エズ・アブデがセウタ支援Tシャツ着用で殺害予告を受ける衝撃の炎上劇
ビジャレアル対レアル・ベティス戦において、両クラブは7月末から続く大規模な移民危機に揺れるセウタの住民へ連帯を示すため、「Todos Somos Caballas(みんなカバジャス=セウタ市民)」と書かれた人道支援スローガン入りTシャツを全選手が着用して入場する共同取り組みを実施した。
ところが、ベティスに所属するモロッコ代表FWエズ・アブデがこのTシャツを着てピッチに立つと、彼の母国モロッコのSNSユーザーから怒りとバッシングが殺到する想定外の炎上騒動へ発展した。モロッコ生まれ・スペイン育ちのアブデは過去にスペイン代表かモロッコ代表かで揺れた末にモロッコを選択した経緯もあり、一部の過激なモロッコ人ネットユーザーからターゲットにされた格好だ。
彼のInstagramアカウントには『国の裏切りは一時の誤りではなく歴史に永久に残る恥だ。祖国は売り渡すものではない』『今日はお前に恐怖を植え付けてやる。明日はお前の人生で最も最悪な1時間を過ごすことになるぞ』『臆病者になるな、男になれ』『セウタとメリリャは永久にモロッコのものだ』といった常軌を逸した殺害予告や誹謗中傷コメントが殺到。恐怖を感じたアブデは、投稿していた画像を非表示・削除せざるを得ない状況に追い込まれた。
この痛ましい事態に対し、モロッコ人ジャーナリストのユセフ・テンサマニ氏はテレビ番組に出演し、『モロッコ代表として命がけで戦ってきた選手に対し、クラブの公式行事でTシャツを着ただけでここまでの嫌がらせを行うのは狂気の沙汰だ。ネット上の暴徒による完全な一線を越えた暴力行為であり、絶句する』と激怒しながらアブデを全面的に擁護。ピッチ外での政治的緊張に選手が巻き込まれる深刻な事件として大きな波紋を呼んでいる。(via Estadio Deportivo)
