アトレティコ・マドリード

プレシーズン最終戦となったアウェイでのオリンピック・マルセイユ戦において、若き才能たちの躍動により1-2の逆転勝利を収めました。前半22分に相手のパイシャオンに先発守護神のヤン・オブラクの頭上を抜くループシュートを決められて先制を許す展開となりました。ディエゴ・シメオネ監督は、今夏獲得したアレハンドロ・グリマルドや、W杯後に合流したばかりのジュリアーノ・シメオネ、イ・ガンインらのコンディションや肉体負荷を考慮し、わずか35分間で彼らをピッチから下ろす決断を下しました。この交代で投入されたロドリゴ・メンドーサが、ピッチに入ってわずか3分後、アデモラ・ルックマンの素晴らしい前線プレスから相手のバレルディのミスを誘ってボールを奪うと、エリア内で見事な右足のコントロールショットを沈めて1-1の同点に追いつきました。さらに後半78分には、昨季Bチームで23ゴールを挙げて大爆発した24歳の快速アタッカー、アルナウ・オルティスが右サイドのスペースを圧倒的なスピードで切り裂き、正確な折り返しを供給。これをエリア内で完全にフリーになっていたカルロス・マルティンが冷静に押し込んで1-2とし、逆転劇を完成させました。アルナウ・オルティスは、その圧倒的なインテンシティと推進力でシメオネ監督の絶大な信頼を勝ち取りつつあり、24歳という年齢からBチームへの再登録ができないため、このままファーストチームに留まるかどうかの最終決定が数日中にも下される見込みです。

また、ピッチ外ではトッテナムからアルゼンチン代表の絶対的センターバックであるクリスティアン・Cuti・ロメロを完全移籍で獲得することが事実上完了しました。アトレティコはインテルの猛追をかわし、固定3500万ユーロにボーナスを加えた条件で合意に達しました。ロメロはメディカルチェックを通過しており、5年契約(2031年まで)を締結し、守備陣の新たな絶対君主として君臨することが決定しています。

一方で、フリアン・アルバレスの去去就を巡る騒動は依然として不透明です。アルゼンチンの信頼できるメディアによると、アトレティコのフロント陣はアルバレスに対し、ファンからの反発を和らげるために公式な謝罪会見、あるいはアトティコでのプレーへの arrepentimiento(後悔・謝罪)を公言するよう促しましたが、アルバレス本人は『私はチームメイトや監督、そしてファンに対して一切誤ったことはしておらず、謝罪する必要は全くない』とこれを拒絶しました。アルバレスは現在、自身の希望が受け入れられないことに不満を募らせており、シメオネ監督も彼の去就について決定的な発言を避けています。19日に行われる開幕戦のマラガ戦において、本拠地のメトロポリターノのファンからどのような反応を受けるかが、彼の将来を左右する大きな分岐点となる見込みです。(via SPORT / Mundo Deportivo / ElDesmarque)

レアル・ソシエダ

モロッコ代表ディフェンダー、ナイエフ・アゲルドの獲得交渉は、契約合意寸前の段階で急転直下、破談となりました。マルセイユとの間で買い取りオプション付きの期限付き移籍で完全に合意し、選手自身もメディカルチェックを終えていましたが、メディカルチェックの詳細な数値においてクラブの医療部門が難色を示したとする報道と、ペレグリーノ・マタラッツォ監督との直接の対話において『すぐに過酷な連戦で先発フル稼働してほしい』と要求されたアゲルド側が反発したとするフランス側の報道の2つが存在しています。さらに、かつてアゲルドが在籍した際、後半戦の筋肉系のトラブルによる離脱に対し、ロッカールーム内で不満を抱いていた選手がいたという人間関係の影も指摘されています。

ディフェンスラインの穴を埋める代替候補として、チェコ代表のラディスラフ・クレイチ(ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ)や、ナントからサウジアラビアのNEOMへ移籍した21歳のフランス人DFナタン・ゼゼの動向を追っています。また、左サイドバックのハビ・ロペスが、オランダの名門フェイエノールトへ非義務的買い取りオプション付きの期限付き移籍で加入することが秒読みとなっています。

今週末に控えるチェルシーとの伝統の親善試合(スタフォード・ブリッジ)において、相手を率いるのはかつてソシエダのBチーム(サンセ)を率いたシャビ・アロンソ監督です。マタラッツォ監督はこの大一番に向けて、日本人選手である久保建英をはじめ、ミケル・オヤルサバル、ミケル・ゴティ、パブロ・マリン、セルヒオ・ゴメス、ザハリャン、スシッチなど、現在のファーストチームの主力メンバーを全員招集しました。

レアル・ソシエダB(サンセ)は、ラ・リーガ・ハイパーモーションの開幕戦において、カステリョンに0-1で惜敗しました。サンセは、トップチームのロンドン遠征に帯同するためにエースのオチエン、ベイティア、レバルビエ、マルシャルといった主力を大量に欠いており、ヨン・アンソテギ監督にとっては非常に厳しい人員選考を強いられました。試合ではGorka Carreraがネットを2回揺らしたものの、いずれも極めて微細な fuori di gioco( fuera di juego / オフサイド)の判定により取り消される不運に見舞われました。(via Mundo Deportivo / ElDesmarque / Estadio Deportivo)

レアル・ベティス

MLSのシンシナティに所属するトーゴ代表FWケヴィン・デンキーの獲得交渉は、経済的な理由から難航しています。ベティスが前線に投じる固定資金の上限は1500万ユーロですが、シンシナティ側は2000万ユーロ規模を要求。デンキーの周辺は『ベティスはあまりお金を使いたがらない』と不満をこぼしていますが、ベティス側は固定1400万ユーロ+変動400万ユーロの具体的な公式オファーを提示しました。デンキー自身は移籍を望んでおり、MLSの直近3試合は無得点と調子を落としています。

また、もう一つの前線の優先ターゲットとして、ドルトムントのポルトガル代表FWファビオ・シウヴァの獲得に動いています。ベティスのスポーツディレクション部門を率いるアルバロー・ラドロン・デ・ゲバラ氏が、今週初めにドイツへと極秘裏に渡航し、ドルトムントの幹部と直接会談を行いました。ドルトムントは投資額を回収するために2000万ユーロの完全移籍を求めていますが、ベティス側は買い取りオプション付きの期限付き移籍を提案しており、選手本人の『スペインで再びプレーしたい』という強い希望を追い風に、交渉の進展を狙っています。

中盤の底については、ダニ・セバジョスの復帰を熱望しています。セバジョス自身もベティスへの復帰を望んでおり、クラブは彼の高額なサラリーを登録制限内に収めるための予算確保に奔走しています。

チームは土曜日にイタリアのバリェでインテルとのプレシーズン最終戦に臨みます。マヌエル・ペレグリーニ監督は、負傷明けのエズ・アブデや、新加入のコ・チェルソ、ゴンサロ・プティ、アイトール・ルイバル、ディエゴ・コンデら調整途中の選手をマドリードに残し、 Álvaro Valles、バルトラ、ナタン、ディエゴ・ジョレンテ、ファクンド・ベルナル、イスコ、クチョ・エルナンデスら22名のエリート部隊をイタリアへ連れて行きました。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)

セビージャFC

長年ユニフォームの胸を飾っていた家電メーカーとの契約が6月30日をもって満了したため、未だ新たなスポンサー契約が締結されておらず、リーガで胸スポンサーのない3つのクラブ(セビージャ、エスパニョール、エルチェ)のうちの1つとなっています。この状況に対し、クラブは『Junior, vete ya(ジュニア、今すぐ去れ)』と叫ぶサポーターの声を無視する形で、人道的な解決策を発表しました。セビージャは、開幕から数試合の間、ユニフォームの胸に『Fundación 1890』のロゴを掲出します。これは、街の最も貧困な地区であるポリゴノ・スル(Polígono Sur)における、路上生活者や極めて脆弱な人々のための住宅支援や就労支援の取り組みを支援するためのものです。

また、今夏にスウェーデンのシリウスから獲得したスコットランド人FWロビー・ウレのペーパーワーク(非EU選手としての労働許可証やビザ発給)が金曜日の午前中についに完了し、LALIGAへの公式登録が承認されました。これにより、ウレは土曜日のラージョ・バジェカーノとの開幕戦に出場可能となり、ガルシア・プラサ監督は彼をいきなり『9』番の先発として起用することを真剣に検討しています。

ホセ・イニャシオ・ナバロSDは、ジャン・ジュスト・ジョルダン、タンギ・ニアンズ、ラファ・ミルなど高給を食いつぶしていた16名の余剰戦力を売却または契約解除(レスシシオン)により一掃することに成功しました。この見事な大掃除に対し、サポーターからは『完璧な仕事だ』と絶賛される一方で、『ビクトル・オルタ前SDが残したアコル・アダムスらの売却益や若手の活躍を都合よく自分の手柄にしているだけだ』という厳しい声もあります。

ラージョとの開幕戦先発予想は、GKヴラホディモス; Carmona, Sangante, Kike Salas, Suazo; Agoumé, Nico Guillén; Miguel Sierra, Jon Guridi, Oso; Isaac Romero。中盤に狙っていたKochorashvili(ポルトガル・スポルティング)との移籍金交渉(セビージャ400万ユーロ提示、スポルティング550万ユーロ要求)が長引いているため、19歳の若きニコ・ギジェン(Nico Guillén)がAgoumeの相棒として先発に抜擢される可能性が極めて高いです。また、アドリア・ペドロサのラージョへの期限付き移籍が秒読み段階となっています。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)

バレンシアCF

バルセロナからPSGへの電撃移籍が秒読み段階にあるフェラン・トーレス(移籍金約5000万ユーロ)の取引により、FIFAの連帯貢献金として約160万ユーロ(育成期間12歳から20歳に対する3.3%)の臨時収入を手にすることが確実となりました。この資金は、獲得が停滞している右サイドバック、アルナウ・マルティネス(ジローナ)の移籍金オファー引き上げ、または代替のザノッティ(ルガーノ)獲得に直接充てられる予定です。

また、ホルシュタイン・キールのスウェーデン代表FWアレクサンダー・ベルンハルドソン(Alexander Bernhardsson)の獲得に向けて具体的な動きを開始していますが、現在の優先順位はLargie Ramazani、そして右SBのアルナウ・マルティネス獲得にあります。

バレンシアの攻撃の絶対的な生命線となっているのが、ハビ・ゲラと、日本の若いタレントである佐藤亮之介(Ryunosuke Sato)のコンビネーションです。カルロス・コルベラン監督は、彼ら2人をピッチ上で共存させ、攻撃のタクトを完全に任せる方針を固めています。佐藤亮之介に関しては、開幕戦に向けたLALIGAへの選手登録手続き(書類提出)が間に合えば、 Mestallaで行われるセルタ戦でいきなり先発起用される可能性が非常に高く、現地バレンシアでも彼に対する期待は最高潮に達しています。

将来についてバルサをはじめとするビッグクラブからのアプローチを受けているハビ・ゲラ(違約金が6000万ユーロに上昇)は、ヘルクレス戦後に『私は現在バレンシアとの契約を残しており、ここにいる。それ以上言うことはない』と、ファンに向けて残留を明言。また、カルロス・コルベラン監督への懐疑的な視線に対し『全員が監督を100パーセント信頼して同じ方向を向いている』と、チームの結束をアピールしました。一方で、テルエル戦(0-1で敗戦、GKクリスティアン・リベロのミスで失点)では控え組主体のユニットBが悲惨な実力不足を露呈しており、補強の緊急性をオーナーのピーター・リムへ訴えかけています。

ディミトリエフスキが守護神として君臨するなか、第2GKの補強候補としてイプスウィッチの若いオランダ人GK Kayne Oevelenをリストに載せています。さらに、ペペルを3バックの中央に配するシステムがプレシーズンで非常に機能しており、ペペルは『私たちは自分たちの可能性を信じており、昨季の苦しい戦いから学んだ。今シーズンはファンのためにすべてを尽くす』と語っています。また、カンテラ出身で1.94メートルの期待のFWアイマル・ブラスケス(昨季ユースで49ゴール)がプレシーズンで存在感を示しており、前線の人員不足を補う秘密兵器として注目を集めています。アルメイダのセルタへの移籍交渉は大筋合意に達していますが、第2節のバレンシア対セルタ(8月22日、 Mestalla)の直接対決が終わるまでは放出を一切ブロックする方針を固めました。(via SPORT / ElDesmarque / MARCA)

ビジャレアルCF

かつての下部組織出身の至宝であり、昨夏にクリスタル・パレスへ3000万ユーロで売却されたスペイン代表FWジェレミー・ピノの電撃復帰の噂が、市場で急激に現実味を帯びています。ピノ自身も『我が家であるビジャレアルに戻りたい』と強く願っており、パレホやトマス・パルティの退団によって給与予算(サラリー制限)に大きな空きができたビジャレアルは、レンタルでの獲得、あるいは将来の買い取りオプションを含めたスキームでの買い戻しに向けて、クリスタル・パレス側へのアプローチを開始しました。ただし、パレス側は移籍金300万ポンドではなく3000万ユーロの正当な価値を主張しており、交渉は一筋縄ではいかない見込みです。(via Estadio Deportivo / MARCA)

アスレティック・ビルバオ

エル・サルディネロで行われるセビージャとの開幕戦(8月22日)を前に、バルベルデ前監督の後任として新たに就任したエディン・テルジッチ監督は、昨季の素晴らしい成果により現在は26名まで絞られたチームについて、『理想は、あらゆるコンペティションを戦うために30名の選手層が望ましい』と自身の考えを明かしました。レサマでの作業や、クラブを支える人々の温かさに深い満足感と感謝を示しています。

チームはプレシーズン最終テストマッチとなったアタランタ戦において、後半早々にザレフスキに決められ1-0で敗北を喫しました。ウナイ・シモンが復帰し先発フル出場を果たしましたが、アイメリク・ラポルテとニコ・ウィリアムズは招集外。また、クラブはアレックス・パディーヤ、アレハンドロ・レゴ、ウゴ・リンコン、ベニャト・ヘレナバレーナの4選手について、正式に今シーズンのファーストチーム(登録枠25名以内)に登録し、背番号を割り当てたと発表しました。さらに、10代の期待のMFペイオ・カナレスもトップチームに帯同させ、Bチーム(ビルバオ・アスレティック)登録のままファーストチームの戦力として組み込む決定を下しました。ラポルテを巡るレアル・マドリードやバルサからの関心については、アスレティックは『どのような状況であっても、800万ユーロではなく8000万ユーロの解除金が満額提示されない限り、大黒柱を売却するつもりは1パーセントもない』と頑なな姿勢を維持しています。(via MARCA / SPORT)

セルタ・デ・ヴィーゴ

本拠地バライードスのピッチが真菌(hongo)による深刻な被害を受けたため、当初日曜日に予定されていたオサスナとのラ・リーガ開幕戦が8月27日(木)20:30へと正式に延期されました。クラブのインフラディレクターは、芝の張り替え作業に3日、根付かせるのに5日を要するため、14日から突貫工事を開始したと発表。バライードスはCelta Fortunaと共用されるため、24日のFortuna戦からスタートする過酷な4連戦が待っています。

また、ボカ・ジュニアーズの24歳FWエセキエル・セバジョスの獲得について、選手本人から『セルタでプレーし、ラ・リーガに挑戦したい』という明確な意思(承諾)を得ることに成功しました。ナポリの獲得交渉が選手登録制限により完全に停滞している隙を突き、SDのマルコ・ガルセスはボカに対し、契約満了4ヶ月前という弱みを突いた極めて有利な条件での最終オファーを提示し、週明けの合意を目指しています。(via SPORT / ElDesmarque / MARCA)

セルタ・フォルトゥーナ

フレディ・アルバレス監督率いるBチームは、2部(ラ・リーガ・ハイパーモーション)という歴史的なプロの舞台での開幕カディス戦( Nuevo Mirandilla、旧ラモン・デ・カランサ)に向けて出発しました。トップチームの試合が延期となったため、クラウディオ・ジラーリェス監督の配慮により、ウゴ・ブルシオ、アンドレス・アンタニョン、アンショ・ロドリゲス、ジョエル・ロペス、コケ・カリージョといった、普段はトップチームの練習に帯同しているカンテラーノ全員がフォルトゥーナに合流し、最強の布陣で開幕戦に挑むことが可能となりました。一方で、期待のウイングであるウゴ・ゴンサレスはトップチームへの完全昇格が決定しています。(via SPORT)

カディスCF

今週末のセルタ・フォルトゥーナとの開幕戦を前に、イディアケス監督を電撃解雇し、新たにアルバロ・セラデス監督を招聘しました。セラデス新監督は合流してわずか3日ですが、規律を乱していた問題児ハビ・オンティベロスに対し、『才能は疑いようがないが、プロとしての規律ある生活と ordered life( orderly life / 規則正しい生活)をピッチ内外で徹底できなければ、私のチームでプレーする資格はない』と、会見の場で極めて厳しい最後通牒を突きつけました。チームはDriblabのビッグデータ予測において、降格確率61パーセントという極めて不名誉な降格最有力候補の評価を受けており、セラデス新監督のもとでこの下馬評を覆すための戦いが始まります。(via MARCA)

CAオサスナ

開幕戦であるセルタ戦がバライードスのピッチ真菌被害によって27日に延期されたことを受け、クラブは日曜日の遠征プランを急遽キャンセルし、LALIGAの決定に対して『あまりにも無計画でプロ意識に欠ける不当な日程変更であり、事前に両クラブが代表ウィーク中(9月24日、あるいは25日)の開催で完全合意していたにもかかわらず、それを完全に無視した一方的なリーグ側の独裁だ』とする猛烈な公式抗議声明を発表しました。また、急遽空いたスケジュールを埋めるため、土曜日の11:30から Tajonar において、3部(セグンダ・フェデラシオン)のアレーナス・クラブ(Arenas Club)との緊急親善トレーニングマッチを開催することを決定しました。

移籍市場においては、カンテラ育ちの24歳FWイケール・ベニト(Iker Benito)を、メキシコのQuerétaroへ完全移籍売却することで合意しました。オサスナは保有権の50パーセントを保持したまま、移籍金60万ドルを獲得。ベニトはすでにメディカルチェックを通過しており、2027年までの契約を結びます。オサスナは将来的な買い戻しや、次回移籍時の30%の追加権利を2027年8月まで保持する条件を巧みに盛り込んでいます。(via Mundo Deportivo / Estadio Deportivo)

ラージョ・バジェカーノ

マドリード州政府から、老朽化したスタジアム(バジェカス)の安全性や衛生面における重大な違反を指摘され、ライセンスが一時的に剥奪されて閉鎖となる危機に直面しています。これに対し、プレサ会長が『スタジアム移転も視野に入れるべきだ』と発言したため、サポーター連合および Plataforma ADRV が激怒。ファンは『スタジアムのないラージョなどラージョではない。もしリーグ戦がブタルケ(レガネスのホーム)などで代替開催される場合、私たちは一切の遠征・観戦をボイコットし、チケット代の全額返金を断固として求める』とする声明を発表し、プレサ会長の即時辞任を求める大規模な抗議活動を展開しています。

ピッチ外では、ペップ・チャバリアをイングランドのチェルシーへ固定2100万ユーロ+変動300万ユーロで完全移籍売却し、ノベル・メンディをハル・シティへ2500万ユーロで売却。1日で計4500万ユーロ(約72億円)というクラブ史上最高額の資金調達に成功しました。これにより財政は極めて健全化し、セビージャから打診のあったデ・フルートスの売却オファー(5000万ユーロの解除金満額キャッシュ提示以外は拒否)を完全にブロックする強気の姿勢を示しています。

また、マドリード高等裁判所(TSJM)は、主将イシ・パラソンに科されていた昨季からの7試合の出場停止処分に対し、暫定的な執行停止を認める決定を下しました。これにより、ベニャト・サン・ホセ新監督は開幕のセビージャ戦からキャプテンをスタメン起用することが可能となりました。(via Estadio Deportivo / MARCA / ElDesmarque)

ジローナFC

キケ・アルバレス新監督(ミチェルはアヤックスへ)のもと、クラブはストゥアーニ、ダビド・ロペスといったベテラン大黒柱との契約延長を発表。また、昨季限りでレイヨを退団しフリーとなっていたガーナ代表DFアブドゥル・ムミン(Abdul Mumin)を獲得し、フランセ、ダビド・ロペスに続く3人目のCBを確保しました。

さらに、下部組織出身で一昨年にバルサのジュベニールへと去り、その後サウジアラビアのアル・イテハド(Al-Ittihad)へ500万ユーロで完全移籍していた21歳の至宝MFウナイ・エルナンデスを、1年間の期限付き移籍(買い取りオプションなし、非公開のオプション付き)で獲得したと公式発表しました。エルナンデスの電撃復帰は、 Montilivi のサポーターに大きな歓喜をもたらしています。(via MARCA / Esport3 / SPORT)

RCDマジョルカ

プレシーズンにおいて、PSGに3-0、アル・イテハドに4-2で大勝するなど、驚異的な仕上がりを見せており、開幕バリャドリード戦に向けて自信を深めています。移籍市場では、アンドラから25歳のジョセップ・セルダ(Josep Cerdà)を250万ユーロという2部史上最高額で引き抜き、さらにロッカールームの象徴である42歳の絶対的守護神ピチュ・クエジャールとの契約を1年間延長しました。(via MARCA)

エルチェCF

マルティン・アンセルミ新監督率いるチームは、カンテラ出身で22歳のクロアチア人CBマティア・バルジッチ(Matia Barzic)との契約を2030年まで正式に延長しました。バルジッチはかつてエデル・サラビア監督時代に台頭し、エルデンセやレオネサへのローン移籍を経て、完全にプロフェッショナルなCBとしての肉体を仕上げて戻ってきました。さらに、昨季MLSのヒューストン・ダイナモへ去っていた絶対的エース、エセキエル・ポンセ(Ezequiel Ponce)が、2027年までの契約で完全移籍復帰。オソリオ、フェル・ニーニョ、そしてポンセの復帰により、前線の陣容は完全に完成しました。(via SPORT / MARCA)

デポルティーボ・アラベス

開幕戦を前にして、ニコラ・マラスを『同盟規約による、著しく、かつ継続的なパフォーマンス低下、および義務の不履行』を理由に、公式に『懲戒解雇(despido disciplinario)』に処したと発表。クラブはCatapultやWIMUなどの練習データ、Wyscoutのテクニカル分析などを精査した上で決定を下しました。なお、ディフェンダーのニコラス・バレンティーニは前所属(イタリア・エラス・ヴェローナ)の最終戦での退場処分により、ルーカス・ボジェは怪我のため開幕のGetafe戦を出場停止・欠場となります。また、バイエルンで構想外となっている Bryan Zaragoza の獲得に向けて、エスパニョールと激しい競合を続けています。(via MARCA / ElDesmarque / Esport3)

ヘタフェCF

ボーンマスから、かつて公式戦109試合36ゴールを挙げたトルコ代表フォワード、エネス・ウナルが3シーズン契約で完全移籍での電撃復帰を完了しました。ウナルが監督の部屋を訪問し、ホセ・ボルダラス監督お気に入りの、ウルグアイの子供たちがボールを追う絵画の前で抱擁を交わすビデオが話題となっています。また、マジョルカからコロンビア代表左SBヨハン・モヒカ(33歳)を完全移籍で獲得しました。(via MARCA / Estadio Deportivo)

レアル・オビエド

エジプト代表の快速ウインガー、ハイセン・ハッサンを、クラブ史上最高額となる固定700万ポンド+変動3.5百万ポンドで、スコットランドの名門セルティックへ完全移籍売却することに成功しました。この歴史的な巨額売却の恩恵により、スポーツディレクターのダビド・フェルナンデス氏は、これまで給料制限(サラリーキャップ)によりブロックされていた今夏の新戦力14名全員の選手登録手続きを一挙に完了しました。Julián Calero監督にとっては、開幕前日にしてこの上ない大きな追い風となります。(via ElDesmarque / SPORT)

CEサバデル

新たに指揮を執る31歳のフェラン・コスタ監督(カテゴリー最年少指揮官)は、プレシーズンを終え、月曜日の開幕戦となるアウェイでのスポルティング・ヒホン戦に向けて決意を語りました。コスタ監督は、

『私たちはこのリーグでワースト3に入る厳しい給与予算制限と、最も経験の浅い若いチームを抱えて戦わなければならない。これは冷徹な現実だ。だが、それがどうしたというのだ?私たちは自分たちの実力でこの切符を勝ち取り、ここにいる。ピッチの上において、私たちは誰一人として恐れることはない。これはおとぎ話ではないし、非常に jodido( jodido / 過酷で苦しい)瞬間が何度も訪れるだろう。しかし、私たちの最大の武器は、バスの中でhimno(アンセム)を全員で絶叫して歌うほどの圧倒的な帰属意識と一体感だ。魂を込めてぶつかるだけだ』

と、不退転の覚悟を示しています。チームはペレ・ポンス、エドガル・ゴンサレス、ヤニス・ラマニなどの実力者を獲得したものの、依然として補強は発展途上であり、デッドラインまでに全ポジションでさらなる獲得を試みています。(via MARCA)

FCアンドラ

ジェラール・ピケオーナー率いるプロジェクトは、カルレス・マンソ新監督のもとで2部の舞台に挑みます。守護神パウ・ロペス(ジローナから獲得)、そして昨季3部で25ゴールを挙げた爆発的ストライカー、ジョディ・カノを獲得。一方で、ジョセップ・セルダをクラブ史上最高額の2500万ユーロ(2.5M€)でマジョルカへ売却し、ダニ・ビジャエルモーサなどの主力が退団しています。チームはエスタディ・デ・ラ・FAF(エンカンプ)を要塞化し、セウタとの開幕戦に臨みます。(via Esport3)

デポルティーボ・ラ・コルーニャ

ピエール=エメリク・オーバメヤンという世界的メガクラックの獲得に続き、元バルサの快速ウイング、アダーマ・トラオレ(前ウエストハム、現在フリー)の獲得交渉を進めています。ウエストハムの降格によりフリーとなったトラオレに対し、SDのフェルナンデス氏は熱烈なオファーを提示していますが、最大のボトルネックは彼がイングランド時代に稼いでいた高額な給与パッケージにあります。デポルは『プレミアからのオファーが届かない状況が長引けば、必ず我々のもとにやってくる』と、市場のデッドラインぎりぎりまで交渉を引っ張る戦略です。

また、同じく元カンテラーノの左サイドバック、アンヘリーニョ(ローマから完全移籍)の獲得も正式に完了しました。アンヘリーニョは復帰に伴い、

『我が家であるデポルティーボに戻り、再び Riazor でプレーすることは私の幼い頃からの絶対的な夢だった。今はこの移籍が実現して、まるで遠足の前日の子供のように興奮している。ローマでは個別調整が続いていたため、チームメイトに比べてやや実戦のフィジカルが不足していることは否めないが、そんなものはピッチを走り回れば一瞬で解決できる。4枚のディフェンスラインの左側で、自分の持ち味である推進力を発揮したい。イダルゴ監督とはすでに直接対話し、どのようなプレーがチームを助けるかを明確にしている』

と語り、開幕のエルチェ戦での先発フル稼働に強い意欲を示しています。(via Mundo Deportivo / ElDesmarque)

スポルティング・ヒホン

ニコラス・ラルカモン新監督率いるチームは、伝統の『Puxa』の文字をアグレッシブなオリジナルフォントであしらい、アストゥリアスの伝統の旗を現代的にアレンジした新しいキャプテン腕章(ブラサレテ)を正式発表しました。ルベン・ヤニェス、ファン・オテロ、ガスパール・カンポス、ギジェ・ロサスの4人のキャプテンが新シーズンに身につけます。中盤は nacho martin、ギジャモン、コレデラ、マヌ・ロドリゲスが主軸。

また、ディフェンスラインの緊急補強として、セリエAのコモから若いDFアンドレス・クエンカを期限付き移籍で獲得するための最終手続きに入っています。書類送付が遅れており、開幕のサバデル戦にはママドゥ・ルム、アンドレス・フェラーリ、ホルヘ・サエンス、ガスパール・カンポスらが怪我のため欠場が濃厚となっていますが、ラルカモン監督は『42試合という極めて長いシーズンであり、ここで焦って怪我人を無理に起用することは絶対に避ける』と冷静な姿勢を示しています。(via SPORT)

グラナダCF

プレシーズン中、最もスカウト陣の背筋を凍らせたのが、5部リーグ(リーガ・プレフェレンテ)のUPプラセンシアからカンテラへ加入したばかりの20歳のナイジェリア人FWチナザ・マーヴェラス(Chinaza Marvellous)の驚異的な大爆発です。プレシーズンマッチにおいて怒涛のゴールラッシュを披露したチナザに対し、パチェタ監督は『彼はこのリーガの勢力図を完全に書き換える、とてつもない本物の怪物だ』と手放しで絶賛。クラブはただちにチナザとの契約を2030年まで延長し、かつてサム・オモロディオンをアトレティコに600万ユーロの解除金で強奪された苦い歴史の教訓から、チナザの解除金を法外なレベルに引き上げ、高額な給与を保証する完全プロフェッショナル契約を締結させました。

パチェタ監督はオビエドとの開幕戦に向けて、

『オビエドはあらゆるポジションに素晴らしいタレントを揃えたタフな強豪だ。しかし、私たちはここで勝利を収めるために Tartiere へ向かう。自分のチームの選手たちには全幅の信頼を置いているし、グラナダを再び1部の舞台へ引き上げるためのロマンあふれるプロジェクトに私は全霊を捧げる』

と、並々ならぬ闘志を燃やしています。(via MARCA / SPORT)

UDラス・パルマス

ルベン・デ・ラ・バレーラ監督率いる新プロジェクトは、アルバセテとの開幕戦を前に大きな盛り上がりを見せています。前線のスターティングメンバーの編成において、今夏に日本から加入した日本の宮代大聖(Taisei Miyashiro)を先発の右ウイングとして送り出すことが極めて濃厚となりました。宮代大聖は抜群の戦術理解度とプレッシングの質、そしてエリア内への飛び込みのキレを見せており、逆サイドのジェセ・ロドリゲス、そしてワントップのジェフテ・ベタンコール(昨季アルバセテで14得点)とともに、非常に機動力に満ちた前線スリートップを形成する見込みです。

また、カンテラから急浮上した16歳8ヶ月の超新星ウインガー、ラファ・クルス(Rafa Cruz)がベンチ入りし、かつてのペリ(ペドリ)が16歳でHuesca戦において衝撃のデビューを飾った歴史的な夜と同じように、この開幕戦で華々しいデビューを飾るのではないかと現地メディアが大いに注目しています。チームの主軸にはセルヒオ・ Ruiz、キリアン、フステルが並びます。(via SPORT)

レバンテUD

日曜日のエスパニョールとの開幕戦に向けて調整を進めています。クラブは、期待の若き至宝であるカルロス・エスピ(Carlos Espí)をレアル・マドリードへと完全売却することを決断しました。ルイス・カストロ監督は、

『財政的にクラブを再建し、チームがプロフットボールの第一線で生き残るためには、エスピの売却は避けては通れない苦渋の決断だった。私個人の希望としては、彼をあと数シーズン手元に置いて育てたかったが、経営上の絶対的な理由から、この売却を受け入れるしかなかった。それでも、私たちはすでに彼なしでプレシーズンを勝ち抜いてきたし、エスピという一人の選手に依存するような柔なチームは作っていない』

と語り、現有戦力での突破を誓いました。攻撃的MFカルロス・アルバレスには他クラブから具体的な打診が届いていますが、カストロ監督は『彼は現在100パーセントレバンテに集中しており、ピッチでそれを示している』と全幅の信頼を寄せています。また、Massanassa出身でカンテラ育ちの15歳の左サイドバック、マルク・サントス(Marc Santos)を、驚くべきことに今シーズンのファーストチーム(登録メンバー内)へと飛び級で完全登録・昇格させたことを発表しました。(via Mundo Deportivo / ElDesmarque)

ADセウタ

街が直面している極めて深刻な移民・難民の流入危機、およびそれに伴う緊迫した治安環境を目の当たりにし、プレシーズン会見の場においてホセ・フアン・ロメロ監督が怒りを露わにしました。ロメロ監督は、

『サッカーの試合がピッチの芝生にhongo(真菌)がついたという理由だけで、いとも簡単に延期や調整が行われる一方で、私たちが愛するセウタという素晴らしい街が、毎日人道的・社会的な大パニックと恐怖に晒され、子供たちや高齢者が怯えて生活しているという極めて深刻な危機において、フットボール界は一切の連帯も示さず、のうのうと試合を消化しようとしている。この現状は、人道的に全くもって受け入れがたく、常識を欠いている。もし私にすべての権限が与えられているならば、私は今週末のアンドラ戦を完全にボイコット(拒否)し、セウタの市民たちとの強い連帯と抗議の意思を示すだろう』

と、涙ながらに訴えかけました。この会見は大きな共感を呼び、セウタのサポーターや市民はロメロ監督の毅然とした人間性を全面的に支持しています。チームは、プレシーズンでカディスを1-3、マラガを2-1で撃破するなど、仕上がりは極めて良好です。(via Estadio Deportivo / MARCA)

レアル・バリャドリード

チームは厳しいプレシーズンを終え、変則日程での開幕マジョルカ戦に向けて、ピッチ上の課題(守備の連動ミスや攻撃のアイデア不足)の最終修正に入りました。バリャドリードはアウェイの厳しいピッチにおいて、まずは強固な守備ブロックから素早いトランジションを仕掛けるための臨戦態勢に入っています。(via MARCA)

【本日の総括】

ラ・リーガ各クラブは、待ちに待った新シーズン開幕を間近に控える中で、ピッチ内外で激動の動きを見せました。

アトレティコがロメロを獲得し、セビージャがウレの登録完了やナバロSDによる大掃除を進めるなど、移籍市場は熱狂的な展開を見せています。また、ラージョが歴史的な2大売却により4500万ユーロを調達する一方で、本拠地の芝真菌被害によるセルタ戦の延期を余儀なくされたオサスナのように、変則的な日程に対応を迫られる不測の事態も発生しています。

さらに、バレンシアの佐藤亮之介選手やソシエダBのKita選手、ラス・パルマスの宮代大聖選手といったピッチ上の個々のストーリーや、セウタのロメロ監督が投じた人道危機へのメッセージなど、フットボールは単なる競技の枠を超えて、社会や地域と深く結びついた大きなドラマを紡ぎ続けています。