ウナイ・シモン
スペイン代表の守護神ウナイ・シモンは、ワールドカップでの連続無失点記録を650分に伸ばし、スペイン代表の新たな歴史的記録を樹立しました。この記録はカタールW杯の日本戦終盤およびモロッコ戦から始まり、今大会のカーボベルデ、サウジアラビア、ウルグアイ、オーストリア、ポルトガル戦と5試合連続のクリーンシートを経て達成されたものです。オーストリア戦の時点でウォルター・ゼンガが持っていた単一大会での無失点記録(517分)を更新していました。
ベルギー戦の41分、デ・ケテラーレにヘディングを決められたことでこの偉大な無失点記録はストップしました。シモン本人は記録について『この記録は僕よりもチームの素晴らしさを物語っている。チームがやっている仕事にとても誇りを持っている。僕たちはほとんどチャンスを与えていないからね』と語り、チーム全体の守備の堅さを称賛しています。
ベルギー戦でのパフォーマンスについては、失点シーンでヘディングの方向を見極めきれず、悪い飛び出しでヒヤリとさせる場面もあり難しい状況でのプレーを強いられました。しかし、守備陣を落ち着かせる役割を担い、最後はロドリやラポルテの決死のカバーに救われながら勝利を手にしました。スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は試合前に『キーパーは非常に特殊なポジションであり、偉大なチームは良いキーパーから作られる。良いキーパーがいることで大きな安心感が生まれる。ウナイ・シモン、ラヤ、ジョアン・ガルシアは世界最高のキーパーの3人であり、我々の特徴やプレーの狙いに適応している』と全幅の信頼を口にしていました。
(via SPORT, Mundo Deportivo, MARCA, ElDesmarque)
ニコ・ウィリアムス
ここ数試合の欠場原因となっていた筋肉の負傷を乗り越え、ニコ・ウィリアムスはベルギー戦の79分にミケル・オヤルサバルに代わってピッチに立ちました。左サイドから攻撃の形を作ろうと試み、持ち前のスピードの片鱗を見せたものの、フィジカル面ではまだ完全な状態ではないことを露呈しました。それでも、ミケル・メリーノの劇的な決勝ゴールが決まった瞬間には誰よりも喜ぶ姿を見せています。
試合後、ニコはインタビューで兄イニャキ・ウィリアムスへの深い感謝と、プロとしての自身の成長について語りました。若い頃は夜遅くまで友達とPlayStationで遊ぶという悪い習慣があったと振り返り、『若いうちは悪い習慣があるものだ。学ぶためには常に間違えなければならない』と述懐しています。兄のイニャキはそれを無理に止めさせるのではなく、自ら学ばせる自由を与えてくれました。『兄は少し僕を導こうとしてくれたけど、最終的に間違えたり正解を出したりするのは僕自身だった。兄はいつも僕が間違える自由を与えてくれた』と語っています。
その結果、『夜遅くまでPlayStationで遊んでいるのは良くない。翌日には練習があるし、最高のコンディションでトレーニングできるように休まないといけない。休息や、それぞれの瞬間に何をすべきかを知ることなど、その習慣は大きく変わったと思う。僕たちは24時間サッカー選手であり、それはピッチ上にも表れるからね』と、エリート選手としての自覚を持つに至りました。また、アルバロ・モラタやアスレティックのチームメイトであるオスカル・デ・マルコスといったベテラン選手たちが、若手がトップレベルの要求に適応できるよう常に助けてくれているとその重要性も強調しています。
(via SPORT, ElDesmarque)
アイメリク・ラポルテ
アスレティックのディフェンダーであるアイメリク・ラポルテは、ベルギー戦で経験豊かなプレーを披露し、試合を通して静かにその存在感を高めていきました。ベルギーが前線に強力なルカクを投入した際には、スペイン守備陣の最大の支柱(バンカー)として立ちはだかりました。
空中戦での圧倒的な強さ、カバーリングへの細やかな配慮、そして力強いクリアを連発し、デ・ケテラーレやルカクを完璧にコントロールしました。スペインが失点したシーンでは誰よりも悔しさを露わにし、後半アディショナルタイムにはウナイ・シモンの飛び出しのミスをカバーする、ゴールに等しい価値のある決死のクリアを見せてチームを救っています。終盤にドクへの激しいファウルでイエローカードを受けたものの、ワールドカップ全体を通して極めて高いレベルのパフォーマンスを維持しています。
(via SPORT, ElDesmarque)
エディン・テルジッチ新体制
アスレティック・クラブのトップチーム新監督に就任したエディン・テルジッチが、夏のトレーニングセッションで早くもその存在感を示しています。就任発表の際にはレサマ(下部組織)に大きな役割を与えることを予告していましたが、同時に人員削減に向けた厳しい決断も下し始めています。その動きの一環として、ウナイ・ゴメスがイタリアのカルチョのクラブへと移籍し、アスレティックを退団しました。
(via ElDesmarque)
ウルコ・イセタ
ストライカーのウルコ・イセタは、テルジッチ新監督のトップチーム構想において残留が不透明となっており、多くのクラブから獲得を狙われる存在となっています。当初はカディスが攻撃陣の補強として移籍金125万ユーロから150万ユーロでほぼ合意に達しており、選手側も他の関心を示していたクラブに対してカディスへの移籍を決断したと伝えていました。
しかし、イセタがチーム内で最も給与が低い選手の一人であることを理由に、アスレティック側が給与が3倍になるような他の移籍先への扉を閉ざし、クラブと選手の間で移籍金に関する問題が生じて交渉が難航しました。そこへマジョルカが介入し、カディスの提示額を上回る200万ユーロの移籍金をオファーして事態はさらに複雑化しています。夏の移籍市場はまだ長く、カディスの可能性も完全に消えていないため、争奪戦は激しさを増しています。
(via ElDesmarque)
アインゲル・オラバリエタ
ルイアオンド出身のアインゲル・オラバリエタも、テルジッチ監督の構想外となり退団が濃厚となっています。下部組織で育ちクラブからも大きな期待を寄せられている才能ですが、トップチームのプレシーズンに参加する枠が与えられていません。
昨季はアンドラへレンタル移籍したものの期待された活躍ができず、目立たない結果に終わりました。現在はセグンダ・ディビシオン(ラ・リーガ・ハイパーモーション)の複数のクラブから関心を集めています。2029年6月までの契約を残していますが、新たなレンタル制限ルールの影響もあり、完全移籍の可能性も視野に入っています。レンタルを選択する場合は移籍先を慎重に選ぶ義務があり、クラブは決断を迫られています。オラバリエタ自身はサン・マメスで成功することを望みながら、自身の未来についての知らせを待っている状態です。
(via ElDesmarque)
ビルバオ・アスレティック
ビルバオ・アスレティックが所属するプリメーラ・フェデラシオン(3部)の2026-2027シーズンの放映権を、Movistar Plusが継続して獲得しました。ビルバオ・アスレティックは、レアル・マドリード・カスティージャやビジャレアルB、アトレティコ・マドレニョなどとともに、ラ・リーガ・ハイパーモーション(2部)への昇格を争うトップレベルのセカンドチームとして高い注目と期待を集めています。
(via SPORT)
【本日の総括】
ウナイ・シモンがW杯での歴史的無失点記録を打ち立て、ラポルテと共にベルギーの猛攻を凌ぎ切りました。負傷から復帰したニコ・ウィリアムスは兄への感謝と自身の成長を語っています。一方クラブではテルジッチ新監督の下で人員整理が加速し、ウナイ・ゴメスがイタリアへ渡り、イセタやオラバリエタも激しい移籍市場の渦中にあります。