[移籍動向] PSGがフェラン・トーレス獲得に本腰、アデイェミ加入で退団加速か

パリ・サンジェルマン(PSG)がフェラン・トーレスの獲得に向けて交渉を本格化させており、両者は契約期間や経済条件を残し原則合意に達している。ゴンサロ・ハモスがミランへ移籍し、コロ・ムアニもユベントスへ移籍する見込みのPSGにおいて、かつてスペイン代表で彼を重用したルイス・エンリケ監督がベンチ強化の切り札として獲得を熱望している。バルセロナはフェランの市場価値を約5000万ユーロに設定し、それ以下の額では譲らない強気の姿勢を見せている。フェランの契約は残り1年となっており、クラブは来夏に彼がフリーで退団するリスクを避けるため、更新か売却かの決断を迫られている。選手本人は当初バルサ残留とチャンピオンズリーグ制覇を望んでいたが、PSGのオファーに納得し移籍を前向きに捉え始めている。バルサの攻撃陣は、新加入のアンソニー・ゴードンや獲得間近のカリム・アデイェミ、そしてフリアン・アルバレスの加入が見込まれることで激しい定位置争いが予想され、フェランの出場機会は減少する可能性が高い。フェランの売却資金は、アデイェミやフリアン・アルバレス獲得のための重要な資金源となる。また、クラブはフェランの他にマルク・カサド、ロナルド・アラウホ、ハフィーニャ、ルーニー・バルドグジらも市場に出している。(via SPORT, MARCA, Estadio Deportivo, Mundo Deportivo)

[移籍動向] カリム・アデイェミ獲得で口頭合意、移籍金は2200万+変動700万ユーロ

バルセロナはボルシア・ドルトムントのドイツ代表FWカリム・アデイェミの獲得について、クラブ間で口頭合意に達した。移籍金は固定2200万ユーロに加え、タイトル獲得や出場試合数に応じた変動ボーナス700万ユーロとなり、さらにドルトムントが将来の売却益の20%を保持する条項が盛り込まれた。アデイェミは2031年6月30日までの5年契約を結び、手取り年俸は600万ユーロ(クラブ負担は1200万ユーロ)となる。彼は今年初めにドルトムントからの契約更新オファーを拒否しており、ブンデスリーガを離れてバルサでプレーすることを強く望んでいた。ドルトムント側は当初、固定2000万ユーロのオファーを拒否し4000万ユーロを要求していたが、バルサが条件を改善したことで交渉が一気に加速した。文書の最終調整が行われており、来週にもバルセロナに到着して契約書にサインし、7月13日月曜日からのプレシーズン、または7月27日からのイギリス・バーミンガムでの合宿に合流する予定だ。(via SPORT, MARCA, Mundo Deportivo, ElDesmarque)

[移籍動向] フリアン・アルバレス獲得へラポルタ会長が直接交渉、約1億3000万ユーロを用意

アトレティコ・マドリードのFWフリアン・アルバレス獲得作戦は、現在行われているW杯終了後まで一時休止となっているが、水面下で交渉は着実に進行している。ジョアン・ラポルタ会長は、マテウ・アレマニーSDがアトレティコのエンリケ・セレソ会長やミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOに最初のオファーを即座に伝えなかった対応に怒り、自ら仲介役として直接交渉の主導権を握った。バルサはW杯終了後、約1億3000万ユーロの最終オファーを提示する予定であり、この金額が選手の適正価値であるとして、アトレティコが要求する1億5000万ユーロまでは引き上げない方針を固めている。また、アトレティコが後釜を確保する時間的猶予を与える戦略もとっている。レアル・マドリードからのオファーも噂されているが、バルサ側はそれが移籍金をつり上げるための見せかけであると認識しており、選手本人はハンジ・フリック監督のプロジェクトを優先し、バルサでのプレーを望んでいると確信している。(via SPORT, ElDesmarque)

[移籍動向] アル・ヒラルがハフィーニャに巨額オファー提示も、本人は残留を希望

サウジアラビアのアル・ヒラルがハフィーニャの獲得に執念を燃やしており、白紙の小切手を用意してバルセロナに接触している。移籍金8000万ユーロ以上、年俸は手取り約5000万ユーロという破格の条件を提示する準備がある。しかし、現在W杯で早期敗退し休暇中のハフィーニャは、サウジアラビア側の話を聞くことを拒否しており、来季もフリック監督のプロジェクトに留まることを強く希望している。昨季は怪我に泣かされたものの、ロッカールームで重要な役割を担う彼は、2028年まで残る契約を全うし、バルサでチャンピオンズリーグ優勝を果たすという目標を持っている。クラブ側はハフィーニャの意思を尊重する構えだが、もし本人が移籍を受け入れれば扉は開かれる。バルサはすでにアンソニー・ゴードンを獲得しており、退団に備えた動きを見せている。アル・ヒラルは今後、選手と直接会談して説得を試みる予定だ。(via SPORT)

[移籍動向] 元バルサのトリンコンにアル・アハリが5000万ユーロのオファー

元バルセロナのFWフランシスコ・トリンコンが、スポルティングCPから移籍する可能性が浮上している。サウジアラビアのアル・アハリが5000万ユーロの巨額オファーを提示しており、イングランドのマンチェスター・シティやトッテナムも獲得に興味を示している。スポルティングCPは設定されている契約解除金6000万ユーロに対し、5000万ユーロでの放出を容認する構えだ。バルセロナは過去に彼を合計1800万ユーロ(2回に分けて権利を売却)でスポルティングに売却している。(via SPORT)

[カンテラ] 18歳の逸材ジェシー・ビシウ獲得へ再始動、Bチーム過去最大の投資へ

バルセロナはクラブ・ブルージュに所属する18歳の才能ある左利きのウイング、ジェシー・ビシウの獲得に向けて再始動した。最初の1000万ユーロのオファーは拒否されたものの、バルサが将来の売却益の高い割合をブルージュに残す条件を受け入れることで、クラブ間合意が近づいている。ビシウの契約は来季で切れるため、ブルージュ側も譲歩する姿勢を見せている。デコSDとジョアン・アマラルが直接交渉を主導し、選手とは今後4シーズンの契約ですでに合意済みだ。ビシウは圧倒的なスピードと1対1の強さを持ち、カタールで開催されたU-20W杯でベルギー代表として活躍してバルサのスカウトを魅了した。プレミアリーグのクラブからも接触があったが、本人は数ヶ月前からバルサ行きを決断していた。まずはバルサ・アスレティック(Bチーム)に加入し、トップチームのダイナミクスに入る計画で、Bチームの選手としては過去最大の投資となる見込みだ。(via SPORT)

[トップチーム] フリック監督の戦術構想:圧倒的なプレスと流動的な攻撃陣の形成

ハンジ・フリック監督は、就任3年目となる新シーズンに向けて、代名詞である「ゲーゲンプレッシング(カウンタープレス)」の徹底を掲げている。アンソニー・ゴードンやカリム・アデイェミといったスピードとプレス能力に優れた選手の獲得は、守備の脆弱性が構造や前線のプレスの欠如にあるという分析に基づいている。昨季、オフ・ザ・ボールの動きの欠如を理由にマーカス・ラッシュフォードの買取条項(3000万ユーロ)を行使せずに退団させたのも、この戦術的理由からだ。フリック監督は新たなディフェンダーの補強を見送り、ジェラール・マルティンとパウ・クバルシのセンターバックコンビに手応えを感じている。また、ラミン・ヤマルをインサイド(中央)でプレーさせる構想も持っており、ヤマル自身も『ウイングだと3人に守られるが、中央なら1対1の状況を作れ、より決定的な仕事ができる。将来的には中央でプレーすることになるだろう』と語っている。フリアン・アルバレスが加入すれば、固定の9番を置かない流動的な攻撃陣を形成する可能性がある。(via SPORT)

[トップチーム] フェルミン、ベルナル、フォルトがプレシーズンに向け自主トレを開始

7月13日月曜日のプレシーズン正式スタートを前に、フェルミン・ロペス(23歳)、マルク・ベルナル(19歳)、エクトル・フォルト(19歳)がシウタ・エスポルティバで数日前から自主トレーニングを開始している。ペドリ、デ・ヨング、ガビ、カサド、オルモらがひしめく中盤での熾烈な定位置争いを勝ち抜くため、フェルミンとベルナルはアピールに燃えている。フェルミンは5月17日に右足第5中足骨を骨折し、W杯出場を逃した悔しさをバネにリハビリに励んでおり、開幕戦での復帰を目指している。ベルナルは怪我を乗り越え、昨季の好調を維持して主力定着を狙う。また、エルチェでの実りあるレンタル移籍を終えたフォルトは、フリック監督の構想に入るため他クラブからのオファーには耳を貸さない構えだ。金曜日には自身の原点であるペーニャ・バルセロニスタ・アングエラのキャンプをサプライズ訪問し、子供たちと交流した。(via Mundo Deportivo)

[トップチーム] 新加入アンソニー・ゴードン、W杯中にスペイン語学習を開始

バルセロナへの加入が決まったイングランド代表FWアンソニー・ゴードンは、W杯の合間を縫ってスペイン語の学習を始めている。ニューカッスル時代にマドリード出身の理学療法士とスペイン語やカタルーニャ語で会話をしていた経験があり、イングランド代表の合宿所で既に9回のレッスンを受けている。ゴードンは新しい言語を学ぶ苦労を語りつつも、早くクラブや街に馴染みたいという強い意欲を見せている。また、ゴードンはバルサの元選手であるマーカス・ラッシュフォードが、バルセロナでの家探しやクラブの情報を教えてサポートしてくれていることを明かし、『彼は誤解されがちだが、謙虚でサッカーを愛する素晴らしい青年だ』と感謝を述べている。さらに、W杯メキシコ戦でハビエル・アギーレ監督から暴言を吐かれたエピソードについても『激しい試合での出来事で面白かった。褒め言葉として受け取った』と振り返り、そのメンタルの強さを見せている。(via SPORT)

[クラブ動向] カンプ・ノウの改修と「1-1ルール」復帰を見据えた中長期的補強戦略

Spotifyカンプ・ノウでは、新シーズンに向けた芝の張り替え作業が開始された。ガンペール杯とリーグ戦開幕に向けて、人工繊維と天然芝を組み合わせた最新のハイブリッドシステムが導入される。第3層の建設も順調で、外装のブラウグラナ色の磁器バーや、シーズン初頭にオープン予定の店舗エリアが見え始めている。一方、財政面ではレヴァンドフスキやラッシュフォードの退団、アンス・ファティの売却、クリステンセンの契約更新などにより、ラ・リーガのファイナンシャルフェアプレー「1-1ルール」に復帰する見通しが立っている。しかし、2027年6月にはカンプ・ノウの屋根設置工事が始まり、4ヶ月半ほどスタジアムを離れる必要があるため、チケットやVIP収入の減少によるルール除外のリスクが懸念されている。そのため、クラブは今夏と来夏で中長期的な補強を一気に行う戦略をとっている。(via Esport3, SPORT)

[クラブ動向] プレシーズンとリーガ開幕日程、ガンペール杯の対戦相手が決定

バルセロナのプレシーズンは7月13日月曜日の午前9時からの医療・フィジカルテストでスタートする。7月24日にはシウタ・エスポルティバでエウロパとの親善試合を行い、7月27日から8月2日までイングランドのセント・ジョージズ・パークで合宿を実施する。イングランドでは7月30日にバーミンガム・シティ、8月3日にプレストン・ノースエンドと非公開で対戦し、この合宿にはW杯で早期敗退したアラウホ、デ・ヨング、ハフィーニャも合流予定だ。その後、8月8日にイタリアでウディネーゼ、ノッティンガム・フォレストとの3つ巴戦を行う。8月19日にはSpotifyカンプ・ノウでガンペール杯が開催され、対戦相手はエジプトの強豪アル・アハリに決定した。アラブ市場開拓の戦略的意味合いもある。なお、ジュール・クンデがフランス代表としてW杯準決勝に進出したため、リーガの開幕戦であるアスレティック・クラブ戦は8月26日または27日に延期され、バルサのリーガ初戦は8月22日か23日のアウェイでのエルチェ戦となる。(via SPORT, Mundo Deportivo, MARCA)

[エピソード] フェラン・トーレスの徹底した食事管理とペドリへの影響

フェラン・トーレスは、パフォーマンス向上と選手寿命を延ばすために徹底した自己管理を行っている。彼は毎日19時半から20時に夕食をとり、翌日の14時まで食事をしない断食(ファスティング)を実践している。空腹状態でトレーニングに臨むことでより多くのエネルギーを感じると語るフェランは、この習慣をチームメイトのペドリにも導入させた。『最初は壁にぶつかるような感じだったが、今では感謝されている』とフェランは誇らしげに語る。ただし、試合の日だけは特別で、ペドリはチョコレートをかけたワッフル、フェランはホワイトチョコレートをかけたワッフルを食べている。さらに、サウナと8〜9度の冷水浴を組み合わせたハードなリカバリーも日々のルーティンに取り入れている。(via SPORT)

[エピソード] W杯参加選手たちのオフとパートナーたちの交流

W杯に参加中のスペイン代表のバルサ所属選手たち(ラミン・ヤマル、ダニ・オルモ、エリック・ガルシア、ペドリ、パウ・クバルシ)は、アメリカでのオフの時間を家族やパートナーと共にリラックスして過ごしている。ヤマルは家族と買い物に出かけ、オルモ、エリック、ペドリ、クバルシらは街の散策を楽しんだ。また、選手たちのパートナー同士も交流を深めており、一緒にショッピングを楽しんだり、アメリカのジムで揃ってトレーニングを行ったりして、大一番の試合前の緊張をほぐしている。長期間にわたる大会において、家族やパートナーの存在は選手たちにとって欠かせない精神的な支えとなっている。(via SPORT)

【本日の総括】

PSGからのフェラン・トーレスへの関心や、アデイェミ獲得の口頭合意、そしてフリアン・アルバレスへの1億3000万ユーロのオファー準備など、来季に向けたフリック体制の超攻撃的プレッシング戦術を体現するための移籍市場の動きが加速しています。プレシーズンも間近に迫り、新シーズンの足音が聞こえてきました。