アルベルト・ダディエの退団とセグンダクラブによる争奪戦
カンテラ出身のアルベルト・ダディエがレアル・ソシエダを退団し、セグンダ・ディビシオンの複数のクラブから強い関心を集めています。24歳の誕生日を7月に控えるダディエは、2014年からレアル・ソシエダのカンテラに所属し、人生の半分をチュリ・ウルディンで過ごしてきました。昨季はサンセ(Bチーム)で絶対的な右ラテラルのレギュラーとして君臨し、33試合、2548分に出場。ゴールこそなかったものの1アシストを記録するなど際立った活躍を見せました。
しかし、この素晴らしいパフォーマンスをもってしても、トップチームのペレグリーノ・マタラッツォ監督を納得させ、トップチームでの居場所を勝ち取ることはできませんでした。クラブはサンセの若返りを図る方針を固め、ダディエとの契約を更新しないことを決断したため、同選手はフリーエージェントとして今夏の移籍市場で自由にオファーを選べる立場となっています。現在、カディスCFが以前から獲得を熱望し動向を注視しているほか、ブルゴスCFも状況をしっかりとモニタリングしており争奪戦に加わっています。さらに、優先的なオプションではないものの、レアル・スポルティング・デ・ヒホンも獲得を検討しています。
(via Estadio Deportivo)
トップチームにおける右サイドバックの深刻な人員不足問題
アルベルト・ダディエのトップチーム昇格を見送った一方で、レアル・ソシエダはトップチームの右サイドバックに深刻な問題を抱えています。現在、同ポジションで計算できるのはジョン・ミケル・アランブルただ一人という危機的な状況に陥っています。イニャキ・ルペレスの実力には疑問符が付けられており、アルバロ・オドリオソラは負傷に苦しんでいるため、右サイドの層の薄さが際立っています。このような台所事情にもかかわらず、ペレグリーノ・マタラッツォ監督から構想外とされたダディエには、トップチームで実力を証明するチャンスすら与えられませんでした。
(via Estadio Deportivo)
アレックス・レミロの移籍の可能性とヨーロッパの玉突き移籍の連鎖
正GKアレックス・レミロの将来が不透明な状況となっています。レミロとレアル・ソシエダの契約は2027年まで残っていますが、現在31歳という年齢を考慮すると、彼自身にとってこれが最後の大型契約を結ぶチャンスであり、クラブにとっても多額の移籍金を得る最後の夏となる可能性が高いと見られています。さらに、昨季のパフォーマンスに対する疑問符や高額な給与負担も影響し、クラブは今夏の売却にオープンな姿勢を見せています。レミロ自身も環境を変えることを歓迎しており、これまでのところ契約延長の試みは実を結んでいません。
そんな中、玉突き移籍の引き金となりそうなのがアストン・ヴィラです。ウナイ・エメリ監督率いる同クラブはヨーロッパリーグを制覇し来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得していますが、正GKのエミリアーノ・マルティネスがユベントスへ移籍する可能性が高まっています。アストン・ヴィラはマルティネスの後釜として、以前から関心を寄せていたレミロを最有力候補の1人にリストアップしています。また、レミロはバルセロナからも関心を集めており、本人も『バルセロナへの移籍の扉は閉ざすつもりはない』と語り、あらゆる可能性を排除していません。レアル・ソシエダはレミロの移籍金として800万ユーロから1000万ユーロを要求しており、来夏にフリーで放出する前に移籍金を得て、給料の負担を軽減したい考えです。
(via Estadio Deportivo)
(via ElDesmarque)
次期正GK候補とテア・シュテーゲン獲得に向けた動き
レミロが退団した場合の対応として、エリック・ブレトスが率いるスポーツ部門はすでに市場を調査し、後釜のリストアップを進めています。現在トップチームで固定されているGKはウナイ・マレーロのみであり、昨季のコパ・デル・レイでの素晴らしい活躍を受けて彼を正GKに昇格させる案や、アイトール・フラガをトップチームに引き上げる案が検討されています。外部からの補強候補としては、ペレグリーノ・マタラッツォ監督の好みに合う複数のドイツ人GKがリストアップされているほか、スペインのサッカーを熟知しているアラベスのアントニオ・シベラも候補に挙がっています。
さらに、大きな話題となっているのがバルセロナのGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの動向です。テア・シュテーゲンはドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督が発表したワールドカップの最終メンバーから落選した後、パートナーのオナ・セジャレスとともにサン・セバスティアンで休暇を過ごしました。レコンドでの美食を楽しみ、コンチャ海岸、オンダレタ、ペイン・デル・ビエントなどを散策した後、ビアリッツにも足を運んでいます。オナ・セジャレスはSNSで『サン・セバスティアンで幸せ!』とバスク語で喜びを綴りました。
このロマンチックな休暇の背景には、移籍市場の思惑が隠れていると見られています。テア・シュテーゲンの代理人は、レアル・ソシエダのペレグリーノ・マタラッツォ監督と同じエージェンシーに所属しており、この繋がりが今後数週間のうちに交渉を加速させる鍵になると考えられています。
(via Mundo Deportivo)
(via ElDesmarque)
久保建英選手に関する本日の情報
本日提供されたすべての情報において、久保建英選手をはじめとする日本人選手に関する出場状況、起用法、評価、負傷、コメント、現地メディアの見方、移籍・契約関連の話題、およびその他の情報は一切確認されませんでした。
(via 当レポート調べ)
【本日の総括】
ダディエの退団により右サイドバックの人員不足が露呈する中、移籍市場ではレミロのアストン・ヴィラやバルセロナ行きの噂が過熱しています。その後釜としてテア・シュテーゲンが浮上しており、代理人の繋がりから今後の動向が非常に注目される一日となりました。