アトレティコ・マドリード

フリアン・アルバレスを巡る騒動は、ついにピッチ外で深刻な局面を迎えています。バルセロナ移籍を熱望するフリアンは、水曜日の午前中に行われたトレーニングを無断で欠席しました。クラブ公式は『選手が昨夜から体調を崩し、インフルエンザのような症状に悩まされているため』と説明していますが、サポーターからの激しいブーイングやバルサ移籍を頑なに拒絶するミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOへの不満など、精神的にも追い詰められ『心身ともに疲れ切っている』状況であると周囲は漏らしています。アーセナルも獲得に向け動いており、ミケル・アルテタ監督が本人に直接電話をかけたものの、フリアンはイングランドへの復帰を望んでおらず、着信を拒否しました (via ElDesmarque)。この泥沼化に対し、これまでバルサへの売却を一切認めなかったヒル・マリンCEOやマテウ・アレマニーSDの強硬姿勢に対し、アポロなどの主要株主や一部の取締役、さらにはディエゴ・シメオネ監督さえも『これ以上不満を抱えた選手を抱えるくらいなら、バルサの条件をのむべきだ』と軟化し始め、フロント内で深刻な意見対立が生じています (via SPORT)。さらに、チームの和を乱しかねないこの騒動に対し、ロッカールーム内でも選手たちの間に不快感が広がりつつあります (via SPORT)。

このような中、シメオネ監督はアレクサンダー・セルロートの筋肉負傷による離脱を受け、本来ウイングであるアデモラ・ルックマンをセンターフォワードとして起用し続けており、ルックマンに対して『本来の場所ではないのに、チームのために必死に体を張ってくれて本当にすまない』と謝罪したことを明かしました。ルックマンは泥臭く体を張る役割に苦しんでおり、シメオネは一刻も早く前線の補強を完了させ、彼を本来の1対1で勝負できるポジションに戻したいと切望しています (via Mundo Deportivo)。なお、ピッチ外の明るい話題としては、レアル・マドリードがマドリードGPの新規スポンサーに就任したことで、以前からローカルイベントサポーターを務めていたアトレティコと共に、スタジアムであるリヤド・エア・メトロポリターノをコンサート会場や物流拠点として活用し、モータースポーツを首都全体で盛り上げていく取り組みが発表されました (via MARCA)。

レアル・ソシエダ

今夜21時、サンティアゴ・ベルナベウで行われるレアル・マドリードとの開幕延期分の一戦に向けて、ペレグリーノ・マタラッツォ監督は手の内を一切明かしていません。最大の注目はエースの久保建英であり、マドリードの強固な左サイドを崩す切り札として先発出場が予想されています。チェルシーからマドリードに加入したMarc Cucurellaとの激しいマッチアップが見込まれる中、地元メディアは久保に対して『川崎の地震(Takefusa Kubo)の揺れが再び相手エリアを襲う必要がある。デビュー戦で見せた彼の圧倒的なデズボルデ(突破力)は健在であり、今夜もその再現が期待される』と、その破壊力に絶大な信頼を寄せています (via Noticias de Gipuzkoa)。

一方で、ワールドカップ決勝から戻ってきたミケル・オヤルサバルの先発起用については、マタラッツォ監督は『相手に攻撃の意図を読ませる利点を与えるだけなので、スタメンはピッチで確認してほしい』と会見で煙に巻きました。もしオヤルサバルがベンチスタートであれば、ベティス戦で精彩を欠いた新戦力オーリ・オスカルソンが引き続き前線を務めることになります。また、試合前にはW杯優勝メンバーであるオヤルサバルとククレジャの2人にスタジアム全体からオマージュが捧げられる予定です (via Marca)。市場の動きでは、DFママドゥ・サールの獲得が未だ登録に間に合わず、センターバック不足を放置し続けたエリック・ブレトスSDの『怠慢さ』に対して地元記者の間で厳しい批判が相次いでいます。さらに、ソシエダのサポーターは今季のヨーロッパ登録料(ボノ・エウロパ)が年会費の3分の1も値上げされたことに激怒しており、クラブとの間に不穏な空気が漂っています (via Noticias de Gipuzkoa)。

バレンシアCF

ジローナから獲得したArnau Martínezが、ついに水曜日の午前4時に車でバレンシアに到着し、午前9時30分にはパテルナの練習場に姿を現しました。契約内容は2031年までの長期契約で、移籍金は固定500万ユーロに変数100万ユーロを加えた約600万ユーロで、ジローナ側は将来の売却時に10%を受け取る権利を留保します。年俸は初年度の250万ユーロからスタートし、最終5年目には300万ユーロまで昇給する見通しです (via SPORT)。カルロス・コルベラン監督は、ベティス戦での敗北後に『アルナウの獲得は間近に迫っており、これで守備の補強は完了する。次は前線の獲得に全力を注ぐ』と話し、今週末に控えるデポルティーボ戦(リアソール)で、負傷したデ・ハースの代役としてアルナウを3バックの右センターバックに据え、即座に実戦投入する意向を示しています (via ElDesmarque)。

昨日のベティス戦での黒星(0-1)の際、ホームのファンから激しいブーイングが飛んだことに対し、新加入のパブロ・マフェオは『ファンの苛立ちは痛いほど理解できる。しかし、チームとファンの間に亀裂が生じるのが一番危険だ。私は Mallorca時代に同じことを経験したが、それは本当に最悪のシナリオだった。今は全員が一つになるべきだ』と強く懇願しました (via Estadio Deportivo)。キャプテンのペペルも『2戦ノーゴールという結果に対して得点力が足りないのは事実だが、これは前線だけでなく全員の責任だ。ベティス戦では確かにリスクを負って前に進む姿勢を示せたし、リアソールでの復活に向けて下を向く必要はない』と、バレンシアの復調を信じています (via ElDesmarque)。なお、カンテラ出身のDFルーベン・イランソは、契約を解消し移籍金ゼロ(次回売却時の25%の権利と優先交渉権をバレンシアが保持)でリアル・サラゴサに3年契約で加入することが決定し、水曜日の朝に Zaragozaへ旅立ちました (via SPORT)。