セビージャFC

ACミランから実力派ミッドフィルダーのユスフ・フォファナ(27歳、レンタル料150万ユーロ、買い取りオプションなし)を最終日の土壇場で獲得したセビージャだが、その華やかな取引の陰で、カンテラ出身の21歳マヌ・ブエノが非常に理不尽な状況に翻弄されていた。

最終日の午前中、クラブ側から「中盤の底に新しい選手を補強する予定だから、出場機会のために他クラブへの移籍先を探しなさい」と通告され、ブエノの代理人は急ぎ移籍交渉を開始した。しかし、午後になると一転して「補強交渉が頓挫した。セビージャに残り、ファーストチームの選手として登録する」と告げられ、残留を要請された。ところが、最終登録期限のわずか2分前になって、フォファナの獲得が正式発表された。ブエノは他クラブを検討する時間さえ完全に奪われたまま、フォファナ、グリーディ、コチョラシュヴィリといった実力者たちと、極めて厳しいポジション争いを強いられる形でチームに取り残されることになった。

一方で、完全に構想外と通告されたファビオ・カルドーゾは契約解除交渉での金銭条件でクラブと対立。他国への移籍も拒否し、現在も一人孤独に個別トレーニングを続けている。

クラブは今夏に行った合計27件の取引(11名獲得、16名放出)の締めくくりとして、新戦力11名をフィーチャーしたシネマティック動画『セビージャは人々そのもの。街や盾のために闘う』を公開し、スタジアムとの一体感を高めるアピールを行った。(via Estadio Deportivo)

レアル・ベティス

フリーエージェントとして劇的な復帰を遂げたダニ・セバージョスだが、コンディションが万全ではないため、金曜日のレアル・マドリードとの大一番の招集メンバーから外れることがマヌエル・ペレグリーニ監督の口から明言された。指揮官は『彼は素晴らしい選手だが、実戦から離れていた期間が長く、まずはチームに適応する時間が必要だ』と、起用を焦らない姿勢を見せた。

さらに追い打ちをかけるように、エズ・アブデが重い風邪(インフルエンザ)を患って練習を欠席し、マドリード戦の欠場が確定。怪我のロ・チェルソ、ルイバル、コンデも欠場する。一方で、熱のあったアントニーは無事に回復して招集リストに名を連ね、大怪我を乗り越えたモランテが初めてトップチームの招集メンバーに復帰した。

また、アンヘル・アロ会長は最終日の裏話を告白。エヴァートンからアブデに対し、総額4300万ユーロ(約68億円)という超高額オファーが届いていたが、会長は『このような重要なシーズン(CL参戦)に安易に主力は売れない。出すなら6000万ユーロの契約解除金に近い額が必要だ』として、これを断固拒絶していたことが判明。アブデの保有権を20%有するバルセロナは、期待されていた約860万ユーロの取り分を逃す結果となった。

地元メディアでは、かつてベティスが2500万ユーロという高額な要求に手が出ず断念したギニア代表FWフランクリーノ・ジュが、最終的に1700万ユーロ(パロットの獲得資金とわずか100万ユーロ差)でトルコのトラブゾンスポルへ移籍した事実に対し、本当に獲得できなかったのかという疑問が浮上している。

ペレグリーニ監督は、カンテラの若き有望株パブロ・ガルシアのラシング移籍劇について、『1ヶ月も前に彼と直接話し、ここで重要な選手になれるから残ってほしいと説得した』と語り、若手の放出を止められなかったクラブの対応に強い不満をにじませている。(via Estadio Deportivo)