バレンシアCF
バレンシアCFはチームが降格圏の19位に沈む深刻な苦境の中で、攻撃の軸として期待されながら不振に喘ぐアーナウト・ダンジュマのデータ分析と、前節ビジャレアル戦で退場処分を受けたハーヴェイ・エリオットの謝罪声明が大きな話題となっています (via SPORT, Estadio Deportivo)。
アルノート・ダンジュマは今季ここまでリーグ戦全10試合に出場(8試合で先発、751分プレーはチーム第4位)しているものの、未だに「0ゴール」と完全な日照り状態が続いています。ラ・リーガでの最後のゴールは2025年9月30日(レアル・オビエド戦)まで遡り、なんと390日間(1年以上)もリーグ戦で得点がありません。Optaのデータによると、今季すでに4回のビッグチャンスを逃しており、これはリーグで10番目に悪い数字となっています。ヴィジャレアル時代の2022年6月に5,000万ユーロと評価されていた市場価値は、度重なるレンタル移籍と決定力不足により現在ではわずか300万ユーロへと94%大暴落(4,700万ユーロ減)しており、ウマル・サディクの復帰待望論が急浮上する要因となっています (via SPORT, Superdeporte)。
一方で、ビジャレアル戦の終盤に主審の判定に執拗に抗議して2枚目のイエローカードを受け、ハビエル・アギーレ監督から『愚かでバカバカしい退場だ』と公開糾弾されていたリヴァプールからのレンタル組ハーヴェイ・エリオットが、自身の過ちを認め謝罪声明を発出しました。『チームメイトと、素晴らしいバレンシアCFのサポーターの皆さんに心からお詫び申し上げます。私は重大な過ちを犯しました。二度とこのようなことは起こしません。今は全力を尽くしてトレーニングに励み、一刻も早くチームをこの困難な状況から救い出すことだけに集中しています』と猛省の弁を述べ、ファンの信頼回復とチームの浮上に向けた誓いを立てています (via Estadio Deportivo, MARCA)。
【本日の総括】
今節のラ・リーガは、上位陣の激突や伝統のダービーを前に、各クラブの明暗がくっきりと分かれる一日となりました。
首位追撃を狙うレアル・ソシエダが公式戦4連勝を飾り、ラ・リーガ通算勝ち点ランキングで歴代単独7位へと浮上する歴史的快挙を達成した一方、アスレティック・ビルバオはニコ・ウィリアムズの覚悟の残留宣言と17歳インガの躍動でヘタフェを4-0と粉砕。敗れたヘタフェは公式戦2試合9失点という自壊状態に陥り、守護神ダビド・ソリアが悲痛な叫びを上げるなど対極の様相を呈しています。
また、セルタとベティスの上位対決は過密日程の中での激しい戦術戦の末に0-0で終了し、互いに無敗や4位の座を守り抜きました。一方で降格圏に沈むバレンシアでは、アルノート・ダンジュマの記録的な不振やエリオットの退場劇に伴う謝罪など、ピッチ内外で重苦しい試練が続いています。各チームが過密日程や怪我人と戦いながら、シーズン序盤の重要な分岐点を迎えています。