【今回のラインナップ】
✅ ラシン・サンタンデール [レアル・ソシエダBに快勝し、リーグ首位を独走]
✅ カステリョン [ブルゴスとの直接対決を制し、暫定ながら自動昇格圏の2位浮上]
✅ ブルゴス [カステリョンに逆転負けを喫し、8試合続いた無敗記録がストップ]
✅ UD ラス・パルマス [レガネスを一蹴するも、2節連続でプレーオフ圏外に後退]
✅ CD レガネス [ラス・パルマスに枠内シュートすら脅かせず完敗]
✅ コルドバ [終了間際の劇的弾でレオネサを沈め、怒涛の3連勝]
✅ クルトゥラル・レオネサ [コルドバに痛恨の逆転負けで降格圏最下位の泥沼へ]
✅ レアル・サラゴサ [VARと数的優位を活かせず、セウタに土壇場で追いつかれる失態]
✅ セウタ [不可解な判定で数的不利を強いられるも、サラゴサ相手に執念のドロー]
✅ スポルティング・ヒホン [ホームでカディスを迎え撃ち、プレーオフ進出の奇跡を狙う]
✅ カディス [主力の相次ぐ重傷と5連敗の負の連鎖で、ヒホン戦は背水の一陣]
✅ ビジャレアル B [アルコルコン戦で今季初の3連勝とプレーオフ圏定着を誓う]
✅ アルコルコン [ホームの要塞でビジャレアルBを迎え、上位進出への生き残りを懸ける]
✅ デポルティーボ・ラ・コルーニャ [因縁のミランデス戦を制し、自動昇格の2位奪取に燃える]
✅ ミランデス [過去のリアソールでの大勝の記憶を胸にデポルティーボに挑む]
✅ アルメリア [リーグ屈指の攻撃力を武器に、マラガとのアンダルシア・ダービーで2位を狙う]
✅ マラガ [若きカンテラ軍団が躍動、アルメリアを下して自動昇格圏へ食い込むか]
✅ エイバル [1試合未消化ながらプレーオフ争いに踏みとどまる]
✅ レアル・ソシエダB [ラシンにホームで完敗し、悪い流れを断ち切れず]
■【ラシン・サンタンデール】
第36節、アウェーのアノエタでレアル・ソシエダBと対戦し、3-1で圧倒的な勝利を収めて勝ち点68とし、リーグ首位の座を強固なものとしている。前半10分にアンドレス・マルティンが先制し、わずか3分後にはグリアシュヴィリが追加点を奪取。後半60分にはイニゴ・ビセンテがダメ押しの3点目を叩き込んだ。レアル・マドリード・カスティージャから加入したパブロ・ラモンがスタメンとして最終ラインを統率しており、リーグ最多の75ゴールを記録する攻撃陣と相まって隙がない。敵地にもかかわらず大挙して押し寄せたサポーターがホームのような雰囲気を作り出し、チームの勢いを力強く後押ししている。(via SPORT)
■【カステリョン】
スカイファイ・カスタリアに12,653人の大観衆を集めたブルゴスとの上位直接対決を3-1で制し、勝ち点61で暫定2位の自動昇格圏に浮上した。前半9分にルカス・アルカサルのクロスからウスマヌ・カマラのヘディングで先制。PKで同点に追いつかれたが、パブロ・エルナンデス監督が後半にチペンガを投入して流れを変え、78分にカラトラバの勝ち越し弾、80分にヤコブセンの突破からマビルが決定的な3点目を奪った。6試合連続無敗と絶好調で指揮官も「競争力を取り戻した」と絶賛しているが、次節のマラガとの大一番ではヘレナバレナとアルベルト・ヒメネスが累積警告で出場停止となる痛手を負っている。(via SPORT)
■【ブルゴス】
カステリョンとの重要な直接対決に1-3で敗れ、勝ち点60の6位タイに後退するとともに、8試合続いた無敗記録が途絶えた。前半21分にクロ・サンチェスのPKで同点に追いつき、フェル・ニーニョやモジェホ(GKとの1対1)が決定機を迎えたが、相手GKマティスの好セーブに阻まれた。ルイス・ミゲル・ラミス監督は「後半は相手のインテンシティとスピードに対応できなかった」と完敗を認めつつ、ファウルの判定基準が一貫していなかったことへ不満を漏らしている。次節のホーム戦ではサポーターの熱狂的な後押しを頼りに立て直しを図る。(via AS)
■【UD ラス・パルマス】
エスタディオ・デ・グラン・カナリアでCDレガネスに2-0で快勝し、勝ち点を60に伸ばしたが、ブルゴスやマラガと並びながらも2節連続でプレーオフ圏外(7位)に位置している。ペドロラの先制点に加え、トップ下で躍動するマヌ・フステルがペナルティエリア外からの強烈な右足シュートで追加点を奪った。フステルは今季8ゴール8アシストを記録し、チームの勝ち点60のうち28ポイントに直接関与する大黒柱となっている。GKホルカスもリーグ最少の30失点と守備を引き締めているが、前節のプレーを巡ってキャプテンのキリアン・ロドリゲスが一部ファンからブーイングを受け、病気を克服した彼に対するファンの姿勢について議論が巻き起こっている。なお、日本人選手のタイセイとエンツォ・ロイオディチェは5月まで負傷離脱中である。(via SPORT)
■【CD レガネス】
ラス・パルマス相手に0-2で完敗を喫した。ルイス・ガルシア監督率いる相手の現実的な戦術を前に、深みも野心も欠いたプレーに終始し、試合を通じて相手ゴールを脅かすシーンをほとんど作れないまま、見せ場なく敗れ去った。(via SPORT)
■【コルドバ】
敵地レイノ・デ・レオンでのクルトゥラル・レオネサ戦を2-1で制し、怒涛の3連勝を飾った。前半は拮抗した展開だったが、後半52分にデル・モラルのクロスにアルバランが飛び込み、相手のオウンゴールを誘発して先制。同点に追いつかれた後も、GKイケル・アルバレスの再三のファインセーブでピンチを凌ぐと、アディショナルタイム(92分)にクルトゥラル出身のディエゴ・ペルカンが劇的な決勝カウンター弾を沈めた。イバン・アニア監督は守備のトランジションに課題を残したとしつつも「今日は運が味方した」と語り、プレーオフ進出に向けたわずかな希望を繋いでいる。(via SPORT)
■【クルトゥラル・レオネサ】
ホームでコルドバに1-2で逆転負けを喫し、降格圏の最下位という絶望的な状況に沈んでいる。ビチョの同点ゴールやチャコンのシュートがポストを叩くなど逆転のチャンスは十分にあったが、決定力不足が響き、後半アディショナルタイムに元所属選手のペルカンに引導を渡された。ルーベン・デ・ラ・バレラ監督は「カテゴリーが要求するレベルから遠く離れており、残留は奇跡ではないが非常に難しい。自分たちの足元を撃ち抜いてしまった」と悲痛な胸の内を語っている。(via AS)
■【レアル・サラゴサ】
本拠地イベルカハ・エスタディオでセウタと2-2で引き分け、降格圏から勝ち点3差と依然として危険な水域を彷徨っている。前半32分にカンテラーノのピニージャが痛恨のボールロストを犯し先制を許すと、ダビド・ナバーロ監督は激怒して前半のうちに3枚替えを敢行。後半開始早々にVAR介入で相手が退場し数的優位に立つと、フランチョのパスからロベルのループシュート、さらにダニ・ゴメスのPKで逆転に成功した。しかし、決定機を何度も逃した代償として、89分にコーナーキックからアクロバティックな同点弾を許し、11分間のアディショナルタイムでも勝ち越せず、自滅に近い形で勝ち点2を失った。(via Mundo Deportivo)
■【セウタ】
アウェーでサラゴサと2-2のドローに持ち込んだが、プレーオフ進出圏からは一歩後退した。コンラッド・デ・ラ・フエンテのゴールで先制したものの、後半早々にDFヤゴがVAR判定で一発退場となり、約60分間にわたって数的不利と猛暑に苦しめられた。さらに11分という異例の長さのアディショナルタイムが取られたことに対し、ホセ・フアン・ロメロ監督は「試合が完全に歪められた」と審判団を猛烈に批判。それでも土壇場の89分にマルコス・フェルナンデスがコーナーキックから同点弾を叩き込み、死闘の末に勝ち点1をもぎ取った選手たちの勇敢さを讃えている。(via MARCA)
■【スポルティング・ヒホン】
第36節、ホームのエル・モリノンでカディスと激突する。プレーオフ進出は蜃気楼のような状況だが、ボルハ・ヒメネス監督やパブロ・バスケスは最後まで諦めない姿勢を強調している。アウェーでの決定力不足が課題だが、ホームでは多くのチャンスを創出しており、状態が不安視されたギジェ・ロサスも復帰する見込み。守備陣のディエゴ・サンチェスや中盤のジャスティン・スミスがスタメン起用される濃厚だ。一方で、下部組織(マレオ)からの選手育成が機能していないことへの厳しい批判もクラブに向けられている。(via SPORT)
■【カディス】
5連敗中とどん底の状態で、降格の危機を回避するためスポルティング・ヒホンとのアウェー戦に背水の陣で臨む。セルヒオ・ゴンサレス監督は守備の崩壊と戦術の不安定さに頭を悩ませており、負傷者の多さも致命的となっている。オベルティノス、イサ・カルセレン、ホセ・アントニオ・デ・ラ・ロサに加え、右サイドの絶対的な得点源であったユーリ・タバタゼも今季絶望の重傷を負った。クラブは急遽ルーカス・ペレスを獲得し、攻撃陣のテコ入れとファンへの希望をもたらそうと必死の策を講じている。(via SPORT)
■【ビジャレアル B】
エスタディオ・サント・ドミンゴでアルコルコンと対戦する。ダビド・アルベルダ監督の下で2連勝中と好調を維持しており、今季初の3連勝とプレーオフ圏(昇格PO)への定着を狙っている。トップチームに招集されていたナイジェリア人MFアラサン・ディアッタが復帰する一方で、アルゼンチン人CBラウタロが出場停止、ファクンド・ビベロスとバリーが負傷で欠場する。スタメンにはルーベン・ゴメスやエンティエンヌ・エトーらが名を連ねる見通しだ。(via SPORT)
■【アルコルコン】
ホームにビジャレアルBを迎え撃ち、プレーオフ圏進出への生き残りを懸ける。ホームでは今季サバデルとアトレティコ・マドリードBにしか敗れていないという無類の強さを誇っているが、マリアーノ・カルモナとエステバン・アパリシオの2名が出場停止となるため、限られた戦力で難敵に挑むことになる。(via SPORT)
■【デポルティーボ・ラ・コルーニャ】
本拠地リアソールでミランデスと対戦する。1試合未消化ながらカステリョン、アルメリアと勝ち点61で並んでおり、自動昇格の2位の座を激しく争っている。過去のリアソールでのミランデス戦は5戦して1勝のみと相性が悪く、近年もウルコ・イセタにハットトリックを許して0-4の大敗を喫した苦い記憶があるが、昇格のためには絶対に乗り越えなければならない壁となっている。(via SPORT)
■【ミランデス】
アウェーでデポルティーボと対戦する。過去にリアソールでプロベンシオの2ゴールで0-3、ウルコ・イセタのハットトリックで0-4と大勝した輝かしい実績を持っており、今回もデポルティーボの自動昇格の野望を打ち砕く悪役として立ちはだかる準備を整えている。(via SPORT)
■【アルメリア】
勝ち点61で1試合未消化の状態で、カステリョンやデポルティーボと自動昇格の2位を争っている。アウェーのラ・ロサレダで行われるマラガとのアンダルシア・ダービーは、勝てば単独2位に浮上する大一番。今季リーグ2位となる総得点67を叩き出している破壊力抜群の攻撃陣が、昇格への道を切り開く鍵となる。(via SPORT)
■【マラガ】
勝ち点60で1試合未消化の状態で、ホームにアルメリアを迎える。勝てば自動昇格圏へ一気に食い込む大チャンスとなる。アントニオ・イダルゴ監督の下、選手の90%が24歳以下で、そのほぼ全員がカンテラ出身という若手主体のチームで快進撃を見せており、スペイン全土から「育成と競争」の模範として大絶賛されている。(via SPORT)
■【エイバル】
1試合未消化ながら勝ち点55を獲得しており、激しいプレーオフ進出争いにしっかりと踏みとどまっている。(via SPORT)
■【レアル・ソシエダB】
ホームで首位ラシン・サンタンデールに1-3で完敗を喫した。前半で0-2とリードを許し、ダニ・ディアスのシュートがクロスバーを叩くなど反撃を試みたものの及ばず、後半86分にゴルカ・カレーラが一矢報いるゴールを決めるのがやっとだった。チームはネガティブなダイナミクスから抜け出せずに苦しい戦いが続いている。(via SPORT)
【本日の総括】
第36節を終え、首位ラシン・サンタンデールがアウェー快勝で勝ち点68とし、頭一つ抜け出して独走態勢を固めている。一方、自動昇格の2位争いは大混戦となっており、ブルゴスを下したカステリョンが暫定2位(勝ち点61)に浮上。1試合未消化のアルメリアとデポルティーボも同じく勝ち点61で並び、さらに若手主体で旋風を巻き起こすマラガ(勝ち点60)、ブルゴス(勝ち点60)、ラス・パルマス(勝ち点60)がピタリと追走し、1つの勝敗で順位が劇的に入れ替わる熾烈なプレーオフ・昇格レースが繰り広げられている。
下位に目を向けると、クルトゥラル・レオネサがホームでコルドバに痛恨の逆転負けを喫し、降格圏最下位の絶望的な状況に追い込まれた。カディスも主力の相次ぐ離脱で5連敗と崩壊の危機にあり、サラゴサもVARと数的優位を活かせずセウタに追いつかれるなど、残留を懸けた死闘も泥沼化の様相を呈している。

デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
カステリョン対ブルゴスの直接対決は、両チームの戦術的な駆け引きが光った一戦でした。カステリョンは前半にPKで追いつかれ苦しい時間帯もありましたが、後半の選手交代で流れを引き寄せ、サイドからの崩しで勝ち越しました。特に、カラトラバの抜け出しからのクロスは、相手3バックのズレを突いた見事な形でした。ブルゴスは前半にチャンスを作りながらも決めきれず、後半に相手のインテンシティに対応しきれなかった点が敗因と言えるでしょう。3バックへの変更が連続失点を招いたのは、相手の勢いを止めきれなかった結果です。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
カステリョンが自動昇格圏に浮上したことで、昇格争いはさらに熱を帯びています。一方で、ラス・パルマスではフステルの活躍とは裏腹に、一部サポーターによるキャプテンへのブーイングが報じられており、クラブ内の雰囲気には課題も残るようです。監督の采配や選手の起用が結果に結びつく一方で、サポーターとの関係性やスタジアムの空気感も、チームの勢いに影響を与える要素となり得ます。上位争いの激化と共に、各クラブのマネジメントやサポーターとのコミュニケーションの重要性が浮き彫りになっています。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
昇格争いが激化する中で、カステリョンはジェレナバレナとアルベルト・ヒメネスの累積警告による次節出場停止という痛いアクシデントに見舞われました。自動昇格圏を争う上で、主力選手の離脱は編成上の大きな課題となります。一方、ラス・パルマスでは日本人選手のタイセイが5月まで離脱中であり、戦力構成に影響が出ています。降格圏に沈むカディスでは、負傷者続出に加え、冬の補強組が機能せず、エースのタバタゼも今季絶望という厳しい状況です。ルカス・ペレスの復帰に望みを託す状況は、補強の難しさとチーム編成の重要性を示唆しています。