レアル・ベティス
バレンシア戦で後半83分に見事な左足ボレーを叩き込み、チームを開幕2連勝へと導いた20歳の生え抜きFWパブロ・ガルシアに熱い視線が注がれています。セビージャの空港では、彼のプロ初ゴールに涙を流した母親のマリベルが息子を温かいハグで出迎え、父親のラモン・ガルシアも『15年間をベティスの下部組織で過ごし、ついにこの日が来た。息子から贈られた抱擁を貰えただけで、もういつ死んでも悔いはない』と感極まってコメントしました。しかし、この劇的弾の余波を受け、水曜日からハル・シティとの移籍交渉が急激に再開されています。ベティスは最初の500万ユーロ(保有権50%)のオファーを却下しましたが、ハル・シティ側は条件を引き上げて再アプローチ中であり、ベティス側は最低でも800万ユーロ以上の売却益と将来のパーセンテージ確保を要求しています。パブロ本人は給料が数倍になるプレミアリーグ移籍を望んでおり、ラモン氏も将来については『今日彼はここにいて得点した。明日の練習に向かう。それだけだ』と語り、移籍の可能性を否定しませんでした (via Mundo Deportivo)。
また、中盤のセバージョスやアムラバトを獲得するためのサラリーキャップを空けるべく、スポーツディレクターのマヌ・ファハルドはロサーダやデオスサ、そしてパブロ・ガルシアを含む人員整理を最終週で一気に進めようとしています。補強面では、マルセイユのBチームに所属する18歳のフランスU-19代表FWアントワーヌ・バレロ(昨季ユース等で32試合23ゴール)の獲得を狙い、プロ契約を結んでいない彼の契約状況を利用して強奪を画策していますが、ランスやトロワも争奪戦に加わっています (via Estadio Deportivo)。なお、昨日の勝利によりマヌエル・ペレグリーニ監督はベティスでのラ・リーガ通算100勝を達成。2020年の就任以来、リーグ230試合目での偉業達成であり、セビージャの伝説 Serra Ferrerの78勝を大きく更新し、クラブ史における不動の地位を証明しました (via SPORT)。
セヴィージャFC
移籍市場最終週を前に、放出のキーマンと見られていたスエード代表MFルーベン・バルガスのギリシャ・オリンピアコスへの移籍劇(セビージャは1500万ユーロを要求)に急展開がありました。火曜日の夜、セリエAのボローニャが突如として割り込み、アタランタ移籍に近づくジョナサン・ロウの後釜としてバルガスの獲得に関心を示し、セビージャに打診を行いました。選手本人にとってはCLに出場できるボローニャは非常に魅力的な選択肢ですが、セビージャはアトレティコ戦までにサラリーキャップに余裕を持たせるため、最も条件の良いオファーを出すクラブへ即座に売却したい構えです。なお、バルガスは火曜日は個人練習でしたが、水曜日のサンチェス・ピスフアンでのチーム練習には通常通り合流しました (via Estadio Deportivo)。
怪我人の状況としては、DFファン・イグレシアスが練習冒頭の Luis García Plaza監督のトークのみに参加し、その後はロッカールームへ戻り別メニューでの調整となったため、週末のアトレティコ戦への出場は不透明です。一方、出場停止だったキケ・サラスはアトレティコ戦で復帰可能となっています。また、新戦力のスコットランド人FWロビー・ユアの入団会見が執り行われ、スポーツディレクターのホセ・イグナシオ・ナバロは『他クラブが我々を大幅に上回る好条件を提示してきたため、一時は獲得が極めて困難だったが、選手がセビージャのプロジェクトに大きな信頼を寄せてくれた』と、熱い争奪戦の裏側を告白しました。ユアは『スペインのフットボールのレベルはスウェーデンより遥かに高く、セビージャの暑さにも適応しようと必死だ。言語も3、4ヶ月勉強しており、早くピッチで貢献したい』と非常に謙虚かつ力強く語りました (via SPORT)。さらに、元セビージャのアイトール・オシオは『私は生涯アスレティック・ビルバオの人間だったが、セビージャでタイトルを掲げた日々を通じて、完全にセビジスタの血が流れるようになった。現在のクラブの混迷した経済状況を見るのは本当に耐えがたく、胸が痛む』とクラブへの変わらぬ愛と悲痛な思いを吐露しました (via Estadio Deportivo)。
アスレティック・ビルバオ
前節セビージャ戦でDFユーリ・ベルチチェが受けてしまった一発退場について、審判技術委員会(CTA)の検証プログラム『Tiempo de Revisión』は『セビージャのシエラはすでにボールコントロールを失っており、決定的な得点機会の阻止には当たらない。主審の Soto Gradoはレッドカードではなく直接フリーキックのみを宣告すべきであり、VARが介入すべき明白な誤審だった』と非公式に非を認めました。しかし、元審判のイトゥラルデ・ゴンサレス氏は『法的な規定上、CTAがのちに誤審を認めたとしても、決定した出場停止処分を覆すことは一切不可能であり、ユーリは次のバルセロナ戦に出場できない』と解説しました。これに対しユーリ本人は『映像を見て彼らの検証を読んだ後では、怒りと痛みがさらに増す。私とチームが12分から1人少ない状態で戦わなければならなかった代償は100%不当だ。そして、次の大一番に出られないのが私自身だというのは実に嘆かわしい!』と、SNS上で激しい怒りのメッセージを綴りました (via ElDesmarque)。
この事態に対し、ジャーナリストのロベルト・ゴメス氏も『今すぐこのバカげた検証システムを廃止すべきだ!私がアスレティックの役員なら即座に裁判所に訴えを起こしている。これは審判の準備不足を隠すための欺瞞に過ぎず、許されるものではない』と、メディアを通じて激しいトーンで糾弾を行いました (via MARCA)。