ジョゼ・モウリーニョ新体制が始動 早期合流選手と豪華スタッフ陣の全容

レアル・マドリードのプレシーズンは7月13日月曜日から公式にスタートしますが、ジョゼ・モウリーニョ新監督と彼のスタッフ陣は、その前の7月10日金曜日からシウダード・レアル・マドリード(バルデベバス)で既に仕事を始めています。モウリーニョ監督は自身のInstagramアカウントにレアル・マドリードのトレーニングウェアを着用した写真を投稿し、『さあ行こう!』とスペイン語で力強く綴りました。

コーチングスタッフの顔ぶれも明らかになっており、最も注目を集めているのがサミ・ケディラ(37歳)の入閣です。2010年から2015年まで選手としてモウリーニョ監督の下でプレーし、記録的なリーグ優勝を果たした際の信頼厚い元ドイツ代表MFは、2021年の引退後初のベンチ入りとなり、監督、フロント、そしてロッカールームを繋ぐ重要なパイプ役を担います。この役職にはペペの名前も挙がっていましたが、第一次政権時代のアイトール・カランカのような役割としてケディラが選ばれました。

戦術面を担当するのは、ベンフィカ時代にモウリーニョ監督と共闘した2人の若きポルトガル人指導者です。ジョアン・トラリャン(45歳)は第一戦術アシスタントを務めます。彼はベンフィカの下部組織で16年間を過ごし、分析的で現代的なサッカー観を持つことで知られ、ASモナコでのティエリ・アンリ、ボルシア・ドルトムントでのヌリ・シャヒンのアシスタント経験も持ちます。彼は第一監督不在時にチームを指揮し、メディア対応を行う能力も備えています。もう一人はペドロ・マチャド(41歳)で、フェネルバフチェ時代からの盟友であり、戦術とフィジカルの統合を担当し、激しいデュエルや素早いトランジションといったモウリーニョスタイルのピッチ上への落とし込みを担います。

フィジカルトレーナーには、アントニオ・ディアス(43歳)が就任しました。彼はウルブス、トッテナム、ノッティンガム・フォレストといったプレミアリーグのクラブでヌーノ・エスピリト・サントと共に働き、ヨーロッパで最も厳しいフィジカルコーチの一人と評価されています。分析部門のトップ(チーフ・マッチアナリスト)にはイタリア人のロベルト・メレッラ(37歳)が就任しました。イタリアやルーマニアの小規模クラブから始まり、スクデットを獲得したインテルやエラス・ヴェローナを経て、2022年にASローマでモウリーニョ監督と合流して以降、トルコやポルトガルなど全てのクラブで行動を共にしています。GKコーチはヌーノ・サントス(53歳)が担当します。彼はトッテナム時代からの右腕であり、カンファレンスリーグを制したローマやベンフィカでも共に働いた強烈な個性と厳しい指導法を持つ人物です。

7月13日のプレシーズン初日から合流する選手は、アンドリー・ルニン、トレント、ラウール・アセンシオ、アルバロ・カレラス、ディーン・フイセン、エドゥアルド・カマヴィンガ、ゴンサロ、フランコ・マスタントゥオノの8名となります。W杯参加組は遅れて合流し、エデル・ミリトン、フェルラン・メンディ、ロドリゴは負傷からのリハビリを継続中です。

カマヴィンガについては、昨季の期待外れのパフォーマンスやW杯フランス代表落選、CL敗退に繋がったバイエルン・ミュンヘン戦での退場などにより、クラブ内での評価が揺らいでいます。2029年までの契約を残しているものの、PSG、チェルシー、マンチェスター・シティ、リバプールからの関心が寄せられており、納得のいくオファーがあれば売却も除外されていない状況でした。しかし、カマヴィンガはクラブへの残留を勝ち取る決意を固めており、公式な合流日を待たずに7月10日の金曜日の朝からバルデベバスに姿を現し、新監督へのアピールを開始しました。モウリーニョ監督は、カマヴィンガの身体的および技術的条件に疑いの余地はないと考えており、イレギュラーなプレシーズン期間を利用して彼を直接分析し、ポテンシャルを引き出すための明確な方向性を与える意向です。💼 (via SPORT / Esport3)

モウリーニョ監督の就任インタビュー 『これは使命だ』と熱い決意を表明

レアル・マドリードのベンチに帰還したジョゼ・モウリーニョ監督は、就任初日にクラブの公式メディアのインタビューに応じ、今回の第二次政権にかける並々ならぬ熱意と哲学を語りました。指揮官は個人的な結果に焦点を当てるのではなく、チーム内に強固な文化を築き上げることを最優先事項として掲げています。

モウリーニョ監督は『言葉だけでは不十分だ。これは使命のようなものだ。自分が多く勝つか少なく勝つかなど、自分のことは心配していない。私は全員を助けるためにここにいるのだ。選手やスタッフを助け、仕事、責任、野心の文化を創り上げたい。そして、私がよく知っていること、つまりレアル・マドリードのために働く責任と名誉を伝えたい。私はこのコンセプトがとても好きなのだ。レアル・マドリード「で」働くのではない、レアル・マドリード「のために」働くのだ。この使命感こそが、私がここにいる理由だ』と語り、クラブへの忠誠心と深い愛情を強調しました。

さらに、新シーズンの計画は就任初日に始まったわけではなく、ずっと前から水面下で進められていたことを明かしました。『私たちはたくさん働いている。今日ここに来て、今日すべてが始まるというわけではない。ずっと前からクラブの様々なレベルの組織と一緒に仕事をしてきた。今は、その場にいなくてもテクノロジーがすべてをコントロールするのに大いに役立ってくれる。これまでにやったこと、これからやらなければならないことすべてをだ』と説明しました。

プレシーズンの最初の2週間は、代表選手が不在の中で若手選手たちと関係を構築する重要な期間となります。『当然、すべての選手が揃っていてほしいが、これから一緒に働く若手選手たちを知ることができる。シーズン中は彼らの多くがカスティージャにいるだろうし、その領域での彼らの成長に参加するのも好きだ』と語り、下部組織の選手育成にも積極的に関与する姿勢を見せました。

最後に指揮官は『何人かのワールドカップチャンピオンも到着するだろう。私は大きな自信を持って来ている。このクラブを愛している。アラ・マドリード、それだけだ』と締めくくり、マドリディスタに向けて自信と情熱に満ちたメッセージを送りました。🗣️ (via SPORT / Esport3)