トゥールーズ戦 敗戦でディフェンスの課題が浮き彫りに
フランスのタルブにあるスタッド・モーリス・トレリュで行われたトゥールーズ(フランス1部)との親善試合は、1対2で敗北を喫した。ピッチは非常に劣悪な状態であったものの、幸いにも両チームに負傷者は出なかった。前半20分、イゴール・スベルディアのバックパスのミスからピンチを招き、最後はオチェンのミスからこぼれたボールをヴィニョロにヘディングで押し込まれて先制を許した。その直後の33分、カルロス・ソレールがペナルティエリア手前から見事な直接フリーキックを沈めて同点に追いついた。しかし、前半アディショナルタイムに再び守備の甘さを突かれ、サンティアゴ・イダルゴに鮮やかなループシュートを決められてリードを奪われた。
後半はマタラッツォ監督がオスカルソンなどの主力を投入してプレーは改善されたが、同点には至らなかった。アイヘンやバレネチェアのシュートは相手GKの好セーブに阻まれ、カレラの至近距離からのヘディングもゴールライン上でクリアされた。プレシーズンはこれまでポー(0対1で敗戦)、ラシン・サンタンデール(引き分け)、ウルブス(勝利)、アストン・ヴィラ(勝利)と戦ってきており、調子の波が激しい状態が続いている。
この試合のスタメンは、マレーロ、ルペレス、スベルディア、パチェコ、ハビ・ロペス、カルロス・ソレール、アギーレ、ザハリャン、レバルビエ、オチェン、カレラ。途中出場で、ベイティア、マルシャル、アランブル、ホン・マルティン、アイヘン、トゥリエンテス、エレーラ、スチッチ、バレネチェア、オスカルソン、フラガがピッチに立った。(via Estadio Deportivo) (via MARCA)
今後のプレシーズンとリーグ開幕戦のスケジュール
トゥールーズ戦を終えたチームには、まだ2つの重要なプレシーズンマッチが残されている。8月8日の15時30分からはドイツのケルンと対戦し、8月15日の15時にはシャビ・アロンソ監督率いるチェルシーと夏の準備を締めくくる試合を行う。そしてラ・リーガの開幕戦は8月21日の21時に設定されており、セビージャのカルトゥーハ・スタジアムでレアル・ベティスと激突する。(via Estadio Deportivo)
センターバック補強の動向:クレイチーへのオファーは拒否
ペレグリーノ・マタラッツォ監督は、昨季リーグ最多タイとなる61失点を喫した守備の崩壊を繰り返さないため、センターバックの補強を最優先事項としている。エリック・ブレトスSDは、ジローナでのプレー経験があり、現在イングランドのチャンピオンシップに降格したウォルバーハンプトンに所属する27歳のチェコ代表左利きセンターバック、ラディスラフ・クレイチー(191cm)の獲得に動いた。しかし、ウルブスが昨夏に投じた3000万ユーロには遠く及ばないオファーであったため、この提案は即座に拒否された。ウルブスが要求額を下げない限り、獲得は不可能に近い。
現在チームにはホン・マルティン、イゴール・スベルディア、アラベスへのレンタルから復帰したホン・パチェコ、ルケン・ベイティアの4人のセンターバックがいる。しかし、トップレベルでの出場時間を与えるために、クラブはベイティアやパチェコ、あるいはその両方を放出する必要がある。(via Estadio Deportivo) (via MARCA)
エドソン・アルバレス、ジョナタン・ジェズスの獲得動向
クレイチー以外にも、センターバックの補強候補として複数の名前が挙がっている。ウェストハムに所属するメキシコ代表エドソン・アルバレスに対しては、保有権の50パーセントを取得するために750万ユーロに加え、残りを変動ボーナスとするオファーを提示した。
さらに、クルゼイロで台頭している22歳のブラジル人センターバック、ジョナタン・ジェズスの獲得にも強い関心を示している。彼は187cmの長身でフィジカルが強く、足元の技術にも優れた左寄りのディフェンダーであり、ベティスやバレンシアとの間で争奪戦になっている。移籍金は1000万から1500万ユーロの範囲と見られているが、クルゼイロのコパ・リベルタドーレスのラウンド16の結果次第で移籍の動きが加速する。(via SPORT) (via Estadio Deportivo)
ユリアン・ブラント獲得失敗と移籍市場の収支
エリック・ブレトスSDが獲得に向けて強く動いていた、ボルシア・ドルトムントを退団したドイツ人MFユリアン・ブラントは、最終的にアヤックスへの加入が決定し、2029年までの契約を結んだ。これによりクラブは新たな中盤の選択肢を探す必要に迫られている。
一方で、夏の移籍市場が開いてから1ヶ月が経過し、ここまでのクラブの支出は京都サンガから150万ユーロで獲得したキタ・カズナリのみとなっている。放出面ではブライス・メンデスをコロンバス・クルーへ600万ユーロで売却し、アリツ・エルストンドとカルロス・フェルナンデスがフリーで退団した。現在のところ、移籍市場での収支は450万ユーロのプラスとなっている。(via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque) (via SPORT)
昨季のレンタル選手と元所属選手の動向
昨シーズン、ナイフ・アゲルドの代役としてレンタルで加入したカレタ・カーについては、クラブを納得させるパフォーマンスを見せられなかったため、買い取りオプションは行使されず退団となった。また、かつてクラブに所属し、その後アラベスを経てアスレティック・ビルバオに加入していた右サイドバックのアンドニ・ゴロサベルは、現在アスレティックで構想外となっており退団が濃厚となっている。(via Estadio Deportivo) (via Mundo Deportivo)
本日ウエスカとの親善試合放送予定
本日19時30分から、ウエスカとの親善試合が予定されている。この試合はAragón DeporteおよびAragón TVで放送される。(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
プレシーズンは守備の課題が浮き彫りになり、監督やフロントはセンターバックの補強を急務として動いています。複数のターゲットにアプローチしているものの、オファー拒否やターゲットの他クラブ移籍など、交渉は難航している状態です。開幕に向けて守備陣の再構築が急がれます。