コナテ加入と入団コメント
イブラヒマ・コナテがリヴァプールとの契約を満了し、フリーエージェントとしてレアル・マドリードに加入しました。契約期間は2030年6月までの4シーズンとなります。
今夏のレアル・マドリードはすでにベルナルド・シウバ、マルク・ククレジャ、デンゼル・ドゥンフリースを獲得しており、コナテはこれに続く4人目の補強です。身長1.94m、現在25歳のコナテは、近年怪我人が相次ぎ手薄になりがちだった守備陣において、新たなディフェンスリーダーとしての役割が期待されています。
現在ワールドカップにフランス代表として出場中のコナテは、日曜日に行われたメディア対応の場で新天地について次のように語りました。
『レアル・マドリードは歴史上最も偉大なクラブであり、例外的なクラブだ。まるで夢を見ているようだが、同時に不思議な感覚でもある。あのユニフォームを着るまでは、その本当の意味を完全には実感できないのだと思う』
なお、コナテはW杯で準決勝に進出しているため、月曜日から始まるジョゼ・モウリーニョ監督のプレシーズン初日には合流しません。
(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)
フランス代表コナテが語る対スペイン戦
火曜日に行われるワールドカップ準決勝で、コナテ擁するフランス代表はスペイン代表と激突します。この試合では、マドリーの新たなチームメイトとなるサイドバックのククレジャとも対峙することになります。
スペインのラミン・ヤマルがフランスに対して挑発的な発言をしたことについて問われると、コナテは冷静に次のように返答しました。
『彼らは言いたいことを何でも言える。我々は可能な限り最善の準備をするつもりだし、試合が終わったときに我々にとって有利な結果になっていることを願っている』
『誰も恐れる必要はない。重要なのは、この大会を始めたときの謙虚さを保ち、特に今のような重要な局面でそのような罠に陥らないことだ』
『特定の選手だけに集中することはしない。スペインは例外的なチームで、素晴らしい個の力を持っているからだ。危険なのはラミンだけでなく、スペインのチーム全体だ』
フランスはスペインを全く恐れておらず、メディアの煽りには乗らないという強い姿勢を示しています。
(via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo / MARCA)
モウリーニョ新監督のプレシーズン始動と参加メンバー
13年ぶりにレアル・マドリードの監督に復帰し、第2期をスタートさせるジョゼ・モウリーニョ監督のプレシーズンが月曜日から始動します。
しかし、初日に集まるトップチームの選手はわずか8名にとどまります。参加するのは、アンドリー・ルニン、トレント・アレクサンダー=アーノルド、ラウル・アセンシオ、ディーン・ハイセン、エドゥアルド・カマヴィンガ、フランコ・マスタントゥオーノ、ゴンサロ・ガルシア、そしてエンドリッキです。
U-19欧州選手権に参加していたティアゴ・ピタルチも後日合流する予定ですが、人数の不足分は最初の数日間、カスティージャの選手たちがトップチームの練習を補完する形で参加します。
スペイン、フランス、アルゼンチン、イングランドの各代表としてW杯準決勝に勝ち進んでいる選手が多数いるため、選手に義務付けられている3週間の休暇期間を考慮し、サンティアゴ・ベルナベウで開催される予定だったレアル・ソシエダとのリーグ開幕戦は延期される見通しです。
(via Estadio Deportivo / SPORT)
若手4選手の去就とポジション争い
プレシーズン初日から参加するアセンシオ、カマヴィンガ、ゴンサロ・ガルシア、エンドリッキの4選手は、チームへの残留が保証されていない状況です。
昨季フロレンティーノ・ペレス会長が6350万ユーロの巨額を投じて獲得したフランコ・マスタントゥオーノは、今季さらにポジション争いが激化するため、継続的な成長を促すべく、チャンピオンズリーグに出場できる野心的なクラブへのレンタル移籍が模索されています。モウリーニョ監督がプレシーズンで試すものの、最終的にはチームを離れる公算が大きいです。
加入して5年になるエドゥアルド・カマヴィンガは、今季不安定でミスが目立ち、最適なポジションが誰にも分からない状態に陥っています。しかし彼の市場価値は非常に高いため、クラブは売却して移籍金収入を得ることを検討しています。
カンテラーノのラウル・アセンシオは、ディフェンスラインの弱点と見なされており、経験豊富なセンターバックが見つかれば、保有権の半分を残す形でのレンタル、または完全移籍で放出される予定です。カマヴィンガとアセンシオの去就は、モウリーニョ監督が彼らに代わる新たな補強を見つけられるかどうかにかかっています。
センターフォワードのポジションでは、ゴンサロ・ガルシアとエンドリッキが争っています。昨シーズンはゴンサロがエンドリッキとの競争に勝ち、敗れたエンドリッキは冬の市場でオリンピック・リヨンへレンタル移籍してポテンシャルを発揮しました。一方、残留したゴンサロはシャビ・アロンソ元監督の寵愛を受けていましたが、後任のアルベロア監督の下では継続してプレーできませんでした。それでも8ゴールを記録し、ベリンガムと並んでチーム4位の得点源となっています。最終的な判断はモウリーニョ監督が下しますが、クラブはゴンサロをレンタルまたは売却する方針に傾いています。
(via SPORT)
新生マドリーのコーチングスタッフとプレシーズン日程
モウリーニョ監督は、ムバッペ、ベリンガム、ヴィニシウスといった強烈な個の力がありながらも、過去2シーズン無冠に終わったチームの問題を解決するため、初日から集団としての結束を固める計画を立てています。モウリーニョの側近は次のように語っています。
『多くの計画セッション、多くのワーキングミーティング、プレシーズンの準備、そして様々な試合の準備が机上にある』
コーチングスタッフの陣容も固まりました。ベンフィカ時代のアシスタントだったジョアン・トラリャンとペドロ・マチャドが加わり、フィジカルコーチには引き続きアントニオ・ピントゥスが就任します。GKコーチであるルイス・ジョピスの役割は未定ですが、新たにヌーノ・サントスが招へいされました。さらに、経営陣とロッカールームの橋渡し役として、かつてモウリーニョがマドリー時代に寵愛したサミ・ケディラを、自身の「ジダン役」として起用します。
プレシーズンに関しては、疲労を考慮してアメリカなどへの海外ツアーは行わず、オーストリアで合宿を実施します。親善試合として、8月1日にオーストリア・クラーゲンフルトのヴェルターゼー・シュターディオンでフィオレンティーナと対戦し、8月12日にはデポルティボとのテレサ・エレーラ杯に臨むことが決定しています。
(via SPORT)
W杯での所属選手合計ゴール数で歴代最多記録樹立
イングランド代表のジュード・ベリンガムがノルウェー戦で2ゴールを記録したことにより、レアル・マドリードの選手が今大会のワールドカップで挙げた合計ゴール数が19に到達しました。
これにより、1930年の第1回大会以降、単一のW杯大会における同一クラブ所属選手の最多ゴール記録を更新するという歴史的快挙を成し遂げました。これまでの最高記録は18ゴールで、1954年のホンヴェード、2014年のバイエルン・ミュンヘン、2022年のPSGが保持していました。
今大会の19ゴールの内訳は、キリアン・ムバッペが8ゴール、ジュード・ベリンガムが6ゴール、ヴィニシウスが4ゴール、アルダ・ギュレルが1ゴールとなっています。怪我から復帰すればオーレリアン・チュアメニがさらにゴール数を伸ばす可能性も残されています。
しかし、ムバッペとベリンガムが代表でこれほどまでに得点を量産している一方で、マドリーで2シーズン共にプレーしながらリーグ戦もチャンピオンズリーグも逃し、タイトルを獲得できていないことは、マドリディスタにとって大きな懸念事項として受け止められています。
(via Mundo Deportivo / ElDesmarque)
フリアン・アルバレスへの1億5000万ユーロのオファー
レアル・マドリードは、アトレティコ・マドリードのFWフリアン・アルバレスを獲得するため、1億5000万ユーロという破格のオファーを提示しました。
しかし、アトレティコ側は最大のライバルであるレアル・マドリードやバルセロナへの売却を固く拒否しており、このオファーは退けられました。アルバレス本人はスペインでのプレー継続を優先しているものの、アトレティコの強硬な姿勢により、現在はアーセナルなどが獲得に向けて本格的に動き出しています。
(via Mundo Deportivo)
ルベン・ソブリーノが語るスター選手たちの食事事情
マドリーの下部組織出身で、現在34歳になったルベン・ソブリーノがポッドキャスト番組に出演し、若手時代にトップチームのプレシーズンに参加した際のエピソードを明かしました。
クリスティアーノ・ロナウド、セルヒオ・ラモス、ガレス・ベイルらとロッカールームを共有したソブリーノは、当時のスター選手たちの食事量があまりにも少ないことに衝撃を受けたと語っています。
『当時は体重管理が今ほど厳しくなかった。彼らが何を食べているのかいつも観察していたが、とても少食だった。我々若手は今の子供たちのように、トマトスパゲティなどをたくさん食べていた』
『今はパスタは食べず、ジャガイモやサツマイモ、可能ならお米を食べるのが良いとされている。しかし当時は、シリアルや牛乳など、食べられるものは何でもお腹いっぱい食べていた』
『彼らとの共同生活は素晴らしかった。非常に親しみやすい人たちだった』と、偉大な先輩たちとの日々を懐かしそうに振り返りました。
(via SPORT)
モドリッチ、C・ロナウド、ペペの旧友バカンス
ワールドカップで敗退し、すでに休暇に入っているルカ・モドリッチ、クリスティアーノ・ロナウド、そして元マドリーのペペの3人が、コスタ・ブラバのレスカラにあるビーチフロントの高級ホテルで一緒にバカンスを楽しんでいる姿が目撃されました。
レアル・マドリードのロッカールームで栄光の時代を共に過ごしてから何年も経ちますが、彼らの強い絆と友情は今も全く変わらず健在です。
(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
モウリーニョ新監督のプレシーズンが豪華な新コーチ陣とともにいよいよ始動。W杯での所属選手ゴール記録更新という明るいニュースの一方で、若手選手の大幅な入れ替えや戦力整理の動きが加速しています。コナテら新戦力の融合と、主力組合流後のチーム構築に大きな注目が集まります。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
コナテの加入は、近年の守備陣における不安定さを解消するための現実的な一手です。1.94mの体躯はセットプレーやクロス対応で即座に効力を発揮するでしょう。一方で、モウリーニョ監督の再登板により、戦術的な規律と集団としての結束が最優先事項となります。プレシーズン初日の参加者が限られる中、カスティージャの選手を交えたトレーニングで、いかに個の能力を組織の枠組みに落とし込めるか。特にカマヴィンガの起用法や、新コーチ陣による守備の再構築が、今季の成否を分ける鍵となります。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
モウリーニョ監督の復帰は、過去2シーズンの無冠という停滞感に対するクラブの強い危機感の表れです。サミ・ケディラを橋渡し役に据えるなど、かつての成功体験を現代に再構築しようとする意図が明確です。一方で、若手選手の放出やレンタルを積極的に進める姿勢からは、クラブが「育成」から「即戦力によるタイトル奪還」へと明確に舵を切ったことが読み取れます。サポーターの期待とプレッシャーが交錯する中、この変革がロッカールームにどのような化学反応をもたらすか、慎重に見守る必要があります。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
コナテのフリー獲得は、補強戦略として非常に効率的です。一方で、カマヴィンガやアセンシオの放出検討、フリアン・アルバレスへの巨額オファーといった動きは、編成の抜本的な見直しを示唆しています。特に若手4選手の去就は、単なる戦力整理ではなく、サラリーキャップの最適化と、モウリーニョ監督が求める「勝てる集団」への再編が目的でしょう。今後、主力選手が合流する中で、余剰戦力の整理と、監督の要求に応えるピンポイントな補強がどこまで進むかが焦点となります。