ヘタフェCF
ホセ・ボルダラス監督が2028年までの契約延長会見を実施した。マウロ・アランバリのリーベル・プレート移籍と、ルイス・ミジャのセスク・ファブレガス率いるコモへの移籍について言及し、『非常に重要な選手だったが、クラブの事情と本人の希望によるものだ』と説明した。新たにマリオ・マルティン、ザイド・ロメロ、セバスティアン・ボセッリ、マルティン・サトリアーノが加わり、さらにビジャレアルから完全移籍でラモン・テラッツ、レンタルでジャン・イヴ・ヴァルーが合流した。また、クリスタル・パレスへのレンタルから復帰したクリスティアン・ウチェについては、『彼はヘタフェの選手であり、期待している』と明言し、来季の構想に含めている。(via Estadio Deportivo)
ルイス・ミジャはコモへの移籍に際してスペイン代表入りについて冗談を交えて語り、『今の代表のボランチは世界最高だ。僕が入るには誰かが倒れないと無理だろうね』とコメントを残している。(via ElDesmarque)
バレンシアCF
バレンシア史上初のアジア人および日本人選手となるリュウノスケ・サトウ(19歳)が2031年までの契約で加入し、メスタージャで入団会見を行った。背番号は39を着用する。FC東京の下部組織出身で、左ウイングやトップ下を得意とする同選手は、日本代表の久保建英から祝福のビデオメッセージを受け取ったことを明かし、『ラ・リーガは日本人には難しいと言われるが、日本人であるかどうかは関係ない。久保選手は目標であり、彼のようになりたい』と力強く語った。また、カルロス・コルベラン監督からの信頼と熱意が移籍の最大の決め手になったと明かしている。(via ElDesmarque)
新加入のストレ・ディミトリエフスキとジェンク・オズカジャルがプレシーズンに合流した。ディミトリエフスキは2028年までの契約延長を果たし、『ママルダシュヴィリが退団する前提だったが、今は現在と未来に集中している。昨季を上回り欧州大会を狙いたい』と意気込んだ。一方で、ジェンク・オズカジャルはカルロス・コルベラン監督の構想外となっており、ジローナでの合宿には参加せず退団先を探している。本人は『両者にとって上手くいかない時は解決策を探す』と語っている。(via ElDesmarque)
バティスト・サンタマリアは残りの年俸を放棄してフリートランスファーでギリシャのPAOKテッサロニキへ移籍することが決定し、現地へ向かった。アリウ・ディエングとギド・ロドリゲスの加入により居場所を失っていた。(via SPORT)
レアル・ベティス
ダニ・セバージョスがセビージャのサンタ・フスタ駅に到着し、ベティス復帰の噂について『今は休んで家族に会うために来た。双子の娘が生まれるのが一番の関心事だ』と明言を避けつつも、『今はただプレーして、重要だと感じたい。それ以外は二の次だ』と移籍への想いをにじませた。ただし、ベティスのアンヘル・アロ会長は『現在の状況ではダニの獲得は現実的ではない』とトーンダウンさせている。(via ElDesmarque)
フラン・ガルシアがドイツのハルゼヴィンケルでのプレシーズン合宿に合流した。イスコと良好な関係を築いており、『レアル・マドリードでデビューした時、イスコにアシストをした』と過去の縁を語っている。新戦力としてファクンド・ベルナルも合流済みであり、アントニー・マテウス・ドス・サントスの合流も待たれる状態だ。(via Estadio Deportivo)
前線強化のために1500万ユーロの予算を確保しており、アルテム・ドフビク(ASローマ)、ファビオ・シウヴァ(ドルトムント)、ケビン・デンキー(シンシナティ)、ゴンサロ・ガルシア(レアル・マドリード)が獲得候補に挙がっている。なお、クチョ・エルナンデスは売却しない方針を固めている。(via Estadio Deportivo)
パウ・ロペスは、セグンダに降格したマジョルカからの4年契約および昇格プロジェクトのリーダーとしてのオファーを拒否した。ベティスに残留し、アルバロ・バジェスと正GKのポジションを争う決意を固めている。(via ElDesmarque)
コモに所属する元ベティスのアサン・ディアオに対し、ガラタサライ、ASローマ、スポルティングCPが関心を示している。ベティスは20%の保有権を持っており、移籍が実現すれば追加収入を得られる。また、レガネスからラージョへ移籍の可能性があるフアン・クルスの保有権も40%保持している。(via Estadio Deportivo)
コロンビア人MFのネルソン・デオッサは、ヴァスコ・ダ・ガマへの移籍が事務手続きの問題で頓挫し、ベティスのドイツ合宿に参加している。リーベル・プレートやクラブ・アメリカも引き続き関心を示している。(via ElDesmarque)
マヌエル・ルイス・デ・ロペラ体制で厚い信頼を受け、3度にわたりクラブの会長を務めたホセ・レオン・ゴメス氏が91歳で死去した。(via ElDesmarque)
ビジャレアルCF
エスパニョールへのレンタルから復帰したカルロス・ロメロに対し、チェルシー、バイエル・レバークーゼン、アイントラハト・フランクフルトからオファーが届いたが、フェルナンド・ロッチ会長は全て拒否した。イニゴ・ペレス監督の新プロジェクトの軸とみなされており、獲得には契約解除金である4500万ユーロの満額支払いが必要となる。(via Estadio Deportivo)
若手MFのティアゴ・オヘダが移籍金40万ユーロでレアル・バジャドリードへ完全移籍した。ビジャレアルは将来の売却益の一部を保持する条件を契約に盛り込んでいる。(via Estadio Deportivo)
アスレティック・クラブ
新監督エディン・テルジッチの下でプレシーズンが進行している。人員整理が進められており、すでにウナイ・ゴメスがイタリアへ移籍した。若手のアインゲル・オラバリエタも構想外となっており、セグンダの複数クラブから関心を集めている。レンタルで放出するか、完全移籍で売却するかクラブ内で処遇を検討中である。(via ElDesmarque)
アトレティコ・マドリード
スポルティングCPからモルテン・ヒュルマンドを移籍金4000万ユーロ+ボーナス500万ユーロで獲得することが間近に迫っている。選手とは2031年までの契約にサイン済みだ。(via MARCA)
フリアン・アルバレスやアレクサンデル・セルロートの売却の可能性に備え、フェネルバフチェ行きが噂されたメイソン・グリーンウッドやニコロ・トレソルディの獲得を前線の補強案として検討している。なお、ユヴェントスがセルロートの獲得を検討していたが、ランダル・コロ・ムアニやドゥシャン・ヴラホヴィッチにターゲットを広げている。(via ElDesmarque)
レアル・ソシエダ
ミケル・オヤルサバルがバルセロナからの関心の噂を完全に一蹴した。『レアル・ソシエダは僕のすべてだ。僕がいたいクラブであり、今日の僕を作ってくれた』とクラブへの絶対的な忠誠を誓っている。(via ElDesmarque)
新シーズンの第2ユニフォーム(Black Energy)からイクリニャ(バスク州旗)が消えたことに対するファンの強い反発を受け、クラブは第3ユニフォームに赤と緑を基調としたイクリニャにインスパイアされたデザインを採用する予定だ。(via ElDesmarque)
セビージャFC
アコル・アダムスのヴェネツィア移籍交渉が進行中だ。ヴェネツィアのフィリッポ・アントネッリSDがセビージャを訪れ、ホセ・イグナシオ・ナバロSDらと直接会談を行った。セビージャは1500万ユーロを要求しているが、ヴェネツィアは1000万ユーロ+ボーナス200万ユーロの初回の正式オファーを提示した。アダムス本人は別メニューで調整を続けている。(via ElDesmarque)
左サイドバックのオソに対し、フィオレンティーナが接触を強化している。ニューカッスルやノッティンガム・フォレストも獲得を狙っているが、セビージャは契約解除金である2000万ユーロを要求しており、並行して2027年までの契約延長交渉も進めている。(via Estadio Deportivo)
デポルティーボ・アラベス
キケ・サンチェス・フローレス監督の下でプレシーズンがスタートした。左サイドバックやセンターバックをこなすビクトル・パラダが、スパルタク・モスクワへ移籍金600万ユーロ以上で完全移籍することが濃厚になっている。監督にとって重要なユーティリティプレイヤーを失うことになる。(via ElDesmarque)
セルタ・デ・ビーゴ
マルコ・ガルセスSDがビジャレアルのアジョセ・ペレス獲得に向けて選手側と接触した。しかし、年俸390万ユーロという条件や、ビジャレアルがチャンピオンズリーグに出場することから実現は極めて困難な状況だ。クラウディオ・ヒラルデス監督は打開力のあるウイングを求めており、代替案としてセビージャのアルフォン・ゴンサレスの名前も挙がっている。(via Estadio Deportivo)
RCDマジョルカ
カリアリからアンゴラ人FWジト・ルヴンボを買い取りオプション付きの再レンタルで獲得した。昨季後半もマルティン・デミチェリス監督の下でプレーし、10試合で2アシストを記録している。また、42歳の大ベテランGKであるイバン・"ピチュ"・クエジャルと2027年6月までの契約延長を発表した。(via Mundo Deportivo)
RCDエスパニョール
下部組織「La21」のスタッフ陣に元所属選手が続々と復帰している。Bチームのセルヒオ・ガルシアに加え、フベニールBにビクトル・サンチェス、カデテS15にラウル・ロドリゲスが就任した。さらにハビ・チカがLa21フットボール部門の責任者となり、ハビ・マルケスが11人制、トニ・ベラマサンが7人制のコーディネーターを務める。
1986年から1993年まで使用された伝説的なデザインを復刻した新アウェイユニフォームも発表された。赤を基調に袖に青と白の横縞が入り、背中には今季のスローガンである『Rebels d'arrel(根っからの反逆者)』が刻まれている。(via Mundo Deportivo)
レアル・バジャドリード
ビジャレアルからアルゼンチン人MFティアゴ・オヘダを移籍金40万ユーロの完全移籍で獲得した。2030年までの契約を結んでおり、ビジャレアルは将来の売却益の一部を保持する。一方で、ブラジル人ウイングのケネディをメキシコのパチューカへ完全移籍で売却した。(via Estadio Deportivo)
ラシン・サンタンデール
セルヒオ・カナレスが16年ぶりに古巣へ復帰し、本拠地エル・サルディネーロで入団会見を行った。ベティス退団とモンテレイ移籍について『結果を承知の上で退団した。あの時は家族と自分に変化が必要だった。メキシコに行ったことは後悔していない』と語り、ラシンを再び欧州の舞台へ導くという大きな目標を掲げた。(via Estadio Deportivo)
レアル・オビエド
ダビド・フェルナンデスSDがルーマニア1部のFCVファルルから、26歳の大型レフティFWアレクサンドル・イスファンをサプライズ獲得する見込みだ。また、CDカステジョンのウスマン・カマラとの交渉も継続している。(via ElDesmarque)
スポルティング・ヒホン
シント=トロイデンからウルグアイ人FWアンドレス・フェラーリを再びレンタルで獲得することが決定的となった。ニコラス・ラルカモン監督のプレシーズンに合流する予定だ。また、トップチームのプレシーズンに、下部組織から21歳の右サイドバック、イケル・マルティネスが本格的に合流している。(via SPORT)
デポルティーボ・ラ・コルーニャ
リーベル・プレートの22歳の左利きセンターバック、ラウタロ・リベロの獲得を狙っている。アトレティコ・マドリードやレアル・ソシエダも関心を示しており、移籍金は1000万ユーロ規模になると見られている。フェルナンド・ソリアーノSDは保有権の分割など工夫を凝らして争奪戦に挑む構えだ。また、アレックス・ペチャロマンとの契約を解消し、同選手はセウタへと移籍した。(via ElDesmarque)
レバンテUD
2026-27シーズンの新ユニフォームをバレンシアのテアトロ・プリンシパルで発表した。ホームは伝統的なえんじと青の縦縞にオフホワイトの襟、アウェイは歴史的な白と黒の縦縞デザインを採用している。胸スポンサーは「Sesame」が務める。(via ElDesmarque)
CDカディス
アスレティック・クラブのウルコ・イセタ獲得を巡り、マジョルカと激しい争奪戦を展開している。カディスが125万から150万ユーロの移籍金で合意寸前だったが、マジョルカが200万ユーロを提示して横槍を入れた状態だ。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
プレシーズンが本格化する中、各クラブで指揮官の構想に基づく人員整理とピンポイントの補強が活発化しています。ヘタフェやバレンシアのように余剰戦力の売却と新戦力の融合を急ぐクラブがある一方で、セルタやセビージャのように財政的な制約の中でいかにして即戦力を獲得・売却するかが問われています。また、カナレスのラシン復帰やバレンシアへの日本人選手サトウの加入など、サポーターの関心を惹きつける話題も多く、開幕に向けたチーム作りの熱がリーグ全体で高まっています。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
プレシーズンにおける人員整理は、単なる数合わせではなく指揮官の戦術的優先順位を如実に反映しています。特にヘタフェのボルダラス監督がウチェを構想に含めた点は興味深く、中盤の入れ替えを機にチームの強度を再定義しようとする意図が見えます。また、バレンシアのサトウ加入や各クラブのサイドバックの入れ替えは、個の突破力や可変性を重視する現代的なトレンドを象徴しています。戦術の浸透には時間がかかりますが、現時点での「誰を残し、誰を外すか」という選択こそが、開幕後のチームの骨格を決定づける重要な局面と言えるでしょう。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
クラブのアイデンティティと現実的な経営判断の狭間で、各チームが難しい舵取りを迫られています。レアル・ソシエダがファンの反発を受けてユニフォームデザインを修正した一件は、クラブとサポーターの絆の深さを物語る象徴的な出来事です。一方で、ベティスやセビージャのように財政的な制約と戦いながら、レジェンドの帰還や若手の抜擢で熱量を維持しようとする姿勢も目立ちます。クラブの空気をどうコントロールし、サポーターの期待をポジティブなエネルギーに変えていけるか。この夏のフロントの立ち回りが、シーズン全体の安定感を左右するはずです。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
移籍市場の動きからは、各クラブの財政状況と編成の優先順位が明確に読み取れます。ビジャレアルがカルロス・ロメロへの高額オファーを拒否した判断は、将来的な資産価値と戦力維持のバランスを考慮した賢明な一手です。また、アトレティコのヒュルマンド獲得に向けた大型投資や、セビージャの売却益確保に向けた交渉術など、限られた予算内でいかに最適解を導き出すかという編成の知恵が試されています。契約年数や保有権の分割といった細かな条件設定にこそ、各クラブの経営戦略の現在地が凝縮されていると言えるでしょう。