トップチームの補強戦略とディエゴ・リコ争奪戦
マノロ・ゴンサレス監督が率いるトップチームを競争力のある陣容にするため、スポーツ部門は補強のアクセルを緩めることなく動き続けている。モンチはロッカールームを強化するために10人近くの選手を獲得する構想を維持しており、すでにガブリエウ・モスカルドの入団発表も行われている。(via Mundo Deportivo)
また、ヘタフェを退団したディエゴ・リコを巡り、エスパニョール、アラベス、エルチェの3クラブ間で熾烈な争奪戦が繰り広げられている。(via Estadio Deportivo)
クラブOBが続々と結集するカンテラ「La21」の新体制
改革の波はトップチームだけにとどまらず、下部組織である「La21」の構造にも大きな変化をもたらしている。ダニ・ハルケ練習場で未来のトップチーム選手を育成するため、近年青と白のユニフォームを身にまとって活躍したクラブOBたちが続々と帰還している。
すでにセルヒオ・ガルシアがリザーブチームの新監督に就任することが発表されていたが、新たにビクトル・サンチェスとラウール・ロドリゲスが指導陣に加わることが確定した。元キャプテンのMFビクトル・サンチェスはエドゥ・サンホセと共にフベニールBの指揮を執り、元CBのラウール・ロドリゲスはジョルディ・フェルナンデスと共にカデテS15の育成を担当する。
さらに、ハビ・チカが「La21」のフットボール部門責任者としてダニ・ハルケに復帰。ハビ・マルケスが11人制フットボールのコーディネーターに就任し、トニ・ベラマサンが引き続き7人制フットボールのトップとして留任するなど、クラブのアイデンティティを知り尽くしたOBたちがカンテラを支える盤石の体制が整った。
ガブリエウ・モスカルドの入団発表の場において、モンチは『私たちが望むエスパニョールのモデルは、現在だけでなく未来においてもカンテラが重要な役割を果たすモデルです。これまでに行われてきた良い部分は継続させ、改善の余地がある部分はさらに向上させていかなければなりません』と語り、下部組織への強いコミットメントを表明している。(via Mundo Deportivo)
カルロス・ロメロの退団とビジャレアル復帰
左ウイングバックのカルロス・ロメロが、2年間のレンタル期間を終えて保有元のビジャレアルに復帰した。エスパニョールでの2年間で彼は劇的な成長を遂げ、公式戦71試合に出場した。
特に昨季は6ゴール3アシストという見事な成績を残し、圧倒的な守備のパフォーマンスと合わせてラ・リーガの年間ベストイレブンに選出される大活躍を見せた。プリメーラ・ディビシオン屈指の完成されたウイングバックとしての地位を確立した彼は、イニゴ・ペレス新監督の新たなプロジェクトを牽引するためにラ・セラミカへと戻っていった。(via Estadio Deportivo)
赤色を基調とした2026-27シーズンの新セカンドユニフォーム発表
ホームキットの発表に続き、2026-27シーズンのセカンドユニフォームがお披露目された。今回は、1980年代後半から1990年代前半(1986年〜1993年)にかけて着用された最もアイコニックなユニフォームの復刻版となっている。この時代は、86/87シーズンのリーグ3位、1988年のUEFAカップ決勝進出、1990年の1部昇格など、クラブの歴史に深く刻まれている時期である。
新ユニフォームは赤色を全面に押し出したデザインで、オリジナル版では前面を横断していた青と白のストライプが、今回は両袖を横切る形にアップデートされている。生地にはインコの羽の幾何学模様からインスピレーションを得たひし形のテクスチャーが施され、現代的なディテールとコレクションとしての価値を高める仕上がりになっている。
さらに、首の下の背中上部には、クラブが今季のスローガンとして掲げている「Rebels d'arrel(根っからの反逆者たち)」という言葉が刻まれている。これは、自分たちのルーツへの忠誠心、生まれ持った反骨精神、そして歴史を通じて手付かずのまま保ち続けてきたキャラクターへの誇りを表現している。(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
トップチームの補強やディエゴ・リコの争奪戦が熱を帯びる中、カンテラにはクラブを知り尽くしたOBたちが大挙して復帰し、盤石の育成体制を構築しています。一方、大活躍を見せたカルロス・ロメロの退団は痛手ですが、歴史と反骨精神を刻んだ新ユニフォームとともに、クラブは新たなステージへと向かっています。