【今回のラインナップ】

 

✅ UDアルメリア: 激闘のアンダルシアダービーを制し、暫定で自動昇格圏に復帰

✅ マラガCF: 2点ビハインドから執念の同点劇も、後半ロスタイムに沈み無敗記録ストップ

✅ FCアンドラ: 圧倒的なポゼッションと華麗なループシュートで残留に大きく前進

✅ レアル・バジャドリード: 3試合連続無得点かつ終盤に10人となる絶望的な敗戦で降格圏接近

✅ スポルティング・ヒホン: 完璧なカウンターとポジションチェンジの妙で3-0の快勝

✅ カディスCF: なす術なく泥沼の6連敗、退場者も出しセグンダB降格の危機

✅ アルバセテ・バロンピエ: 開始15分の速攻と指揮官の采配的中で4ゴールの圧勝劇

✅ グラナダCF: 守備崩壊で相手に順位を抜かれる屈辱、反撃も及ばず力尽きる

✅ SDエイバル: 主力負傷のアクシデントを乗り越え、昇格プレーオフ圏内へ肉薄

✅ SDウエスカ: 10戦未勝利の泥沼、同点直後の退場劇が響き降格圏に沈む

✅ デポルティーボ・ラ・コルーニャ: 自動昇格へ向けた大一番、指揮官は「勝つしかない」と必勝宣言

✅ CDミランデス: 残留を懸け、好調な攻撃陣を武器に敵地リアソールでの勝ち点奪取を狙う

■【UDアルメリア】

マラガとの白熱のアンダルシアダービーを3-2で制し、ホーム7連勝を飾って勝ち点64とし、暫定で自動昇格圏の2位に復帰した。前半39分にエンバルバのクロスからボニーニがヘディングでネットを揺らしたが、相手DFモンテロに対するファウルで無効となりルビ監督が激怒する場面もあった。しかし後半50分、ミゲル・デ・ラ・フエンテがエリア内でDFのプレッシャーを耐えてボールをキープし、そのアシストからエンバルバが先制点を挙げた。続く62分にもアレックス・ムニョスのコントロールからエンバルバが追加点を奪い、自身のクラブ出場100試合目を祝うドブレーテの活躍を見せた。その後同点に追いつかれたが、アディショナルタイム91分に途中出場のモルシージョの正確なクロスから、同じく途中出場のレオ・バチストンが劇的な決勝ヘッドを叩き込んだ。終盤の乱闘によりチリーノが退場処分を受けている。アンドレス・フェルナンデスはリーグ最多セーブ数を誇る活躍を継続し、守備の要としてロドリゴ・エリーが君臨。しかし、試合前の場外「Fondo Sur」のロータリー付近では両チームのバス到着前にファン同士が発煙筒、瓶、石を投げ合う暴動が発生し、アルメリア側のファン1名が警察に制圧された際に意識を失い、救急車で病院へ搬送される重傷を負う事態も起きていた。(via AS) (via SPORT) (via Estadio Deportivo) (via MARCA) (via Mundo Deportivo)

 

■【マラガCF】

敵地でのアルメリア戦で2点ビハインドから追いつく粘りを見せたが、最終的に2-3で敗れ、無敗記録が9でストップした。敗れたものの勝ち点60でプレーオフ圏内の5位をキープしている(7位と同勝ち点)。前半はハイプレスで相手を押し込み、チュペテやアルナウが惜しいシュートを放った。カンテラーノのラフィタはマッチアップしたチリーノ相手に素晴らしい個性と勇敢さを見せ、アルフォンソ・エレーロも足元のビルドアップでリスクを負いつつ3セーブを記録した。0-2とされた後、フネス監督の采配が的中し、67分に途中出場のアドリアン・ニーニョが強烈なミドルシュートを決めて反撃の狼煙を上げた。さらに84分には同じく途中出場のアイタムが美しいコントロールショットを叩き込んで同点に追いついた。しかし、後半ロスタイムに勝ち越され、直後にチュペテが決めた幻の同点弾もオフサイドで取り消された。フネス監督は「2-0からの反撃を誇りに思う」と若手主体のチームを称えたが、負傷したドトールやオチョアらの交代が認められなかったタイミングで数的不利となり、3-2の失点を喫したことへ不満を漏らした。試合終了後の乱闘でラモンが退場となり、次節カステリョン戦の欠場が決定。場外ではウルトラス4名が逮捕される騒動も起きている。(via AS) (via SPORT) (via MARCA) (via Estadio Deportivo) (via Mundo Deportivo)

 

■【FCアンドラ】

カルレス・マンソ監督率いるチームはレアル・バジャドリードに1-0で勝利し、残留に向けて大きく前進するとともに、プレーオフ進出の夢も繋ぎ留めている。直近15ポイント中13ポイントを獲得する完璧な軌道に乗っており、この試合でもポゼッション率73%を記録して完全にゲームを支配した。ジェラール・ピケとジャウメ・ノゲスがスタンドから見守る中、前半15分にはミンスがエリア外から鋭いシュートを放つなど主導権を握った。待望の先制点は後半の雨でペースが上がった63分に生まれ、ダニ・ビジャエルモサのピッチを切り裂く美しいヒールパスから、5試合ぶりの出場となったマルク・カルドナが見事なループシュートでGKアルバロ・アセベスを破った。終盤にもマヌ・ニエトやカルドナが追加点の決定的なチャンスを迎えるなど、相手の守備的戦術を無力化する圧倒的な試合運びを見せた。(via SPORT) (via MARCA) (via Estadio Deportivo)

 

■【レアル・バジャドリード】

敵地でFCアンドラに0-1で敗れ、3試合連続の無得点という深刻なゴール力不足を露呈し、降格圏へと徐々に近づいている(降格圏まで残り5ポイント)。フラン・エスクリバ監督の就任直後は4試合で8ポイントを獲得する効果が見られたが、ここ6試合は1勝1分4敗と低迷。守備を固めてカウンターを狙う戦術も全く機能しなかった。前半最大のチャンスは37分、チュキのFKを相手のアレンデがクリアしたこぼれ球をサンセビエロが狙ったが、味方のダビド・トーレスに直撃してしまう不運に見舞われた。後半、マルコス・アンドレのヘディングがポストをかすめる惜しい場面はあったものの、試合終了間際の87分にノア・オヒオが相手ボールを奪いエリア内に進入した際に膝を負傷。エスクリバ監督は重傷を否定したものの、すでに交代枠を使い切っていたため、最後は10人での戦いを強いられる絶望的な状況となった。幸運にも降格圏を争うライバルチームたちも軒並み敗れたが、次はホームで首位のレアル・ソシエダB、その後サラゴサと対戦する厳しい日程が控えている。(via AS) (via SPORT) (via MARCA) (via Estadio Deportivo)

 

■【スポルティング・ヒホン】

ホームのエル・モリノンでカディスCFを3-0で粉砕し、プレーオフ進出(6位と8ポイント差)の僅かな希望を燃やし続けている。ボルハ・ヒメネス監督は、オテロとドゥバシンのポジションを入れ替える采配を的中させ、これが勝利の決定的な要因となった。前半32分、アレックス・コレデラが相手のディアラからボールを奪い、ヘラベルト、オテロと繋いで、最後は最前線に入ったドゥバシンが先制。後半49分にはガスパル・カンポスの起点から、右サイドのオテロが放ったシュートが相手DFイケル・レシオにディフレクトして弧を描きネットを揺らした。さらに77分、再びオテロの絶妙なロングパスから抜け出したドゥバシンがGKアズナルとの1対1を冷静に沈めた。パブロ・バスケスが守備を統率し、復帰したアンドレス・クエンカも力強いパフォーマンスを披露。ジャスティン・スミスも中盤で素晴らしい働きを見せ、左サイドからはブライアン・オリバンが果敢に攻撃参加するなど、相手のミスを突くトランジションが機能した完璧な試合だった。(via AS) (via Mundo Deportivo) (via Estadio Deportivo)

 

■【カディスCF】

敵地でスポルティング・ヒホンに0-3の完敗を喫し、これで泥沼の6連敗(直近15ポイント中わずか4ポイント)。降格圏との差はわずか3ポイントと、セグンダBへの転落の危機に瀕している。セルヒオ・ゴンサレス監督のチームは相手の素早いカウンターに全く対応できず、中盤でのミスを突かれて失点を重ねた。後半からブライアン・オカンポやルーカス・ペレスを投入して状況の打開を図ったものの、スソの奮闘も空しく相手守備陣に脅威を与えるには至らなかった。さらにはセルヒオ・オルトゥーニョがディエゴ・サンチェスへの危険な足裏のタックルにより一発退場処分を受けるなど、チームの深刻な状態と苛立ちを象徴する不穏な試合内容となった。(via AS) (via Mundo Deportivo) (via Estadio Deportivo)

 

■【アルバセテ・バロンピエ】

カルロス・ベルモンテでグラナダを4-1で圧倒し、4試合ぶりの勝利を飾って勝ち点を47に伸ばし、実質的な残留を確定させるとともに順位でグラナダを上回った。試合開始直後の怒涛の攻撃が光り、9分にフラン・ガメスの右サイドからのクロスにジョゴが相手CBより先に触って先制。続く14分にもガメスのFKからリュイス・ロペスがタイミングを合わせたヘディングで追加点を奪った。36分にはそのリュイス・ロペスが自陣から約50メートルの超ロングシュートで前がかりになっていた相手GKルカ・ジダンを脅かすなど、前半から試合を支配。後半に1点を返されたものの、アルベルト・ゴンサレス監督の交代策が見事に的中し、70分に途中出場のロレンソのクロスから同じく途中出場のオベンがファーストタッチのヘディングで3点目。最後は78分にジョゴのヒールパスからカルロス・ネバがクロスを送り、ホセ・カルロス・ラソがダイレクトで合わせる美しいゴールで大勝を締めくくった。(via Mundo Deportivo) (via MARCA) (via Estadio Deportivo)

 

■【グラナダCF】

敵地でアルバセテに1-4で敗北し、相手に順位を抜かれる屈辱を味わった(勝ち点45)。パチェタ監督は試合の入りからリラックスしないよう指示していたものの、開始15分で2失点を喫してプランが完全に崩壊。前半8分にはルベン・アルカラスの強烈なシュートが相手GKリソアインの好セーブに阻まれるなど、攻撃の形は作れていたが守備の緩さが致命的だった。後半に向けてセルヒオ・ルイス、トリゲロス、プティの3枚替えを行い、62分にアレックス・ソラのクロスからプティがヘディングで1点を返す反撃を見せた。しかし、同点を狙って前がかりになったところを相手の鋭いカウンターと決定力に沈められ、再び突き放されて力尽きた。(via Mundo Deportivo) (via MARCA) (via Estadio Deportivo)

 

■【SDエイバル】

ホームのイプルーアでウエスカに2-1で競り勝ち、昇格プレーオフ圏内までわずか2ポイント差に迫った。前半9分に守備の要であるノラスコアインが足首を捻挫して担架で退場し、アランバリと交代するアクシデントに見舞われたが、ベニャト・サン・ホセ監督のハーフタイムの修正が見事に機能。前半は不正確だったアドゥ・アレスが起点となり、後半5分にコルパスの正確なパスからハビ・マルトンが先制点を奪った。同点に追いつかれた直後、相手の退場で数的優位に立つと、契約延長を発表したばかりのセルヒオ・アルバレスがペナルティエリア外からの強烈なミドルシュートで劇的な決勝ゴールを奪った。アルビジャも再三のチャンスメイクで貢献した。試合前にはコルパス(200試合)、セルヒオ・アルバレス(250試合)、アルビジャ(300試合)の記念ユニフォームがクラブ会長から贈呈される祝祭ムードの中、見事に勝ち点3をもぎ取った。(via SPORT) (via AS) (via Mundo Deportivo) (via MARCA) (via Estadio Deportivo)

 

■【SDウエスカ】

敵地でエイバルに1-2で敗れ、これで10試合連続未勝利となり、順位も下から2番目の降格圏に沈んだままと絶望的な状況が続いている。オルトラ監督のゲームプランは前半機能し、堅い守備で相手の攻撃を封じ込め、ハビ・ミエルの惜しいシュートなどもあったが後半早々に失点。70分には元エイバルのシエルバのサインプレーのコーナーキックからハビ・ミエルがヘディングで同点弾を叩き込み、その直後にはイニゴ・ピーニャが逆転のビッグチャンスを迎えたが相手GKに阻まれた。しかし、直後の73分にフリオ・アロンソが抜け出そうとしたマルトンを手で止めてしまい一発退場。この数的不利が響いて勝ち越しゴールを許した。オルトラ監督は奇跡を起こさなければならない極めて厳しい立場に立たされている。(via SPORT) (via AS) (via Mundo Deportivo) (via MARCA) (via Estadio Deportivo)

 

■【デポルティーボ・ラ・コルーニャ】

自動昇格(トップディビジョンへの直接昇格)に向けて極めて重要なミランデス戦を本拠地リアソールで迎える。アントニオ・イダルゴ監督は「計算は役に立たない。勝つしかない」と断言し、スタジアムを真のモーターにするためのファンの強烈な後押しを求めている。直近2試合は終盤のミスから引き分けに終わっており、エリア内での決定力と重圧を跳ね返す精神的な強さが最大の課題とされている。ダビド・メジャが欠場するものの、その他の選手は起用可能であり、中盤でのリズムと安定感をもたらすためにリキ・ロドリゲスや、前回出番のなかったビル・ンソンゴのスタメン起用が予想される。恥骨炎を抱えるジェレマイは状態を見ながら後半からの出場が見込まれる。チャーリー・パティーニョら選手間の強固な団結力を武器に、運命の7試合を戦い抜く。(via SPORT) (via Estadio Deportivo)

 

■【CDミランデス】

残留を懸けた大一番でデポルティーボ・ラ・コルーニャのホームに乗り込む。アンチョン・ムネタ監督率いるチームは良いダイナミクスに乗っており、カルロス・フェルナンデスや、刷新されたウナクス・デル・クラ、バウザ、そしてテクニックに優れたエル・ジェバリが前線で大きな脅威となる。守備陣ではポスティゴとアルベルト・マリが欠場となる痛手があるものの、フアン・グティエレスが復帰してディフェンスラインを支える予定だ。ルーカス・ノウビの起用は不透明だが、相手の強力な攻撃陣を封じ込め、アタッキングサードでの才能を活かしてリアソールでの勝ち点奪取を狙っている。(via SPORT)

 

【本日の総括】

首位争いと昇格争いが激化する中、アルメリアが劇的な勝利で暫定ながら自動昇格圏へと返り咲いた。敗れたマラガもプレーオフ圏内を維持しているが、エイバルやスポルティング・ヒホンが勝利を収めて勝ち点差を詰めており、昇格プレーオフ進出の枠を巡る争いは混沌を極めている。一方、残留争いではアンドラとアルバセテが貴重な勝ち点3を得て残留を大きく引き寄せた反面、カディス、バジャドリード、ウエスカは深刻な連敗や無得点地獄から抜け出せず、降格圏から抜け出すための光明が見えない絶望的な状況が浮き彫りとなった。