CDカステリョン
プレシーズンの初戦でCEサバデルと対戦し、2-0で勝利した。この試合は新たに完成したスポーツシティ「ラ・コマ」で行われたトップチーム初の試合であり、アルバロ・ガルシアが記念すべき新施設での初ゴールを記録している。
パブロ・エルナンデス監督は昨季9月、開幕5戦未勝利というどん底の状況で就任し、見事にチームを立て直した。彼にとってSkyFi Castaliaのベンチで迎える初めてのプレシーズンとなる。次戦は7月25日20時より、バレンシアCFのスポーツシティでバレンシアと激突する。
また、カンテラの強化も進めており、テネリフェから昨季トップチームでコパ・デル・レイデビューを果たし、セグンダRFEFで30試合に出場したDFギジェム・トリージャ(23歳)をBチームに、バレンシアCFからウインガーのラウール・ルイスをフベニル(ユース)にそれぞれ迎えた。 (via SPORT)
デポルティーボ・ラ・コルーニャ
1部復帰を目指すデポルティーボは、すでに約2600万ユーロという巨額を投じて6人の新戦力を獲得しており、さらに最大4人の補強を目論むなど移籍市場の主役となっている。最大の目玉はマルセイユから150万ユーロで獲得したFWピエール=エメリク・オーバメヤン(37歳)。昨季CLで3ゴールを含む14ゴールを挙げたストライカーの加入は大きな話題だ。他にもマジョルカから900万ユーロでGKレオ・ロマンを獲得し、DFブライト・エデ、MFトゥーン・ハイセルハルト、ロレンツォ・アマトゥッチ、ヨナタン・アスプ=イェンセンら実力者を続々と迎え入れた。
プレシーズン初戦では4部昇格組のコンポステラを4-0で粉砕。アントニオ・イダルゴ監督は新戦力のロマン、エデ、アマトゥッチ、ハイセルハルトを即スタメン起用。ハイセルハルトがルイスミ・クルスのクロスから先制点を挙げると、後半から出場したザカリア・エダチュリが2ゴールを奪い、オーバメヤンへの強力なライバルとしてアピールした。
移籍市場では、セルヒオ・エスクデロがサラゴサへ去り、現在ジャコモ・クアグリアータしかいない左SBの補強が急務となっている。W杯決勝を戦うアルゼンチン代表のニコラス・タグリアフィコ(33歳、リヨン)の獲得をノッティンガム・フォレストと激しく争っているほか、リカルド・ロドリゲス、ペルビス・エストゥピニャン、アレックス・モレノもリストアップ。CBにはインテルやローマでプレーしたフアン・ジェズスも浮上している。
一方で退団候補も多い。CBアルナウ・コマス(2028年まで契約)とダニ・バルシアの去就が不透明だ。バルシアにはセグンダの複数クラブから関心があるが、下部組織出身者を25%登録するというクラブ規定を満たすために残留する可能性も残されている。ホセ・アンヘル、チャーリー・パティーニョ、ボウルディニ、エリック・プエルトらも構想外とみられる。 (via SPORT) (via ElDesmarque)
RCDマジョルカ
5シーズン過ごしたプリメーラから降格し、今季は過酷なセグンダ・ディビシオンを戦う。パブロ・マフェオやベダト・ムリキが早々に退団し、GKレオ・ロマンも900万ユーロでデポルティーボへ去るなど解体危機にあった。
しかし、ルイス・ガルシア・フェルナンデス監督の説得もあり、パブロ・トーレと主将のマルティン・ヴァリエントが残留を決断。特にトーレには1部へレンタル移籍できる条項があったが、昇格への強い意志でチームに残った。ヴァリエントもセルタからのオファーを拒否し、マヌ・モルラネスやセルジ・ダルデルと共にチームの背骨を担う。
昨季後半戦で不振だったヤン・ビルジリも、他クラブからのオファーがないため残留が濃厚となっており、2部では決定的な違いを生み出す存在として期待される。
補強面ではレッチェからMFアレックス・サラ・エレーロ(25歳)をレンタルで獲得完了。レオ・ロマンの後釜としてビジャレアルのGKアルナウ・テナス(25歳)の獲得交渉も大詰めを迎えている。さらに、オマル・マスカレルの穴を埋めるためアスレティック・クラブのMFミケル・ベスガにも関心を示している。若手MFヤン・サラス(20歳)とは1月の大ケガにもかかわらず2029年まで契約を延長した。アドリアン・フエンテスやアルナウ・プイグマルもすでに合流している。 (via ElDesmarque) (via MARCA) (via Mundo Deportivo)
ジローナFC
2部に降格し、キケ・アルバレス監督のもとでLaLiga Hypermotion復帰のシーズンを迎える。プレシーズン初戦はナチョ・フェルナンデスがキャプテンを務めるサウジアラビアの強豪アル・カディシヤと対戦し、0-0の引き分けに終わった。
前半は攻撃に深みを欠いたが、後半は改善され、イバン・マルティンの1対1の絶好機やダウダ・カマラの鋭いシュートなどチャンスを作ったが、得点には至らなかった。この試合で新戦力のイバン・モランテ、オレクサンドル・ピシュチュル、イサン・ゴンサレスがデビューを果たしている。なお、相手チームには元ジローナのイケル・アルメナやキャメロン・プエルタスが名を連ねていた。 (via Mundo Deportivo)
FCアンドラ
ジェラール・ピケが会長を務めるアンドラは、今季再びLaLiga Hypermotionを舞台に戦う。最大のニュースは、ベティスからGKパウ・ロペス(31歳)を獲得したことだ。パウ・ロペスはベティスとの残り2年の契約を破棄してフリーで加入し、3年契約(さらに1年の延長オプション付き)を結ぶという男気を見せた。 (via Mundo Deportivo) (via MARCA)
レバンテUD
アルジェリア代表としてW杯にも出場経験のあるベテランCBアイサ・マンディ(34歳)を2年契約で獲得し、守備陣に重鎮を加えた。
しかし、アトレティコ・マドリードの若手左SBフリオ・ディアス(21歳)の獲得戦では苦渋を舐めた。保有権の50%を150万ユーロで買い取り、4年契約を結ぶことでクラブ間合意に達し書類にサインもしていたが、土壇場でセビージャFCやエルチェCFが介入。選手本人がセビージャ行きを強く希望したため、レバンテは激怒し、交渉から完全に撤退した。 (via SPORT) (via ElDesmarque) (via MARCA)
エルチェCF
レアル・マドリードが権利の50%を保有していたFWアルバロ・ロドリゲス(22歳)を、プレミアリーグのボーンマスへ2500万ユーロ(+ボーナス)で売却することに成功した。
また、レバンテが狙っていたアトレティコの左SBフリオ・ディアスの獲得にも関心を示していた。さらに、ベティスやラージョも狙うMFイリアス・シャイラ(25歳)の動向も追っている。 (via MARCA) (via SPORT)
ラシン・サンタンデール
今季セグンダに昇格したばかりのチームは、プレシーズン初戦で1部のレアル・ソシエダと堂々の1-1の引き分けを演じた。サンセバスチャンへのセルヒオ・カナレスの帰還というドラマも相まって大きな注目を集めた。
試合は前半からカステジャノスが決定機を作るも相手GKウナイ・マレーロに阻まれた。しかし後半残り10分、若手のガビ・ヒメネスがペナルティエリア外からの見事なミドルシュートを沈めて同点に。終盤にはアラナが逆転のチャンスを迎えたが、GKレミロの好セーブに防がれた。 (via ElDesmarque)
グラナダCF
セグンダで3シーズン目を迎えるチームの今夏最初の補強として、アルバセテからGKラウル・リソアイン(35歳)をフリーで獲得した。ルカ・ジダンと正GKの座を激しく争うことが予想され、最後尾の競争力を高めている。 (via Mundo Deportivo) (via MARCA)
スポルティング・ヒホン
プリメーラ昇格へ向けた大型補強として、クロアチアのハイドゥク・スプリトに所属する元バレンシアのMFウーゴ・ギジャモン(26歳)の獲得を画策している。スペイン復帰を最優先する同選手をプロジェクトの核として高く評価している。 (via SPORT) (via MARCA)
レアル・サラゴサ
デポルティーボからベテランの左SBセルヒオ・エスクデロを獲得し、手薄だったサイドの守備を補強した。 (via ElDesmarque)
アルバセテ
チームの守護神であったGKラウル・リソアインがフリーで同リーグのグラナダへ移籍。新たな正GK探しが急務となっている。 (via Mundo Deportivo)
CDテネリフェ
昨季トップチームでコパ・デル・レイデビューを飾った有望なDFギジェム・トリージャ(23歳)が、CDカステリョンのBチームへ移籍。将来の主力候補を失う形となった。 (via SPORT)
【本日の総括】
デポルティーボのオーバメヤン獲得という規格外の補強や、1部から降格したマジョルカの主力残留など、今季のセグンダ・ディビシオンは非常にハイレベルな昇格・1部復帰争いが予想されます。また、FCアンドラがパウ・ロペスを獲得し、ジローナがサウジの強豪と互角に渡り合うなど、各クラブが着々と戦力を整えています。若手有望株を巡るレバンテとエルチェ、セビージャの場外乱闘も勃発しており、移籍市場は開幕に向けてさらにヒートアップしていくでしょう。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
プレシーズン初戦の各チームの動きを見ると、戦術的な完成度よりも個の能力をどう組み込むかの試行錯誤が目立ちます。特にデポルティーボは即戦力をスタメンに並べ、ハイセルハルトを起点に攻撃を構築する意図が見えました。一方、ジローナはサウジの強豪相手に後半の修正力でチャンスを創出しており、キケ・アルバレス監督が目指す攻撃の深みと連動性がどこまで高まるかが鍵です。昇格組のラシンがソシエダ相手に中盤の距離感を保ち、ミドルシュートで得点した事実は、今季のセグンダにおける戦術的な拮抗を予感させます。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
降格のショックを抱えながらも、マジョルカが主将ヴァリエントやパウ・トーレの残留を勝ち取ったことは、クラブのアイデンティティを維持する上で極めて大きな意味を持ちます。一方で、レバンテがフリオ・ディアスの獲得交渉で他クラブの介入に激怒した一件は、移籍市場におけるクラブ間の力関係と、若手獲得競争の過熱ぶりを象徴しています。フロントの交渉力と監督の説得力が、今季の順位表に直結するような、非常に緊張感のある夏が続いています。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
今夏のセグンダは、デポルティーボのオーバメヤン獲得に代表されるような、実績あるベテランの補強と、若手の囲い込みが二極化しています。パウ・ロペスが契約を破棄してアンドラへ加入した例は、プロジェクトへの共感と契約の整合性が合致した好例です。一方で、アルバセテからグラナダへのリソアイン移籍のように、同リーグ内でのGK移動が活発化しており、各クラブは登録枠とサラリーキャップを睨みながら、編成の最適化を急いでいます。特に左SBの補強は市場のボトルネックとなっており、今後の動きが注目されます。