バライドスのピッチを襲った深刻な菌害と開幕オサスナ戦の延期:新芝貼り替え作業の緊急開始とフォルトゥナ戦での再開日程

インフラディレクターのカルロス・カオ氏は、バライドス(Balaídos)の芝生が深刻な菌(hongo)の病害にさらされているという非常に複雑な事態について詳細を説明しました。

この菌害により、ラ・リーガは当初8月16日の日曜日21時30分に予定されていた第1節のオサスナ戦を、8月27日の木曜日20時30分へと延期することを余儀なくされました。

カオ氏は解決に向けて即時の対応を選択したとし、『本日の段階で、すでに現在の傷んだ芝生を取り除くための重機がフル稼働して作業を開始している。それと同時に、ナーセリーから新しい芝生のロールを運ぶ手配が完了しており、8月24日に予定されている試合に向けてピッチが最も完璧な最適状態になるよう、輸送が始まっているところだ』と、クラブ公式のインタビューで現状を明かしました。

この8月24日は、セグンダ・ディビシオン(LaLiga Hypermotion)を戦うセルタ・フォルトゥナ(Celta Fortuna)対アンドラの一戦が予定されており、この日が新生ピッチの事実上のこけら落としとなる見込みです。

カオ氏によると、クラブは数週間前から菌の発生を察知しており、通常行われる対症的な治療処理を実施していました。

『先週の段階では、回復の兆候は非常に安定的かつ継続的であり、良好なプロセスをたどっていた。そのため、ラ・リーガに対して芝生が病気に罹っている事実を正式に報告した。これを受けて連盟から芝生の専門技術者が現地へと派遣され、これまでの治療プロセスを細かく分析した上で、クラブに対して肯定的なお墨付きのレポートを提示してくれた』とカオ氏は語っています。

しかし、その後のプロセスにおいて菌の増殖が急激に進み、特にピッチの中央エリア一帯に深刻な被害が広がってしまったため、全面的な貼り替えとゲームの延期を決断せざるを得ない事態へと発展しました。 (via Mundo Deportivo)

オサスナとの間で合意されていた幻の9月延期プラン:ラ・リーガによる一方的日程決定と過酷な過密日程への抗議

第1節の試合延期を巡り、対戦相手であるオサスナとの間で取り交わされていた事前合意がラ・リーガ側によって完全に無視される形となり、大きな波紋を呼んでいます。

セルタとオサスナの2つのクラブは、開幕直後の選手たちのケガのリスクが極めて高い時期に過密日程を強いるのを避けるため、代表ウィーク中となる9月24日、あるいは25日に延期試合を行うことで事前に完全合意に達していました。

この両者合意のスケジュールは、事前にラ・リーガおよびスペインサッカー連盟(RFEF)に対しても正式に通知されており、誰もがこの日程での開催を疑っていませんでした。

しかし、連盟側はこの決定的なクラブ間の歩み寄りを完全に無視し、一切の相談やコーディネートを行うことなく、8月27日の木曜日に開催することを一方的に通達しました。

これにより、オサスナは8月24日の月曜日に行われるリーグ戦から中2日で再びピッチに立ち、長距離の遠征とゲームを強いられる極めて過酷なコンディションに追い込まれることになりました。

セルタ側は代表チームに合流していたボルハ・イグレシアス(Borja Iglesias)の状況から、当初の試合日程を3日遅れまたは10日遅れへと変更する申請を行う権利を有していましたが、これを行使しなかった経緯があります。そのため日曜日の開催が決定されていた中での、直前のピッチトラブルによる緊急延期劇となりました。 (via ElDesmarque)

ウクライナ代表MFツィガンコフ獲得への参戦とアルゼンチン代表セバジョス獲得交渉の進捗:メディカルチェックが鍵を握る排他的補強プラン

ジローナの2部降格に伴い、流出が避けられない状況となっているウクライナ代表MFビクトル・ツィガンコフ(Viktor Tsygankov)の獲得レースに、セルタも正式に参入しました。

ツィガンコフに対しては、スポーツディレクターのモンチ氏率いるエスパニョールや海外の強豪クラブ、そして同じラ・リーガのバレンシアが非常に熱心な関心を示しています。

しかし、ジローナ側は移籍金として最低でも1000万ユーロから1500万ユーロという巨額な移籍金を設定しており、この金額がセルタを含むすべての興味を示すクラブにとって大きな経済的足かせとなっています。現時点では、ジローナがこの要求金額を引き下げて妥協する姿勢を見せるのを静かに待つ段階に留まっています。

その一方で、セルタのフロント陣は、ボカ・ジュニアーズに所属するアルゼンチン代表FWエセキエル・セバジョス(Exequiel Zeballos)の獲得に向けた具体的な交渉をさらに有利な位置へと進めています。

セバジョスを巡っては、彼がこれまでに負ったケガの履歴がクラブのスカウト部門で一時的に懸念材料とされていたものの、最新のメディカルレポートは非常に好意的で前向きな結果を示しています。

クラブは最終的な獲得のサインを交わす前に、ビゴの施設において極めて詳細かつ厳格なメディカルチェックを実行する方針です。なお、ツィガンコフとセバジョスの獲得は完全に「排他的」な位置づけであり、両者が同じ右ウイングを主戦場とすることから、二人が同時にバライドスへと加入する可能性はありません。 (via ElDesmarque)

最大ゴール記録保持者イアゴ・アスパスの記念像プロジェクト始動:ビゴ市が承認したデザインコンテストと名乗りを上げる個性豊かな彫刻家たち

ビゴ市(Concello de Vigo)は、クラブの絶対的な象徴であり歴史的最多スコアラーであるキャプテン、イアゴ・アスパスのこれまでの偉大なる功績を永遠に称えるため、バライドススタジアムの屋外に設置する記念銅像のデザインを募集する「アイデアコンテスト」の実施を正式に承認します。

このコンテストには、1位の受賞者に9,000ユーロ、2位に4,000ユーロ、3位に2,000ユーロの賞金が授与され、最終的な優勝者は最大予算20万ユーロという巨額のプロジェクト枠で銅像を制作し、実行する権利を手にします。

現時点で正式な候補者は公表されていないものの、ビゴの街並みにはこれまでに素晴らしいモニュメントを残してきた名だたる彫刻家たちが存在しており、彼らが名乗りを上げる可能性が極めて高いです。

その筆頭が、1961年ビゴ生まれのホセ・モラレス(José Molares)です。彼はア・ベニダスにある有名な「ジュール・ヴェルヌ」像の作者であり、人の表情や顔立ちを正確に捉える技術に定評があります。今夏にはア・ラマジョサに77,000ユーロをかけた2.3メートルの巡礼者像を設置したばかりです。

また、1945年生まれでアラメダのベンチに佇む作家「ドミンゴ・ビジャール」のブロンズ像(115,000ユーロ、2025年1月完成)を手がけたペドロ・ドバオ(Pedro Dobao)や、11月にモンテロ・リオス庭園へ設置予定の「カルロス・オロサ」像を製作中のセルヒオ・ポルテラ(Sergio Portela)も有力候補です。

さらに、1951年オウレンセ生まれのラモン・コンデ(Ramón Conde)は、グラン・ビアとウルサイスの交差点にある象徴的な「Os Redeiros(漁師たち、1991年設置、7体のブロンズ像による大作)」の製作者であり、都市空間における大規模なモニュメントで圧倒的な実績を持ちます。

そして歴史的な因縁を持つのが、1940年生まれで80歳を超えた今も現役のマクシン・ピカージョ(Maxín Picallo)です。彼は2001年にペニャ「La Gramola」主導で行われた、当時クラブのスターだった「アレクサンダー・モストボイ」像の製作者に選ばれました。モストボイ自身もゴイアンにあるピカージョの工房を訪れて2メートルのブロンズモデルを自ら選択したものの、一般の寄付金が十分に集まらず、結局そのモストボイ像が日の目を見ることはなく、現在も幻のプロジェクトとして工房に眠り続けています。

その他、「Sireno」の作者であり現代的なアプローチを得意とするフランシスコ・レイロ(Francisco Leiro)や、海で亡くなった船乗りのための記念碑の製作者カンディド・パソス(Cándido Pazos)、さらにアスパスの故郷であるモラソ地区と深い関係を持つモアニャ出身で、チェーンソーによる豪快な木彫りを得意とするヨシ・フェルベンサ(Yosi Fervenza)などが、この歴史的なプロジェクトにインスピレーションをもたらす候補者としてリストに名前が並んでいます。 (via SPORT)

開幕に向けた対戦相手バレンシアの動向:カルロス・コベラン監督が構築する1-5-3-2の戦術イレブンと日程変更の影響

第2節でセルタと対戦するバレンシアCFは、本来第1節に予定されていたベティス戦が、相手チームにワールドカップ決勝進出選手がいるという理由で延期されました。

これにより、バレンシアは8月の最終週に「8月22日にセルタ戦、8月25日にベティス戦、8月30日にデポルティーボ戦」という過酷な3連戦を強いられることになりました。

コベラン監督は、この過密日程の最初の戦いとなるセルタ戦(Mestallaにて8月22日開催予定)に向けて、早くも先発イレブンの選定を進めています。

バレンシアは現在1-5-3-2の戦術フォーメーションをテストしており、GKにディミトリエフスキ、両ウイングバックにガモンとジェスス・バスケス、3センターバックにペペル、デ・ハース、タルハ、ダブルボランチにグイドとウグリニッチ、そして攻撃ラインに日本の神童である佐藤龍之介、ハビ・ゲラ、ウーゴ・ドゥロを配置する構成をベースとして練習を重ねています。これはそのままセルタ戦の先発メンバーとなる可能性が非常に高いです。 (via ElDesmarque)

【本日の総括】

セルタを取り巻く環境は、目前に迫っていた開幕戦を直前にして、バライドスのピッチを襲った深刻な菌害とそれに伴う延期問題に大きく揺れています。ピッチの全面張り替えという緊急事態の中、ラ・リーガの一方的な日程変更決定により、オサスナとの信頼関係や今後のタイトなスケジュール管理に新たな火種が生じています。一方で、ツィガンコフ獲得への積極的な関心や、セバジョスのメディカルチェックを伴う最終合意プロセス、さらには最多得点者アスパスの記念像プロジェクト始動といったポジティブな話題も活発化しています。24日のフォルトゥナ戦での新ピッチのお披露目と、22日のバレンシアとの初陣に向けて、チームはピッチの内外で不屈の闘志を研ぎ澄ましています。