フレンキー・デ・ヨングの右膝負傷と保存療法選択、本人の声明とクラブの不満
🏥FCバルセロナの医療スタッフによる精密検査の結果、フレンキー・デ・ヨングが右膝の内側側副靱帯を断裂していることが確定した。手術は行わず、当面は保存療法を選択して数週間の経過観察を行うこととなった。血流が良く治癒しやすい部位であるため、順調に回復すれば4週間から6週間、あるいは1ヶ月半から3ヶ月程度での復帰が見込まれているが、回復が思わしくなく最悪手術が必要となった場合は4ヶ月から5ヶ月、最長で6ヶ月の長期離脱となり、復帰は来年の1月以降にずれ込む危険性も孕んでいる。クラブ内では、ワールドカップでのオランダ代表の負傷管理と本人の判断に対して大きな不満が渦巻いている。クラブ側は、長期離脱扱いでサラリーキャップの枠を空け、冬の市場までの補強に役立てることを検討していたが、保存療法の選択により適用が難しくなる可能性がある。なお、FIFAからは負傷期間に応じた補償金として200万ユーロ以上を受け取る見込みだ。
この状況に対し、デ・ヨングは自身のSNSで沈黙を破り、長文の声明を発表した。『通常は自分やチーム、クラブについて書かれることにあまり注意を払わないが、最近は私の怪我やバルサでの状況について多くの憶測が飛び交っている。誤った情報によって、クラブとの関係や私のコミットメントが疑問視されるのを見るのは辛い。サッカーは私のすべてであり、FCバルセロナと国のために常に全力を尽くしてきた。だからこそ、何が起きたのかを共有したい。ワールドカップ中に膝を負傷した。最初の検査後、医師からは軽傷であり、プレーを続けても悪化することはないと言われた。唯一の不都合は少し痛みを感じながらプレーすることだったが、キャリアを通じてチームに貢献できるなら、クラブでも代表でも常にそうしてきた。休暇中にバルセロナに戻り、追加の検査を受けたところ、当初の診断よりも重傷であることが判明した。幸いなことに現段階では手術の必要はなく、今は回復してできるだけ早くピッチに戻ることに完全に集中している。毎日最高の状態になれるよう取り組んでいる。私は自分の職業、体、そしてチームへの責任を非常に真剣に受け止めている。しかし、コントロールできないこともあり、今回の怪我はその一つだ。バルサとオランダ代表でプレーすることは信じられないほど誇りに思うことであり、両者へのコミットメントが変わることはない。このエンブレム、チームメイト、そしてファンのためにすべてを捧げ続ける。一緒に達成したい目標や作り出したい瞬間はまだたくさんある。皆さんのサポートに感謝する。早く戻りたい。ビスカ・バルサ・センプレ。フレンキー』と、強い決意と無念さを吐露している。(via Sport)
カリム・アデイェミの正式加入、移籍金詳細、入団発表での意気込みと獲得の舞台裏
🇩🇪ボルシア・ドルトムントからカリム・アデイェミの完全移籍での獲得が正式に発表された。契約期間は2031年6月30日までの5年間となる。移籍金は固定額が2200万ユーロ、個人の成績やチームのタイトル獲得に応じた変動ボーナスが700万ユーロの総額最大2900万ユーロとなり、さらに将来の売却益の20%をドルトムントが受け取る条件が盛り込まれた。市場価値4000万ユーロとされる同選手をこの価格で獲得できたのは、クラブにとって非常に経済的な成功となった。
この移籍の裏には、アデイェミ本人の強烈なバルサへの愛情があった。5月に代理人のジョルジュ・メンデスに対し、プレミアリーグやサウジアラビアからの巨額のオファーを拒否し、『バルサにしか行きたくない』と直訴。バルサが最初に提示した2000万ユーロのオファーをドルトムントが拒否した際も、アデイェミはバルサに行けないのであれば契約満了までチームに残留してフリーで去ると強硬な姿勢を見せ、ドルトムントに交渉の席につかせたのだ。
入団プレゼンテーションには家族とともに臨み、満面の笑みで新しいユニフォームを披露した。アデイェミは『世界最大のクラブに来ることができ、監督やチーム、そしてファンにタイトルを獲得するためにここに来たことを証明したい。チャンピオンズリーグは非常に重要だが、バルサでは全試合が重要。可能な限りすべての試合に勝ちたい』と語った。ハンジ・フリック監督の存在が決定打だったとし、『ここにいる最大の理由はフリック監督。最初の瞬間から彼と話し、彼が必要とするすべてのためにここにいる。オファーを知った時は信じられなかった。昨季の自分のパフォーマンスは最高ではなかったから。フリックは私にとっての柱だ。彼からは、来てほしいが全力を尽くす必要があると言われた』と明かした。起用ポジションについては『ポジションはどこでも構わない。攻撃のすべてのポジションでプレーしてきた。監督に言われた場所、チームに一番貢献できる場所でプレーする』と断言。バルサのアイドルやラミン・ヤマルについては『バルサは歴史的なクラブで、素晴らしい選手たちを小さい頃から見てきた。カタルーニャはスペインの他の地域とは違う特別な場所だと聞いており、到着した時からそれを感じている。私のアイドルの中で、メッシは史上最高だが、ロナウジーニョも好きだ。ラミン・ヤマルのことは直接は知らないが、ピッチ上でのプレーがすべてを物語っている。信じられない選手で、ゴールを決め、チャンスを作る。私が後ろから飛び出して彼のプレーを活かすなど、とても良い連携ができると思う。誰もメッシのようにはなれないと言ってもラミンは怒らないと思う。彼自身の道を見つけるべきで、今年バロンドールを獲ることもあり得る』と称賛した。最後に『選手たちと話すためにスペイン語を学ばなければならない。語学は得意なので問題ない。早く最初のトレーニングをして、チームに加わり、ファンと一緒にスタジアムでサッカーがしたい』と意気込んだ。また、古巣ドルトムントに向けても『絶対に忘れることのない4年間。感情、共有した思い出、そしてサポートに対して、チームメイト、クラブ、ファンに感謝する。永遠に黒と黄色』とSNSで別れを告げた。(via Marca)
プレシーズン初戦、CEエウロパとの非公開親善試合とエリック・ガルシアの陣中見舞い
⚽トップチームはジョアン・ガンペール練習場にて、プレシーズン最初のテストマッチとなるCEエウロパとの親善試合を7月24日(金曜日)の20:00から行う。試合は完全非公開で実施され、テレビ中継やプラットフォームでの配信も一切行われない。ワールドカップ参加組が不在の中、ハンジ・フリック監督はトップチームの残りのメンバーとカンテラの若手選手を起用し、試合勘を取り戻させるとともに、戦術の落とし込みや若手のアピールの場としてこの試合を活用する。
また、木曜日の練習には、スペイン代表としてワールドカップで優勝を果たしたエリック・ガルシアが休暇前に施設をサプライズ訪問した。決勝のアルゼンチン戦では、フェラン・トーレスの決勝ゴールの歓喜の輪に加わらず、自陣に留まって相手のクイックレスポンスを防ぐという頭脳的かつ冷静なプレーを見せたエリック・ガルシアは、フリック監督やジェラール・マルティン、マルク・カサド、エクトル・フォルトらチームメイトと笑顔で抱擁を交わし、歓談した。エリック・ガルシアはこれから本格的な休暇に入り、8月10日の週にチームのトレーニングに合流する予定だ。なお、木曜日の午前練習はコンディション調整の観点から1回のみ行われ、ハフィズ・ガリバがウイルス性疾患で、アレハンドロ・バルデが負荷管理のために欠席している。(via Mundo Deportivo)
ブリアン・ファリーニャスのトップチーム定着へのアピールとジローナ移籍破談
💎カンテラの若きミッドフィルダー、ブリアン・ファリーニャスがプレシーズンで強烈な存在感を放っている。デコ・スポーツディレクターは木曜日にファリーニャスの代理人であるボルハ・ガルシアと会談の席を持った。実は、バルセロナとジローナの間で、同選手の保有権の50%を150万ユーロで売却する交渉が最終段階まで進んでいた。しかし、プレシーズンのトレーニングでファリーニャスが見せたプロフェッショナルな姿勢と高いパフォーマンスにフリック監督が感銘を受け、彼の将来についての決定を保留するよう求めたため、移籍はストップした。ファリーニャスは休暇をわずか3日しか取らず、残りの期間をパーソナルトレーナーとのトレーニングに費やしてプレシーズンに臨んでいた。関係者全員が、彼がトップチームのダイナミクスに残るか、よりレベルの高いカテゴリーのチームへ移籍すべきだと考えており、現時点でリザーブチームに戻るという選択肢は成長の観点から除外されている。金曜日のCEエウロパ戦で再びテストされ、来週からのイギリスでのステージにも帯同する予定だ。(via Sport)
移籍市場のプランB、ダルウィン・ヌニェスの獲得の可能性とフェラン・トーレスの去就
🔄ストライカーの補強を最優先事項としているバルセロナは、アトレティコ・マドリードのフリアン・アルバレスの獲得を目指しているが、アトレティコ側が交渉を拒否しているため難航している。そのプランBとして急浮上しているのが、アル・ヒラルに所属するウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスだ。アル・ヒラルでカリム・ベンゼマの控えに甘んじているヌニェスは欧州のエリートクラブへの復帰を熱望しており、特にバルセロナへの移籍を夢見ている。ヌニェスは代理人のジョルジュ・メンデスに自身の将来を託し、アル・ヒラルがオーストリアでの合宿を終えてサウジアラビアに帰国する8月3日までに去就を解決したいと考えている。アル・ヒラル側は昨年支払った5500万ユーロの移籍金を少しでも回収したいと考えており、契約解除には応じない構えだが、ジョアン・カンセロのケースのようなレンタル移籍であれば交渉の余地がある。ヌニェス自身もバルサ移籍のためなら高額な給与を減額する意志を見せている。バルサは2020年にも当時アルメリアに所属していたヌニェスの保有権の50%を獲得する寸前までいったが、ベンフィカに3300万ユーロで横取りされた過去がある。フリアン・アルバレスの動向次第では、ヌニェス獲得に本腰を入れる可能性がある。
一方、ワールドカップで決勝ゴールを決めたフェラン・トーレスの将来は不透明だ。現在、マルコス・ジョレンテらとともにイビサ島で休暇を満喫しているフェランだが、バルセロナから提示された契約延長オファーには金額面でもスポーツ面でも不満を抱いており、出場機会を求めて退団に傾いている。PSGのルイス・エンリケ監督から直接プロジェクトについての連絡を受けているほか、アトレティコ・マドリードも状況を注視しており、アトレティコの公式SNSがフェランとジョレンテのツーショット写真に赤と白のハートマークをコメントしたことで移籍の噂に拍車がかかっている。来週にはクラブとの会談が予定されており、去就が決定する見込みだ。(via ElDesmarque)
カンテラ補強、マフディ・エル・マイムニとジェシー・ビシウの獲得詳細
🌱将来を見据えた若手の獲得戦略も着実に進んでいる。ベルギーのスポルティング・シャルルロワから、17歳のモロッコ人MFマフディ・エル・マイムニをフリートランスファーで獲得したことが正式に発表された。才能溢れるピボーテであるマフディは、まずはフベニールに組み込まれるが、今後の成長次第ではバルサ・アトレティクでの出場機会も与えられる。すでにバルセロナを訪れてクラブのミュージアムを見学し、ラファ・ユステ副会長とともに契約書にサインする姿が確認されている。
さらに、クラブ・ブルッヘからはガーナにルーツを持つウインガー、ジェシー・ビシウの獲得が確実となった。移籍金は850万ユーロで、将来の売却益の20%をブルッヘが受け取る条件となっている。複数の欧州ビッグクラブとの争奪戦となったが、幼い頃からバルサファンだったビシウと彼の環境がバルサを優先し、トップチーム昇格と大幅な給与アップを含むブルッヘからの契約延長オファーを保留にした。ビシウは右利きだが両足を遜色なく使いこなし、圧倒的なスピードとパワー、戦術理解度、1対1での強さを備えており、ウスマン・デンベレを彷彿とさせるプレースタイルを持つ。イギリスでのプレシーズンステージに参加し、フリック監督の指導下で育成される予定だ。(via Sport)
レヴァンドフスキとアンス・ファティの退団、その他移籍市場の動向
🛫すでに決定している放出の動きとして、ロベルト・レヴァンドフスキがMLSのシカゴ・ファイアへフリートランスファーで移籍した。レヴァンドフスキはデビュー戦でルイス・スアレス擁するインテル・マイアミと対戦し、1時間プレーしたが、スアレスの2ゴールによって3-2で敗れた。レヴァンドフスキはワールドカップ決勝において、アルゼンチンではなくスペイン代表を応援し、ゴールを喜ぶ姿が目撃されたが、『数週間前まで一緒にプレーしていたバルサのチームメイトがたくさんいるから、彼らがチャンピオンとしてプレーするのを見られて本当に嬉しい』とその理由を語っている。また、カンテラ出身のアンス・ファティはASモナコへ完全移籍でクラブを去った。
その他の移籍関連情報として、左サイドバックのジョアン・カンセロの再獲得に向けて、アル・ヒラルとの交渉が最終段階に入っている。移籍金1000万ユーロとボーナスで合意に達しており、税務上の問題を解決次第、正式発表される見通しだ。また、アイメリク・ラポルテの獲得にも関心を示し、すでに選手側と接触している。左利きのセンターバックでパウ・クバルシとのコンビ再結成を狙っているが、契約解除金は1500万ユーロ以上とされており、古巣のアスレティック・ビルバオも警戒を強めている状況だ。ハリー・ケインへの関心も報じられたが、所属先のバイエルン・ミュンヘンが2029年までの契約延長オファーを出し、ケインも合意する見込みであるため、獲得は消滅した。ブラッドリー・バルコラに関しても、ジョルジュ・メンデスがバルセロナを訪れたことで噂が再燃したが、バルコラはすでにメンデスとの契約を解消しムサ・シソコを代理人としており、クラブはアントニー・ゴードンとカリム・アデイェミを獲得したため、バルコラへのアプローチは行わない方針だ。(via Esport3)
ユースチームの始動とプレシーズンの予定
👦ポル・プラナス監督率いるフベニールAと、セスク・ボッシュ監督率いるフベニールBのプレシーズンも本格的に始動した。両チームはジョアン・ガンペール練習場で激しいトレーニングを重ねた後、8月2日から9日までラ・バル・デ・バスのロイヤルベルド・トレーニングセンターで合同のステージを行う。そこにはジュリアーノ・ベレッチ監督率いるバルサ・アトレティクも参加し、トレーニングと親善試合を並行して行う。昨季のディビシオン・デ・オノールの王者であるフベニールAは9月6日または7日にSDウエスカをホームに迎えてリーグ戦を開幕させ、ユースリーグの対戦相手は8月27日の抽選で決定する。昨季のリーガ・ナシオナル王者であるフベニールBは、9月19日または20日にCEエウロパのアウェイゲームでシーズンをスタートさせる。(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
デ・ヨングの負傷による長期離脱の懸念という暗いニュースの一方で、アデイェミの熱意ある加入や若手選手たちのアピールなど、新シーズンに向けたフリック体制の構築が着実に進んでいます。ストライカー補強の行方や退団選手の動向など、移籍市場はまだまだ目が離せません。