ジョゼ・モウリーニョ新体制が始動 早期合流選手と豪華スタッフ陣の全容
レアル・マドリードのプレシーズンは7月13日月曜日から公式にスタートしますが、ジョゼ・モウリーニョ新監督と彼のスタッフ陣は、その前の7月10日金曜日からシウダード・レアル・マドリード(バルデベバス)で既に仕事を始めています。モウリーニョ監督は自身のInstagramアカウントにレアル・マドリードのトレーニングウェアを着用した写真を投稿し、『さあ行こう!』とスペイン語で力強く綴りました。
コーチングスタッフの顔ぶれも明らかになっており、最も注目を集めているのがサミ・ケディラ(37歳)の入閣です。2010年から2015年まで選手としてモウリーニョ監督の下でプレーし、記録的なリーグ優勝を果たした際の信頼厚い元ドイツ代表MFは、2021年の引退後初のベンチ入りとなり、監督、フロント、そしてロッカールームを繋ぐ重要なパイプ役を担います。この役職にはペペの名前も挙がっていましたが、第一次政権時代のアイトール・カランカのような役割としてケディラが選ばれました。
戦術面を担当するのは、ベンフィカ時代にモウリーニョ監督と共闘した2人の若きポルトガル人指導者です。ジョアン・トラリャン(45歳)は第一戦術アシスタントを務めます。彼はベンフィカの下部組織で16年間を過ごし、分析的で現代的なサッカー観を持つことで知られ、ASモナコでのティエリ・アンリ、ボルシア・ドルトムントでのヌリ・シャヒンのアシスタント経験も持ちます。彼は第一監督不在時にチームを指揮し、メディア対応を行う能力も備えています。もう一人はペドロ・マチャド(41歳)で、フェネルバフチェ時代からの盟友であり、戦術とフィジカルの統合を担当し、激しいデュエルや素早いトランジションといったモウリーニョスタイルのピッチ上への落とし込みを担います。
フィジカルトレーナーには、アントニオ・ディアス(43歳)が就任しました。彼はウルブス、トッテナム、ノッティンガム・フォレストといったプレミアリーグのクラブでヌーノ・エスピリト・サントと共に働き、ヨーロッパで最も厳しいフィジカルコーチの一人と評価されています。分析部門のトップ(チーフ・マッチアナリスト)にはイタリア人のロベルト・メレッラ(37歳)が就任しました。イタリアやルーマニアの小規模クラブから始まり、スクデットを獲得したインテルやエラス・ヴェローナを経て、2022年にASローマでモウリーニョ監督と合流して以降、トルコやポルトガルなど全てのクラブで行動を共にしています。GKコーチはヌーノ・サントス(53歳)が担当します。彼はトッテナム時代からの右腕であり、カンファレンスリーグを制したローマやベンフィカでも共に働いた強烈な個性と厳しい指導法を持つ人物です。
7月13日のプレシーズン初日から合流する選手は、アンドリー・ルニン、トレント、ラウール・アセンシオ、アルバロ・カレラス、ディーン・フイセン、エドゥアルド・カマヴィンガ、ゴンサロ、フランコ・マスタントゥオノの8名となります。W杯参加組は遅れて合流し、エデル・ミリトン、フェルラン・メンディ、ロドリゴは負傷からのリハビリを継続中です。
カマヴィンガについては、昨季の期待外れのパフォーマンスやW杯フランス代表落選、CL敗退に繋がったバイエルン・ミュンヘン戦での退場などにより、クラブ内での評価が揺らいでいます。2029年までの契約を残しているものの、PSG、チェルシー、マンチェスター・シティ、リバプールからの関心が寄せられており、納得のいくオファーがあれば売却も除外されていない状況でした。しかし、カマヴィンガはクラブへの残留を勝ち取る決意を固めており、公式な合流日を待たずに7月10日の金曜日の朝からバルデベバスに姿を現し、新監督へのアピールを開始しました。モウリーニョ監督は、カマヴィンガの身体的および技術的条件に疑いの余地はないと考えており、イレギュラーなプレシーズン期間を利用して彼を直接分析し、ポテンシャルを引き出すための明確な方向性を与える意向です。💼 (via SPORT / Esport3)
モウリーニョ監督の就任インタビュー 『これは使命だ』と熱い決意を表明
レアル・マドリードのベンチに帰還したジョゼ・モウリーニョ監督は、就任初日にクラブの公式メディアのインタビューに応じ、今回の第二次政権にかける並々ならぬ熱意と哲学を語りました。指揮官は個人的な結果に焦点を当てるのではなく、チーム内に強固な文化を築き上げることを最優先事項として掲げています。
モウリーニョ監督は『言葉だけでは不十分だ。これは使命のようなものだ。自分が多く勝つか少なく勝つかなど、自分のことは心配していない。私は全員を助けるためにここにいるのだ。選手やスタッフを助け、仕事、責任、野心の文化を創り上げたい。そして、私がよく知っていること、つまりレアル・マドリードのために働く責任と名誉を伝えたい。私はこのコンセプトがとても好きなのだ。レアル・マドリード「で」働くのではない、レアル・マドリード「のために」働くのだ。この使命感こそが、私がここにいる理由だ』と語り、クラブへの忠誠心と深い愛情を強調しました。
さらに、新シーズンの計画は就任初日に始まったわけではなく、ずっと前から水面下で進められていたことを明かしました。『私たちはたくさん働いている。今日ここに来て、今日すべてが始まるというわけではない。ずっと前からクラブの様々なレベルの組織と一緒に仕事をしてきた。今は、その場にいなくてもテクノロジーがすべてをコントロールするのに大いに役立ってくれる。これまでにやったこと、これからやらなければならないことすべてをだ』と説明しました。
プレシーズンの最初の2週間は、代表選手が不在の中で若手選手たちと関係を構築する重要な期間となります。『当然、すべての選手が揃っていてほしいが、これから一緒に働く若手選手たちを知ることができる。シーズン中は彼らの多くがカスティージャにいるだろうし、その領域での彼らの成長に参加するのも好きだ』と語り、下部組織の選手育成にも積極的に関与する姿勢を見せました。
最後に指揮官は『何人かのワールドカップチャンピオンも到着するだろう。私は大きな自信を持って来ている。このクラブを愛している。アラ・マドリード、それだけだ』と締めくくり、マドリディスタに向けて自信と情熱に満ちたメッセージを送りました。🗣️ (via SPORT / Esport3)
フロレンティーノ・ペレス会長とモウリーニョ監督の間に早くも意見の相違 ピントゥスの処遇
レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長は、ジネディーヌ・ジダンやカルロ・アンチェロッティで成功を収めた方程式を再現すべく、ジョゼ・モウリーニョを再び監督として招聘しました。これは、無冠に終わった過去2シーズンのスポーツ面の失敗から生じた批判をかわし、会長選挙でエンリケ・リケルメ相手に勝利したものの失われた信用を回復するための、ペレス会長にとっての「最後の弾丸」です。
アンチェロッティ、シャビ・アロンソ、そしてアルベロアといった歴代の監督たちが選手たちの気まぐれに悩まされ、チームがピッチ上でバラバラの集団と化していた状況を重く見た会長は、規律を重んじ、必要とあらば強硬手段も辞さないモウリーニョに全権を委ねる決断を下しました。
しかし、そのモウリーニョ監督とペレス会長、そしてホセ・アンヘル・サンチェスGD(ゼネラルディレクター)との間で、早くも意見の衝突が発生しています。争点となっているのは、フィジカルコーチのアントニオ・ピントゥスと、GKコーチのルイス・ジョピスの処遇です。モウリーニョ監督はベンフィカ時代から絶大な信頼を寄せるアントニオ・ディアスをフィジカルトレーナーとしてチームに組み込んでおり、ピントゥスを自身の構想に含めていません。
この状況は、シャビ・アロンソが監督に就任した昨夏にピントゥスの起用を拒否したものの、最終的にペレス会長の強い意向により解任の数日前にチームに組み込まれた事態と酷似しています。現在、クラブの組織図においてピントゥスとジョピスの役割は明確に定義されておらず、非常に不透明な状態となっています。強大なエゴを持つモウリーニョ監督とペレス会長の間のこの「最初の戦い」は、無冠から抜け出し勝利を義務付けられたチームの将来にとって、避けては通れない相互理解への試金石となります。⚡ (via Mundo Deportivo / SPORT / Esport3)
ヴィニシウス・ジュニオールとの契約延長交渉に急展開 7月末に合意の可能性
数ヶ月にわたり完全に停滞し、一時は不確実な領域に足を踏み入れていたヴィニシウス・ジュニオールの契約延長交渉に、大きな動きが見られています。ヴィニシウスの現行契約は2027年6月30日までとなっており、すでに契約の最終年(2026-27シーズン)に突入しています。もし2027年1月1日までに契約を延長できなければ、彼はフリーエージェントとして他クラブと自由に交渉できるようになります。レアル・マドリードはこの事態を何としても避ける方針であり、交渉がこのまま平行線をたどるようであれば、移籍金ゼロでの退団を防ぐために今夏中の売却も検討せざるを得ないという憶測まで飛び交っていました。
しかし、最近になってクラブと選手の間に存在した悲観的なムードは消え去り、ポジティブな展開を迎えています。ここ数日の間に行われた対話によって両者の溝は埋まりつつあり、7月の最終週(休暇明けでプレシーズンに合流する前)にミーティングを設定し、一気に契約延長をまとめる計画が立てられています。レアル・マドリードの幹部たちは、バケーション期間中に焦って重要な交渉をまとめることを避けるのが常であり、今回もその戦略に則って落ち着いて交渉を進めています。
クラブとヴィニシウスの双方は、常に関係を継続したいという強い意志を共有してきました。ヴィニシウスはマドリードで歴史を作り続けることを望んでおり、クラブ側も彼をキリアン・エムバペ、ジュード・ベリンガムとともにスポーツプロジェクトの不可欠な柱と見なしています。金銭面での意見の相違がこれまでの障害となっていましたが、現在クラブが提示しているオファーは無期限のものではありません。ジョゼ・モウリーニョ新監督もこの方針を全面的に支持しており、契約延長が完了すれば、ヴィニシウスは第二キャプテンとしての地位をさらに強固なものとし、新シーズンに臨むことになります。クラブにとっては、不安定な状況がチームに悪影響を及ぼす前に、迅速にこの問題を解決することが最優先事項となっています。✍️ (via ElDesmarque / SPORT / MARCA / Mundo Deportivo)
ヴィニシウスがW杯でのブラジル敗退を受けて謝罪メッセージ ベリンガムも反応
アメリカ、メキシコ、カナダで共同開催されているワールドカップ2026において、ブラジル代表はラウンド16でアーリング・ハーランド擁するノルウェー代表に1-2で敗れ、1990年大会以来となるベスト8以前での早期敗退という大きな挫折を味わいました。カルロ・アンチェロッティ監督が率いたブラジル代表は、負傷でハフィーニャを欠き、大会を通じて優勝候補としての力強さを示すことができませんでした。その中でヴィニシウスは、5試合に出場して4ゴール1アシストを記録し、チームを牽引する最高のパフォーマンスを見せたものの、ノルウェー戦でブルーノ・ギマランイスが失敗したPKを自らが蹴らなかったことで一部から批判も浴びていました(これについてはアンチェロッティ監督と選手自身がキッカーの順番について説明済みです)。
大会敗退後、沈黙を破ったヴィニシウスは自身のSNSを通じて、ブラジルのファンに向けた長文の謝罪メッセージを公開しました。彼は『ほぼ4年が経ち、ワールドカップでの挫折の後に書いたことを再び考えている。あらゆる年齢の多くの人々が私を応援し、私たちの夢を抱きしめてくれているのを見た。だから、沈黙を守るのは不公平だと思った。でも、少し考える時間が必要だった。代表チームのシャツを着ることは私の人生における最大の誇りであり、ワールドカップをベスト16で敗退するという感情は説明するのが難しい。自分がどれだけ準備し、どれだけ集中し、皆や家族のためにこれをどれほど望んでいたか分かっている。フラストレーションの感情は途方もなく大きい。私たちにはもっと上を目指せるだけの強いグループがあったが、達成できなかった。皆さんに謝罪し、再び世界の頂点に立つという夢のために戦い続ける』と、深い落胆と未来への決意を綴りました。
このヴィニシウスの痛切なメッセージに対し、レアル・マドリードでのチームメイトであるジュード・ベリンガムが即座に反応し、コメント欄にハートマークを添えて全面的な支持と連帯の意を示しました。ヴィニシウスはこれから短いバケーションに入り、その後レアル・マドリードのプレシーズンに合流してモウリーニョ新体制でのスタートを切ることになります。🇧🇷 (via SPORT / ElDesmarque / MARCA)
ジュード・ベリンガムがトップ下起用をモウリーニョ監督にアピール
イングランド代表としてワールドカップを戦っているジュード・ベリンガムは、ここまで4ゴール1アシストを記録し、ハリー・ケイン(6ゴール1アシスト)とともにチームの準々決勝進出に大きく貢献しています。トーマス・トゥヘル監督率いるイングランド代表で本来の輝きを取り戻した彼は、母国のファンを熱狂させています。そのベリンガムは、自身に向けられる批判に対して反論するとともに、レアル・マドリードのジョゼ・モウリーニョ新監督に向けて、自身の最適なポジションについてのメッセージを送りました。
ベリンガムは『運でゴールを決めている? 何度もペナルティエリアに侵入してもゴールできずに「ああ、なんて運が悪いんだ」と言う選手もいる。私は30回侵入して、もしかしたら1ゴール決めるかもしれない。私のマージンははるかに小さいが、それでも挑戦し続ける。そして、何かが何度も繰り返して起これば、それは運ではない。ゴールを決めるのはとても満足感のある感覚で、簡単なゴールを決めたと批判されるだろうが、実のところ私はそれが大好きなんだ』と語り、自身のプレースタイルへの自信を露わにしました。
昨シーズンのレアル・マドリードでの1年目、ベリンガムはヴィニシウスやロドリゴの背後でプレーし、23ゴール12アシストという驚異的な成績を残し、チャンピオンズリーグ、ラ・リーガ、スーペルコパ・デ・エスパーニャの三冠達成の原動力となりました。しかし、キリアン・エムバペの加入により、チームが3トップを採用する機会が増え、ベリンガムのポジションはより後方に下がる状況が生まれ、その結果として彼の得点効率や影響力が低下してしまいました。現在、肩の負傷からも完全に回復している彼は、フォワードの背後(トップ下)でのプレーを最も好んでおり、より前線に近い位置で起用されることがチームにとっても自身にとっても最大の利益になると、モウリーニョ監督にアピールしています。🏴 (via SPORT)
アルバロ・カレラスの去就 チェルシーのシャビ・アロンソ監督が獲得を狙うも残留の方向
レアル・マドリードの左サイドバック、アルバロ・カレラスの去就が注目を集めています。ガリシア州出身のカレラスは、昨夏にベンフィカから5000万ユーロの移籍金で加入しました。シャビ・アロンソが監督を務めていた半年間はレギュラーとして重用され、センターバックとしても起用されるなど高い評価を受けていました。しかし、アトレティコ・マドリードとのダービーマッチで5-2という歴史的な大敗を喫した試合での壊滅的なパフォーマンスが転機となりました。彼の担当する左サイドはアトレティコにとって障害物のない高速道路と化し、それ以降カレラスは自信を喪失。レアル・マドリードというビッグクラブでスタメンを張る器があるのかという疑問が噴出し、競争力を欠いたままベンチ要員へと降格してしまいました。
現在、レアル・マドリードの左サイドバックは、新たにマルク・ククレジャを約6000万ユーロで獲得し、フェルラン・メンディも健在であるため、人員過剰の状態にあります(フラン・ガルシアはベティスへ移籍しました)。こうした状況の中、チェルシーの監督に就任したシャビ・アロンソが、ククレジャの代役としてカレラスの獲得を強く希望しています。チェルシーは移籍の可能性を探るため、2500万ユーロのオファーを提示しましたが、レアル・マドリードはこの金額を一顧だにせず拒否しました。現在のカレラスの市場価値は5000万ユーロであり、レアル・マドリードがベンフィカに支払った金額と同額です。クラブは5000万ユーロ以上のオファーでなければ交渉のテーブルには着かない方針を固めています。
一方で、ジョゼ・モウリーニョ新監督は、昨季終盤に批判を浴びたすべての選手に対して疑いの利益(名誉挽回の機会)を与える姿勢を示しており、カレラスについても現時点ではチームに残す決定を下しています。チェルシー側もレアル・マドリードの要求額を把握しており、シャビ・アロンソ監督がカレラスに対してスタメンを確約して説得できるかどうかが、今後の移籍交渉の鍵となります。🛡️ (via SPORT / Esport3)
ダニ・セバージョスがフリーで退団 ベティス復帰に向けて交渉中
ダニ・セバージョスはレアル・マドリードとの契約を解除し、フリーエージェントとなりました。彼は金曜日のお昼過ぎにマドリード発のAVE(高速鉄道)で故郷であるセビージャのサンタ・フスタ駅に到着し、満面の笑みでメディアのカメラに応じました。表向きは休暇を利用して祖父母や家族に会い、双子の娘の出産を控えるパートナーと共に過ごすためとしていますが、その背後ではレアル・ベティスへの復帰に向けた交渉が水面下で進められています。
セバージョスはサンタ・フスタ駅で『ああ、全部順調だよ。今は休むため、祖父や家族に会うために来たんだ。(レアル・ベティスとの交渉について問われると)もう話したよ。今、私が唯一望んでいるのは、プレーすること、そして自分を重要だと感じることだ。それ以外のことは、私のスポーツキャリアのこの段階においては完全に二次的なものだ。それしか言えない』と語り、金銭面がベティス復帰の障害にはならないことを暗に示しました。
実際のところ、ベティスのアンヘル・アロ会長は先日、『現在の状況では、ダニはベティスにとって現実的な選択肢ではない。彼がレアル・マドリードに長くいたのは素晴らしい選手だからだが、獲得にはスポーツディレクターと監督が望むこと、経済的に適合すること、クラブの哲学に合うことなど、複数の条件を満たす必要がある。今のところそれらは満たされていない』と語り、交渉の難しさを認めていました。さらに、セバージョスはレアル・マドリードからフリーで退団するために残りの給与を放棄し、手取り500万ユーロという高額な年俸も大幅に減額する覚悟を示しています。それにもかかわらず、セバージョスの代理人側はフリーで加入するための契約金(サインオンボーナス)をベティスに要求しており、これが交渉のネックとなっています。
ベティス側はマヌ・ファハルドSDを中心に極秘裏に交渉を進めており、セバージョスをチーム内の最高給取り(イスコやアントニーに近いレベル)に位置づける努力をしています。マヌエル・ペレグリーニ監督、フロント、スポーツディレクターの全員が彼の復帰を支持していますが、クラブの財政を危険に晒すことはできないため、新たな売却によるサラリーキャップの確保と、選手側のさらなる歩み寄りを待っている状態です。一方で、アヤックスのミチェル監督もセバージョスの獲得に強い関心を示しており、ほぼ毎日彼に電話をかけて説得を試みているといいます。🚆 (via Estadio Deportivo / ElDesmarque / MARCA)
退団・新加入選手の動向 ククレジャらの加入とカルバハルらの退団
今夏のレアル・マドリードは、人員整理と補強を積極的に進めています。これまでにダニエル・カルバハル、ダビド・アラバ、ダニ・セバージョス、フラン・ガルシアの4名がチームを去りました(フラン・ガルシアはベティスに加入済み)。
一方で、新たに4名の選手を獲得しました。チェルシーから約6000万ユーロでスペイン代表の左サイドバック、マルク・ククレジャを獲得し、さらにベルナルド・シウバ、イブラヒマ・コナテ、デンゼル・ダンフリースという実力者たちをチームに加えています。この結果、ジョゼ・モウリーニョ監督のファーストチームは現在26名の選手で構成されており、前述の通り左サイドバックのポジションが人員過剰となっています。🔄 (via SPORT / Esport3)
下部組織出身選手の売却益で5000万ユーロ超を獲得 ククレジャ獲得の資金源に
レアル・マドリードは近年、下部組織(ラ・ファブリカ)の選手たちをトップチームで活躍させることには苦労しているものの、経済的な側面においては彼らから莫大な利益を生み出しています。特に今夏は、カタルーニャ出身の元下部組織選手たちの移籍によって大きな潤いを得ています。
直近では、バルセロナのサンタ・パルパトゥア・ダ・モグダ出身であるセンターバックのマリオ・ヒラが、ラツィオからミランへ3000万ユーロで移籍しました。レアル・マドリードは以前彼を売却した際に600万ユーロを受け取っており、さらに保有権の50%を維持していたため、今回の移籍で新たに1500万ユーロの配当を手にしました。また、バルセロナ出身のウインガー、ビクトル・ムニョスがオサスナからリバプールへ2500万ユーロ以上で移籍した際にも、マドリードは以前オサスナから500万ユーロを受け取っていました。
さらに、公式発表はまだですが、ジローナのパラモース出身のFWアルバロ・ロドリゲスが、エルチェからボーンマスへ約2500万ユーロで移籍することが濃厚となっています。レアル・マドリードはエルチェに彼の保有権の50%を200万ユーロで売却していたため、この移籍が成立すれば1250万ユーロを手にする見込みです。
これら3人のカタルーニャ出身選手に関する取引だけで、レアル・マドリードは総額5000万ユーロ以上をクラブの金庫に収めることになります。この潤沢な資金は、チェルシーから約6000万ユーロで獲得したマルク・ククレジャの移籍金を賄うための重要な財源として活用されます。💰 (via Esport3)
ティボー・クルトワがW杯で負傷 ベルギー代表の活動を一時休止する意向
ワールドカップ準々決勝のスペイン対ベルギー戦で、レアル・マドリードの守護神であるティボー・クルトワに悲劇が襲いました。試合は1-1の同点で拮抗していましたが、後半に入りスペインの猛攻を再三の好セーブで凌いでいたクルトワは、66分の水分補給のブレイク時に左脚の太腿(大腿四頭筋)に違和感を訴えてピッチに座り込みました。医療スタッフの治療を受けて一度はプレーを続行したものの、71分に自ら交代を要求し、涙を拭いながらピッチを後にしました。彼の代わりにW杯初出場となるセネ・ラメンスがゴールマウスを守りましたが、88分にパウ・クバルシの強烈なシュートをファンブルし、ミケル・メリノに決勝ゴールを押し込まれてベルギーは敗退しました。
試合後、クルトワはメディアの取材に応じ、『とても悔しい。デ・ケテラーレへのロングボールを蹴ったのが原因だと思う。70〜80メートルのパスを30本近く蹴ったことで筋肉に負荷がかかり、ハムストリングが張っているように感じた。セーブした時にも違和感があり、次にロングボールを蹴ろうとした時に限界を感じた。蹴れなくても続けようとしたが、100%の状態でないなら交代だと監督に言われた。不運にもこぼれ球がファビアン(メリノ)の前に落ちてしまった。サッカーとはそういうものだ。ラメンスを責めてはいけない。彼はマンチェスター・ユナイテッドで素晴らしいシーズンを送った名GKであり、あんな結末は相応しくない』と、涙の理由と交代の経緯を説明し、後輩を庇いました。自身の状態については『無理をしていないので深刻な怪我ではないと思う。数日後にマドリードでMRI検査を受ける。8月中旬には完璧な状態でシーズンを迎えられることを願っている』と軽傷を強調しました。
さらにクルトワは、ベルギー代表としての自身の将来について衝撃的な発言を行いました。『代表での未来については、少し休みを取りたいと思っている。それほど重要ではないネーションズリーグは休み、EUROの予選で戻るかもしれない。静かな1年を過ごし、マドリードに残って少し回復したいというのが私の個人的な意見だ。最終的には連盟や監督と話し合って決めることだが、もしそのプランを受け入れてもらえないのであれば、今日が私の代表での最後の試合になるかもしれない』と述べ、代表活動の一時休止、あるいは状況次第では引退の可能性も示唆しました。🧤 (via Estadio Deportivo / SPORT / MARCA / Mundo Deportivo / ElDesmarque / Esport3)
エムバペが負傷から回復しスペイン戦へ ヤマルとの対戦成績は劣勢
レアル・マドリードの新たなスター、キリアン・エムバペは、ワールドカップ準々決勝のモロッコ戦で足首を強打し、試合終盤に途中交代を余儀なくされていました。しかし、休養日を挟んで行われたフランス代表のベントレー大学でのトレーニングセッションに、エムバペは何の制限もなく通常通り参加しました。ベンチに下がった直後からアイシングなどの処置を行っていたため深刻な事態には至らず、ランニングやアクティベーションのメニューを笑顔でこなし、7月14日火曜日にダラスで行われるスペイン代表との準決勝に万全の状態で臨めることをアピールしました。
この準決勝は、エムバペとバルセロナの若き至宝ラミン・ヤマルという、世界最高峰の二人のスターの直接対決として大きな注目を集めています。これまでのクラブおよび代表での直接対決は10回を数えますが、意外にもエムバペにとってはヤマルが「天敵」となっています。エムバペの勝利は2023-24シーズンのチャンピオンズリーグ準々決勝での2勝(パリで2-3、モンジュイックで1-4)のみです。それ以降、EURO2024準決勝(2-1)、今季最初のエル・クラシコ(0-4)、スーペルコパ・デ・エスパーニャ(2-5)、コパ・デル・レイ決勝(延長戦の末3-2)、リーグ戦でのクラシコ(4-3)、ネーションズリーグ準決勝(5-4)、そして今季のスーペルコパ(3-2)と、ヤマルが8勝を挙げており、エムバペは劣勢に立たされています。エムバペがこのジンクスを打ち破れるかどうかが、スペイン戦の大きな焦点となります。🇫🇷 (via MARCA / ElDesmarque)
アレックス・ヒメネスがボーンマスからフィオレンティーナへ移籍
レアル・マドリードの下部組織出身で、U-21スペイン代表の右サイドバックであるアレックス・ヒメネスが、プレミアリーグのボーンマスからイタリア・セリエAのフィオレンティーナへ買い取りオプション付きのレンタル移籍をすることが決定しました。フィオレンティーナの新たなスポーツディレクター、ファビオ・パラティチが獲得を主導しており、買い取り金額は2000万ユーロに設定されています。ヒメネスは未成年へのメッセージ送信というスポーツ外の不祥事により、5月にボーンマスでチームから外されていました。ボーンマスは今年の3月にACミランから2000万ユーロ弱でヒメネスを買い取っており、その際、育成元のレアル・マドリードも移籍金の一部を受け取っていました。✈️ (via MARCA / SPORT)
【本日の総括】
ジョゼ・モウリーニョ新監督率いる新体制が早くもバルデベバスで始動しました。カマヴィンガら一部の選手が早期合流しアピールを開始する一方、ヴィニシウスの契約延長交渉が大きく進展するなど、新シーズンに向けた準備が加速しています。代表戦ではクルトワが負傷しベルギー代表での活動休止を示唆、エムバペは怪我から回復しスペイン戦に臨みます。下部組織選手の売却益が新戦力獲得の資金源となるなど、フロントの動きも活発です。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
モウリーニョ監督の招聘は、単なる規律の再導入ではなく、戦術的な再構築を意味します。特に注目すべきは、戦術・フィジカル統合を担うペドロ・マチャドの存在です。激しいトランジションとデュエルを重視する彼らのスタイルは、昨季のチームが抱えていた守備の脆さや、中盤の強度不足を解消するための明確な処方箋となるでしょう。ベリンガムがトップ下起用を熱望する背景には、新体制下での役割分担を早期に確立したいという意図が見えます。カマヴィンガの早期合流も含め、個々のポテンシャルをモウリーニョ流の組織論にどう落とし込むか。その噛み合わせこそが、今季の成否を分ける鍵となります。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
ペレス会長がモウリーニョを呼び戻したことは、クラブの現状に対する強い危機感の表れです。しかし、早くもピントゥスらの処遇を巡る意見の相違が報じられている点は見逃せません。これは単なる人事の衝突ではなく、クラブの伝統的なフィジカル管理手法と、監督が求める専門スタッフの主導権争いです。モウリーニョは「レアル・マドリードのために働く」という使命感を強調していますが、強大なエゴを持つ両者が、いかにして組織としての調和を保つのか。この緊張感こそが、今季のクラブ運営における最大の試金石となるでしょう。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
今夏の編成は、下部組織出身者の売却益をククレジャ獲得の資金に充てるなど、非常に合理的な経済戦略が目立ちます。ヴィニシウスとの契約延長交渉が最終局面にあることは、チームの柱を固定する上で極めて重要です。一方で、セバージョスの退団やカレラスの去就など、人員過剰なポジションの整理も急務となっています。特に左サイドバックはククレジャの加入で飽和状態にあり、シャビ・アロンソ率いるチェルシーとの交渉を含め、適正な市場価値での放出と登録枠の最適化が、今後の補強の余地を左右することになるでしょう。