マラガCF
昇格プレーオフ準決勝でUDラス・パルマスを下し、8年ぶりのプリメーラ(1部)復帰を懸けた決勝へ進出した。敵地での第1戦を1-0で勝利した後、ホームのラ・ロサレダで行われた第2戦では相手に先制を許したものの、後半にホアキン・ムニョスが同点ゴールを決めて1-1の引き分けに持ち込み、決勝への切符を手にした。(via Mundo Deportivo)
決勝の対戦相手はUDアルメリアとなり、アンダルシア・ダービーが実現する。マラガは今季のレギュラーシーズンで24ゴールを挙げたチーム得点王のキャプテン、チュペや、シーズンを通じて正守護神を務めたアルフォンソ・エレーロらの活躍が際立っており、アルメリアの圧倒的な攻撃力に対抗しうる非常に期待されるチームとなっている。(via SPORT)
一方で、ピッチ外ではトラブルも発生した。第2戦のチケットは数日前に完売となっていたが、スタジアム周辺で不正な転売行為が横行。元の価格の最大3倍でチケットを販売しようとしたり、『チケット売る?買う?』と声をかけたりしていたダフ屋13人が国家警察によって摘発された。(via MARCA)
UDアルメリア
昇格プレーオフ準決勝でCDカステリョンと激突し、劇的な結末で決勝進出を果たした。第1戦を1-1で引き分けた後、第2戦は延長戦突入かと思われた後半アディショナルタイム(93分)にステファン・ジョディッチが決勝ゴールを挙げ、3-2で勝利を収めた。(via Mundo Deportivo)
決勝ではマラガCFと対戦し、1年での1部復帰を目指す。ルビ監督率いるチームには、セグンダ得点王のセルヒオ・アリバス(26ゴール)をはじめ、アドリアン・エンバルバ(16ゴール)、レオ・バチストン(9ゴール)、ミゲル・デ・ラ・フエンテ(5ゴール)、GKアンドレス・フェルナンデスなど、1部経験が豊富なタレントが揃う。レギュラーシーズンとプレーオフを合わせて85ゴールを記録する圧倒的な攻撃力を誇る。(via SPORT)
しかし守備面には不安を抱えており、レギュラーシーズンでリーグワースト3位となる63失点を喫している。また、元マラガのCBネルソン・モンテはラシン戦での5-1の大敗以降スタメンから外れており、決勝でも出場は不透明な状況となっている。(via SPORT)
UDラス・パルマス
昇格プレーオフ準決勝でマラガCFと対戦したが、第1戦を0-1で落とし、第2戦は1-1の引き分けに終わったため、昇格の夢は絶たれた。(via Mundo Deportivo)
チームのエースであるヘセ・ロドリゲスは第2戦の開始3分に先制ゴールを決めたものの、敗退が決まると試合後に涙を流した。今季はセグンダ最低保証年俸でプレーし、公約通り11ゴールを記録して活躍した。6月30日で契約満了を迎えるが、クラブから契約延長の連絡はまだ来ていない。ヘセ本人は『このエンブレムは私の人生だ。ラス・パルマスは1部にふさわしいし、世界一のファンがいる』とクラブへの深い愛情を語り残留を希望しているものの、国内外からのオファーも寄せられている状況である。(via SPORT)
またヘセは、若手の手本となっているジョニー・ビエラのリーダーシップを絶賛しており、来季のチームでも彼が重要な役割を担うべきだと語っている。(via SPORT)
CDカステリョン
昇格プレーオフ準決勝でUDアルメリアに敗れ、敗退が決定した。第2戦の93分に決勝ゴールを奪われる残酷な結末となった。(via SPORT)
試合後、選手たちはSNSを通じてサポーターへメッセージを送った。ラウル・サンチェスは『昇格できなくて申し訳ない。信じられないチームで、団結した家族だった。僕らがふさわしい場所にたどり着けると信じている』と感謝と謝罪の意を綴った。ジェレミー・メロは『とても残酷な結末で、ファンに1部昇格を届けられず悲しい。でもこの素晴らしいシーズンを誇りに思う』と語った。ウスマヌ・カマラも『敗北は痛いが、これで僕らが何者かが決まるわけではない。もっと強くなって戻ってくる』と決意を示した。去就が不透明なアレックス・カラトラバは『すべてを出し切った誇りと、信じ続けたチームの努力に満足している』と別れを匂わせる言葉を残した。ディエゴ・バリは『僕らはこのカテゴリーで最高のサッカーをした。誇りだ』とチームのスタイルを称賛した。(via SPORT)
ジローナFC
1部リーグからの降格が決定し、来季はセグンダで戦うことになった。降格に伴いミチェル監督が退任し後任は未定となっているが、クラブは再建に向けてエスパニョールなどで実績のあるシャビ・ガルシア・ピミエンタに注目している。(via Estadio Deportivo)
降格後の最初の補強として、ハンガリー1部のETO FCから21歳のウクライナ人FWオレクサンドル・ピシュチュルを完全移籍で獲得した。契約期間は2031年6月30日までの5年間で、移籍金は約100万ユーロ。身長2.04メートルの圧倒的な体躯を誇るU-21ウクライナ代表ストライカーであり、U-20ワールドカップでもデビュー戦でヘディングゴールを決める活躍を見せた。アルテム・ドフビクやビクトル・ツィガンコフで成功を収めたウクライナ路線を継続する形となり、チームにはU-21代表の同僚ヴラディスラフ・クラピフツォフも在籍している。(via Mundo Deportivo)
一方で、ビクトル・ツィガンコフ(28歳)は2部でのプレーを望んでおらず、クラブに退団の意思を伝えている。彼の契約は2027年まで残っており、保有権をディナモ・キエフと共有しているため移籍交渉は複雑になる見通しである。また、ベテランのクリスティアン・ストゥアーニは1部復帰に向けたラストダンスを計画している。(via Estadio Deportivo)
スポルティング・ヒホン
ニコラス・ラルカモン新監督の下で新プロジェクトを進めており、メキシコのプエブラからウルグアイ人CBエマヌエル・グラルテ(28歳)を買い取りオプション付きのレンタルで獲得することが間近に迫っている。すでに獲得したGKエゴイツ・アラナ、CBホルヘ・サエンスに続く3人目の補強となる見込み。(via SPORT)
さらに、アルゼンチン人MFオスカル・トレホの獲得も目指しており、ラルカモン監督が直接2度にわたって電話で説得を試みている。トレホはラージョ・バジェカーノで現役を引退しフロント入りする選択肢も検討中であり、数日中に決断を下す予定である。(via SPORT)
また、レアル・ソシエダを退団しフリーとなった右SBアルベルト・ダディエ(24歳)の獲得にも関心を示している。(via Estadio Deportivo)
CDテネリフェ
プリメーラRFEF(3部)からセグンダ(プロサッカー)への復帰を果たした。コンペティション終了の1ヶ月前にスピード昇格を決める快挙を成し遂げた。(via SPORT)
チーム最多得点を挙げたFWエンリク・ガジェゴは、昇格による目標達成で契約延長を勝ち取り、『最初は2年だけのつもりだったが、これで6年目になる。監督の明確なアイデアとチームの団結力が成功の鍵だった』とメディアで喜びを語った。(via SPORT)
一方で移籍市場では、レアル・サラゴサが獲得を狙うテネリフェのFWヘスス・デ・ミゲル(今季11ゴール7アシスト)について、テネリフェ側は獲得時に支払った15万ユーロの移籍金の回収を求めており、無償での放出を断固として拒否している。(via ElDesmarque)
ブルゴスCF
レアル・ソシエダBで昨季33試合に出場して活躍したものの、トップチーム昇格を果たせず契約満了で退団した右SBアルベルト・ダディエの獲得に関心を示している。(via Estadio Deportivo)
CDミランデス / クルトゥラル・レオネサ
両チームともに守備が崩壊し、ミランデスは69失点、クルトゥラル・レオネサは68失点を喫して、来季はプリメーラ・フェデラシオン(3部)へ降格することが決定した。(via SPORT)
レアル・サラゴサ
プリメーラRFEF(3部)への降格が決定しており、イバイ・ゴメス新監督とラロ・アランテギSDの下で大幅な血の入れ替えを行っている。すでに26選手の放出を完了し、新戦力の補強を進めている。(via ElDesmarque)
ヘタフェにレンタル中のFWアドリアン・リソに対し、ラージョ、バレンシア、セビージャ、マジョルカなど1部の5クラブが関心を示している。ヘタフェは300万ユーロ(保有権50%)の買い取りオプションを行使せず、より低額での完全移籍を狙ってオファーを提示したが、サラゴサはこれを拒否した。(via ElDesmarque)
ボスニア・ヘルツェゴビナ代表としてW杯に出場するFWサメド・バズダルは、FIFAのクラブ給付金プログラムによりサラゴサに約30万〜50万ユーロの収入をもたらす見込み。サラゴサは彼を300万ユーロで獲得しており、今夏に高額で売却して資金回収を狙っている。(via SPORT)
新戦力としては、ナスティック・タラゴナからカタルーニャ人ウイングのジャウメ・ハルディを獲得。アレナス・クルブからは足元の技術とシュートストップに定評があるGKアナルツ・ペーニャを2年契約で獲得した。さらにGKディエゴ・フオリの獲得には移籍金を支払う構えを見せている。また、テネリフェのFWヘスス・デ・ミゲルとは個人合意に達しているものの、クラブ間の移籍金交渉が難航している。(via SPORT)
【本日の総括】
降格組のジローナやサラゴサが監督交代を含めた大規模なチーム再建に乗り出している。ジローナは得意のウクライナ路線で若手有望株を確保し、サラゴサは3部降格という厳しい現実の中で大幅な血の入れ替えを断行している。一方、昇格プレーオフではマラガとアルメリアが圧倒的な攻撃力と勝負強さを見せつけて決勝へ駒を進め、1部復帰への執念を示した。ラス・パルマスやカステリョンはあと一歩で涙を呑み、主力選手の引き抜きや退団の危機に直面している。テネリフェは3部からのスピード昇格を果たし、プロの舞台での定着を狙って早くも陣容を固めつつある。移籍市場では、有望な若手や契約満了選手を巡る各クラブの熾烈な争奪戦が始まっており、来季に向けた勢力図の再編が急ピッチで進んでいる。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
マラガとアルメリアの決勝は、対照的なスタイルの衝突になります。マラガは堅実な守備と組織的な連動で接戦を勝ち抜く力があり、対するアルメリアはリーグ屈指の攻撃力を誇る一方、守備の脆さが懸念材料です。アルメリアが前線にタレントを並べて押し込む展開に対し、マラガがどうブロックを形成し、カウンターの起点を作るか。特にアルメリアの守備の不安定さを、マラガがいかに効率よく突けるかが勝敗を分ける鍵となるでしょう。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
昇格プレーオフの熱狂の裏で、クラブの明暗が分かれています。マラガのチケット転売問題は、8年ぶりの1部復帰を願うファンの期待の裏返しとも言えますが、クラブには適切な管理が求められます。一方、敗退したラス・パルマスやカステリョンの選手たちが示すクラブへの愛着は、結果以上にチームの結束力を物語っています。降格したジローナやサラゴサが再建へ舵を切る中、クラブのアイデンティティをどう維持し、次なるサイクルへ繋げるかが問われています。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
降格組のサラゴサが26選手を放出するなど、セグンダの編成は非常に流動的です。ジローナがウクライナ路線を継続し、若手FWを長期契約で確保した動きは、将来的な売却益も見据えた理にかなった投資と言えます。一方で、ヘセ・ロドリゲスのような実績ある選手の去就や、テネリフェが移籍金を要求するヘスス・デ・ミゲルのケースなど、契約満了や保有権を巡る駆け引きが本格化しています。各クラブとも限られた予算内で、いかに効率的な戦力補強を行うかが重要です。