アレックス・レミロの欠場理由とGK陣の構想

トゥールーズ戦でアレックス・レミロがメンバー外となった理由は、契約が残り11ヶ月に迫り更新のニュースがないことに起因する将来への疑問からではなく、純粋な戦術的決定である。ペレグリーノ・マタラッツォ監督は、招集メンバー全員にプレシーズンでの出場時間を分配するためのローテーションを実施しており、前戦のアストン・ヴィラ戦でフル出場したレミロを休ませ、ウナイ・マレーロを90分間フル出場させた。スポーツディレクターのエリック・ブレトスはGK陣の構成について、『トップチームには非常に優れたGKが2人必要であり、アレックスとウナイでそれが揃っていると感じている。来季はこの2人にアイトール・フラガを加えた3人でトップチームのGK陣を構成するつもりだ』と明言。また、レミロとの契約状況に関しても『アレックスとは特別な関係にあり、来季も彼を頼りにしている。それが私の意図だ。彼とは非常にスムーズなコミュニケーションが取れており、私たちが彼を頼りにしていることを彼は知っているし、彼がここで幸せであることも私は知っている』と語り、強固な信頼関係をアピールしている。(via ElDesmarque)

カズナリ・キタの動向:トップでの出番なしとBチームでの先発

今夏の移籍市場で京都サンガから150万ユーロの移籍金で加入した日本人選手のカズナリ・キタは、トップチームとBチームを行き来する状況となっている。フランスで行われたトップチームのトゥールーズとの親善試合(2-1で敗戦)ではメンバー入りを果たしたものの、ジョン・バルダやアイトール・フラガと同様に最後までベンチから見守り、出番は与えられなかった。一方で、レアル・ソシエダB(サンセ)がズビエタで行ったSDウエスカとのプレシーズンマッチにはスタメンとしてピッチに立っている。トップチームでの出場機会獲得に向けては、今後のアピールが不可欠となる。(via ElDesmarque)

プレシーズンマッチ:トゥールーズ戦は低調な内容で初黒星

フランスのタルブにあるスタッド・モーリス・トレリュで行われたトゥールーズとの親善試合は、荒れたピッチ状態と2000人の観客の前で行われ、2-1で敗北を喫した。これがプレシーズン初の黒星となる。前半20分に守備の隙を突かれてヴィニョーロに先制を許すが、カルロス・ソレールがペナルティエリア手前からの見事なフリーキックを沈めて同点に追いつく。しかし前半アディショナルタイム、再びディフェンスが甘くなったところをアルゼンチン人FWサンティアゴ・イダルゴに決められ、勝ち越しを許した。後半は両チームともに決定機に欠け、中盤での争いに終始。ラ・レアルはバレネチェアのシュートでチャンスを作ったものの、全体としてはフランスチームの方が追加点に近い展開であり、ディフェンス面の課題が浮き彫りとなる低調な内容に終わった。(via ElDesmarque)

プレシーズンマッチ:サンセはウエスカに敗れるも好印象を残す

ズビエタで行われたレアル・ソシエダB(サンセ)とSDウエスカのプレシーズンマッチは、0-2で敗北を喫した。ジョン・アンソテギ監督率いるチームは前半からボールを支配し、右サイドを中心に攻め込んで高い位置からプレスをかけるなど主導権を握ったが、22分にセルジ・アルメロのダイビングヘッドで先制を許してしまう。サンセはマリエスクレナのミドルシュートや、GKのクリアミスを拾ったソロエタのクロスバーを叩くシュートなどで同点に迫ったものの、相手の堅守に阻まれた。後半も主導権を握る時間帯があったが、決定機を相手GKに防がれ、逆に58分にはセットプレーからトレサコに追加点を奪われた。若さゆえに重要な局面での経験と決定力の差が出た結果となったが、ボールの扱いやインテンシティの高さなど、ポジティブな印象も残している。(via MARCA)

移籍市場:クレイチーへのオファー拒否とCB探しは難航

昨夏にローンで加入したカレタ=カルが期待に応えられず、ディフェンス陣の再建は急務となっている。昨季リーグ最多タイとなる61失点を喫したチームにおいて、マタラッツォ監督は現在、不調気味だったキャプテンのイゴール・スベルディア、ジョン・マルティン、ローンから復帰したジョン・パチェコ、そして経験の浅いルケン・ベイティアの4人のセンターバックを抱えている。クラブは若手をローンで放出し、トップレベルの補強を狙っており、エリック・ブレトスSDはラ・リーガ、コパ・デル・レイ、ヨーロッパリーグを戦うための確かなセンターバックを探している。ターゲットとして、チャンピオンシップに降格したウォルバーハンプトンのチェコ代表CBラディスラフ・クレイチーにオファーを提示したが、ウルブスはこれを拒否した。ウルブスは昨夏に支払った3000万ユーロに近い額を求めており、値下げがない限り獲得は不可能に近い。他にもウェストハムのエドソン・アルバレスやジョナタン・ジェズスなどが候補に挙がっており、エドソン・アルバレスに対しては保有権50%に対して750万ユーロに加え、残りをボーナスで取得する条件のオファーを提示したとされているが、いずれも決定には至っていない。(via Estadio Deportivo)

移籍市場:ブラントの獲得を逃すなどその他の動き

8月に入ってもトップチームの新戦力の公式発表がない状況が続いている。フリーとなっていたドイツ人MFユリアン・ブラントの獲得に強く乗り出し、リーズ・ユナイテッド、ローマ、ガラタサライなどと争奪戦を繰り広げていたが、アヤックスが2029年までの契約で彼を獲得したと公式発表し、理想的な補強を逃す結果となった。チーム全体の収支としては、ここまでの市場でブライス・メンデスがコロンバス・クルーへ600万ユーロで移籍し、アリツ・エルストンドとカルロス・フェルナンデスがフリーで退団した。前述の日本人選手カズナリ・キタの獲得に150万ユーロを費やしたのみに留まっており、移籍市場全体ではプラス450万ユーロの黒字となっている。(via SPORT)

【本日の総括】

プレシーズンマッチでトップチーム、Bチームともに敗北を喫し、守備の課題や決定力の差が浮き彫りになる一日となりました。移籍市場でもターゲットの獲得を逃し、新戦力の補強とチームの立て直しが急務となっています。日本人選手カズナリ・キタの今後のアピールにも期待がかかります。