CDカステリョン vs UDアルメリア

昇格プレーオフ準決勝第1戦は、カスタリア・スタジアムに13,992人の観客(うちアルメリアファン約500人)を集めて行われ、1-1の引き分けに終わった。レギュラーシーズン3位で自動昇格を逃し、勝ち上がりには引き分け以上が条件となる有利な立場のアルメリアに対し、最終節のエイバル戦に勝利して6位に滑り込んだカステリョンが前半から激しい猛攻を仕掛けた。

カステリョンのパブロ・エルナンデス監督は、シペンガ、マビル、メロが欠場する中、マティス、サルバ・ルイス、アルベルト・ヒメネス、ファブリツィオ・ブリニャーニ、カラ、ルーカス・アルカサル、ベニャト・ゲレナバレナ、ディエゴ・バリ、パブロ・サンティアゴ、ウスマヌ・カマラ、アダム・ヤコブセンを先発起用した。一方、アルメリアのルビ監督は負傷中のオルタを欠き、アンドレス・フェルナンデス、チリーノ、ロドリゴ・エリー、フェデリコ・ボニーニ、アレックス・ムニョス、ディオン・ロピ、ステファン・ジョディッチ、セルヒオ・アリバス、アドリ・エンバルバ、ジョン・モルシージョ、ミゲル・デ・ラ・フエンテを送り出した。

前半は完全にカステリョンのペースとなり、相手陣内でプレスをかけ続けた。前半20分にはカマラの決定的なシュートをアルメリアのGKアンドレス・フェルナンデスが神がかり的なセーブで防いだが、カステリョンは前半だけで8本のシュートと5本のコーナーキックを記録した。対するアルメリアは前半のシュートがわずか1本(枠内0)で、コーナーキックも0本に抑え込まれた。迎えた前半44分、アレックス・カラトラバのコーナーキックからのゴール前の混戦で、イタリア人センターバックのファブリツィオ・ブリニャーニが巧みなヒールシュートをネットに沈め、カステリョンが先制した。

後半に入り、アルメリアのルビ監督は61分にモルシージョとデ・ラ・フエンテに代えてニコ・メラメドとタリスを投入して流れを変える。その直後の66分、アドリ・エンバルバの右からのクロスに、今季自己最多を更新する16ゴール目となるセルヒオ・アリバスが右足でダイレクトで合わせて同点に追いついた。カステリョンは59分にドゥエ、72分にスエロとラウール・サンチェス、88分にティンチョとドウグラスを投入して勝ち越しを狙い、88分にはカマラがシュートを打つ寸前でロドリゴ・エリーが劇的なタックルで防ぐ場面もあったが、試合はそのまま終了した。

非常に激しい展開となったこの試合を裁いたベスタル・セルベラ主審(VARはマルティン・ゴンサレス)は、前半だけで5枚、最終的にモルシージョ、アリバス、デ・ラ・フエンテ、バリ、ヤコブセン、アレックス・ムニョス、エンバルバの合計7人にイエローカードを提示した。

カステリョンのブリニャーニは『素晴らしい試合をしたので勝てたはずだった。結果は不公平だが、彼らのゴールでそうなってしまった。私たちは何度も倒れ、その度に立ち上がってきたチームだ。ファンの応援と共にアルメリアへ勝ちに行く』と決意を語った。アルメリアのアリバスは『非常に拮抗した試合だった。前半は彼らのもの、後半は我々のものだった。火曜日には私たちのファンの前で必ず勝つことができると確信している』とコメントした。決着がつく第2戦は、6月9日(火)21:00にUDアルメリア・スタジアムで開催される。(via SPORT)(via Estadio Deportivo)(via MARCA)(via Mundo Deportivo)

UDラス・パルマス vs マラガCF

レギュラーシーズン5位のラス・パルマスと4位のマラガが激突するプレーオフ準決勝第1戦を前に、熱狂と緊張が高まっている。決戦の地グラン・カナリアへ向かうマラガの遠征メンバー23名(エレーロ、ガビロンド、プガル、エイナル、ダルコ、ラモン、チュペ、ラルビア、ホアキン、ドトル、カルロス・ロペス、ビクトル、ムリージョ、ハウレギ、ダニ・サンチェス、モンテロ、ニーニョ、ダニ・ロレンソ、イサン、ロベテ、ラフィータ、アーロン・オチョア、レシオ、ラファ)は、マラガのコスタ・デル・ソル空港で400人のファンの大歓声と発煙筒による熱烈な見送りを受けた。クラブは100枚の招待チケットを交換し、現地には約300人のサポーターが乗り込んでアウェイセクターを埋める予定である。

両チームには大きな予算格差が存在し、ラス・パルマスが予算4660万ユーロ(サラリーキャップ1510万ユーロ)を誇る一方、マラガは予算1170万ユーロにとどまる。レギュラーシーズンの対戦ではマラガが2勝(0-1、2-0)と圧倒しているが、ラス・パルマスの主将ジョナタン・ビエラは『経験が重要になる』と短期決戦での優位性を強調した。これに対し、マラガのフアンフラン・フネス監督は『現実から目を背けるつもりはない。ラス・パルマスはプレーオフではなく、自動昇格を目指して作られたプロジェクトだ。経験の差は明らかだが、我々も全力を尽くす』と応戦している。試合後、マラガの遠征チームはチャーター機で日曜日の深夜2時頃に帰る予定となっている。

さらに、この大一番を裁くバレンシア出身のアンドレス・フエンテス・モリーナ主審(35歳、VARはホセ・アントニオ・ロペス)を巡る大きな物議が起きている。4月11日に行われた第35節の両者の対戦で、マラガのGKエレーロがラス・パルマスの日本人選手・宮代大聖(Taisei Miyashiro)の頭部に両拳を、腰に膝を激しくぶつける無謀なプレーがあったにもかかわらず、主審はPKを吹かずVARも介入しなかった。その後、スペインサッカー連盟の審判技術委員会(CTA)が「GKがボールに触れたことは罰則を免除する理由にはならない。明確なPKとイエローカード相当の無謀なプレーであり、VARは主審にモニターでの確認を推奨すべきだった」と公式に誤審を認めたことが発覚した。ラス・パルマスのルイス・ガルシア・フェルナンデス監督は『ベンチの画面ではっきりと見えたのに、VARが介入して状況を解釈しなかったのは批判されるべきだ』と強い不満を表明しており、因縁の審判の配置にピッチ内外で極度の緊張が高まっている。(via SPORT)

ラシン・サンタンデール

14年ぶりのLALIGA EA Sports(1部)への自動昇格を果たしたラシン・サンタンデールは、ホセ・アルベルト監督の体制のもと、来季に向けた積極的な動きを見せている。最大の目玉はカンテラ出身のセルヒオ・カナレスの帰還だ。メキシコのCFモンテレイとの契約が満了してフリーとなるカナレスとの交渉は最終段階にあり、マノロ・イゲラ会長は『今週セルヒオと直接話をした。まだ署名待ちだが、双方が復帰を望んでいることは誰もが知っている。私にとって彼の復帰は就任時からの目標であり夢だ。数日中にラシンファンに喜びを与えたい』と明言した。カナレス自身も『クラブと街に対する責任があるため、100%のコンディションでのみ戻る』と強い覚悟を示している。

さらに、23/24シーズンにラシンで19ゴール3アシストを記録し、セグンダのスペイン人得点王(サラ賞)に輝いたジェラール・フェルナンデス(通称ペケ)の再獲得も画策している。ペケは400万ユーロでセビージャへ移籍し、2028年まで契約を結んでいるが、4人の監督が交代する不安定な状況下で今季は28試合出場(先発14試合)で1148分、3ゴール2アシストと出番に恵まれていない(昨季は29試合出場、1264分、1ゴール1アシスト)。市場価値3000万ユーロとされるペケの復帰について、イゲラ会長は『月曜日にホセ・アルベルト監督と共にペケと話した。彼は私たちの仲間であり、復帰を喜んでくれるだろうが、セビージャに400万ユーロで売却した選手をタダでは手放してくれない。本当に難しい交渉になる』と現状を説明した。なお、バルセロナへ600万ユーロで売却され、昨夏500万ユーロでマジョルカへ移籍したパブロ・トーレの復帰交渉については『全く接触はない』と完全に否定している。

来季に向けて約8人の新戦力を補強する予定で、それに伴い退団する選手も出てくる。しかし、ホルヘ・サリナスやグスタボ・プエルタなどの有望株については、契約解除金が支払われない限り放出しないというクラブの哲学を貫く方針だ。1部でのサラリーキャップは3000万ユーロを超える見込みだが、イゲラ会長は『カテゴリーで最も低い予算になることはほぼ確実だが、素晴らしいチームを作る。目標は奇跡の残留だ』と現実的な見通しを示した。(via Estadio Deportivo)

デポルティーボ・ラ・コルーニャ

アントニオ・イダルゴ監督のもとでLALIGA EA Sports(1部)への自動昇格を成し遂げたデポルティーボ・ラ・コルーニャは、26/27シーズンの1部での戦いに向けた陣容整理に着手し、5選手の退団を公式発表した。

ベテランのセルヒオ・エスクデロとクリスティアン・エレーラは、6月30日の契約満了をもってフリーエージェントとしてチームを離れる。エレーラはラス・パルマスから加入した後、44試合(先発10試合)に出場し5ゴールの成績を残した。

また、レンタル移籍で加入していたストイチコフ(グラナダ所属)、サムエレ・ムラッティエリ(サッスオーロ所属)、ホセ・グラゲラ(エスパニョール所属)の3選手についても買い取りオプションを行使せず、それぞれの所属元へ復帰する。特にグラゲラはシーズンが進むにつれて出場機会が減少し、監督の構想において第4の選択肢となっていた。エスパニョールのマノロ監督も昨夏から彼を構想外としており、2028年まで契約を残す中でベルギーやセグンダの他クラブへの再移籍が濃厚とされている。

一方で、守備の要であるシモ・ナバーロについては、フェルナンド・ソリアーノSDが残留に向けた契約延長交渉が進行中であることを明かしている。また、GKのヘルマン・パレーニョとホセ・アンヘル・フラドはすでに2027年までの契約延長にサインしている。(via ElDesmarque)(via Mundo Deportivo)

スポルティング・ヒホン

2022年6月にハビエル・フェルナンデスから約4500万ユーロでクラブを買収したメキシコのオルレギ・グループ(アレハンドロ・イララゴリ会長)は、これまでにクラブへ総額約7000万ユーロの投資を行ってきた。買収直後には700万ユーロの増資を行い、資本金を7,068,000ユーロから14,136,000ユーロへ引き上げている。

過去の移籍市場では、マヌ・ガルシアをギリシャのアリスへ320万ユーロ(保有権の75%)で売却。2023年1月にはホセ・グラゲラをエスパニョールへ300万ユーロ(将来の移籍金の30%を保持)で売却した。さらにペドロ・ディアスをボルドーへ200万ユーロ以上で売却したが、エスパニョールが保持していた優先交渉権を無視したため、裁判の末にエスパニョールへ200万ユーロの罰金を支払う羽目になり、財政難のボルドーからは未だに150万ユーロが支払われていないというトラブルも抱えた。また、ジョナタン・ヴァランをQPRへ150万ユーロで売却したほか、グループ内のアトラスへウロシュ・ジュルジェヴィッチとロベル・ピエルを、サントス・ラグナへフラン・ビジャルバを移籍させ、これらを通じて約315万ユーロの収入を得ている。

しかし、1月にレンタルで獲得したニコ・セラーノとカルロス・ドトルは期待外れに終わり、チームは最終節で辛くも降格を免れる結果となった。ホセ・リエストラ執行会長は今夏の主力選手の売却(デュバシン、ゲラベルト、ギジェ・ロサス、フアン・オテロなどの維持)を否定し、新たな資本増資または参加型ローンによって資金を注入する予定であることを明らかにした。新シーズンからはニコラス・ラルカモン新監督が指揮を執り、潤沢な資金力を背景に悲願の1部昇格を絶対目標に掲げている。(via SPORT)

エルチェCF

クリスティアン・ブラガルニクが率いるエルチェは、他クラブへレンタル移籍していた選手たちの処遇という新監督の重要な課題に直面している。今季は4人の選手が他クラブへレンタルされ、1月に獲得した選手を含めると5人の動向を決定しなければならない。

センターバックのマティア・バルジッチは、セグンダに昇格したばかりのクルトゥラル・レオネサで36試合、3060分に出場し、空中戦の強さを活かして2ゴールを挙げる大活躍を見せた。ラウル・ジョナ、クコ・シガンダ、ルベン・デ・ラ・バレラという3人の監督全員から全幅の信頼を得たが、チームは無念の1部RFEF降格となった。

20歳のヒスパニック系モロッコ人、アリ・ウアリーは2月にミランデスへ加入し、15試合(780分)に出場して1アシストを記録。最下位だったチームを残留圏まであと3ポイントのところまで押し上げたが、最終的に降格を防ぐことはできなかった。ドミニカ共和国出身のラファ・ヌニェスはエルデンセで2部昇格を経験したものの、23試合の出場で先発はわずか5試合にとどまり、第29節から第37節までの重要な終盤戦は完全に出番を失った。

冬にパチェタ監督率いるグラナダへ移籍したディアビは、わずか8試合の出場にとどまり、第35節以降はリーダーシップを発揮できなかった。また、1月に完全移籍で獲得したものの、そのままデフェンサ・イ・フスティシアへレンタルされたアルゼンチン人のアビエル・オソリオは、負傷の影響もあってわずか4試合の出場に終わっている。

契約状況については、ディアビとヌニェスが2027年まで、バルジッチとアリが2028年まで、オソリオが2029年までエルチェとの契約を残している。プレシーズンにおいて、新監督が彼らを来季の構想に含めるかどうかを直接見極めることになる。(via SPORT)

【本日の総括】

ラシンとデポルティーボが自動昇格を果たし、1部を見据えた積極的な動き(カナレスの復帰交渉や戦力整理)を早くも見せています。一方で、残る1枠を懸けたプレーオフは激戦必至です。アルメリアが敵地で貴重なドローをもぎ取り優位に立つ中、ラス・パルマスとマラガの対戦は因縁の誤審問題や熱狂的なサポーターの存在が火種となり、異常な熱気を帯びています。また、ギリギリで残留を果たしたスポルティング・ヒホンが大型投資を明言しており、新体制となるエルチェの立て直しも含め、来季のセグンダも各クラブの思惑が入り乱れる熾烈な争いになることが予想されます。