レアル・オビエド
フリアン・カレロを新監督に迎えたレアル・オビエドは、来季の自動昇格争いに食い込むため、若手のハングリー精神と国内サッカーを知り尽くしたベテランの経験を融合させたチーム作りを進行している。中盤の補強として、現在ヘタフェCFに所属するMFハビ・ムニョス(31歳)の獲得を狙っている。ホセ・ボルダラス監督の続投が決まったヘタフェでは出場機会が限られており、同選手は継続的なプレー時間を求めている。2028年6月までの契約が残っているため交渉は難航が予想されるが、過去にオビエドへレンタル移籍し、カルロス・タルティエレでのプレー経験を持つことが強みとなっている。(via ElDesmarque)
一方で、クラブ一筋16年を過ごしたDFルーカス・アヒハド(31歳)の退団が正式に発表された。2013年にフベニルで加入し、2014年4月13日のセルタB戦でトップチームデビューを果たして以降、クラブの困難な時期を支え続けた。昨季は念願の1部昇格を経験し、今季も1部を戦ったもののチームは無念のセグンダ降格となり、出場機会も減少していた。退団に際して『家は決して忘れない。私を世界で一番幸せな男にしてくれた』とファンへの深い感謝を語る感動的なビデオメッセージを残し、長きにわたるオビエドでのキャリアに幕を下ろした。(via Mundo Deportivo)
コルドバCF
イバン・アニア監督率いるコルドバCFは、アスレティック・クラブからのレンタル移籍で2人の若手有望株を獲得する見込みである。1人目はセントラルミッドフィルダーのエデル・ガルシア(22歳)。サンセから加入して以来、個性とキャラクターを備えた完成度の高いピボーテとして評価されており、すでにエルネスト・バルベルデ監督の下でエルチェ戦やバルセロナ戦でトップチームデビューを果たしている。昨季はビルバオ・アスレティック(Bチーム)で34試合に出場し4ゴールを記録した。2029年6月まで契約を延長した上でのレンタルとなる予定で、セグンダの複数クラブが彼に関心を示していた。(via AS / ElDesmarque)
2人目はストライカーのイバイ・サンス(22歳)。身長1.83mを誇り、裏への抜け出しとフィニッシュに優れる。ビルバオ・アスレティックで10ゴール5アシストを記録しており、過去にもゲルニカで8ゴール、セスタオ・リベルで4ゴールを挙げる武者修行を経験している。エルデンセやセウタなども関心を示していたが、最終的にコルドバでセグンダの舞台に挑戦することになった。(via AS / ElDesmarque)
スポルティング・デ・ヒホン
ニコラス・ラルカモン新監督の下、7月8日からのプレシーズン開始に向けて戦力補強を進めている。レガネスからCBホルヘ・サエンス(29歳)を完全移籍で獲得し、2028年までの2年契約で合意した。昨季はレガネスの1部昇格に貢献したが、11月25日のアルメリア戦以降は腱の怪我で離脱し、完治を目指して手術を受けていた。無事にメディカルチェックをパスしたサエンスは『クラブの信頼に感謝し、早く始めたい。野心を持って来たし、ピッチで命を懸ける』と強い意気込みを語った。守備の信頼性とリーダーシップが高く評価されており、ボルハ・ヒメネス元監督の強力な推薦も後押しとなった。(via SPORT)
クラブはこれまでに、GKエゴイツ・アラナやメキシコのプエブラからCBエマヌエル・グラルテ(28歳)のレンタル加入を決定している。一方で、ベテランMFオスカル・トレホ(38歳)の決断を待っている状況にある。彼は現役を引退してラージョ・バジェカーノのフロント入りするか、スポルティングからのオファーを受けて現役を続行するかを慎重に検討している。(via SPORT)
カディスCF
今夏の移籍市場で精神的・スポーツ的な大改革が必要とされているカディスCFは、3選手の獲得が目前に迫っている。1人目はスロベニアのNKブラボとの契約を満了し、フリートランスファーで加入予定のCBケナン・トイビブ。2人目は1年前にも獲得に近づいていたヴラディスラフ・コポトゥンで、彼もアルコルコンとの契約満了に伴いフリーで加入する。3人目は右SBのベニャト・デ・ヘスス(24歳)であり、バラカルドとの契約を満了し、すでに現所属クラブへ別れを告げている。(via ElDesmarque)
その他のターゲットとして、1部昇格を果たしたラシンのCBハビ・カストロや、マルティン・ベロティ、オイエル・ルエンゴもリストアップされている。また、アントニト・コルデロの残留交渉も並行して進めており、クラブのフロント陣からの正式な説明やソシオキャンペーンの発表が待たれている。(via ElDesmarque)
CDカステリョン
セグンダ屈指のタレントであり、パレツ・デル・バリェス出身の攻撃的MFアレックス・カラトラバを巡って、国内外の複数クラブが熱視線を送っている。来季1部で戦うセルタ・デ・ビーゴやデポルティーボ・ラ・コルーニャが獲得に動いているほか、エスパニョールやオサスナも争奪戦に参加している。セルタのマルコ・ガルセスSDは昨夏から彼を追い続けており、欧州カップ戦出場による資金力を背景に獲得を狙っている。(via ElDesmarque)
カステリョンはこの状況を冷静に受け止めており、選手を安売りするつもりはなく、契約解除金の満額である500万ユーロを要求する強気の姿勢を見せている。ただし、移籍金の一部を相殺するために、他選手の譲渡を含めるフォーミュラには耳を傾ける可能性がある。選手周辺では今夏の移籍が濃厚と見られており、センセーションを巻き起こしたMFの争奪戦は激しさを増している。(via ElDesmarque)
UDアルメリア / マラガCF
1部昇格の最後の1枠を懸けたプレーオフ決勝第2戦が、UDアルメリア・スタジアムで開催される。ラ・ロサレダで行われた第1戦は0-0の引き分けに終わり、両チームの力が拮抗していることが証明された。アルメリアはカステリョンを、マラガはUDラス・パルマスをそれぞれ準決勝で破って決勝に駒を進めている。レギュレーションにより、90分で同点なら延長戦に突入し、それでも決着がつかない場合はレギュラーシーズンを上位で終えたアルメリアが昇格権を手にする。(via SPORT)
マラガは8年ぶりの1部復帰を目指し、クラブに割り当てられたアウェイチケット約300枚(25ユーロ)をソシオ向けに抽選販売した。チケットを持たないファンも多数アルメリアへ駆けつける予定であり、サポーター団体のFondo Surがスタジアム外から熱烈な応援を送る歴史的なツアーを企画している。一方のアルメリア側はすでにチケットを完売させており、満員の大観衆が運命の大一番を見守る。(via SPORT)
UDラス・パルマス
1部昇格プレーオフ準決勝でマラガに敗れ、来季もセグンダで戦うことが決定したラス・パルマスは、主力選手の流出危機に直面している。特にテラッサ出身のCBミカ・マルモルは契約満了に伴いフリーとなるため、激しい争奪戦が勃発している。マルコ・ガルセスSDが守備の補強を目指すセルタ・デ・ビーゴを筆頭に、エスパニョール、ラージョ・バジェカーノ、ヘタフェ、そして昇格組のデポルティーボなど、スペイン国内の複数クラブが彼に関心を示している。(via ElDesmarque)
さらに、国外からもブラガ、フェイエノールト、オリンピアコスといった実力派クラブが興味を示している。移籍金が発生しないフリー移籍であるため、選手側が高額な契約金や給与を要求できる非常に有利な立場にあり、彼の去就は今夏の移籍市場における大きな焦点となっている。(via ElDesmarque)
RCDマジョルカ
無念のセグンダ降格が決定したマジョルカは、大幅な減収という現実と向き合っている。収入は4800万ユーロから1000万ユーロへと激減し、ラ・リーガからの降格援助金1600万ユーロも初年度に使えるのはその半分のみとなっている。しかし、アルフォンソ・ディアスCEOは『許される全額を選手補強に投資する』と明言し、1部への即時復帰に向けた強い覚悟を示した。パブロ・オルテルスSDの主導の下で、最も競争力のあるスカッド編成が進められている。(via SPORT)
就任わずか2週間のマルティン・デミチェリス監督がドイツのライプツィヒに引き抜かれるという噂に対し、ディアスCEOは『彼を獲得したいクラブは250万ユーロの違約金を支払う必要がある』と牽制。現時点では彼がマジョルカのプロジェクトを率いていると強調した。また、降格に伴いソシオのシーズンチケット価格は値下げされる予定であり、昨季の23500人から、18000〜20000人のソシオ数維持を目標に掲げている。(via SPORT)
レアル・サラゴサ
まさかのプリメーラRFEF(3部)降格を受け、サラゴサは大幅な方針転換と交渉の柔軟化を強いられている。昨季ヘタフェにレンタルされ、31試合(1801分)出場し3ゴールを記録したFWアドリアン・リソ(21歳)の売却を検討している。ヘタフェは150万ユーロへの減額オファーを提示したが、サラゴサは将来の売却益を確保するために権利の50%を残した上で、300万ユーロ前後を要求している。ラロ・アランテギSDは安売りしない姿勢を見せているものの、3部降格という足元を見透かされている状況にある。(via ElDesmarque)
リソに対してはセビージャが獲得レースに本腰を入れているほか、マジョルカ、ラージョ・バジェカーノ、バレンシア、レバンテ、さらにパルマやヴェネツィアといった海外クラブも関心を寄せているが、選手本人はスペイン国内でのプレーを優先している。また、イビサとの契約を満了したカボベルデ代表FWティアゴ・ベベが復帰を熱望し、『彼らには大きな愛情がある。戻りたい』と公言しているが、クラブからの正式なオファーはまだ届いていない。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
セグンダの移籍市場は、昇格組と降格組の激しい入れ替わりにより大きなうねりを見せている。マジョルカやサラゴサといった降格クラブが主力放出の危機と減収に直面する一方で、オビエドやスポルティング、カディスなどは1部昇格を見据えた積極的なフリー移籍や実力派の獲得を推し進めている。また、フリーとなったミカ・マルモルや、カステリョンのアレックス・カラトラバのようなタレントには1部クラブも巻き込んだ激しい争奪戦が起きており、資金力とプロジェクトの魅力が各チームの運命を左右する状況となっている。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
昇格を目指すクラブと降格の痛みを抱えるクラブで、補強の質に明確な差が出ています。オビエドがベテランの経験値を、コルドバが若手の機動力を求めるなど、各チームが来季の戦術的骨格をどう描くかという意図が透けて見えます。特に注目すべきは、カステリョンのカラトラバのような個の打開力を持つ選手への執着です。戦術が硬直化しやすいセグンダにおいて、局面を単独で変えられるタレントの確保は、昇格争いの成否を分ける決定的な要素となるでしょう。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
降格という厳しい現実を突きつけられたクラブと、昇格の好機を逃すまいとするクラブの温度差が鮮明です。マジョルカが監督の引き抜きに違約金を課す強気な姿勢を見せる一方で、サラゴサは3部降格により足元を見られる苦しい立場にあります。クラブのブランド価値を維持しつつ、いかにサポーターの信頼を繋ぎ止めるか。フロントの経営手腕と、クラブの未来に対する明確なビジョンが、今夏の移籍市場での立ち回りに如実に表れています。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
今夏の市場は、フリー移籍の活用が編成の鍵を握っています。ミカ・マルモルのような実力者がフリーで市場に出ることで、資金力に乏しいクラブにもチャンスが生まれる一方、1部クラブとの争奪戦は避けられません。サラゴサのアドリアン・リソのケースに見られるように、降格クラブは売却益の最大化と戦力維持の狭間で難しい舵取りを迫られています。契約年数や保有権のパーセンテージを巡る駆け引きは、今後さらに激化するでしょう。