レアル・ソシエダ
ヨーロッパリーグの日程調整に伴い前倒しで開催されたラ・リーガ第6節、ホームのサン・セバスティアンでセルタと対戦したが、決定力を欠いて0-0の引き分けに終わった。前節エスパニョール戦でレッドカードを受けたペレグリーニ・マタラッツォ監督がスタンドからの観戦を余儀なくされ、アシスタントコーチのジョン・マイサーノが代わりにベンチで指揮を執った。前半、チームは明確に優勢を維持し、ジョン・マルティンが放った強烈なヘディングシュートが相手GKラドゥのファインセーブに阻まれるなど、幾度もゴールに迫った。
特に前半20分、キャプテンのミケル・オヤルサバルが放った鋭いシュートを相手GKラドゥが弾き、そのこぼれ球が目の前に転がってきた久保建英に最大の決定機が訪れた。ゴールキーパーが既に倒れ、誰もいない無人のゴールを前にしてシュートを打つだけの状況だったが、久保の放った一撃は無情にもクロスバーを大きく越えてスタンドへと消えていった。信じられない大ミスにスタジアムは騒然となり、久保本人も頭を抱えて愕然とした表情を浮かべた。
後半に入ると連戦による選手たちの疲労が色濃く出始め、ジョン・ゴロツァテギやルカ・スシッチを投入したものの、攻撃のテンポは大きく低下した。後半終盤には、ペナルティエリア内でルーズボールに反応したゴンサロ・ゲデスが相手DFと接触して転倒。ゲデスやスタンドのファンは激しくPKを主張したが、主審のガルシア・ベルドゥーラおよびVARのチェックでもファウルは認められなかった。
この試合で唯一の明るい材料は、4月4日のレバンテ戦(2-0)以来、公式戦12試合ぶりとなる待望のクリーンシート(無失点)を達成したことだ。攻守両面で驚異的なフィジカルと推進力を見せたベネズエラ代表DFジョン・アランブルが文句なしの試合最優秀選手(MVP)に選出されている。(via DiarioVasco)
セルタ・デ・ヴィーゴ
サン・セバスティアンでの過酷なアウェイ戦を0-0の粘り強いドローで乗り切り、貴重な勝ち点1を持ち帰ることに成功した。この勝ち点獲得の最大の功労者は、守護神のイオヌット・ラドゥだ。前半だけで5回の決定的なセーブを記録し、レアル・ソシエダの猛攻を単身で防ぎ続けた。後半には、クラウディオ・ヒラルデス監督がエースのイアゴ・アスパスと若手パブロ・ドゥランを投入。さらに、今夏新加入のクハイブ・ドリオウエシュが待望のデビューを果たすと、チームは主導権を握り返した。試合終盤にアスパスに絶好のチャンスが訪れたが、相手GKレミロの好セーブに阻まれ、得点には至らなかった。
ピッチ外では大きな補強の動きが進んでいる。ウルグアイ代表の27歳DFセバスティアン・カセレス(前クラブ・アメリカ)がすでにビゴに到着。約700万ユーロ(約11億円)の移籍金でクラブ間合意に達しており、メディカルチェックに合格すれば2030年までの長期契約を結ぶ。指揮官のヒラルデスも彼の守備強度とアグレッシブさを高く評価している。
また、ポルトガル出身の未成年の逸材 Vlad Silva は、両親が別々の国で暮らしている複雑な家庭環境からFIFAの登録認可手続きが長引いている。それでもクラブは彼を深く信頼しており、遠征中のチームとの結束を強めるためにあえて過酷なセウタ遠征に同行させている。(via Mundo Deportivo)
