フリーCB補強の見送りとアギーレの「愛の抱擁」戦略

ウマル・サディクの負傷離脱を受けて前線の補強としてホセル・マトの獲得が噂されたものの、ブラウリオ・バスケス新SDとハビエル・アギーレ監督による慎重な分析の結果、チームの最優先課題はセンターバックの枚数と質の不足にあると特定されました。

これに伴いフリー市場での緊急補強を模索し、7月にアル・フェイハを退団した元イングランド代表CBクリス・スモールリング(36歳)や、レアル・マドリードを退団したオーストリア代表CBダビド・アラバ(34歳)の調査を行いました。しかし、スモールリングはポルト加入が決定的となり、アラバもイタリアのウディネーゼと契約を締結。両者ともに資金面の制約やコンディション面への懸念から獲得を断念することとなりました。

クラブは1月の移籍市場まで外部からの補強を行わない方針を決定しました。アギーレ監督は「選手たちに個人的な愛情を注ぎ、個々の能力を引き出すことこそが最大の補強である」と語り、既存戦力の立て直しに全力を注いでいます。現在、即座に起用できる本職CBはユスティン・デ・ハースのみという危機的状況ですが、レーシング・サンタンデール戦に向けてセサール・タルレガの復帰が見込まれています。また、ムクタル・ディアカビも慎重を期しながら全体練習に復帰しており、良好な感触を得ています。

さらに、マジョルカ時代にアギーレ監督の指導を受けた経験を持つホセ・コペテについては、今年3月と4月に左膝半月板の手術を2度受けて復帰が遅れているものの、アギーレ監督は就任初日に温かい抱擁を交わし『彼の回復プロセスを非常に注視しており、幸運を祈っている』と直接激励の言葉を贈りました。守備の安定こそが残留争いを制する鍵であると熟知している指揮官のもと、内部からの守備再構築が進められています。 (via Estadio Deportivo)