新体制のプレシーズンと静かな夏の市場動向
ペジェグリーノ・マタラッツォ監督が指揮を執るレアル・ソシエダは、プレシーズンの最初の数週間を終えて順調にチームのリズムを掴み始めている。アメリカ人指揮官は選手たちの状態を詳細にチェックしており、新シーズンに向けた土台作りに励んでいる。
一方で、移籍市場においては今のところ新戦力の補強はなく、非常に静かな状況が続いている。スポーツディレクターのエリック・ブレトスが主導する形で、人員過多となっているスカッドの整理、すなわち放出オペレーションに優先して取り組まなければならない状況だ。
(via ElDesmarque)
ホン・マルティンが2032年までの長期契約延長にサイン
今夏、アストン・ヴィラやアーセナル、さらにはレアル・マドリードからの関心も噂されていた20歳の若きセンターバック、ホン・マルティンについて、クラブは他チームからの引き抜きを阻止する大きな動きを見せた。木曜日の朝、アノエタのオフィスにて2031-32シーズン終了までの長期契約延長に合意し、署名が行われた。
この契約更新はスビエタの育成選手としては最長のものとなり、クラブがいかに彼を高く評価しているかが伺える。また、彼にとっては2024年4月、2025年10月に続く、ここ2年3ヶ月で3度目の契約延長となった。直近ではベイティアやカレラの契約にも1年追加の延長が行われており、若手有望株の防衛戦略の3人目となる。
昨季のトップチームでのブレイクとコパ・デル・レイ決勝での活躍を経て、すでに最終ラインの欠かせない柱となっているマルティンは、更新後にクラブ公式メディアで次のように喜びを語った。
『契約を更新できて本当に幸せだ。レアルは僕にすべてを与えてくれたクラブだからね。ミケル、イゴール、アンデル…彼らは僕にとってのお手本であり、彼らからできる限り多くのことを学ぼうと努めている』
(via ElDesmarque)
(via Mundo Deportivo)
カルロス・フェルナンデスがレアル・オビエド移籍へ
前線の余剰人員整理の一環として、カルロス・フェルナンデスのレアル・オビエド移籍が合意に達した。UDアルメリアも強い関心を示していたが、選手自身はアストゥリアス州のクラブを選択している。移籍の形態については、レアル・ソシエダとの契約を解除してフリーで加入する形か、あるいはレンタル移籍を経て契約満了後にフリートランスファーで加入する形になるかはまだ明らかになっていない。
インタビューに応じたカルロス・フェルナンデスは、昨季のCDミランデスでのレンタル期間を振り返り、自らの実力に自信をのぞかせている。
『自分のレベルがそこにあることは証明できたと思う。継続性を取り戻せて幸せだ。なぜなら、継続的にプレーできた時はいつでも結果を残せてきたからね』
また、自身の去就については次のように語った。
『いくつか興味深い選択肢はあるが、これは重要な決断だ。落ち着いて決めなければならない。どこへ行っても良いレベルを出せると完全に確信しているよ』
オビエドでは、強力なライバルたちとポジションを争うことになりそうだ。
(via ElDesmarque)
(via SPORT)
構想外のホン・カリカブルにスポルティング・ヒホンが関心
実質的に出場機会のないシーズンを過ごしてきたホン・カリカブルは、マタラッツォ監督の構想には入っておらず、今夏も退団を繰り返すことになりそうだ。クラブは彼の放出先を探しており、スポルティング・ヒホンが再び関心を示している。
スポルティング・ヒホンは過去の移籍市場でも彼の獲得を試みてきた経緯があり、今回ジョナサン・ドゥバシンの退団が決定的となったことでストライカー探しが急務となり、スペインサッカーを熟知する若手としてカリカブルに白羽の矢を立てた。現時点で交渉は進展していないものの、彼らからの関心は常に存在している。
(via ElDesmarque)
マドリーの若き逸材マスタントゥオーノのレンタル獲得に動く
まだ今夏の補強がゼロのレアル・ソシエダだが、攻撃陣の新戦力としてレアル・マドリードの18歳のアルゼンチン人ウインガー、フランコ・マスタントゥオーノのレンタル獲得レースに参戦している。
マスタントゥオーノは昨夏に高額な移籍金でマドリードへ加入したものの、ジョゼ・モウリーニョ新監督の構想から外れており、買い取りオプション無しのレンタル放出が既定路線となっている。
彼にはビジャレアルも関心を示しているが、レアル・ソシエダはヨーロッパリーグに出場できる点がアピールの場としてアドバンテージになり得る。しかし、レアル・マドリード側はレンタル先に対して金銭面以外の2つの条件を突きつけている。1つ目はトップリーグでの重要な出場時間の保証、2つ目はプレースタイルが選手の長所を最大限に引き出せる適応しやすいものであることだ。
さらに、移籍実現への最大の障壁となっているのが同選手の高額な給与であり、レアル・マドリード側がどの程度の割合を負担するかが交渉成立の鍵を握ることになる。
(via ElDesmarque)
(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
マタラッツォ監督体制でのプレシーズンが本格化する中、余剰戦力となっているカルロス・フェルナンデスやホン・カリカブルの放出作業が着々と進められています。一方で、ホン・マルティンの2032年までの契約延長というクラブの未来を守る重要なディールが完了しました。補強面では、レアル・マドリードからマスタントゥオーノのレンタル獲得に向けた動きが見られ、高い要求と給与の壁を乗り越えられるか今後の交渉の行方に注目が集まります。