クラブの財政状況と移籍市場の動向

💶レアル・ベティスは6月30日までにクラブの財政バランスを整え、次期シーズンのサラリーキャップに悪影響を及ぼさないために、2000万ユーロ以上の選手売却を必要としています。マヌ・ファハルド・スポーツディレクターは市場の動向を注視しており、ネルソン・デオッサやセルジ・アルティミラといった選手たちへの関心は寄せられているものの、クラブが設定する要求額にはまだ達していない状態です。アムラバトの将来が不透明なこともあり、中盤の小さな革命が避けられない状況のなか、クラブは安売りを避けて慎重に交渉を進めています。

(via Estadio Deportivo)

ノーベル・メンディの移籍が正式決定

🤝レアル・ベティスとラージョ・バジェカーノは、ノーベル・メンディの完全移籍を正式に発表しました。ラージョは昨夏のレンタル契約に含まれていた買い取りオプションを行使し、約350万ユーロにボーナスを加えた金額で選手の保有権の80%を獲得しました。レアル・ベティスは将来の移籍金のうち20%を受け取る権利を保持しています。2年前にパリFCから90万ユーロで獲得した選手であり、クラブにとって数百万ユーロの大きなプラスをもたらす非常に有利な取引となりました。ベティス側は公式声明で『ノーベル・メンディのキャリアの新たなステージでの幸運を祈っています』とエールを送っています。ラージョでのレンタル期間中、メンディはリザーブチームで34試合、トップチームで6試合に出場し、2ゴールを記録しました。市場価値も400万ユーロから750万ユーロへと倍増しています。

(via Estadio Deportivo)

セルジ・アルティミラの売却交渉

💸前述の財政調整の一環として、セルジ・アルティミラが主な売却候補として挙がっています。クラブは彼の市場価値や選手と関係者が15%を受け取る権利を持っていることを考慮し、2500万ユーロを要求していますが、ボーナスや将来の売却条項を含めて2000万ユーロ前後での合意も視野に入れています。現在、アルティミラ本人はドイツのライプツィヒへの移籍を最も希望しており、すでにセビージャでライプツィヒのマルセル・シェーファー・スポーツディレクターと会談し、非常に良い感触を得ています。一方、スポルティング・クルーベも関心を示しているものの、彼らの第一候補はトッテナムのジョアン・パリーニャであるため、アルティミラはライプツィヒからの具体的なオファーの進展を待っている状況です。

(via Estadio Deportivo)

アゼディン・ウナヒの獲得へ関心

🇲🇦中盤の補強候補として、ジローナに所属するモロッコ代表MFアゼディン・ウナヒの名前が挙がっています。マヌエル・ペレグリーニ監督の戦術において、トップ下やインサイドハーフとして完璧にフィットすると考えられており、デオッサやロ・チェルソの代役として期待されています。ジローナの降格により、彼の契約解除金は2000万ユーロから半額の1000万ユーロ程度に下がったとされており、獲得が現実的なターゲットとなっています。クラブはアブデやアムラバトといった彼の知人から、人間性に関しても非常に良い評価を得ています。

(via Estadio Deportivo)

マルク・カサドの獲得オプション

👀バルセロナに所属するマルク・カサドもベティスの補強リストに入っています。カサドはバルセロナでの出場機会が限られているため移籍を検討しており、代理人のジョルジュ・メンデスが様々な選択肢を探っています。バルセロナは移籍金として最低2000万ユーロを要求しているため、ベティスがそのまま獲得するのは財政的に困難ですが、アルティミラなどの選手売却が実現すれば、パーセンテージを買い取る形での獲得が可能になります。カサドにとって、チャンピオンズリーグに出場し、マヌエル・ペレグリーニ監督が率いるベティスのプロジェクトはスポーツ面で非常に魅力的であると捉えられています。

(via SPORT)

アブデの負傷とFIFAからの補償金

🏥モロッコ代表に合流していたアブデは、ノルウェー代表との親善試合中にチームメイトのチャディ・リアドと衝突し、膝に重傷を負ってワールドカップを欠場することになりました。アブデは自身のSNSで『この数日間、たくさんのサポートと愛情のメッセージを受け取ったことに心から感謝したい。こんなに重要な大会に出られないことはとても大きなショックで、痛いというのは否定できない』と悲痛な思いを語りました。さらに『困難な時にこそ、信仰、忍耐、感謝の気持ちが価値を持つ。僕を知っている人なら、僕が諦めないことは分かっているはずだ。毎日、これまで以上の力と情熱を持って働き、もっと良くなって、もっと強くなって戻ってくる。代表チームの幸運を祈っている。彼らが誇りを持って国を代表するために全力を尽くすと確信している。すべてのモロッコ人が団結して彼らを応援しよう』と前向きな決意とチームへのエールを綴っています。アブデは代表チームの合宿に残り、モロッコ代表のメディカルスタッフの監督下でリハビリを開始します。この負傷により、ベティスはFIFAのクラブ保護プログラムから多額の補償金を受け取る権利を得ます。選手が28日以上連続して離脱した場合、1日あたり最大20,548ユーロが支払われる規定となっており、ワールドカップ出場による日額5,000ユーロの補償金を大きく上回る金額がクラブにもたらされる見込みです。

(via ElDesmarque)

カンテラの大型補強

👶ベティスの下部組織(カンテラ)は活発な補強を行っています。カディスのカンテラから16歳のFWアレハンドロ・オビエド(通称オビ)を獲得しました。彼は過去にバルセロナのラ・マシアにも在籍していた逸材で、カディスのディビシオン・デ・オノールのカデテで23試合9ゴールの活躍を見せていました。彼は『僕を信頼し、この素晴らしい機会を与えてくれたレアル・ベティスに本当に感謝しています。このプロジェクトにとても幸せで、ワクワクしています。夢と努力、そしてすべてを出し切るという強い思いでいっぱいです』と喜びを語っています。さらに、カディスからはレバンテのカルロス・アルバレスの弟である16歳の右ウイング、ナチョ・アルバレスの獲得も目前に迫っています。また、最大のライバルであるセビージャの下部組織から、パブロ・ロペス(2010年生まれ、右ウイング)、アドリアン・シナ(2011年生まれ、ウイング)、フアン・ホセ・ガルシア(2012年生まれ、FW)、マテオ・ルス(2013年生まれ、ウイング)という4人の有望な若手選手を引き抜くことに成功しました。グラナダからもサンドロ・オルテガとチュス・アバドを獲得しており、将来のクラブを支える才能の確保に全力を注いでいます。

(via Estadio Deportivo)

マヌエル・ペレグリーニ監督の記録

📋マヌエル・ペレグリーニ監督は、レアル・ベティスでの指揮が7シーズン目に突入しました。彼は現在のプリメーラ・ディビシオンにおいて、ディエゴ・パブロ・シメオネ(アトレティコ・マドリードで15年)に次いで、同じクラブを長く率いている監督のトップクラスに位置しており、クラブの安定したプロジェクトの象徴となっています。

(via Estadio Deportivo)

ヴィトール・ロッキのその後

🇧🇷過去にレアル・ベティスでレンタル移籍としてプレーしたものの、定着することができなかったヴィトール・ロッキは現在、ブラジルのパルメイラスで本来の輝きを取り戻しています。ゴールや決定的なプレーを重ねてチームの攻撃の要となり、ブラジル代表の候補に復帰するほどの活躍を見せ、プレミアリーグのクラブからも強い関心を集めていました。しかし、コパ・ド・ブラジルの試合で左足首に重傷を負って手術を余儀なくされ、現在数ヶ月の離脱を強いられています。

(via SPORT)

W杯に出場するベティスの選手たち

🌍北中米ワールドカップに出場する各国の代表メンバーに、レアル・ベティスの選手たちが選出されています。スイス代表にはリカルド・ロドリゲスが、モロッコ代表にはソフィアン・アムラバトが名を連ねており、世界最高の舞台でクラブを代表してプレーします。

(via MARCA)

【本日の総括】

財政状況の健全化に向けたアルティミラの売却交渉やメンディの完全移籍決定など、フロントの動きが活発化しています。アブデの無念の負傷離脱という悲しいニュースの一方で、有望な若手選手たちをライバルクラブから続々とカンテラに迎え入れており、ペレグリーニ監督の長期政権下で未来を見据えたクラブ作りが着実に進められています。