チーム動向・合宿情報
木曜日の朝、セビージャのシウダ・デポルティーバでの最後のトレーニングを終え、チームはオランダのガルデレンを拠点とする合宿に向けてロッテルダムへ出発しました。合宿は8月7日まで続きます。ルイス・ガルシア・プラサ監督にとって素晴らしいニュースとなったのは、負傷者の復帰です。月曜日にマルカオとオソ、先週にはカストリンが合流済みで、さらに木曜日には左大腿四頭筋の筋線維損傷で2週間離脱していたフアンル・サンチェスが全体練習に復帰しました。これにより、現在医務室にいるのはプレシーズン初期の不運な筋断裂により開幕に間に合わないアルフォン・ゴンサレスのみとなっています。また、ワールドカップで準々決勝まで進出したスイス代表のルベン・バルガスとジブリル・ソウは、休暇を終えてオランダ合宿から直接チームに合流する予定です。(via Estadio Deportivo, MARCA)
試合情報
オランダでの合宿中、セビージャは3つの親善試合を予定しています。まずは7月31日(金)の19:00から、ゴフェルトスタディオン(収容人数12,500人)でNECナイメヘンと対戦します。NECナイメヘンは昨季オランダリーグで3位に入り、チャンピオンズリーグ出場権を獲得した強豪です。その後、8月2日(日)にユトレヒト、そして8月8日(土)にはドイツへ移動しバイ・アレーナでバイエル・レバークーゼンと対戦します。ここまでのプレシーズンは、シウダ・デポルティーバ・ホセ・ラモン・シスネロス・パラシオスで行われたフベントゥド・デ・トレモリーノス戦とADセウタ戦に勝利、コルドバCFと引き分け、ポーランドのKSクラコヴィア(クラブ創立120周年記念試合)に敗戦という成績です。オランダ勢との直近の対戦成績は2勝1分4敗となっています。なお、明日のNECナイメヘン戦はクラブのプラットフォームであるSevilla FC+でソシオ向けに無料配信されます。(via Estadio Deportivo, MARCA, SPORT)
選手登録とクラブ運営
ホセ・イグナシオ・ナバロ・スポーツディレクターは、昨年のコルドンSD時代のように選手登録で苦しむ事態を見事に回避しました。チャンピオンズリーグレベルの高額な給与を受け取っていたラファ・ミルの退団(契約解除)が決定したことで十分なサラリーキャップの空きが生まれ、新加入の5選手と、昨季は1年のみの登録だったルベン・バルガスの登録が確定しました。退団が噂されるアドリア・ペドロサや負傷中のアルフォン・ゴンサレスの登録に関する懸念もありましたが、彼らは昨季からすでに登録されているため全く問題ありません。もし明日リーグ戦が開幕したとしても、ルイス・ガルシア・プラサ監督は健康な選手全員を起用できる状態が整っています。(via ElDesmarque)
移籍情報・獲得
前線の補強として、アルゼンチンのクラブ・アトレティコ・ティグレでプレーする23歳のストライカー、ダビド・ロメロの獲得を加速させています。ティグレには保有権の一部取得のために最初のオファーを出しましたが要求に届かず拒否され、今回は相手の要求額である約700万ユーロに近づけた改善オファーを提示しました。パルマやボカ・ジュニアーズ(ボカも非常に良いオファーを提示)も関心を寄せていますが、ヨーロッパでのプレーを望むロメロ自身とは既に個人合意に達しており、現在はボーナスや将来の売却益の割合などの詳細を詰めている段階です。ロメロは1月にタジェレスから216万ユーロで加入し、今年は19試合で11ゴールを記録。スピード、パワー、決定力が評価され、現在の市場価値は500万ユーロに高騰しています。この資金を捻出するため、600万ユーロで合意していたパトリック・メルカドの獲得は見送られる可能性が高まっています。
また、ルイス・ガルシア・プラサ監督はオランダ合宿中にさらなる補強を求めており、開幕の1週間前までにレアル・マドリードの第3GKであるフラン・ゴンサレスと、前述のダビド・ロメロの2人を合流させ、チームの欠点を補いたいと考えています。
一方、2031年までの契約で加入した左ラテラルのフリオ・ディアスは、今回初めて招集メンバー入りを果たしました。アトレティコ・マドリードのトップチームで4試合(約300分)の出場経験を持つ彼について、カンテラ時代に彼を指導したルイス・ブエノ監督はその性格と能力を大絶賛しています。ブエノ監督は『フリオは非常に強いキャラクターと野心を持っている選手だ。ユースリーグ前の練習でペナルティエリア内でのミニゲームをした際、チームメイトの不適切な技術的ジェスチャーを勝利への執念から根絶やしにしようとしていた。監督が求めるものをすべて兼ね備えており、努力を繰り返す能力があり、監督の教えに従う素晴らしいチームメイトだ』と称賛。
プレー面でも、『1対1で抜くのは非常に難しく、身長は高くないが体の使い方がうまい。走りながらのサイドからのクロスの精度が際立っている。ピッチに大きな幅をもたらし、最高強度で何度も努力できる。ピッチ上での最良のポジションは5バックのラテラルかウイングバックだ』と分析しています。また、プレッシャーについても『アトレティコの下部組織ではレアル・マドリードに勝つという要求の中で育ってきたので、競争の遺伝子と日々のストレスは彼のDNAに組み込まれている。困難な時でも絶対に隠れたりしない。チームメイトのために命を懸ける、それが尊敬される鍵だ。そして彼は地に足がついており、自分がまだ若者であることを完璧に理解している』と太鼓判を押しました。
ポジション争いとなるオソについても『オソは何年も指導する幸運に恵まれたが、彼もまた野獣だ』と語り、実績十分なスアソを含めたハイレベルな争いになると予想しつつ、『フリオはセビージャで非常に重要な選手になり、クラブをふさわしい場所に導くための重要な価値になると確信している』と締めくくりました。(via Estadio Deportivo, ElDesmarque, SPORT)
移籍情報・放出
ラファ・ミルはセビージャとの2027年6月までの契約を1年残して解除することで合意しました。彼は性的暴行の罪で第一審で8年以上の実刑判決を受けており、キケ・サンチェス・フローレス前監督からは完全にチームから外されていました。バレンシアやエルチェへのレンタルでも完全移籍には至りませんでしたが、バレンシア県裁判所から海外での就労許可(パスポートの承認)が下りたことが決定打となり、今後はギリシャのテッサロニキのクラブ、アリス・サロニカへ移籍して元ベティスのロレン・モロンと合流する見込みです。これによりセビージャは彼の高額な給与を大幅に節約できます。
また、ウイングのチデラ・エジュケは退団交渉中のためオランダ合宿には帯同せず、アコル・アダムスの時のようにリスクを最小限にするためセビージャに残って部分的な別メニュー調整を続けます。エジュケの枠には、ジェスリーやマヌエル・アンヘルといった若手が一時的に入る見込みです。その他、戦力外となっているジョアン・ジョルダン、フェデ・ガットーニ、アドリア・ペドロサ、ファビオ・カルドソの4選手も構想外としてオランダ遠征のメンバーから外れ、セビージャに残留して移籍先を探しています。タンギ・ニャンズもすでに退団しており、クラブの残る大きな問題はジョアン・ジョルダンのみとなりました。(via Estadio Deportivo, MARCA, ElDesmarque, AS)
フアンル・サンチェスの現状
左大腿四頭筋の筋線維損傷から復帰したフアンル・サンチェスは、金曜日のNECナイメヘン戦で出場機会を得る可能性があります。昨夏はイタリアのナポリやフィオレンティーナ、アタランタなどから強い関心を集め、市場の主役として退団寸前までいきましたが、今年は負傷やパフォーマンス低下の影響もあり、そこまでの騒ぎにはなっていません。クラブには具体的な移籍のオファーは届いておらず、本人も退団を強要してはいませんが、予想よりも市場の動きが鈍いことは間違いありません。
現在、右ラテラルのポジションには新加入のフアン・イグレシアスがおり、ホセ・アンヘル・カルモナもプレシーズンで多くの出場時間を得ているため、ナポリの右サイド候補だった1年前から一転、フアンルは右ラテラルの3番手という厳しい立場に置かれています。彼が定位置を確保するためには、かつてプレーしていたウイングのポジションを狙うか、指揮官にラテラルとしての実力を再アピールする必要があります。来週末のセビージャ帰還までに実戦で数分間プレーし、状態を証明することが今後の鍵となります。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
オランダ合宿へ向けて負傷者が復帰し、選手登録問題も無事にクリア。ダビド・ロメロの獲得交渉やラファ・ミルの契約解除など、ルイス・ガルシア・プラサ監督の求める戦力補強と人員整理が着実に進んでいます!