ホセ・イグナシオ・ナバロ新SDの就任会見と補強計画
👔 ホセ・イグナシオ・ナバロが新たなスポーツディレクター(SD)として正式に就任し、2029年までの3年契約を結びました。アントニオ・コルドンの後任となる彼は就任会見にて『この席に座れることは誇りです。これはチャンスだと考えており、目標を達成するために最善を尽くします。コルドンはセビージャでの自分の挑戦は終わったと理解していましたが、私はその逆だと思っていました。この挑戦に立ち向かうことを決意し、前進する意欲に満ちています』と意気込みを語りました。
ルイス・ガルシア・プラサ監督との関係については『監督はスポーツの計画に完全に関与しており、1日に何度も連絡を取り合っています。彼が望むプロファイルを提示してくれ、そこから私たちがいくつかの選択肢を提供し、最終的に私たちが選びます』と緊密な連携を強調しました。チーム作りの基本方針として『若手とベテランのバランスを見つけ、ファンが感情移入できる競争力のあるチームを作ること』を掲げており、戦力が固まった段階でシーズン目標を設定する構えです。 (via Estadio Deportivo)
デル・ニド・カラスコ会長の決意とクラブの財政状況
🗣️ クラブを取り巻く厳しい状況の中、ホセ・マリア・デル・ニド・カラスコ会長が沈黙を破りました。会長は自身の携帯電話番号がSNSに晒され、殺害予告や自宅前での脅迫を受けているという壮絶な現状を告白し、『個人的にはこれほどの犠牲を払う価値はありません。7億回も辞めようと考えました』と苦悩を吐露。それでも『しかし、私がしていることはセビージャの存続のために必要なことだと確信しています。大株主によるクラブ売却が完了するまで、責任を持って職務を全うします。私がセビージャを管理できないと判断した日には自ら身を引きます』と辞任を真っ向から否定しました。
💶 財政面については具体的な数字を提示しました。クラブの純負債は8800万ユーロであり、損失は昨季の8400万ユーロから5400万ユーロへと改善傾向にあります。現在5000万ユーロ以上の現金を保有しており資金繰りに問題はなく、純資産も1億430万ユーロあるため解散の危機にはありません。ただし、スカッドコストの制限(サラリーキャップ)が深刻な問題となっており、新戦力の登録に苦労していることや、昨季の登録料の未払いがあることを認めました。
🏟️ 新スタジアム建設に関しては、市議会およびアンダルシア州政府から継続の許可を得たものの、最終的な判断は現在の経営陣が下すか、あるいは新たなオーナーに委ねられるかは未定の状況です。 (via Estadio Deportivo)
クラブ売却の進展とセルヒオ・ラモス買収破談の裏側
🤝 クラブの売却交渉は新たな局面を迎えています。数週間前、セルヒオ・ラモスと投資会社Five Eleven Capitalによる買収交渉が行われていましたが、これは土壇場で破談となりました。ラモス側が当初の合意からクラブの評価額を35%引き下げるという条件変更を行ったことで、大株主側が不信感を抱き交渉を打ち切ったためです。
また、ラモスは今年1月の移籍市場でセビージャへの復帰を逆オファーしていましたが、デル・ニド・カラスコ会長は『デューデリジェンス(買収の事前調査)のプロセスが開かれている間は適切ではないと彼に伝えました。残留を懸けて戦う試合の数日前に、クラブを買収するかどうかの打ち合わせをしている姿を想像してみてください。あの決断が正解だったと時間が証明してくれました』と当時の背景を明かしました。現在のスカッドにはセンターバックが7人いるため、選手としてのラモス復帰の選択肢はないと明言しています。
💼 一方で、アラブの投資家や投機目的のオファーを退けた大株主たちは、欧州の最高レベルの投資家との間で独占交渉に入りました。新たな買い手はプロサッカー界での経験と確かな財務能力を持っており、クラブ資本の85%取得と最低8000万ユーロの増資を行う見込みです。順調に進めば、7月末から8月上旬には売却手続きが完了する予定です。 (via Estadio Deportivo)
グデリの退団とアレクシス・サンチェス契約延長交渉
👋 長年チームを支えたネマニャ・グデリの退団が正式に合意に達しました。ナバロSDは『彼のセビージャでのサイクルを終えるのに理想的な時期です。ネマには感謝しかありません。彼はキャプテンであり、このユニフォームで2つのヨーロッパリーグを勝ち取りました。彼と彼の家族のためにセビージャの扉は常に開かれています』と最大の賛辞を送りました。デル・ニド・カラスコ会長も『我々の歴史の中で最も偉大な選手の一人』と称えています。
🇨🇱 対照的に、昨夏移籍市場最終日に加入したアレクシス・サンチェスとは契約延長の交渉が進んでいます。加入当初は疑問視されたものの、37歳のベテランは昨季30試合に出場し4ゴール2アシストを記録。特に終盤のレアル・ソシエダ戦での決勝ゴールや、エスパニョール戦でのアシストなど、途中出場から残留に直結する決定的な働きを見せました。南米復帰のオファーもある中、ナバロSDは『彼のエージェントと話し合いをしています。両者の意向は合意に達することであり、現時点でセビージャが提供できる最大のものを提供したいと考えています』と残留を強く望んでいます。 (via SPORT)
フアン・イグレシアス、ホン・グリディら新戦力の状況
🆕 新たなフリー移籍の補強として、右サイドバックのフアン・イグレシアス(ヘタフェから加入、2030年までの4年契約)と、ミッドフィルダーのホン・グリディ(アラベスから加入、2年契約)の獲得が決定しました。また、ル・アーヴルからフリーで加入するセンターバック、アルナ・サンガンテも間もなく公式発表される見込みです。
イグレシアスは既に練習施設を訪れており、『セビジスタの皆さん、ついに皆さんの元へ来ることができました。このユニフォームを着て、サンチェス・ピスフアンを知るのが待ちきれません。バモス、セビージャ!』とファンへメッセージを送りました。ヘタフェ時代の同僚でありセビージャOBのGKダビド・ソリアは、移籍前にイグレシアスの相談に乗ったことを明かし、『彼は即戦力でアベレージが非常に高い。スカッドのレベルを引き上げ、競争力を高めてくれます。セビージャの期待を裏切らないでしょう』と太鼓判を押しています。
一方のグリディは、アラベス時代の恩師ルイス・ガルシア・プラサ監督の存在が加入の大きな後押しとなりました。『このステップを踏み出せてとても嬉しい。このエンブレムを守るのが待ちきれない』と喜びを語りましたが、アラベス退団時にSNSで発したバスク語の別れの言葉「Beti arte(永遠に)」が、ライバルクラブである「ベティス(Betis)」と発音が似ていたため、一部のファンから『移籍するチームを間違えているぞ』とイジられるという思わぬ洗礼を受けました。
🤕 2月に加入が内定していたエクアドル人MFパトリク・メルカド(インデペンディエンテ・デル・バジェ)については、大怪我を負った影響で状況が不透明に。ナバロSDは『現時点ではセビージャの選手ではありません。実現するには一連の条件をクリアする必要があります』と慎重な姿勢を見せています。
🧤 GKオディッセアス・ブラホディモスについては『保有権はニューカッスルにあり、契約を尊重しなければなりません。補強すべきポジションではありますし、市場を通じてどうなるか見ていきましょう』と再獲得の可能性を排除していません。また、スイス代表としてW杯に参加中のルベン・バルガスは練習中に不運なアクシデントがあり、クラブはエージェントと密に連絡を取っています。 (via Estadio Deportivo)
マルカオら高額年俸選手の放出問題とレンタル組の去就
💰 クラブの深刻な財政圧迫の要因となっているのが、チャンピオンズリーグ出場時代に結ばれた高額な契約を持つ選手たちです。マルカオ、タンギ・ニアンズ、ジョアン・ジョルダンらがこれに該当し、彼らの契約は2027年まで残っています。
特にマルカオは、ルイス・ガルシア・プラサ監督の構想から完全に外れており、現在はキケ・サラスとカストリンが主力として定着しています。2022年の加入以来、怪我や出場停止(昨季はレアル・マドリード戦の退場で6試合出場停止、その後舟状骨骨折でシーズン絶望)でまともに稼働できていない彼に対し、クラブは早期の放出を望んでいます。しかしマルカオ本人はスペイン国籍も取得済みで、クラブに恩返しがしたいという強い意志から退団を固辞しており、プレシーズンには予定通り合流する構えを見せています。
ナバロSDはこれらの放出問題について『彼らは現在契約を結んでいる選手たちです。加入と放出の両方に取り組んでいますが、今日特定の名前を挙げるのは私たちにとって非常に不利になります』と言及を避けました。
🔁 また、エルチェにレンタル中のアドリア・ペドロサとラファ・ミルについては、6月30日までの契約に買い取りオプションが含まれていますが、現時点でエルチェ側からの意思表示は届いていないとのことです。 (via Estadio Deportivo)
ヘスス・ナバスが語る引退の真実とセビージャへの思い
👑 昨年現役を引退したレジェンド、ヘスス・ナバスがインタビューに応じ、自身のキャリアと引退の裏側を赤裸々に語りました。キャリアの晩年については『股関節の状態が非常に悪い中で5年間過ごしました。その5年間を持ち堪えられたのは、耐えなければならなかった痛みを考えると狂気の沙汰でした。最終的に股関節が限界を迎え、終わらせざるを得ませんでした』と、想像を絶する痛みを抱えながらピッチに立っていたことを告白しました。それでも『サッカーは常に恋しいものです。それが私の人生であり、子供の頃からやってきたことですから』とサッカーへの尽きない愛情を覗かせています。
また、15歳でセビージャにやって来てわずか2年でトップチームに昇格した若き日を振り返り、『受け入れるのは容易ではありませんでした。少しずつ、家族やチームメイト、そしてサッカーへの愛と共に乗り越えていくのです』と当時の苦悩と成長の過程を語りました。
クラブの現状については『降格への恐怖は常にあります。外から見ていると辛いものですが、チームを信じています。少しずつこの状況から抜け出せると信じる必要があります』とエールを送っています。また、セルヒオ・ラモスの会長就任への意欲についても『彼には情熱がありますし、情熱と意欲を持ってやることなら何でも歓迎されるべきです』と好意的な見解を示しました。 (via ElDesmarque)
【本日の総括】
ナバロ新SDのもとで新戦力の確保が進む一方、マルカオら高給選手の放出という重い課題が残されています。デル・ニド・カラスコ会長は脅迫に屈せずクラブ再建を誓い、新たな欧州投資家へのクラブ売却も大詰めを迎えています。財政制限の中でも、チームはルイス・ガルシア・プラサ監督のもとで競争力を取り戻すべく着実に動き出しています。