26/27シーズン サードユニフォーム発表とデザインを巡る論争

レアル・ソシエダは26/27シーズンに向けたサードユニフォームを発表しました。赤色を基調とし、首元などに白と緑のディテールが施されたデザインは、バスク州旗である「イクリニャ」へのオマージュとなっています。

しかし、この発表はファンの間で大きな論争を巻き起こしています。一番の批判の的となっているのはエンブレムのデザインです。エンブレムが白のシルエットと赤の背景というモノクローム仕様に変更されており、これが宿敵であるアスレティック・クラブのカラーを強く連想させるとして、SNS等で不満の声が噴出しています。また、近年リヴァプールが使用したユニフォームに酷似しているという指摘や、イクリニャへのオマージュを謳いながら国旗そのものがデザインに含まれていないことへの疑問も寄せられています。

クラブは今季のセカンドユニフォームである「Black Energy」からイクリニャを排除したことでファンからの怒りを買っていました。今回のサードユニフォームは、より感情的なメッセージを込めてアイデンティティを主張し、その不満を払拭する狙いがあったと見られます。エンブレムの色使いを除けば、昨季の販売されなかったオレンジ色の代替ユニフォームや、ホーム用と色合いがあまり変わらなかったグレーのアウェイユニフォームと比べ、全体的なデザイン自体は概ね好評を得ています。

クラブは今回のサードユニフォーム発表に際し、次のような声明を出しています。

『サードユニフォームがついに登場しました。赤色は、世代を超えてチュリ・ウルディンのファンを結びつける情熱を呼び起こし、襟元で緑と白と融合してイクリニャに命を吹き込みます。これは単なる衣服ではなく、私たちの起源と誇りがこの特別なシャツに縫い込まれています。ヨーロッパのあらゆる場所に私たちのアイデンティティをもたらす準備はできています』

ユニフォームの技術的なスペックとしては、現代のトップレベルのサッカーの要求に応える最先端の技術が採用されています。ペットボトルを再利用して作られた100%リサイクルポリエステルで製造されており、軽量で耐久性が高く、従来の素材と比較してCO2排出量を75%削減した環境配慮型のウェアとなっています。さらに、ジャカード織りの構造と汗の換気を促すMICRO-MESH SYSTEMが採用され、エンブレムは柔軟性を損なうことなく摩擦を軽減するシリコン製で作られています。 (via ElDesmarque)

久保建英、日本人若手選手の海外挑戦の「お手本」として評価

バレンシアCFへ新たに加入した日本人選手、佐藤龍之介をFC東京時代に指導したアルベルト・プッチ監督がインタビューに応じ、欧州のトップリーグへの適応について語りました。その中で、レアル・ソシエダで活躍する久保建英の名前が成功の引き合いに出されています。

プッチ監督は、若い選手が欧州の厳しい環境やプレッシャーの中で成功するためには、周囲の忍耐と適切なステップアップが不可欠であると主張し、久保建英のキャリアを最高のお手本として挙げました。

『タケフサ・クボが経験したのと同じケースです。彼は今、レアル・ソシエダでスタメンを張っています。タケはレアル・マドリードのトップチームに直接入ったわけではなく、自分のプロセスをしっかりと踏んできたのです』と語り、久保が焦ることなく段階を踏んで成長し、レアル・ソシエダで確固たる地位を築き上げたプロセスを大いに称賛しています。 (via SPORT)

ミケル・オヤルサバル、W杯スペイン代表でのパフォーマンス

レアル・ソシエダのFWミケル・オヤルサバルは、現在開催中のW杯2026においてスペイン代表の攻撃を牽引しています。これまでにチーム内得点王となる4ゴールを記録しており、サウジアラビアとのグループステージ、そしてラウンド32のオーストリア戦で得点ネットを揺らしました。

その後のラウンド16ポルトガル戦、そして準々決勝のベルギー戦の2試合では無得点が続いているものの、ここまで計519分間プレーしており、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督からの信頼は揺るぎないものとなっています。

デ・ラ・フエンテ監督就任後の新体制において、オヤルサバルは絶対的な得点源として機能してきました。データがそれを示しており、2024年11月のキプロス戦から2026年3月までの間、彼は代表で出場した12試合で12ゴールを記録し、そのうち9試合で得点するという驚異的な決定力を発揮していました。

スペインは7月14日に行われる準決勝で、キリアン・ムバッペらを擁する強豪フランスと激突します。スペインが2度目のW杯制覇に向けて決勝に進出するためには、オヤルサバルのゴール感覚の復活が不可欠であると現地では分析されています。 (via Estadio Deportivo)

W杯による影響、リーグ開幕戦のレアル・マドリード戦などが日程変更の可能性

スペイン代表とフランス代表がW杯2026の準決勝に進出した影響で、ラ・リーガの26/27シーズンの開幕戦スケジュールに大幅な変更が生じる可能性が高まっています。

ラ・リーガとスペインサッカー選手会(AFE)の協定により、W杯準決勝に進出した選手が所属するチームの試合は、選手に最低3週間の休暇と、それに続く3週間のプレシーズン準備期間を保証するために延期が認められています。

レアル・マドリードにはフランス代表とスペイン代表の選手が複数所属しており、レアル・ソシエダもオヤルサバルがスペイン代表として準決勝に残っています。このため、8月14日から16日の週末に予定されていた開幕戦の「レアル・マドリード対レアル・ソシエダ」は、延期対象試合に含まれることが確実視されています。延期された試合は、第2節から第3節の間のミッドウィーク(8月中旬〜下旬)に組み込まれる見込みです。

さらに、レアル・ソシエダは9月19日に予定されているヨーロッパリーグの開幕に向けた日程も考慮する必要があります。過去の事例と同様に、過密日程を避けるため、第5節に予定されているセルタ・デ・ビーゴとの試合が9月2日などの前倒し日程で実施される可能性も浮上しており、クラブはW杯終了後のスケジュール調整に追われることになりそうです。 (via MARCA)

【本日の総括】

来季のサードユニフォームのデザインが宿敵アスレティックを連想させるとして思わぬ物議を醸しています。一方、W杯ではオヤルサバルがスペイン代表の得点源として奮闘中で、フランスとの準決勝に向け期待が高まります。久保建英は若手の成功例として現地で高く評価され続けており、W杯の影響による開幕日程の変更にも注視が必要です。