セバジョス移籍最終局面
夏の移籍市場の閉鎖まで残り14時間を切った非常に切迫した時間帯に、MFダニ・セバジョスのレアル・ベティス復帰に向けた交渉が決定的な最終段階を迎えています。
ベティス側がサラリーキャップの登録スペースを確保するための整理を完了させたことで、交渉は一気に正式な書面による提案へと進展しました。両者はすでに、2029年6月までの3年契約の締結に向けて細部のすり合わせを行っており、本日中の正式発表がほぼ確実視されています。これまで幾度となく浮かんでは消えていた古巣への帰還ストーリーが、ついに現実のものになろうとしています。(via SPORT)
クロース代役不在の苦悩
トニ・クロースが2024年5月に電撃的に現役を引退して以来、レアル・マドリードは3シーズン連続で、彼の代役となる「真の司令塔」の獲得に失敗し続けています。
今夏の最大の狙いだったのが、2026年W杯でスペイン代表を優勝に導き、大会MVPに輝いたマンチェスター・シティのロドリでした。マドリーは多額の移籍金を含む超大型オファーを用意し、モウリーニョ監督自身も2度にわたって本人に直接電話をして熱烈に口説きました。しかしロドリは悩み抜いた末、クラブ間の具体的な交渉がスタートする前に、宿敵バルセロナへの加入を決断してしまいました。モウリーニョは『ロドリはいわば、すでに豪華なチームにおけるケーキの上のイチゴ(仕上げの飾り)のような極上の存在だった。素晴らしい実力、経験、そして世界的な地位を兼ね備えており、もし彼を獲得できていればチームをさらに高い次元へと引き上げることができたはずだ』と惜しんでいます。
さらに遡れば、2025年の夏にも当時新指揮官だったシャビ・アロンソが、レアル・ソシエダB時代に愛弟子だったマルティン・ズビメンディの獲得を熱望しました。しかしクラブの動きが遅れ、アーセナルが6,000万ユーロ(約100億円)の契約解除金を支払って彼をさらっていってしまいました。その後もヴィルツやエンゾ・フェルナンデス、マック・アリスター、さらにはシュトゥットガルトのアンジェロ・シュティラー、クリスタル・パレスのアダム・ウォートンといったリストが並んだものの、具体的な進展はありませんでした。
現在は、モウリーニョの4-2-3-1フォーメーションにおいて、ベルナルド・シウバやフェデ・バルベルデ、カマヴィンガといったフィジカルと運動量に優れた中盤でこの穴を埋める妥協案を試みていますが、ゲームのペースを支配する絶対的な存在の不在は、チームが躓くたびに常に議論の中心に立ち返ることになります。(via SPORT)