるエンリケ・リケルメ氏が激しく火花を散らしています。モウリーニョ復帰やメガ補強を約束するペレス氏に対し、リケルメ氏はハーランド獲得宣言などで波紋を呼ぶも、クラブの透明性や財政危機を強く訴えています。トップチームが歴史的な無冠と守備崩壊に苦しむ中、代表戦ではエンドリッキやギュレルといった若き才能が確かな結果を残しており、クラブの未来に希望の光を灯しています。マドリディスタの決断が、世界最高のクラブの次なる歴史の扉を開きます。