リアル・ソシエダB

リアル・ソシエダB(サンセ)は、カステリョンとの開幕戦(金曜日20:30、Zubieta)を控えています。しかし、ジョン・アンソテギ監督は、トップチームの監督ペレグリーノ・マタラッツォが土曜日に行われるチェルシー(シャビ・アロンソ監督)との親善試合に向けて発表する招集メンバー(金曜日17:00の練習後に発表)を待たなければならないため、直前まで起用できる選手を確定できません。

現在、負傷からキタとダニ・ディアスは復帰したものの、ベイティア、ルバルビエ、アギーレ、マルシャル、カレラの5選手については、ロンドン遠征に帯同して補強としてサンセに合流しない可能性が残されています。さらにバルダは怪我で欠場が確定しています。 (via MARCA)

カステリョン

パブロ・エルナンデス監督率いるカステリョンは、アウェー(Zubieta)でのリアル・ソシエダBとの開幕戦で新たなプロジェクトの第一歩を踏み出します。クラブは2部復帰後すぐに1部昇格を狙う目標を隠していません。

しかし、開幕戦に向けて守備陣に大きな問題を抱えています。コスティスとブリニャーニが負傷離脱(ブリニャーニは長期離脱)したため、純粋なセンターバックがアルベルトとシエンラしかおらず、非常に窮屈な布陣を強いられています。一方、ウイングは2つのスタメン枠に対して6人の候補がひしめく大激戦区。フォワードはカマラが最有力候補となっています。

また、開幕戦を担当する主審エデル・マージョ・フェルナンデスに対して、クラブとサポーターは非常に強い警戒感を募らせています。マージョ主審は、2024年の昇格プレーオフ(ナスティック対マラガ)において極めて不可解なジャッジを下してナスティック側から裁判で訴えられた(後に却下)因縁の存在です。

さらに、昨季のサラゴサ対カステリョンでも、ブリニャーニのゴールをDiego Barriのファウルという判定で理不尽に取り消し、ダニ・タセンデへの一発退場を見逃すなど、カステリョンを大いに苦しめた前科があります。さらに一昨季の開幕戦エイバル戦でもドウグラス・アウレリオのゴールを謎の判定で取り消すなど、問題の多いレフェリングが記憶に新しい状況です。 (via MARCA / SPORT)

スポルティング・ヒホン

ラルカモン新監督を招聘し1部昇格を目指すスポルティング・ヒホンは、守備陣のパズルを完成させるため、バルセロナの育成(ラ・マシア)出身でComo所属のアンダーU-19スペイン代表DFアンドレス・クエンカ(Andrés Cuenca)の獲得を急いでいる。交渉は1ヶ月以上にわたり膠着していたが、クエンカがコモ対アーセナルの親善試合でメンバー外になったことで、ローンによるヒホン帰還が確実となりました。ヒホンでは、グラルテ、ドゥニャベイティア、ホルヘ・サエンスに次ぐ4人目のセンターバックとして3バックの左を務める見込みです。

カンテラーノのギジェ・ロサスはラジオ番組でクエンカについて『彼が戻ってきてくれるなら、選手としても一人の人間としても信じられないほど素晴らしい存在であり、守備陣にとって大きな補強になる』と大絶賛しました。

一方、フロントは攻撃陣(ストライカー)の獲得も急いでいます。ターゲットは、かつてコルドバで公式戦150試合51ゴールを挙げた、ヴェネツィア所属のアントニオ・カサス(26歳、契約は2028年まで)です。カサスは昨季コルドバを昇格に導き、現在はヴェネツィアからローンまたは契約解除による移籍先を模索しており、ヒホンが獲得の最有力候補に挙がっています。

また、クラブは育成改革の一環として、2017〜2018年生まれ(ベニハミン・カテゴリ)を対象とした第1回「Torneo Benjamines RSG」を9月18〜20日にマレオで開催することを発表。31チームが参加し、若きタレントの囲い込みを図っています。 (via SPORT / MARCA)

セウタ

ADセウタのホセ・フアン・ロメロ監督は、土曜日のアンドラとの開幕戦を控える中、セウタが直面している極めて深刻な移民危機(crisis migratoria)について言及し、フットボールについて語ることへ強い拒絶感をにじませました。監督は記者会見で、以下のように悲痛な胸の内を語っています。

『今セウタが置かれている凄惨な現実を目の当たりにしながら、ただのフットボールの試合について話すなんて、本当に恥ずかしさや気後れを感じてしまう。フットボールという巨大な拡声器を使って、この街で何が起きているのかを国中に知らしめる義務がある。もし自分の思い通りになるならば、我々は今週末にフットボールの試合など絶対にプレーしない。国境の向こう側の人々は、この危機の本当の恐ろしさに全く関心を持っていないように見える』

プレシーズン中、複数の選手が家族やパートナーの安全を守るために一時帰国せざるを得ず、さらにセウタの不安定な治安が原因で、新規の獲得交渉が途中で決裂するなどの被害を受けました。それでもロメロ監督は、ピッチ上ではセウタの誇りを胸に戦い、サポーターに一筋の光を届けたいと主張。LALIGAはこれを受け、SNSでセウタ市民に向けて「全面的な支持と連帯」のメッセージを表明しました。 (via ElDesmarque / Mundo Deportivo)

アンドラ

アンドラは、土曜日にセウタを本拠地Nou Estadi de la FAF(収容人数5,100人)に迎えて開幕戦を戦います。ビジャレアルBからDFラウタロ・スパッツを完全移籍で、さらにヨーロッパU-19王者でもあるウーゴ・ロペスをローンで獲得して守備を補強。

共同オーナー(最大株主)であるジェラール・ピケは、今季42試合という過酷なシーズンに向け、安易にプレーオフを目標として選手に過度なプレッシャーを与えるのを意図的に避け、まずは安定した素晴らしいシーズンを送ることを求めています。

また、今夏にジョセップ・セルダやダニ・ビジャエルモーサの売却によって多額の売却益を得たものの、ピケは自身の経営哲学を以下のように熱く語りました。

『私はそもそも素晴らしい選手を売るのが大嫌いだ。しかし、もし選手がここでやり切った、あるいはアンドラというクラブが自分の野心に対して狭すぎると感じた場合、無理に引き留めてそこを監獄のようにするべきではない。私自身、かつて一人の選手だったからこそ、クラブが監獄と化し、退団を望む選手を無理やり閉じ込めることがどれほど苦痛であるかを知っている』 (via Mundo Deportivo / SPORT)

カディス

カディスは、セルタBとの開幕戦(Nuevo Mirandilla、収容人数21,000人)を控える中、放出確実と見られていたハビ・オンティベロス(28歳)の劇的な残留と復活を発表しました。オンティベロスは昨季わずか15試合の出場にとどまり、素行不良や体重超過(肥満)を理由に前監督のイマノル・イディアケスから戦力外通告を受け、足首の手術もあって退団は秒読みとされていました。

しかし、新オーナーのクリスティアン・セプティエンと、新たに就任したアルベルト・セラーデス監督(今週初めにイディアケスを電撃解任して就任)が、オンティベロスを更衣室に呼び出して直接対談を行い、その様子を動画で公開しました。

セプティエン会長が『これが君にとって2回目のチャンスだ。もう次はない。体調をしっかりと管理して本物のプロフェッショナルとして振る舞うと私に約束しろ』と一喝。オンティベロスは涙を浮かべながら、『今の私はモチベーションに満ち溢れている。1年目のように再びサポーターから拍手喝采を受けられるよう、自分のすべてをピッチ上で証明する』と復活を誓いました。

一方、長年カディスのゴールマウスを守ってきたブラジル人GKヴィクトル・アズナールが、シンガポールの強豪ライオン・シティ・セーラーズ(元イラク代表監督のハビエル・カサス監督が率いる)へ完全移籍することが決定しました。アズナールは昨季前半戦に驚異的なパフォーマンスを披露してチームを昇格プレーオフ圏内へと押し上げたものの、後半戦にチームの崩壊とともにパフォーマンスが著しく低下して守護神の座を失っていました。 (via Mundo Deportivo / MARCA)

ブルゴスCF

セルヒオ・フランシスコ監督率いるブルゴスCFは、バレンシアCFから22歳のFWアレックス・フォレス(Alex Fores)を4年契約という破格の超長期で完全獲得したことを発表。今夏7人目の新戦力となりました。フォレスは昨季、オビエドへのローンで厳しい不遇のシーズンを過ごしたため、自らを心から必要とし、愛してくれたブルゴスの熱意に心を動かされたと発表会見で語りました。

会見中、フォレスは『私は自分が本当に愛され、必要とされる場所でプレーしたかった。ブルゴスからは素晴らしい愛情と熱意を感じ、それがこの決断の最大の理由だ。現在の体調は完全に100%であり、1ヶ月以上チームのハードな練習をすべて消化しているので、いつでもピッチに立つ準備はできている。ピッチ上では謙虚に泥臭く走り回り、ゴールという結果でクラブに恩返ししたい』と目を輝かせました。 (via MARCA)

レアル・オビエド

フリアン・カレロ新監督のもとで1部昇格を目指すレアル・オビエドは、セルタ・デ・ヴィゴから25歳のセンターバック、カルロス・ドミンゲス(Carlos Dominguez、契約は2年残存)を1年間のローン移籍で獲得しました。ドミンゲスは1部の複数クラブから好条件のオファーを受けていたが、出場機会を最優先にし、あえてカテゴリを2部に下げてオビエドで勝負する決断を下しました。

また、2024年に加入したものの昨季はレオネサやラピド・ブカレストへのローンで放出されていたルーマニア人FWダニエル・パラシュキヴ(Daniel Paraschiv、27歳)について、チームの戦力刷新に伴って契約を正式に打ち切り、即時解除したことを発表しました。

さらに、昨季オビエドに在籍し、先のW杯2026においてエジプト代表として大活躍(2試合126分出場、アルゼンチン戦などで驚異的な突破力とモハメド・サラーへの幻のアシストを記録)したウイング、ハイセム・ハッサン(Haissem Hassan、24歳)が、スコットランドの名門セルティックへ完全移籍することが決定しました。移籍金は固定700万ユーロ(または約600万ポンド)+ボーナス350万ユーロ(または300万ポンド)の総額1000万ユーロを超える取引です。ハッサンは2024/25シーズンに44試合4ゴール3アシストを挙げ、オビエドの奇跡的な1部昇格に大貢献。1部でも38試合3アシストとチームの要として活躍しました。

この取引により、2024年にハッサンを150万ユーロで売却していた元の保有元ビヤレアルが、40%の転売権利に基づき200万ユーロ、さらに昇格条項の40万ユーロ、合計240万ユーロ(約3.5億円)という臨時ボーナスを手に入れています。 (via MARCA / SPORT / Estadio Deportivo)

レアル・バリャドリード / アルメリア / レガネス / ジローナ

各チームの去就も急速に動いています。バルサB(バルサ・アトレティック)の得点王であった若きFWビクトル・バルベラ(Victor Barbera)は、2部のレアル・バリャドリードへの完全移籍が決定しました。

アルメリアは、バルサBから20歳の将来有望なハンガリー人守護神アロン・ヤアコビシュヴィリ(Aron Yaakobishvili)を、移籍金200万から300万ユーロで獲得することが最終合意に達しました。バルサ側は将来の転売権利の50から60%を保持します。ヤアコビシュヴィリは昇格を狙うガルシア・ピミエンタ監督のプロジェクトに大きな期待を寄せています。

レガネスは、ゴール裏に新たなサポーター用の仮設スタンドを増設し、収容人数を14,400人に拡張しました。

また、ジローナは2部に降格したものの、チームの瓦解を防ぐために主力維持の強硬方針を崩しておらず、バレンシアCFとバレンシア・カンテラーノのルベン・イランゾ獲得交渉において、アルナウ・マルティネス(Arnau Martinez、23歳)の移籍金を契約解除金の800万ユーロから絶対に引き下げない態度を維持しています。 (via SPORT / Mundo Deportivo / ElDesmarque)

LALIGA Hypermotion 2027 スタジアム収容人数ランキング

今週末にいよいよ開幕を迎えるLaLiga Hypermotion(スペイン2部)。「ベンチが火山のように激しく燃え上がり、最後の瞬間まで昇格と降格の過酷な天秤が揺れ動き、誰も結果を予測できない世界で最も混沌とした2部リーグ」と称されるこのリーグを戦う全22クラブのホームスタジアムの収容人数ランキングは以下の通りです。

1位:Gran Canaria (UD Las Palmas) ── 32,500人。現在、W杯2030に向けて40,000人以上への拡張工事を進行している。

2位:Carlos Tartiere (Real Oviedo) ── 30,500人。青き情熱がスタジアムを支配する。

3位:El Molinon (Sporting Gijon) ── 29,300人。スペインのプロフットボールリーグで最も古い歴史を誇る聖地。

4位:Jose Zorrilla (Real Valladolid) ── 27,600人。今後のさらなる近代化・拡張計画が進められている。

5位:Son Moix (RCD Mallorca) ── 25,700人。陸上トラックを完全撤去し、サポーターとピッチの距離を限界まで縮めた新装スタジアム。

6位:Heliodoro Rodriguez Lopez (CD Tenerife) ── 22,800人。

7位:Los Carmenes (Granada CF) ── 22,500人。四隅のコーナー部分への仮設スタンド設置や改修を控える。

8位:El Arcangel (Cordoba CF) ── 21,600人。現在、外観改修プロセスの最終仕上げ段階にある。

9位:Nuevo Mirandilla (Cadiz CF) ── 21,000人。スタジアムの改名を巡って大きな議論を巻き起こしている。

10位:Balaidos (Celta Fortuna / セルタB) ── 20,700人。セルタBチームが使用。Golスタンドが完成すれば31,000人まで急増する見込み。

11位:UD Almeria Stadium (UD Almeria) ── 18,300人。陸上トラックの撤去と増床のための拡張工事が始まったばかりで、完成まで2年を要する。

12位:Carlos Belmonte (Albacete Balompie) ── 17,500人。

13位:Castalia (CD Castellon) ── 15,000人。CartagonovaやMini Estadi(バルサBの旧スタジアム)と酷似したデザイン構造を持つ。

14位:Montilivi (Girona FC) ── 14,600人。多数の仮設スタンドによって増設されているのが特徴。

15位:Butarque (CD Leganes) ── 14,400人。ゴール裏に新設された仮設スタンドによって収容力を高めた。

16位:El Plantio (Burgos) ── 12,600人。

17位:Nova Creu Alta (CE Sabadell) ── 11,900人。

18位:Ipurua (SD Eibar) ── 8,100人。極めて近代的で快適な構造を誇るが、総席数は非常に少ない。

19位:Alfonso Murube (AD Ceuta) ── 6,000人。プロ基準への適合のために1年前に突貫工事が行われた。

20位:Nuevo Pepico Amat (CD Eldense) ── 5,700人。

21位:Nou Estadi de la FAF (Andorra FC) ── 5,100人。ピケオーナーが率いる、最も標高の高い要塞。

22位:Zubieta (Real Sociedad B) ── 4,000人。今回の開幕戦が行われる、完全に近代化された小規模なカンテラ施設。 (via ElDesmarque)

【本日の総括】

LALIGA Hypermotion 2026/27シーズンは、かつてないほど混沌とした、そして魅力的な勢力図を形成しています。降格したジローナやマジョルカ、ラス・パルマス、バリャドリード、レガネスが1部復帰を狙う中、ヒホンのクエンカ獲得などの守備強化、カステリョンの11名の新戦力プロジェクト、ブルゴスのフォレス獲得など、昇格に向けた各クラブの野心的な補強が活発化しています。一方、セウタの移民危機やアンドラのピケオーナーの監獄否定の哲学、カディスのオンティベロスの涙の宣誓など、ピッチ外でも激しいドラマが展開。いよいよ今夜Zubietaで開幕を迎えるスペイン2部リーグは、全22クラブが己の誇りと命運をかけて戦う戦場へと姿を変えようとしています。