GKフラン・ゴンサレス獲得を公式発表!新シーズンの陣容が確定

セビージャFCは、レアル・マドリードからGKフラン・ゴンサレス(21歳)を獲得したことを公式発表しました。フリオ・ディアス(彼も半額での買取)、レンタル復帰のアディセアス・ブラホディモス、フリートランスファーのホン・グリディ、フアン・イグレシアス、アルナ・サンガンテに続く、今夏6人目の新加入選手となります。

契約期間は2031年6月30日までの5シーズンで、移籍金は約300万ユーロ(固定)を支払い、保有権の50%を獲得する形での完全移籍です。なお、レアル・マドリードは将来の買い戻しオプションを保持しています。

レオン出身で身長1.99mの大型キーパーであるフラン・ゴンサレスは、すでにオランダのハルデレンで行われているチームの合宿に合流しました。その圧倒的な体格は、身長1.88mのブラホディモスと並んでも際立っており、SNS上では『なんてでかい奴だ』『こいつのフィジカルは野獣だ』と驚きの声が上がっています。

セビージャの公式発表動画では、「白は純真、赤は情熱」「さあ、ここがあなたの街、これがあなたのエンブレムだ」という熱いメッセージで彼を歓迎しました。

一方、古巣のレアル・マドリードのチームメイトたちも彼にエールを送っており、ティボ・クルトワは『幸運を祈るよ、友よ!君は良いことすべてに値する!寂しくなるよ』とコメントしています。その他、ジュード・ベリンガムやケパ・アリサバラガ、さらには元セビージャのロベルト・カルロスらからも祝福の言葉が寄せられました。

U-19スペイン代表としてEURO優勝経験を持ち、U-21代表デビューも果たしている若き逸材は、退団したオルジャン・ニーランの穴を埋め、ブラホディモスと正GKの座を争うことになります。(via Estadio Deportivo)

フアンル・サンチェスがボーンマスへ完全移籍!約1300万ユーロの売却益

右サイドバックのフアンル・サンチェス(22歳)が、プレミアリーグのボーンマスへ完全移籍することが決定的となりました。

移籍金は固定1100万ユーロに加え、達成が容易なボーナス200万ユーロを合わせた総額1300万ユーロで合意に達しています。さらに、将来彼が他クラブへ移籍した際の売却益の一部をセビージャが受け取る条項も含まれており、非常に実入りの良い取引となりました。契約期間は2030年6月までの4シーズンとなる予定です。

過去にはナポリやウルブス、ノッティンガム・フォレスト、ローマなども関心を示していましたが、ついにプレミアリーグ挑戦が決まりました。フアンルはすでにオランダ合宿を離脱し、メディカルチェックを受けるためにイングランドへ向かう準備を進めています。

ホセ・イグナシオ・ナバロSDにとっては、ベネツィアへ売却したアコル・アダムス(固定1650万ユーロ+変動最大550万ユーロ)、リールへ移籍したタンギ・ニアンズ(年俸負担はあるもののサラリーキャップを解放)に続く、クラブの財政を大きく助ける重要な放出オペレーションとなります。(via ElDesmarque)

ストライカー補強の現状:ダビド・ロメロをパルマに奪われ、エネス・ウナルに照準

ルイス・ガルシア・プラサ監督からスタメン用とバックアップ用の2人のストライカー獲得を要望されている中、補強作業は難航しています。

最大のターゲットとして交渉を進め、選手本人との合意にも達していたアルゼンチンのティグレ所属FWダビド・ロメロ(23歳)ですが、最終的にイタリアのパルマが争奪戦を制し、2031年までの5年契約で彼を獲得することが決定的となりました。セビージャはティグレが要求した約700万ユーロの条件で折り合いをつけることができませんでした。フェデ・ビニャスをトルーカに奪われたことに続く失態となります。

この事態を受け、セビージャはプレミアリーグのボーンマスに所属するトルコ代表FWエネス・ウナル(29歳)の状況について問い合わせを行いました。彼は膝の十字靭帯断裂の影響で昨季は24試合(242分)で1ゴールと出場機会に恵まれていませんが、ラ・リーガでの実績は十分です。現在、アラベスやヘタフェも彼に関心を示しています。

また、過去に獲得を狙っていたオリンピック・リヨンのFWエンゾ・モレベ(18歳)も市場に出回っています。彼は昨季モンペリエへのレンタルで結果を出しましたが、現在はトロワなどのフランス国内クラブが獲得をリードしており、セビージャは今のところ静観しています。

なお、戦力外となっているラファ・ミルは、高額な給与負担を軽減するため、今週中にギリシャのアリス・テッサロニキへ移籍する予定です。そして、ワールドカップ帰りのルベン・バルガスとジブリル・ソウもチームに合流する予定ですが、彼らも売却候補と見られています。(via Estadio Deportivo)

オランダ合宿第2戦:FCユトレヒトにウノゼロ勝利!ペケが再びゴール

オランダでプレシーズン第6戦を行ったセビージャは、FCユトレヒトを相手に1-0のウノゼロ勝利を収めました。

得点力不足が課題となる中、最前線の「偽9番」としてスタメン出場したジェラール・フェルナンデス(ペケ)が、相手守備陣のミスを見逃さずに決勝ゴールを奪いました。これでペケはプレシーズン2点目となり、ミゲル・シエラと並んでチーム内トップスコアラーとなっています。

スタメンは、オディッセアス(キャプテン)、ホセ・アンヘル・カルモナ、アルナ・サンガンテ、フアン・イグレシアス、ガブリエル・スアソ、ルシアン・アグメ、ニコ・ギジェン、ミゲル・シエラ、ホン・グリディ、オソ、ペケの11人。

この試合では、本来右サイドバックのフアン・イグレシアスが左センターバックとして出場し、ロングフィードから決勝点の起点となるなど存在感を発揮。中盤ではアグメが持ち前のフィジカルでタフな相手に対抗し、ルーゴ出身の若手CBアンドレス・カストリンもプレシーズン初出場を果たしました。

ルイス・ガルシア・プラサ監督は、ストライカーが不足する現状において、守備を固めて少ないチャンスを確実にモノにする現実的な戦術を徹底しており、それが結果に結びついています。(via ElDesmarque)

新加入フアン・イグレシアスが早くも守備陣のリーダーとして発言

ユトレヒト戦でキャプテンマークを巻く時間帯もあり、複数のポジションをこなした新加入のフアン・イグレシアスが、早くもチームのリーダーとしての自覚を見せています。

試合後のインタビューで彼は、チームとしての守備の重要性を強調しました。

『勝つというメンタリティを持ってピッチに出ることに慣れないといけない』

『プレシーズンからチームの責任は、無失点を保つことだ。無失点なら必ずチャンスは来る。だが、まずはチームとしてまとまり、相手に隙を与えず、攻撃するのが難しいと思わせるような、非常にソリッドなチームであることを見せないといけない』

『それが主な目標だと思う。守備を固め、そこから攻撃で少しずつ自由になり、より多くのチャンスを作り始めることだ』

開幕戦に向けても、『15日のラージョ戦で勝ち点3を取れるように、大きな期待を持って臨みたい。第1節には非常にポジティブな状態で臨み、ホームのファンと一緒に勝ち点3を取りたい』と意気込みを語っています。(via Estadio Deportivo)

退団組の動向:アダムスが新天地で即ゴール、オルジャン・ニーランはライプツィヒ復帰へ

セビージャを退団した選手たちの新天地での動向も報じられています。

イタリアのベネツィアへ移籍したアコル・アダムスは、サンテティエンヌとのプレシーズンマッチでデビューを飾り、ピッチに立ってわずか19分で自ら獲得したPKを沈めて移籍後初ゴールを記録しました。

リールへ移籍したタンギ・ニアンズも、OHルーヴェン戦で29分間プレーし新天地デビューを果たしています。

また、契約満了で6月30日にセビージャを退団したGKオルジャン・ニーランの去就も決定的となりました。ワールドカップでの活躍(特にブラジル戦)が高く評価された彼は、ビジャレアルへ移籍するペーテル・グラーチの後釜として、古巣であるドイツのRBライプツィヒへ復帰する予定です。まもなくオーストリアでの合宿に合流すると見られています。

一方で、セビージャの下部組織からレアル・マドリードのカスティージャへ移籍していた18歳のアレクシス・シリアは、トップチームのフィオレンティーナ戦にスタメン出場し、見事なゴールを決める活躍を見せています。(via Estadio Deportivo)

クラブ運営の悲劇:78歳の熱狂的ソシオが更新エラーで席を失う

クラブの事務的な対応が問題視される出来事が発生しました。

78歳の熱狂的なセビージャファンであるホアキン・ペレスさんが、システムトラブルとクラブの通知不足により、長年愛用してきたシーズンチケットを失う事態に見舞われました。

彼は更新初日に手続きを行い、支払いとチケットの郵送を選択しました。しかし、登録していたクレジットカードが有効期限切れで新しい番号に変わっていたため、クラブのデータベースと一致せず決済エラーが発生。不運なことに、クラブからも銀行からもエラーの通知は一切届きませんでした。

期限終了後にウェブサイトでエラーに気づいたホアキンさんがスタジアムの窓口へ駆け込んだものの、『もう何もできない』と突き放されてしまいました。

彼はEPOC(慢性閉塞性肺疾患)や心臓の手術を経験するなど健康上の問題を抱えており、階段を上るのが困難なため、特別な身体障害者向けの座席を長年利用していました。

彼は『78歳でレッドカードを出された気分だ。特権を求めているわけではない。ただもっと人間らしい、寄り添った対応をしてほしい』と悲痛な思いを語っています。

クラブからは「会員歴だけ維持し、来季以降に空きが出たら別の席を探す」という提案を受けましたが、『78歳にとっての1シーズンは1世紀に等しい。20歳のように待てと言われるのは辛い。まるで家族を失ったような喪失感だ』と語っています。現在、SNSでこの件が拡散され、多くのファンが彼に自分のチケットを貸すと申し出る事態となっています。(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

GKフラン・ゴンサレスの獲得とフアンルの高額売却で陣容整理が進む一方、ストライカー獲得の難航が浮き彫りに。ピッチ上では守備を重視する新監督の戦術が浸透しつつありますが、ピッチ外でのファン対応には課題が見え隠れしています。