練習場再開発
マドリード市議会が、バルデベバスに位置するレアル・マドリードの練習場「シウダー・デポルティバ」の都市計画区分を暫定的に承認しました。これまでは主にスポーツ用途に限定されていましたが、今回の計画変更により、練習場全体の建設可能面積が従来の36万平方メートルから53万2,550平方メートルへと大幅に拡大されます。
その内訳は、民間設備用として27万6,000平方メートル、サービスや商業施設用の「三次産業」エリアとして17万2,550平方メートル、そして純粋なスポーツ施設用として8万4,000平方メートルです。この決定により、クラブはこれまでのスポーツ施設の枠を超え、驚くべき多目的エリアを建設することが可能になります。たとえば、先端技術を誇るIT企業のオフィス(10万平方メートルがコワーキングスペースやスタートアップ向けのエリア、大手テック企業本社として計画されています)、大学、最先端の研究センター、ホテルやアパルトホテル、近隣型商業施設、レストラン、さらには建設費に6,000万ユーロ(約100億円)を見込む2万平方メートル規模の巨大オーディトリアム(アリーナ)などの建設が予定されています。ただし、いわゆる「巨大ショッピングモール」の建設は都市計画法上、明確に禁止されています。
さらに、スポーツ施設エリアでも、グラウンドやプール、ジムだけでなく、ハイパフォーマンスセンターや指導者養成所、UEFAやFIFAといった国際機関用の専用オフィス、プレスルーム、テレビやインターネットの配信スタジオ、歴代のトロフィーを展示するクラブミュージアム、関係者向けの宿泊施設などが建設できるようになります。これはかつて大統領選挙でペレス会長の対抗馬となったエンリケ・リケルメ氏が掲げていたテーマパーク構想とは大きく異なる、現実的で壮大なテクノロジーとウェルネスの街づくり計画です。(via SPORT)
バルデベバス合宿ルール
レアル・マドリードの監督に復帰したジョゼ・モウリーニョは、ピッチ外でも極めて厳格で独自の規律をチームに導入しています。現在63歳となった彼は、かつての第一次政権(2010〜2013年)の狂気的な激しさに比べ、メディアや選手への対応が随分と丸くなり、柔和なアプローチを見せています。それでも、規律に対する妥協は一切ありません。
モウリーニョは毎朝8時前には練習場バルデベバスに到着し、誰よりも遅くまで働いています。チームビルディングの一環として、選手たちがバルデベバスの食堂で朝食と昼食を共に摂ることを完全に義務付け、栄養士による厳しい食事管理のもとでメニューを提供しています。さらにユニークなのは遅刻へのペナルティです。彼は選手たちから金銭的な罰金を取ることをやめ、その代わりにバルデベバスのジムで追加の個別フィジカルトレーニングを課すという実践的な罰則を導入しました。
そして、記者たちを大爆笑させたのが、試合前日の「前泊ルール」です。試合前日はミーティングと食事を共にした後、大半の選手は自宅に戻って就寝することを許可されていますが、モウリーニョ監督自身と新加入のマーク・ククレジャ、カルロス・エスピの3人だけは、バルデベバスの宿舎に残って夜を共に明かしています。モウリーニョは会見で『私たちは一緒に行動し、作戦会議をし、一緒に食事を食べた後、翌朝にまた合流する。私とカルロス・エスピ、マーク・ククレジャの3人はバルデベバスで夜を明かしている。他の者たちは自分の家に帰って寝ている』とユーモアを交えてその事実を明かしました。この指揮官の姿勢に対して中心選手のフェデ・バルベルデも『監督はとても親しみやすい人。厳しい性格の時もあるが、それが選手に響く最良の方法。自分に対する扱いもとても気に入っている』と、新たな信頼関係を語っています。(via Estadio Deportivo)
