セビージャFC

ラファ・ミルが性的暴行と傷害の罪でバレンシア地方裁判所から懲役8年半の有罪判決を受けた。クラブは即座に『あらゆる暴力や性的暴行を強く非難する』との声明を発表し、2027年まで残る契約の解除など法的措置の検討に入っている。ミル本人はSNSで『判決には同意できない。数日中に控訴する。司法を信じている』と徹底抗戦の構えを見せている (via ElDesmarque, Estadio Deportivo)。

ピッチ外の混乱はこれだけにとどまらず、6月26日にはファン団体による現経営陣への大規模な抗議デモが計画されている。過去のスタジアム建設や降格危機の際と同様に、クラブの危機を救うための歴史的な行動として位置付けられている (via ElDesmarque)。

移籍市場では、ニューカッスルで構想外となったGKオディッセアス・ブラホディモスの復帰が浮上している。本人は減俸を受け入れてでもセビージャへの帰還を望んでいるが、財政難のクラブはビジャレアルのGKディエゴ・コンデ(移籍金200万ユーロ未満)も並行してリストアップしている (via Estadio Deportivo)。また、サラゴサからアドリアン・リソを獲得するための交渉を加速させている (via ElDesmarque)。

現スカッドに関しては、カルロス・ガルシア・プラサ監督の要望により、アレクシス・サンチェスの契約更新交渉が行われている。ただし、財政的な制限から給与を抑え、ジョーカー的役割を受け入れることが条件となっている (via ElDesmarque)。一方で、2019年にヨーロッパリーグを制したメンバーの唯一の生き残りであるジョアン・ジョルダンは完全に構想外となっており、クラブは放出を希望しているものの、本人が移籍を拒否している状況が続いている (via Mundo Deportivo)。下部組織では、トップ昇格の可能性が低いアレックス・コスタが2部RFEFに降格したBチームに残留することが濃厚となっているほか、カデテBに所属していた15歳の大型GKリカルド・ボレロがレアル・マドリードに引き抜かれる事態も発生している (via Estadio Deportivo)。なお、女子の下部組織では元スペイン代表セサル・アスピリクエタの娘、マルティナ・アスピリクエタがストライカーとして頭角を現している (via ElDesmarque)。

アトレティコ・マドリード

長年ディフェンスリーダーを務めてきたホセ・マリア・ヒメネスが、ウルグアイ代表の会見で退団の可能性を示唆した。『まだアトレティコとの契約は2年残っているが、クラブが正式に決めたことには耳を傾けるつもりだ』と語り、今夏の移籍を容認する姿勢を見せている (via Estadio Deportivo, ElDesmarque)。

移籍市場では資金力の差に苦しめられており、トップターゲットだったマルク・ククレジャとベルナルド・シウバを立て続けに他クラブへ奪われる結果となった (via MARCA)。この事態を受け、クラブはバイエル・レバークーゼンのアレハンドロ・グリマルド獲得へ方針を転換。移籍金1000万〜1500万ユーロ程度で獲得可能と見込んでおり、すでに選手側へ接触を図っている (via ElDesmarque)。また、余剰戦力となっているクレマン・ラングレをレアル・ソシエダへ売り込んでいるが、ラングレ本人は納得するオファーがなければ残留する構えを見せている (via ElDesmarque)。

さらに、守護神ヤン・オブラクに対してユベントスが強い関心を示しており、2028年までの契約を残すものの、長期的な将来は不透明となっている (via Mundo Deportivo)。なお、W杯のスペイン対カーボベルデ戦ではマルコス・ジョレンテがフル出場を果たしたが、マルク・プビルとアレックス・バエナに出番は訪れなかった (via Mundo Deportivo)。

アスレティック・クラブ

エディン・テルジッチ新監督が就任し、来季に向けた戦力評価が始まっている。レンタル移籍から復帰するGKフレン・アギレサバラとFWペイオ・カナレスの去就は新監督の判断に委ねられているが、両選手ともクラブが2年間の契約延長オプションを保持している (via Estadio Deportivo)。一方で、若手のイバイ・サンスとエデル・ガルシアは実戦経験を積ませるため、コルドバCFへレンタル移籍させることが決定した (via ElDesmarque, AS)。

クラブのレジェンドであるイケル・ムニアインは、指導者としてのキャリアを前進させ、サラマンカUDS(2部RFEF)の新監督に就任することが発表された (via Estadio Deportivo, Mundo Deportivo)。現役選手では、ウナイ・シモン、アイメリク・ラポルテ、ニコ・ウィリアムズの3名がW杯のスペイン代表初戦に出場している (via Mundo Deportivo)。

RCDマジョルカ

就任からわずか2週間しか経っていないマルティン・デミチェリス新監督に、ライプツィヒから引き抜きの噂が浮上している。これに対しアルフォンソ・ディアスCEOは、『彼を引き抜きたいクラブは250万ユーロの違約金を支払う必要がある』と牽制した。クラブは2部降格により収入が4800万ユーロから1000万ユーロへと激減する見込みだが、1年での1部復帰に向けて全力を尽くす構えだ (via SPORT)。

また、19歳のウインガー、ヤン・ビルジリの去就にも注目が集まっている。降格により契約解除金が3000万ユーロから1200万ユーロに低下したことで、保有権の40%を持つFCバルセロナが買い戻しに向けて代理人と会談を行っている (via ElDesmarque, SPORT, MARCA)。

レアル・ベティス

アブデがモロッコ代表の親善試合で右膝内側側副靭帯を捻挫する重傷を負い、W杯を欠場することになった。全治4〜6週間と診断されており、フランスの専門施設でリハビリを開始する。アブデはSNSで『この困難な時期にこそ忍耐が価値を持つ。必ず強くなって戻る』と復活を誓っている (via Estadio Deportivo, ElDesmarque)。代表戦関連では、スペイン代表のガビが不発に終わったことを受け、ベティスのファンがパブロ・フォルナルスの落選を嘆く声がSNSで溢れた (via ElDesmarque)。

補強の動きは非常に活発で、W杯で好プレーを見せたメキシコ代表MFエリック・リラ(クルス・アスル)とブライアン・グティエレスの獲得に興味を示している (via Estadio Deportivo)。また、退団が確実視されるリカルド・ロドリゲスの後釜として、レアル・マドリードのフラン・ガルシアをリストアップ。さらに同じくマドリーのゴンサロ・ガルシアの動向も注視している (via Estadio Deportivo, ElDesmarque)。右サイドバックにはジローナのアルナウ・マルティネスを狙っており、エクトル・ベジェリンの競争相手として獲得を画策している (via Estadio Deportivo)。

前線の補強としては、ローマのFWアルテム・ドフビクの獲得を検討しているが、ローマ側が未償却分の約2500万ユーロを要求しているため交渉は難航が予想される。さらにリーベル・プレートの若手CBラウタロ・リベロの獲得レースにも参戦しており、レアル・ソシエダと競合している状態だ (via Estadio Deportivo)。

レアル・ソシエダ

日本代表としてW杯初戦のオランダ戦に先発出場した久保建英が、75分に膝へ強い打撃を受けて負傷交代するアクシデントが発生した。交代直後はベンチでアイシングを行っていたが、試合後に車椅子に乗ってスタッフに押されながらスタジアムを後にする姿が捉えられた。膝の捻挫の可能性が指摘されており、グループステージ残りの試合の出場が危ぶまれている。森保監督は『自力で歩いているのを見たので軽傷であることを願う』と述べ、久保自身も『大丈夫だと思う』と語っていたが、痛々しい車椅子姿にファンや関係者の間で懸念が大きく広がっている (via ElDesmarque)。

チームの象徴であるミケル・オヤルサバルは、自身の去就について『何が起こるか分からないが、私はここで評価され愛されていると感じている。私の頭の中にはラ・レアルがある』と語り、クラブへの忠誠心を強調した (via Estadio Deportivo)。しかし、W杯のカーボベルデ戦では、W杯史上初となる「最初の30分間ボールタッチ0」という不名誉な記録を残してしまい、厳しい批判に晒されている (via Estadio Deportivo, SPORT, MARCA)。

一方で、アーセナルへ移籍したマルティン・スビメンディが将来的な古巣復帰の希望を明かし、『約束に縛られたくはないが、実現すれば素晴らしいことだ』と語った (via Estadio Deportivo)。移籍市場では、アトレティコ・マドリードからクレマン・ラングレの売り込みを受けているほか、リーベル・プレートのCBラウタロ・リベロの獲得を巡ってレアル・ベティスと争奪戦を繰り広げている (via ElDesmarque, Estadio Deportivo)。

ビジャレアルCF

本拠地エスタディオ・デ・ラ・セラミカの大規模な改修工事が進行している。スタジアムの外側に新しいロッカールームやVIPエリアを備えた3階建ての新施設を建設中で、ピッチとは2つの連絡通路で結ばれる予定だ。この工事に伴い、北側のコーナー席は既に取り壊されている (via ElDesmarque)。移籍市場では、正GKのディエゴ・コンデがセビージャのターゲットとなっている (via Estadio Deportivo)。

ヘタフェCF

ホセ・ボルダラス監督がバレンシアの左SBヘスス・バスケスの獲得を熱望したが、バレンシア側から非売品としてオファーを拒否された (via ElDesmarque)。また、レンタルで加入していたアドリアン・リソ(サラゴサ)について、300万ユーロの買い取りオプションを行使せず、半額の150万ユーロでの買い取りを提示したが、サラゴサに拒絶されている (via ElDesmarque)。

バレンシアCF

中盤の要であるギド・ロドリゲスとの契約延長交渉が大詰めを迎えている。カルロス・コルベラン監督率いるクラブは、2年+1年オプションという好条件を提示し、プレシーズン開始前までの回答を求める最後通牒を突きつけた (via ElDesmarque)。

補強面では、指揮官の強い要望により、経験豊富な右SBトーマス・ムニエの獲得に動いている (via SPORT)。一方で、若手の左SBヘスス・バスケスに対してはヘタフェやセルタから獲得オファーが届いたものの、ホセ・ルイス・ガヤの正統な後継者として非売品の扱いとし、全てのオファーを拒絶している (via ElDesmarque, Mundo Deportivo)。

セルタ・デ・ビーゴ

中盤の強化を目指し、スポルティングCPのギオルギ・コチョラシュビリ(26歳)の獲得に動いている。買い取りオプション付きのレンタル移籍を提示して交渉を進めている (via ElDesmarque)。また、左サイドバックの補強としてバレンシアのヘスス・バスケスを執拗に狙っており、ウナイ・ヌニェスを取引に含める提案まで行ったが、バレンシア側に拒否されている (via ElDesmarque, Mundo Deportivo)。

CAオサスナ

スペイン代表に選出されたアタッカー、ビクトル・ムニョスに対して、プレミアリーグのニューカッスルが強い関心を示しており、引き抜きの可能性が浮上している (via SPORT)。

CDレガネス

新シーズンの指揮官として、ルベン・アルベス氏が新監督に就任することが正式に発表された (via MARCA)。

デポルティボ・ラ・コルーニャ

コモとの契約が満了間近となっているベテラン左SBアルベルト・モレノの獲得を狙っている。退団するセルヒオ・エスクデロの穴を埋める即戦力として期待されている (via SPORT)。

また、カステジョンのアレックス・カラトラバ(契約解除金500万ユーロ)の獲得を巡ってセルタなどと競合している (via ElDesmarque)。チームの主力であるジェレマイ・エルナンデスに対しては、スポルティングCPから1億5000万ユーロの契約解除金が設定されている中でオファーが届いたとの噂があったが、クラブはこれを完全に否定している (via ElDesmarque)。エスパニョールからレンタルしていたホセ・グラゲラについては、条件を満たさなかったため買い取りオプションを見送り、返却することとなった (via Mundo Deportivo)。

RCDエスパニョール

下部組織出身のマルク・ククレジャがレアル・マドリードへ移籍したことに伴い、FIFAの連帯貢献金制度により育成補償金として約27万5000ユーロの臨時収入を得る見込みとなっている (via SPORT)。また、デポルティボにレンタルされていたホセ・グラゲラがチームに復帰し、マノロ・ゴンサレス監督の構想に入るかどうかが注目されている (via Mundo Deportivo)。

【本日の総括】

北米で開催中のW杯2026が大きな盛り上がりを見せる中、ラ・リーガ各クラブの移籍市場も活発に動いている。代表戦での負傷(久保建英、アブデ)や不名誉な記録(オヤルサバル)など、W杯での出来事が直接的にクラブの来季の構想に影響を与え始めている。また、資金力のあるメガクラブにターゲットを奪われる中堅クラブの苦悩や、降格クラブからの引き抜き工作など、水面下での熾烈な駆け引きが続いている。さらに、ラファ・ミルに対する実刑判決というピッチ外の極めて深刻なニュースは、セビージャのみならずスペインサッカー界全体に大きな衝撃を与えている。