【今回のラインナップ】

 

✅ ブルゴスCF [セウタとの引き分けで昇格プレーオフ圏内を維持、大幅なスタメン変更と詳細な選手評価]

✅ CDカステリョン [アルメリアとの上位対決を前に、疲労と主力の欠場者に苦しむパブロ・エルナンデス監督]

✅ UDアルメリア [絶好調で敵地に乗り込む一方、フラメンゴから移籍金関連の未払いで提訴される]

✅ CDレガネス [降格の危機に瀕しサラゴサとの大一番へ。ダニ・ロドリゲスが現状を語る]

✅ レアル・サラゴサ [ダビド・ナバーロ新監督下でV字回復、降格圏脱出を懸けてレガネス戦に挑む]

✅ ラシン・サンタンデール [ビジャリブレの劇的なアディショナルタイム2発で連敗ストップ、相手監督への侮辱騒動も]

✅ スポルティング・ヒホン [ラシンに逆転負け、ヒメネス監督がファンから重大な侮辱を受け試合が中断]

✅ カディスCF [プロ枠喪失の危機を救うべく、37歳のルーカス・ペレスが電撃復帰へ]

✅ コルドバCF [歴史的な6連敗で降格の危機、アニア監督の進退とフロントの異例の対応]

✅ FCアンドラ [マラガと壮絶なドローの裏で、ピケ会長が審判に暴言を吐き勝ち点剥奪の危機に]

✅ マラガCF [アンドラと3-3の引き分け、ハーフタイムに相手会長から攻撃的な態度を受ける]

 

■【ブルゴスCF】

セウタと引き分けに終わったものの、昇格プレーオフ圏内をしっかりと維持している。フェル・ニーニョとアティエンサが累積警告で出場停止となり、セルヒオ・ゴンサレスも負傷で欠場したため、ルイス・ミゲル・ラミス監督は次節のアルバセテ戦を見据え、前節からさらに5人のスタメン変更というサプライズを敢行した。(via AS)

 

出場した全選手の詳細な現地評価は以下の通りである。

GKカンテロ:出番は多くなかったが、失点シーンはゴールエリア内からのヘディングであり対応は困難だった。5試合・555分間続いていた無失点記録がここで途絶えた。

DFブニュエル:尻上がりに調子を上げた。失点場面ではコネを止められなかったが、徐々に自信を取り戻し、右サイドの攻め上がりで大きく貢献した。

DFルエンゴ:今季初スタメン。守備陣の中央でベテランらしい働きを見せ、素晴らしい仕事ぶりを披露した。

DFサウル・デル・セロ:若さに似合わず高いレベルを維持している。ビルドアップでミスがなく、マークや空中戦でも堅実なプレーを見せた。

DFブライス:左サイドをしっかりと締め、自陣からのビルドアップを適切にサポートした。

MFエスポシト:前半は運動量豊富に動き回り、マリオ・ゴンサレスへの素晴らしいアシストで同点弾を演出した。イエローカードを受けた影響により、ハーフタイムで交代となった。

MFモランテ:中盤でサイドへの展開を繰り返し、再びゲームメイクの独壇場となった。相手の攻撃を食い止める守備面でも好プレーを見せた。

MFフェルミン:中盤の右サイドでプレーしたが、普段より主導権を握れず、守備面でブニュエルのサポートに苦労した。

MFイニゴ・コルドバ:左サイドで果敢に仕掛けたものの、普段ほどの正確さは欠いていた。

FWモジェホ:献身性と運動量は疑いようがないが、審判の判定に苛立ちを見せ、プレーへの集中を欠く場面があった。

FWマリオ・ゴンサレス:エリア内からの左足のシュートで同点弾を決め、与えられたチャンスを見事に物にした。非常に献身的で働き者である。

途中出場選手:

MFガルダメス:後半からエスポシトに代わって出場し、中盤に安定感をもたらした。

FWダビド・ゴンサレス:63分にフェルミンと交代。アタッキングサードでの精度を欠き、アディショナルタイムにゴール至近距離からの決勝点のチャンスを逃してしまった。

MFクーロ:71分にイニゴ・コルドバに代わって出場。チームを牽引して中盤をオーガナイズし、決定機を迎えるもシュートは相手GKバジェホにセーブされた。

MFアパン:71分にマリオ・ゴンサレスと交代。代表戦から帰還したばかりだったが、いつものように闘志あふれる堅実なプレーを見せた。ただしパスの精度は低かった。

DFフロリアン・ミゲル:81分にブライスと交代。短い出場時間の中で、ダビド・ゴンサレスへのヘディングでのアシストなど価値あるプレーを披露した。(via AS)

 

■【CDカステリョン】

パブロ・エルナンデス監督のもと、昇格プレーオフ圏内を維持するための重要なアルメリア戦(スカイファイ・カスタリア)を控えている。11月24日のアンドラ戦の勝利以降、トップ6に定着しているものの、ここ6試合でわずか3ポイントしか獲得できておらず、正念場を迎えている。チームは肉体的・精神的な疲労を見せており、警告の累積による欠場者も続出している。(via SPORT)

 

ワールドカップ予選に参加していたアウェル・マビル(オーストラリア代表)とブライアン・チペンガ(コンゴ民主共和国代表)が不在である。ドゥグラス・アウレリオの復帰にはまだ時間がかかり、アグスティン・シエンラの筋肉系のトラブルの経過も不透明となっている。朗報としてアレックス・カラトラバが復帰する一方で、絶対的レギュラーのベニャト・ヘレナバレーナが規律処分により出場停止となる。(via SPORT)

 

監督はヘレナバレーナの代役にイスラ・スエロを先発起用する可能性があり、マルク=オリヴィエ・ドゥエがディエゴ・バリと中盤でコンビを組む見込みである。Bチームからはイスマエル・ファデル、ギジェム・テルマ、カルロス・セグラ、ミハル・ヴィルマンがトップチームの練習に参加しており、ベンチ入りが予定されている。前節のカルロス・ベルモンテでの試合で好プレーを見せたトマソ・デ・ニポティ、ティンチョ・コンデ、アダム・ヤコブセンも切り札として期待されている。月曜日のグラナダ戦も控える中、パブロ・エルナンデス監督はクラブの規模に見合った大きな目標を目指すと力強く語っている。(via SPORT)

 

■【UDアルメリア】

ルビ監督率いるチームは直近9試合で勝ち点22を獲得する絶好調の状態で、カステリョンの本拠地へ乗り込む。元カステリョンのダイジロウ・チリノはベンチスタートの見込みである。今季20ゴール・7アシストを記録している絶対的エースのアリバスに大きな期待がかかっている。欠場者は中盤のギ・ゲデスのみであり、レオ・バプティスタンが復帰を果たした。前節はレアル・ソシエダBに5-1で大勝し、堅守と決定力の高さを証明したが、3節前のサラゴサ戦では0-2で敗れている。クリスティアーノ・ロナウドがクラブの株式の25%を取得したという発表直後から好調が続いている。(via SPORT)

 

一方で、ピッチ外ではブラジルのフラメンゴから、2022年のラザロ・ヴィニシウス移籍に伴うスペイン税務当局への税金約180万ユーロを約590日間滞納しているとして、強烈な非難声明を出されている。フラメンゴ側はFIFAから全面的な返金権利を認められたにもかかわらず、アルメリアが意図的に支払いを遅延させていると主張し、スポーツ仲裁裁判所(TAS)への介入を求めている。(via Mundo Deportivo)

 

アルメリア側はこれを不当な圧力をかけるための声明と受け取り、無関係なクリスティアーノ・ロナウドの名前が不必要に出されたことに遺憾の意を表明している。クラブはTASの判決を待ち、過去のサントスとのカイキ移籍時のように結果に素直に従う姿勢を見せている。なお、この件によるスポーツ面の制裁(勝ち点減点など)は予定されていない。(via MARCA)

 

■【CDレガネス】

1部から降格してきたチームだが、現在は降格圏付近で苦戦を強いられており、ブタルケ・スタジアムでサラゴサとの大一番を迎える。パコ・ロペス前監督から交代したイゴール・オカ監督も、チームのパフォーマンスを完全に引き出せていない状況だ。スタジアムのチケットはVIP席やトリブナ席の一部を除いてほぼ完売している(残席価格は115〜150ユーロ)。ギニア代表から復帰したシセと出場停止明けのフィゲレドがメンバー入りし、ロベルト・ロペスも負傷から復帰する可能性がある。(via SPORT)

 

攻撃陣にはドゥク、ダニ・ロドリゲス、フアン・クルスといった質の高い選手が揃っているが決定力不足に悩まされている。アレックス・ミジャンのポジションはディエゴ・ガルシアやアスエに脅かされている。予想スタメンは、ソリアノ、レイバ、イグナシ・ミケル、マーベル、フランケサ、ギラオ、ディアワラ、ドゥク、ダニ・ロドリゲス、フアン・クルス、ディエゴ・ガルシアである。(via SPORT)

 

冬にマジョルカから加入したダニ・ロドリゲスはインタビューに応じ、レガネスの現状は予想外だとしながらも、残留できるだけの戦力はあると断言している。「サラゴサは激しさを増しており非常に危険な相手だ。残留には50ポイントが必要になる。マジョルカでの苦しい時期を経て、ここでは出場機会を得られて幸せだ」と語り、チームを救う覚悟を示している。(via SPORT)

 

■【レアル・サラゴサ】

ルベン・セジェス前監督の解任後、ダビド・ナバーロ監督が就任して以降、4試合で勝ち点9を獲得し、降格圏脱出に向けて見事なV字回復を見せている。レガネス戦で勝利すれば、9月以来となる降格圏脱出に大きく前進する。現在の勝ち点は33であり、チームは「血眼になって」戦い、必要性を武器に変えて限界までプレーしていると評されている。(via SPORT)

 

インスアとアギーレガビリアが累積警告で出場停止、フランチョは膝の負傷で欠場となる。グティ、ポール、タチ、バレリーも引き続き欠場である。ウーゴ・ピニージャが胃腸炎により遠征メンバーから急遽外れ、左サイドはマルコス・クエンカまたはニコラ・チュミッチが代役を務める予定だ。ラドバノビッチが出場停止明けで復帰しインスアの穴を埋め、U-18代表から帰還したアレックス・ゴメスも合流した(練習には不参加)。バキスも戦術的理由でのメンバー外から復帰を果たしている。(via SPORT)

 

システムは4-4-2に戻る可能性が高く、ケナン・コドロが攻撃陣に復帰し、ロベルが右サイドに入る見込みである。右サイドバックにはフアン・セバスティアンが起用される予想だ。中盤はケイディ・バレとサイドゥが疲労を抱えているものの先発が濃厚であり、マウリが控えとして待機する。予想スタメンは、アンドラーダ、フアン・セバスティアン、エル・ヤミク、ラドバノビッチ、ラリオス、ケイディ・バレ、サイドゥ、ロベル・ゴンサレス、マルコス・クエンカ、ダニ・ゴメス、コドロとなっている。(via SPORT)

 

■【ラシン・サンタンデール】

本拠地エル・サルディネロでスポルティング・ヒホンに3-1で勝利し、アルバセテ戦(0-4)、サラゴサ戦(0-2)と続いた連敗をストップさせた。ホセ・アルベルト監督は、内容がベストではなかったものの、チームの苦しい時間帯を耐え抜く力を称賛し、「サリナスとビジャリブレの投入で試合が傾いた」と振り返っている。(via MARCA)

 

アシェル・ビジャリブレがアディショナルタイムに2ゴールを挙げ、チームを劇的な勝利に導いた。彼は2ヶ月間の負傷離脱から復帰したばかりであり、「最悪の2ヶ月間に対するご褒美だ。スタジアム全体が感情を爆発させた」と語り、ストライカーとしての自信を完全に取り戻している。(via MARCA)

 

しかし試合中、スポルティングのボルハ・ヒメネス監督に対する一部のラシンサポーターからの重大な侮辱行為が発生した。主審が試合を約1分間中断し、プロトコルを発動させる事態となった。ラシンは即座に調査を行い、ベンチ裏にいた4名の観客を特定してセキュリティによってスタジアムから退場させた。ホセ・アルベルト監督も「無料の侮辱は許されない」と相手監督に謝罪し、クラブ会長も公式に謝罪の意を表明している。(via SPORT)

 

■【スポルティング・ヒホン】

首位争いをするラシン・サンタンデール相手に多くの時間帯で圧倒するパフォーマンスを見せたが、終盤の守備のミスが響き1-3で逆転負けを喫した。ボルハ・ヒメネス監督は「敗北に値しない内容だった。運が悪いのではなく、繰り返されるミスは修正が必要だ」と悔しさをにじませた。(via AS)

 

前半36分、ラシンサポーターから重大な侮辱を受けたボルハ・ヒメネス監督が主審に抗議し、試合が中断される事態となった。監督は「チケット代を払えば何を言ってもいいと勘違いしている。もっと厳しい罰則が必要だ」と警鐘を鳴らしている。(via SPORT)

 

出場した全選手の詳細な現地評価は以下の通りである。

GKルベン・ジャニェス:枠内シュートが少ない中で安定していたが、至近距離からの失点にはノーチャンスだった。

DFケビン・バスケス:右サイドバックでスタメン復帰も、わずか10分で負傷退場となった。

DFパブロ・バスケス:フィジカル面で充実し力強いプレーを見せたが、失点シーンではポジションを外していた。

DFエリック・クルベロ:良いプレーを見せたが、ビジャリブレの2点目の場面で激しさを欠いてしまった。

DFディエゴ・サンチェス:左サイドバックに復帰し攻守に貢献するも、2失点目は彼のサイドからのクロスから生まれた。

MFアレックス・コレデラ:チームで最も状態が良く、この試合でも最高の選手の一人だった。

MFジャスティン・スミス:試合勘の欠如が筋肉に影響したが、守備で良い働きをした。

FWジョナサン・デュバシン:約2ヶ月ぶりにゴールを決め、精力的に動いた。

MFセサル・ヘラベルト:時間とともに調子を上げたがベストには程遠く、ボールロストがピンチを招いた。

MFガスパル・カンポス:広範囲を走り回り疲労困憊で交代。ゴール前での決定力を欠いた。

FWフアン・オテロ:相手守備陣の脅威となったが、シュートの精度が非常に低かった。

途中出場選手:

DFギジェ・ロサス:ケビンの負傷により急遽出場し、右サイドで闘志を見せた。

MFヘスス・ベルナル:20分間の出場で目立つ場面はなかった。

MFダニ・ケイポ:攻撃にフレッシュさをもたらそうとしたが、2失点目の場面で相手SBに突破された。

FWミゲル・コンデ:終盤にデビューを果たすも、ボールに触れる機会はほぼなし。エリア内でのターゲットとして投入された。(via AS)

 

■【カディスCF】

プロ枠喪失(降格)の危機に瀕しており、セルヒオ監督への交代も効果が出ていない状況の中、起爆剤として37歳のFWルーカス・ペレスの獲得を決定的にした。ルーカス・ペレスはすでにカディス市内に滞在し、サン・ラファエル・クリニックでのメディカルチェックを通過している。契約は今シーズン終了までの予定である。(via AS)

 

彼は昨夏PSVを退団後フリーとなっており、ラシン・フェロルでの練習参加やレガネスでのテスト、海外や下部リーグからの関心もあったが、スペインでのプレーを強く望んでいた。2021年から2023年1月までカディスに在籍しており、今回は古巣への電撃復帰となる。(via AS)

 

■【コルドバCF】

イバン・アニア監督のもと、現在クラブ史上最悪となる歴史的な6連敗中であり、直近24ポイント中わずか1ポイントしか獲得できておらず、深刻な降格危機に直面している。2月14日の時点では勝ち点41でプレーオフ圏内に並んでいたがそこから大失速し、現在降格圏まで9ポイント差に迫られている。(via SPORT)

 

過去であれば即座に監督解任となる惨憺たる成績だが、現在の経営陣(Strive Sports and Entertainment)は、過去のヘルマン・クレスポ監督時代の前例と同様に、スポーツ面の結果だけで解任の決断を下さず、アニア監督の続投を支持している。ファンからの批判は高まっているが、経営陣は2024年6月の2部昇格の功績を重んじている。次節のカディス戦、そして2週間後のサラゴサ戦での結果と内容次第で、最終的な評価が下される見込みだ。(via SPORT)

 

■【FCアンドラ】

マラガとの試合は3-3の壮絶なドローとなり、終盤にモンテロのゴールで劇的に勝ち点1を拾った。しかし、この試合のハーフタイムに、FCアンドラの会長であるジェラール・ピケがトンネル内でオハオス・バレラ第1副審に対して「これは歴史的な強盗だ」「Twitter(X)にアップしてやる」と数センチの距離で指を指して怒鳴りつけたことが審判の報告書に記載された。(via Mundo Deportivo)

 

ピケ会長はマラガのスタッフにも攻撃的な態度を取り、セキュリティとクラブスタッフに引き離される事態となった。アンドラ側は、議論を呼んだファウルによる自チームのゴール取り消しと、マラガに与えられた決定的なPKの判定に激怒していた。ピケ会長は過去のデポルティーボ・ラ・コルーニャ戦やレガネス戦でも審判に暴言を吐いて罰金を受けており、今回は「累犯」となる。来週水曜日の規律委員会で、1ヶ月から2年間の資格停止、スタジアムの最大3試合の閉鎖、あるいはシーズン終了時の勝ち点3減点という非常に重い処分が科される可能性がある。(via Mundo Deportivo)

 

■【マラガCF】

FCアンドラとアウェイで対戦し、3-3の引き分けに終わった。PKで得点し優位に立った場面もあったが、終盤に追いつかれて勝利を逃した。ハーフタイム中、アンドラのピケ会長からスタッフが攻撃的な態度で絡まれる被害に遭い、セキュリティが介入する騒動に巻き込まれた。(via SPORT)

 

【本日の総括】

首位争いでは、ラシン・サンタンデールがビジャリブレの活躍で連敗を止め、上位キープに向けた大きな勝ち点3を獲得しました。ブルゴスやカステリョンもプレーオフ圏内の維持に必死の戦いを続けています。一方、下位の降格圏争いは熾烈を極めており、歴史的連敗で沈むコルドバ、起爆剤としてベテランのルーカス・ペレスを呼び戻したカディス、監督交代で復活の兆しを見せるサラゴサ、そして苦しむレガネスなど、各チームの生き残りを懸けた戦いが激化しています。さらに、FCアンドラはピケ会長の暴言により勝ち点剥奪という最悪のペナルティを受ける可能性が浮上しており、ピッチ外の動向が今後の勢力図に致命的な影響を与えるかもしれません。