【今日のラインナップ】

 

✅ レアル・サラゴサ [ルベン・セジェス監督を解任、奇跡の残留へ新体制発足と絶望的な勝ち点計算]

✅ カステリョン [首位攻防戦敗北と場外乱闘、アウェイ客隔離の強硬措置を発表]

✅ ラシン・サンタンデール [首位奪還も、カスタリアでの暴言・暴力被害を真っ向から告発]

✅ グラナダ [本拠地で痛恨の敗戦、パチェタ監督は降格の危機に直面]

✅ マラガ [フネス監督の魔法で14戦10勝、奇跡のプレーオフ圏内浮上]

✅ UDラス・パルマス [フステルの活躍で勝利、下部組織のレジェンド逝去の悲報と元選手の呪い]

✅ アルバセテ [国王杯の英雄ヘフテが告白した、過去のアルコール問題と更生への道]

✅ スポルティング・ヒホン [熱狂的ソシオの急死による延期試合、VARトラブルに見舞われる]

✅ レガネス [SAOTシステム障害で幻のPK、ボルハ・ヒメネス監督が怒りの猛抗議]

✅ デポルティーボ・ラ・コルーニャ [劇的勝利で4位浮上、イバイ・ゴメスが明かす引退の真実]

✅ レアル・バリャドリード [残留を懸けた直接対決を制すも、主力CBが肩の亜脱臼で離脱]

✅ SDウエスカ [痛恨の黒星で降格圏転落、次節ホームでの巻き返しを誓う]

✅ CDテネリフェ [13年続いたHummelと決別し、来季からMacronと契約合意へ]

✅ エイバル [フアン・ベルナトが待望のデビュー直後、練習中のタックルで再負傷の悲劇]

✅ カディス [低迷する13位、次節は背水の後がないサラゴサをホームで迎え撃つ]

✅ レアル・ソシエダB [降格圏の崖っぷち、次節はホームで強豪カステリョン戦]

✅ アルメリア [3位につけ、次節は最下位サラゴサとの対戦を控える]

✅ クルトゥラル・レオネサ [ホームでラス・パルマスに敗れ、次節に向け立て直しを図る]

✅ セウタ [プレーオフ争いの大一番、次節アウェイでラス・パルマスと激突]

✅ コルドバ [アンドラ相手に大敗を喫し、厳しい状況が続く]

✅ アンドラ [コルドバに大勝、カルドナが途中出場で貢献]

✅ ミランデス [サラゴサとの残留・中位争いの直接対決を4月に控える]

 

■【レアル・サラゴサ】

セグンダ最下位に沈み、残留ラインから8ポイント差というクラブ史上最大の危機に直面している。勝ち点24のチームは、ルベン・セジェス監督とチェマ・インディアスSDを解任し、組織の抜本的な解体に踏み切った。新SDにはラロ・アランテギが就任し、さっそくアラゴンサッカー界に精通する45歳のネストル・ペレスをアシスタントコーチとして招聘した。ダビド・ナバーロ暫定監督は、次節のヌエボ・ミランディージャでのカディス戦でも指揮を執ることが確定しており、フアン・イグナシオ・マルティネスの選択肢が消滅に近づいているため、シーズン終了まで続投する可能性が高まっている。ナバーロは過去にラシン・フェロルの監督と乱闘を起こして4試合の出場停止処分を受けていたが、クラブは彼を下部組織(アレビン)の監督として登録し、すでに処分を消化したと解釈している。

SportやElDesmarqueの分析によれば、残留ラインはレアル・バリャドリードの現在のペースから計算して「勝ち点48」と推定されている。サラゴサがこの数字に到達するには、残り14試合で現時点の全勝ち点と同じ24ポイントを獲得しなければならない。つまり、最低でも8勝が必要となる。もし5勝しか挙げられない場合は、残り9試合すべてを引き分け、無敗でシーズンを終えなければならないという絶望的なミッションである。現在の1試合平均勝ち点0.86を、トップ4レベルの1.71に倍増させる必要がある。今後の日程も過酷で、13位カディス、3位アルメリア、4位デポルティーボ・ラ・コルーニャ、そして首位ラシン・サンタンデールとの対戦が3月に連続する。4月にはミランデス、ウエスカ、レガネス、バリャドリード、グラナダといった下位直接対決が控えており、特にウエスカ、ミランデス、レガネスとの対戦では引き分け以上が必須となる。アンドラ、クルトゥラル・レオネサ、レアル・ソシエダBには直接対決の成績(ゴールアベレージ)で負け越しており、グラナダには初戦で3-1で敗れているため、ホームでの大勝が求められる。歴史上、この絶望的な状況から生還したのは、17-18シーズンのコルドバ(第28節終了時で残留ラインと11差から逆転残留)と、97-98シーズンのエイバル(第36節終了時で12差から残り6試合で5勝1分で残留)の2チームのみである。

 

■【カステリョン】

首位ラシン・サンタンデールとの天王山にホームのスカイファイ・カスタリアで1-3と敗れ、首位陥落と同時に2試合連続未勝利となった。パブロ・エルナンデス監督率いるチームの敗戦以上に問題となっているのが、スタンドでの騒動である。Estadio Deportivoの報道によれば、クラブは公式声明を発表し、ラシン側の家族や関係者が座る招待客エリアから「挑発的で受け入れがたい行為」があったと非難した。カステリョン側は、ラシン関係者が一般スタンドの地元ファンを挑発し、警察や警備員が介入するほどの緊張状態を生み出したと主張。自軍の14,000人のファンは模範的であったと擁護し、今後はアウェイチームの招待客を一般スタンドに配置せず、アウェイ専用スタンドへ完全に隔離する強硬措置を即時適用すると発表した。

 

■【ラシン・サンタンデール】

敵地でカステリョンを1-3で粉砕し、見事に首位の座を奪還した。ホセ・アルベルト監督のチームは、セグンダで最も得点力があり、2位カステリョンに12ゴールもの差をつけている。しかし、カステリョン戦での場外トラブルについて、クラブは長文の公式声明で真っ向から反論した。ラシン側の主張によれば、先制直後からカステリョンのごく一部の過激なファンが攻撃的な態度を取り、「プー○・サンタンデール」という暴言を何度も叫んでいた。さらに、89分に交代で退いたイニゴ・ビセンテがピッチの外周を回って家族席に近づき、恋人と愛情のジェスチャーを交わした瞬間、過激派が彼女を特定して執拗に侮辱し、暴行の脅迫まで行った。ビセンテが家族に挨拶しようとした際には、スタンドから水の入ったペットボトルが投げつけられ、彼の足に直撃した。ビセンテがキャップを閉めたままボトルを拾い、犯人に説明を求めようとしたところ、さらに2本目のボトルが投げつけられた。ラシンは、カステリョンの大多数のファンには敬意を払いつつも、アウェイ席移動の措置については「彼らが自分のスタジアムをどう管理するかは彼らの自由だが、我々の本拠地エル・サルディネロでは常に相手に最大限の礼儀を尽くす」と皮肉交じりに応酬した。なお、冬に加入したハイメ・マタは、ここまでエイバル戦とカステリョン戦で合計わずか2分の出場にとどまっている。

 

■【グラナダ】

パチェタ監督率いるチームは、アンダルシアの日にホームでマラガに敗北を喫した。ホームでの黒星は昨年9月14日以来となる。第24節のラシン・サンタンデール戦で番狂わせの勝利を収め、降格圏から一時4ポイント差まで逃げたものの、その後レガネス(1-0)、セウタ、マラガに立て続けに敗れたことで、再び降格ラインからわずか3ポイント差まで追い詰められた。指揮官は「今はとても打ちのめされている。傷を舐め、痛みを噛み締める日だ。だが明日からは前を向いて活力を伝えなければならない」と苦しい胸の内を語った。次節は難攻不落のリアソールに乗り込み、昇格を争うデポルティーボ・ラ・コルーニャと激突する厳しい試練が待っている。

 

■【マラガ】

セルヒオ・ペリセル前監督の解任後、Bチームからフネス監督が就任して以降、信じられない快進撃を見せている。就任時は14試合で勝ち点15、降格圏のグラナダと勝ち点で並んでいたが、そこから14試合で10勝2分2敗、25得点13失点という驚異的な成績(勝ち点32)を記録。7連勝も達成し、現在は6節連続でプレーオフ圏内を維持している。Estadio Deportivoによれば、次節ホームのラ・ロサレダでレアル・バリャドリードに勝利し、他会場の結果次第では自動昇格圏に食い込む可能性すらある。これほどの成功を収めているにもかかわらず、ロレン・フアロスSDからフネス監督への契約延長の打議はまだない。しかしフネス本人は「私は落ち着いている。最高の解決策は勝ち続けることだ。SDや会長からの信頼は毎日感じている。セグンダでは白から黒へ一瞬で変わる。ファンには今の夢のような時間を楽しんでほしい」と冷静にチームを牽引している。

 

■【UDラス・パルマス】

ルイス・ガルシア・フェルナンデス監督率いるチームは、敵地でクルトゥラル・レオネサを0-2で撃破し、悪い流れを断ち切った。現在勝ち点45で6位につけており、リーグ最少失点(22失点)の堅守を誇っている。この試合の主役はマヌ・フステル。前半48分にミカ・マルモルへの見事なFKで先制点をアシストし、ヘセ・ロドリゲスからの股抜きパスを受けて自ら2点目も奪った。フステルは今季2153分プレーし、4ゴール8アシストを記録。セグンダのアシストランキングでも上位につけており、Sportによれば、かつてキケ・セティエン監督がタナを評して言った「彼のプレーを見るためならVIP席のチケット代を払う価値がある」という言葉がそのまま当てはまると絶賛されている。一方で、クラブには悲しい知らせも届いた。下部組織で長年アシスタントやボールボーイの責任者を務め、ホナタン・ビエラやビトロ、ジェレマイらを育て上げた「ティノ・エル・エスカチャオ」ことアグスティン・ベガ・デル・トロ氏が死去し、クラブは深い哀悼の意を表した。また、冬にクラブを去った元選手たちが移籍先で軒並み苦戦しており、「元選手の呪い」が囁かれている。アダム・アルベロはウニオニスタスで1分、ハイメ・マタはラシンで2分、マルク・カルドナはアンドラで25分しか出場しておらず、ルコヴィッチはイングランド2部のプレストンで4試合連続ベンチ外、アルバセテへ行ったエドワード・セデニョは重傷を負って緊急手術を受けた。次節はホームのグラン・カナリアでプレーオフ争いの直接のライバルであるセウタと対戦する。セルヒオ・バルシアとマービン・パークが累積警告で出場停止となるため、フアンマ・エルソグがCBに入り、ビティ・ロサダがポジションを下げる見込みだ。

 

■【アルバセテ】

降格圏から5ポイント差の中位につけ、次節はウエスカと対戦する。チームの話題をさらっているのはFWヘフテ・ベタンコルである。彼は国王杯のレアル・マドリード戦で後半終了間際に劇的な2ゴールを叩き込み、一躍全国区のヒーローとなった。MARCAの取材に対し、彼は18歳から21歳にかけてアルコールやギャンブル、夜遊びの悪習に溺れ、道を外れかけていた過去を赤裸々に告白した。「人生がうまくいかず、両親や妻と話し合って立ち止まる決断をした。心理学者の助けを借りてサッカーから離れ、人間として成長するための治療とルーティンをこなした。オーストリアでのチャンスを掴んで今に至る」と語り、どん底からの見事な復活劇を強調した。

 

■【スポルティング・ヒホン】

エル・モリノンでのレガネス戦は、試合直前に82歳の熱狂的なソシオであるコンスタンティノ・ロドリゲス(愛称タンティ)氏が急死したため、日曜日から月曜日に延期されて開催された。試合は0-0で終了したが、前半13分にラロがドゥバシンを倒して得たPKの判定を巡り、前代未聞のトラブルが発生した。RFEFの半自動オフサイドシステム(SAOT)の骨格モデリングにエラーが生じ、VARが手動でオフサイドラインを引くために7分以上も試合が中断されたのである。

 

■【レガネス】

スポルティング・ヒホンと0-0で引き分けたが、SAOTシステムの障害によるVARの長時間介入でPKがオフサイドとして取り消されたことに対し、ボルハ・ヒメネス監督は怒りを爆発させた。Estadio Deportivoの報道によると、指揮官は「誰も責任を取らない。SAOTが機能しなかったのに、協会とラ・リーガが謝罪するだけで10日後には忘れ去られる。我々は勝ち点2を不当に奪われた。完全に我々が被害者だ」と激しく抗議した。

 

■【デポルティーボ・ラ・コルーニャ】

前節はアウェイのズビエタでレアル・ソシエダBに土壇場で劇的勝利を収め、現在4位につけて自動昇格を猛追している。次節は本拠地リアソールでグラナダと対戦する。一方、2022年にチームに短期間在籍した元選手のイバイ・ゴメスが、当時の引退の真相をポッドキャストで告白した。「頭では Primera RFEF で戦う準備ができていると思っていたが、膝の怪我などで体が全くついていかなかった。リアソールの雰囲気は最高で、昇格を分かち合いたかったが、自分が貢献できないと悟った。だから残りの給料をすべて放棄して身を引くのが最も誠実な決断だった」と語った。

 

■【レアル・バリャドリード】

降格を争うSDウエスカとの直接対決をホセ・ソリージャで1-0と制し、勝ち点32に到達して見事に降格圏を脱出した。しかし代償も大きく、ディフェンスの要として今季の総出場時間の96%をプレーしてきたダビド・トーレスが、前半終盤に腕を引っ張られて左肩の亜脱臼を負った。ElDesmarqueによれば、かつてイバン・フレスネダが同じ怪我を負った際と同様に、手術をシーズン終了後まで遅らせて保存療法で強行出場するプランが検討されている。彼が欠場する試合では、左利きのモハメド・ジャウアブか右利きのラモン・マルティネスが代役を務める。パブロ・トメオも出場停止明けで復帰する。次節はアウェイで絶好調のマラガに挑む。

 

■【SDウエスカ】

レアル・バリャドリードとの残留を懸けた直接対決に敗れ、無念の降格圏転落となった。この苦境を脱するため、次節はホームのエル・アルコラスでアルバセテを迎え撃ち、死に物狂いで勝ち点3を狙う。

 

■【CDテネリフェ】

ピッチ外で大きな動きがあった。ミゲル・コンセプシオン会長時代から13年間にわたって着用してきたキットサプライヤーのHummelとの契約を今季限りで終了する。Sportの報道によると、来シーズンからはイタリアのボローニャ発祥の急成長ブランド「Macron(マクロン)」と複数年の大型契約を結ぶことがすでに合意に達している。この契約はトップチームだけでなく、下部組織や提携する女子チーム(コスタ・アデヘ・エガテサ)の全カテゴリーに適用される。

 

■【エイバル】

怪我の治療で長期離脱していたフアン・ベルナトが、日曜日のカディス戦の88分に交代出場し、ついに待望のデビューを果たした。短い時間ながらもクロスを上げ、ボール奪取を見せるなど質の高さを示し、ベニャト・サン・ホセ監督からも「素晴らしい技術とポジショニングだ」と称賛された。しかしASの報道によると、翌月曜日に行われた控え組の練習中に、足首に強いタックルを受けて激しい痛みを訴え、松葉杖をついてオノリオ・マルティネス医師と共にクリニックへ直行した。現在検査結果待ちだが、シーズン終盤に向けた戦力として期待されていただけに、再離脱となればチームにとって致命的な痛手となる。

 

■【カディス】

エイバル戦でフアン・ベルナトと対戦したチームは現在13位と低迷している。次節はホームのヌエボ・ミランディージャで、最下位からの奇跡の生還を目指す背水の後がないレアル・サラゴサを迎え撃つ。

 

■【レアル・ソシエダB】

降格圏のすぐ上の順位に位置し、薄氷を踏む状況が続いている。前節はホームのズビエタでデポルティーボに土壇場で敗北を喫した。次節は再びホームで、強豪カステリョンとの厳しい対戦が控えている。

 

■【アルメリア】

現在3位の好位置につけ、昇格争いを展開している。次節は最下位のレアル・サラゴサとの対戦を控えている。

 

■【クルトゥラル・レオネサ】

ホームのレイノ・デ・レオンでラス・パルマスに0-2で敗れた。ホームでの勝利がわずか2回にとどまっており、早急な立て直しが求められている。

 

■【セウタ】

前節はグラナダに勝利したが、次節はプレーオフ争いの大一番として、敵地グラン・カナリアでラス・パルマスと激突する。前半戦の対戦は1-1の引き分けだったため、ゴールアベレージを懸けた重要な一戦となる。

 

■【コルドバ】

直近でアンドラに大敗(goleada)を喫し、厳しい状況が続いている。

 

■【アンドラ】

ヌエボ・アルカンヘルでコルドバを相手に大勝を収めた。冬にラス・パルマスから加入したマルク・カルドナが25分間プレーした。

 

■【ミランデス】

現在下位に位置しており、4月にレアル・サラゴサとの残留および中位争いを懸けた直接対決を控えている。

 

【本日の総括】

首位ラシン・サンタンデールがカステリョンとの直接対決を制して首位を奪還した一方で、試合外でのファン同士の深刻なトラブルがセグンダの熱狂に冷水を浴びせた。昇格争いではフネス監督率いるマラガの快進撃が止まらず、デポルティーボも土壇場の勝利で4位に浮上し混戦に拍車をかけている。残留争いではバリャドリードがウエスカを沈めて降格圏を脱出したが、最下位サラゴサは残り14試合で最低8勝という絶望的な数字を前に新体制を発足させた。各チームの明暗がくっきりと分かれ、シーズン最終盤に向けた勢力図が激しく塗り替えられている。