アトレティコ・マドリード

プレシーズン最終戦となったアウェイでのオリンピック・マルセイユ戦において、若き才能たちの躍動により1-2の逆転勝利を収めました。前半22分に相手のパイシャオンに先発守護神のヤン・オブラクの頭上を抜くループシュートを決められて先制を許す展開となりました。ディエゴ・シメオネ監督は、今夏獲得したアレハンドロ・グリマルドや、W杯後に合流したばかりのジュリアーノ・シメオネ、イ・ガンインらのコンディションや肉体負荷を考慮し、わずか35分間で彼らをピッチから下ろす決断を下しました。この交代で投入されたロドリゴ・メンドーサが、ピッチに入ってわずか3分後、アデモラ・ルックマンの素晴らしい前線プレスから相手のバレルディのミスを誘ってボールを奪うと、エリア内で見事な右足のコントロールショットを沈めて1-1の同点に追いつきました。さらに後半78分には、昨季Bチームで23ゴールを挙げて大爆発した24歳の快速アタッカー、アルナウ・オルティスが右サイドのスペースを圧倒的なスピードで切り裂き、正確な折り返しを供給。これをエリア内で完全にフリーになっていたカルロス・マルティンが冷静に押し込んで1-2とし、逆転劇を完成させました。アルナウ・オルティスは、その圧倒的なインテンシティと推進力でシメオネ監督の絶大な信頼を勝ち取りつつあり、24歳という年齢からBチームへの再登録ができないため、このままファーストチームに留まるかどうかの最終決定が数日中にも下される見込みです。

また、ピッチ外ではトッテナムからアルゼンチン代表の絶対的センターバックであるクリスティアン・Cuti・ロメロを完全移籍で獲得することが事実上完了しました。アトレティコはインテルの猛追をかわし、固定3500万ユーロにボーナスを加えた条件で合意に達しました。ロメロはメディカルチェックを通過しており、5年契約(2031年まで)を締結し、守備陣の新たな絶対君主として君臨することが決定しています。

一方で、フリアン・アルバレスの去去就を巡る騒動は依然として不透明です。アルゼンチンの信頼できるメディアによると、アトレティコのフロント陣はアルバレスに対し、ファンからの反発を和らげるために公式な謝罪会見、あるいはアトティコでのプレーへの arrepentimiento(後悔・謝罪)を公言するよう促しましたが、アルバレス本人は『私はチームメイトや監督、そしてファンに対して一切誤ったことはしておらず、謝罪する必要は全くない』とこれを拒絶しました。アルバレスは現在、自身の希望が受け入れられないことに不満を募らせており、シメオネ監督も彼の去就について決定的な発言を避けています。19日に行われる開幕戦のマラガ戦において、本拠地のメトロポリターノのファンからどのような反応を受けるかが、彼の将来を左右する大きな分岐点となる見込みです。(via SPORT / Mundo Deportivo / ElDesmarque)

レアル・ソシエダ

モロッコ代表ディフェンダー、ナイエフ・アゲルドの獲得交渉は、契約合意寸前の段階で急転直下、破談となりました。マルセイユとの間で買い取りオプション付きの期限付き移籍で完全に合意し、選手自身もメディカルチェックを終えていましたが、メディカルチェックの詳細な数値においてクラブの医療部門が難色を示したとする報道と、ペレグリーノ・マタラッツォ監督との直接の対話において『すぐに過酷な連戦で先発フル稼働してほしい』と要求されたアゲルド側が反発したとするフランス側の報道の2つが存在しています。さらに、かつてアゲルドが在籍した際、後半戦の筋肉系のトラブルによる離脱に対し、ロッカールーム内で不満を抱いていた選手がいたという人間関係の影も指摘されています。

ディフェンスラインの穴を埋める代替候補として、チェコ代表のラディスラフ・クレイチ(ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ)や、ナントからサウジアラビアのNEOMへ移籍した21歳のフランス人DFナタン・ゼゼの動向を追っています。また、左サイドバックのハビ・ロペスが、オランダの名門フェイエノールトへ非義務的買い取りオプション付きの期限付き移籍で加入することが秒読みとなっています。

今週末に控えるチェルシーとの伝統の親善試合(スタフォード・ブリッジ)において、相手を率いるのはかつてソシエダのBチーム(サンセ)を率いたシャビ・アロンソ監督です。マタラッツォ監督はこの大一番に向けて、日本人選手である久保建英をはじめ、ミケル・オヤルサバル、ミケル・ゴティ、パブロ・マリン、セルヒオ・ゴメス、ザハリャン、スシッチなど、現在のファーストチームの主力メンバーを全員招集しました。

レアル・ソシエダB(サンセ)は、ラ・リーガ・ハイパーモーションの開幕戦において、カステリョンに0-1で惜敗しました。サンセは、トップチームのロンドン遠征に帯同するためにエースのオチエン、ベイティア、レバルビエ、マルシャルといった主力を大量に欠いており、ヨン・アンソテギ監督にとっては非常に厳しい人員選考を強いられました。試合ではGorka Carreraがネットを2回揺らしたものの、いずれも極めて微細な fuori di gioco( fuera di juego / オフサイド)の判定により取り消される不運に見舞われました。(via Mundo Deportivo / ElDesmarque / Estadio Deportivo)

レアル・ベティス

MLSのシンシナティに所属するトーゴ代表FWケヴィン・デンキーの獲得交渉は、経済的な理由から難航しています。ベティスが前線に投じる固定資金の上限は1500万ユーロですが、シンシナティ側は2000万ユーロ規模を要求。デンキーの周辺は『ベティスはあまりお金を使いたがらない』と不満をこぼしていますが、ベティス側は固定1400万ユーロ+変動400万ユーロの具体的な公式オファーを提示しました。デンキー自身は移籍を望んでおり、MLSの直近3試合は無得点と調子を落としています。

また、もう一つの前線の優先ターゲットとして、ドルトムントのポルトガル代表FWファビオ・シウヴァの獲得に動いています。ベティスのスポーツディレクション部門を率いるアルバロー・ラドロン・デ・ゲバラ氏が、今週初めにドイツへと極秘裏に渡航し、ドルトムントの幹部と直接会談を行いました。ドルトムントは投資額を回収するために2000万ユーロの完全移籍を求めていますが、ベティス側は買い取りオプション付きの期限付き移籍を提案しており、選手本人の『スペインで再びプレーしたい』という強い希望を追い風に、交渉の進展を狙っています。

中盤の底については、ダニ・セバジョスの復帰を熱望しています。セバジョス自身もベティスへの復帰を望んでおり、クラブは彼の高額なサラリーを登録制限内に収めるための予算確保に奔走しています。

チームは土曜日にイタリアのバリェでインテルとのプレシーズン最終戦に臨みます。マヌエル・ペレグリーニ監督は、負傷明けのエズ・アブデや、新加入のコ・チェルソ、ゴンサロ・プティ、アイトール・ルイバル、ディエゴ・コンデら調整途中の選手をマドリードに残し、 Álvaro Valles、バルトラ、ナタン、ディエゴ・ジョレンテ、ファクンド・ベルナル、イスコ、クチョ・エルナンデスら22名のエリート部隊をイタリアへ連れて行きました。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)