カマヴィンガの完全復活ロード
エドゥアルド・カマヴィンガは、レアル・マドリードでの6シーズン目を迎えています。昨シーズンは極めて不調であり、今夏の移籍市場ではクラブの資金確保のために放出リストに一時名を連ねるなど、その去就が大きく揺らぎました。
しかし、カマヴィンガ自身はマドリードを離れる意思は全くなく、モウリーニョ監督の就任が彼の残留を決定づけました。モウリーニョは彼を信頼し、チームに不可欠な存在として受け入れました。今夏、デシャン監督率いるフランス代表のW杯メンバー(フランスは4位)から漏れたことで、カマヴィンガは早期にプレシーズンへ合流することができ、モウリーニョの指導をじっくり受けるアドバンテージを得ました。親善試合4試合中3試合に先発出場し、中盤の要として奮闘しました。プレシーズン中は好不調の波が激しかったですが、前節のマラガ戦ではミスを最小限に抑え、周囲が求めていた本来のハイレベルな守備と推進力を披露しました。これが彼にとっての大きな転換点となりました。
前節後、モウリーニョは記者会見で『カマヴィンガ、あのようなあまり好かれていない少年が素晴らしいプレーを見せてくれた。彼が示したパフォーマンスには非常に満足している』と、逆風の中にいた彼をメディアの前で全力擁護しました。今夏、中盤の層は補強と放出が同数に留まり、人員の増減はありませんでした。そのため、カマヴィンガには今後も十分な出場時間が確保される見通しであり、モウリーニョにとって無くてはならない実力派の戦士へと生まれ変わる準備が整っています。(via MARCA)
記者サンチェス氏の冷徹な警告
ジャーナリストのデーヴィッド・サンチェス氏が、モウリーニョ率いるチームの開幕3連勝という好スタートに過剰に沸き立つマドリードの現状に冷や水を浴びせています。
サンチェス氏は『毎シーズン、特に最近のレアル・マドリードを巡っては同じような過剰な盛り上がりが繰り返されている』と指摘。現在のメディアやファンの間で囁かれる『チームは劇的に向上している、選手たちは監督を深く理解している、ロッカールームの雰囲気は最高だ、今シーズンは何か偉大な偉業を成し遂げるだろう』といった熱狂的な論調に対し、彼は『風船をあまりにも膨らませすぎると、最後には破裂して台無しになってしまう』と強い警告を発しました。
過去の例として、昨シーズンのシャビ・アロンソ政権時の熱狂、そしてアルベロア前監督が就任した当初に膨らんだ期待の「風船」が、いずれも過酷なシーズンの中で無残に破裂したことを挙げています。サンチェス氏はモウリーニョが偉大な指揮官であることを認めつつも、『しかしレアル・マドリードというクラブでは、どれほど優れた名将であっても、一歩間違えれば激しい風圧に晒されてクラブを去るリスクがある』と主張。
本当の試練は、過密日程の中でラ・リーガやチャンピオンズリーグの強豪との重要な一戦が始まった時に訪れるとし、『どれほどレアル・マドリード特有の遺伝子、DNA、闘志、あるいは逆転劇といった美しい言葉を並べ立てても、フットボールそのものの質が悪ければ、重要な試合で必ず破綻するだろう。現在、チームは向上してはいるが、決して完成された素晴らしいフットボールを展開しているわけではない。時間が経てば自ずと答えは出るが、風船は膨らませすぎると割れる危険性が高まる』と述べ、冷静さを保つべきだと訴えています。(via MARCA)
【本日の総括】
モウリーニョ新体制がピッチ外の練習場バルデベバスの大規模再開発や、食事・合宿管理に至る徹底的なルール変更で白い巨人に劇的な変革をもたらす一方、ピッチ上ではヴィニシウスの不調やトニ・クロースの代役問題といった課題が依然として影を落としています。移籍市場の最終盤でセバジョスやカスティージャ主将マヌエル・アンヘルの放出が目前に迫るなど、シーズン序盤の順調な3連勝の裏で、チームは今も大きな過渡期のうねりの中に身を置いています。