ペレス会長がクラブの一部売却による民営化計画を発表し選挙戦が激化

🏛️2026年6月7日に投開票が行われるレアル・マドリードの次期会長選に向け、現会長のフロレンティーノ・ペレスがメディアのインタビューに応じ、クラブの新たなソシオ・モデルを提示しました。ペレスは、ソシオの財産を保護し市場価値を確定させるため、クラブの約5%を外部投資家に売却する計画を明かしました。

ペレスは『私が死ぬまでに、クラブの経済的財産がソシオのものになるようにしたい。お金がないのに、高利のローンを組んでマドリードを乗っ取ろうとするような通りすがりの人間のものにはさせない』と語り、再選された場合はすぐに総会と国民投票を招集すると宣言しました。この5%の購入者は経営権を持たず、95%のソシオが引き続き実権を握ると説明しています。この割合を将来的に10%に増やすかどうかも、すべて国民投票でソシオが決めることだとしています。

さらにペレスは対立候補のエンリケ・リケルメ陣営を痛烈に批判し、『彼らの唯一の目的は、自分たちの利益のために権力を握ることだ』『彼らの言うことはすべて不条理なポピュリズムだ』と一蹴。2009年に辞任したラモン・カルデロン会長時代の人間がリケルメの背後にいると非難しました。自身の側近であるアナス・ラグラリについても『生まれたときから知っている私の息子のような存在で、父親も私の兄弟のような素晴らしい人物だった。彼も素晴らしい頭脳で私を助けてくれているだけだ。ACSでも助けてくれているが社員ではないし、ここでは誰もお金をかすめ取ったりはしない』と擁護しています。

スポーツ面では、今季のチームを全面的に支持しています。アウェイで批判を浴びるヴィニシウスについては『彼はここ2回のチャンピオンズリーグで優勝をもたらしてくれたし、クラブにとても愛着を持っている。彼を嫌っているのはマドリードのファンではない人たちだ』と擁護し、契約延長で多額の要求をしているという噂も『嘘だ。彼に無理をさせるつもりはない』と否定しました。また、キリアン・エムバペについては『PSG時代と違うポジションでプレーしたことが少し彼を混乱させた』と庇っています。チームの怪我人が多発した理由については、『クラブワールドカップのせいでプレシーズンがなく、3ヶ月で28人が負傷した』と過密日程を指摘しました。

クラブの収入については、今季は約12億5000万ユーロ(約2075億円)を見込み、将来的には20億ユーロ(約3320億円)を目指すと明言。法的な好判断を得てベルナベウでのコンサート再開を発表したほか、Appleとの提携による仮想体験「無限のスタジアム」構想も明らかにしました。リケルメが提案するバルデベバスの「ソシオの街」構想については『10億の価値があるカステジャーナの土地にブランコを置きたがるような不条理なポピュリズムだ』と切り捨て、そこにシリコンバレーのような巨大な技術センターを作る計画を明かしました。

また、ネグレイラ事件については『サッカーの歴史上、これほど深刻な事件は見たことがない。組織的な腐敗だ』と非難し、全容解明まで追及をやめない姿勢を示しています。 (via El País / AS / SPORT / MARCA / Estadio Deportivo)

候補者リケルメが猛反発しロドリ獲得などの公約を提示

🔥ペレスの「5%売却計画」に対し、対立候補のエンリケ・リケルメは自身の選挙本部前でメディアに向けて激しく反発しました。リケルメはこれを「クラブ民営化への第一歩」と非難し、『フロレンティーノは5%や10%を売るのは何でもないと言うが、彼がACSの10%強を所有して会社を完全に支配していることを思い出させるべきだ』と指摘しました。

さらにリケルメは『今日、私たちは彼の計画を知った。投票が締め切られた直後に、急遽、統制された総会と国民投票を招集し、会社モデルを変更し、120年以上のクラブの歴史を一筆で消し去ることだ。危険なのは、どれだけ売られるかではなく、扉を開けることだ。世界最高のクラブの一部を何も見返りなしに買う人などいない。一度弱体化したモデルは回復しないし、このプロセスを始めたヨーロッパのクラブで後戻りしたクラブは一つもない』と警告しました。

リケルメは続けて『20年前のフロレンティーノならテレビ討論を恐れなかっただろう。彼は偉大な会長だったが、だからといってクラブを売却する権利はない。誰もレアル・マドリードより偉大な人はいない。フロレンティーノ・ペレスでさえもだ。この選挙は直接的にレアル・マドリードの売却に関する国民投票だ』と語気を強めました。

リケルメは自身の公約として、第三者へのクラブ売却を絶対に行わないことを今週公証人のもとで公的文書にすると宣言し、ペレスにも同行して署名するよう公開で呼びかけました。また、ペレスの側近であり売却の背後にいるとされるアナス・ラグラリとの公開テレビ討論も要求しています。

スポーツ面では、マンチェスター・シティのロドリ獲得を公約に掲げ、『もし私がレアル・マドリードの会長になれば、ロドリはレアル・マドリードでプレーすることになる』と断言しました。ただし、ロドリの周辺は接触を認めつつも合意については否定しています。さらに、水曜日には別の世界的な海外のスター選手の名前も発表すると予告しました。

なお、6月7日(日)の選挙当日は教皇レオ14世の訪問でマドリード市内が混乱することが予想されていますが、リケルメは『皆さんの声はどんな投資ファンドよりも価値がある』とバルデベバスのレアル・マドリード・シティ・バスケットボールパビリオンでの投票への参加をソシオに呼びかけています。両候補はバルデベバスで行われたレアル・マドリード女子チーム対グラナダの試合で同席しましたが(ペレスはVIP席、リケルメはスタンド)、言葉も視線も交わすことはなく、それぞれがハーフタイムにファンと写真撮影やサイン応対のファンサービスを行いました。 (via SPORT / AS / MARCA / Estadio Deportivo / ElDesmarque)

チュアメニがバルベルデとの衝突事件について沈黙を破る

🗣️シーズン終盤の5月7日、練習後にオーレリアン・チュアメニとフェデ・バルベルデが衝突し、バルベルデが頭部外傷で病院に搬送され、クラシコやオビエド戦、セビージャ戦など数試合の休養を余儀なくされる事件が発生しました。クラブは両選手に対してそれぞれ50万ユーロ(約8300万円)という歴史的な罰金を科し、一時は放出の可能性まで報じられました。

この件について、フランス代表合宿(クレールフォンテーヌ)に参加中のチュアメニが記者会見で初めて口を開きました。チュアメニは『明らかに何かが起きた。メディアで報じられた通りだ。レアル・マドリードでプレーしていると大きな反響を呼ぶため、メディアに出たことで話が大きくなってしまった』と出来事自体は認めました。

しかし、報道内容については『報道ではでたらめがたくさん言われていた。殴り合いがあったとか、僕が彼を殴ったとか読んだけど、それは全くの事実無根だ』と強く否定し、『これ以上の詳細は語らない。一番重要なのは、クラブが何が起きたかを知っていたということだ。ロッカールームで起きる多くのことは、メディアに出るべきではない。人生は続く』と語りました。

バルベルデとの現在の関係については『フェデとは共通の目標がある。レアル・マドリードでタイトルを獲得することだ。問題は何もない。もしワールドカップでウルグアイと対戦することになれば、僕たちはフランス代表として勝ちたいと思うだろう。でも個人的な面では、今現在彼との間に問題は何もない』と和解を強調しています。チュアメニは以前にも自身のInstagramで『どのロッカールームでも起こり得ることだが、レアル・マドリードにはふさわしくない』とクラブのイメージを損なったことを謝罪していました。 (via ElDesmarque / SPORT / Mundo Deportivo / Estadio Deportivo)

ベルナベウの収納式ピッチが選手の重傷要因として調査の対象に

🏟️トッテナムが自チームの負傷者の多さについて、最新鋭の収納式ピッチとの関連を内部調査していることが明らかになりましたが、これに関連して、同様のシステムを持つサンティアゴ・ベルナベウも疑いの目を向けられています。

レアル・マドリードでは近年、膝の重傷者が異常に多発しています。ティボ・クルトワとジョアン・マルティネスはバルデベバスで、エデル・ミリトンの1回目の前十字靭帯断裂はサン・マメスで発生しましたが、ダビド・アラバ、ダニ・カルバハル、ロドリゴ・ゴエス、そしてミリトンの2回目の負傷はいずれもサンティアゴ・ベルナベウのピッチで起きています。

現在のところ、収納式ピッチが重傷の直接的な原因であるという決定的な科学的証拠は確認されていませんが、専門家からは、通常のスタジアムとは異なる構造の上にピッチが作られているため、表面の特性の変化が選手の身体的パフォーマンスや関節への負荷に影響を与えている可能性が指摘されており、今後の調査結果に注目が集まっています。 (via SPORT)

ギュレルがCL最優秀若手選手、バルベルデが最優秀ゴールを受賞

🏆UEFAチャンピオンズリーグ2025-26シーズンが終了し、各賞が発表されました。アルダ・ギュレルが大会の最優秀若手選手(Revelation of the Season)に選出されました。ギュレルは昨季とは異なり今季14試合に出場(うち13試合先発)し、準々決勝第2戦のバイエルン・ミュンヘン戦でCL初ゴールを含む2ゴールを挙げ、大会を通じて4アシストを記録するなど大きな飛躍を遂げました。UEFAの技術オブザーバーグループは特に10月のユベントス戦での中盤のコントロールと創造性を高く評価し、その試合のマン・オブ・ザ・マッチにも選出しています。

また、大会最優秀ゴールには、ラウンド16第1戦のマンチェスター・シティ戦でフェデ・バルベルデが決めた見事なボレーシュートが選ばれました。この試合でバルベルデはハットトリックを達成し、チームの3-0の勝利に貢献。第2戦も1-2で勝利し準々決勝へ進出しました。

キリアン・エムバペは今大会で15ゴールを記録し得点王に輝きましたが、UEFAが選定する大会ベストイレブンには、レアル・マドリードの選手は一人も選ばれませんでした。なお、レアル・マドリードは今季のCLではグループステージを直接突破できず、事前のプレーオフを経由した上で、準々決勝でバイエルン・ミュンヘンに敗れて大会を去っています。 (via Esport3 / ElDesmarque / MARCA / Mundo Deportivo)

ヴィニシウス、エンドリッキ、バルベルデがW杯代表に選出

🌍北中米で開催される2026年ワールドカップに向け、各国代表メンバーが続々と発表されています。

カルロ・アンチェロッティ監督が率いるブラジル代表では、ヴィニシウス・ジュニオールが背番号7を与えられ、先発出場が予想されています。レアル・マドリードでは波のあるシーズンを過ごし、過去にも代表合流時に批判を浴びることがありましたが、代表ではリーダーとしての活躍が期待されています。エンドリッキも背番号19を与えられ、ルイス・エンヒキやハヤンらと右ウイングのポジションを争っています。

また、マルセロ・ビエルサ監督率いるウルグアイ代表の26名のメンバーに、フェデ・バルベルデが選出されました。バルベルデは中盤の絶対的な柱として、ロナウド・アラウホやホセ・マリア・ヒメネスらと共にチームを牽引する役割を担います。なお、ルイス・スアレスは2010年大会以来初めてメンバーから外れました。 (via AS / MARCA / Mundo Deportivo / ElDesmarque)

エムバペとマドリードを巡るペドレロルの過去の発言がネットで話題に

📱パリ・サンジェルマン(PSG)が2年連続でチャンピオンズリーグを制覇したことを受け、スポーツジャーナリストのジョセップ・ペドレロルの過去の発言がX(旧Twitter)でバイラルになっています。

ペドレロルはかつて番組『エル・チリンギート』内で『エムバペは今夜確認した。チャンピオンズリーグで勝つためには、レアル・マドリードにいなければならない』と力説していました。しかし現実には、エムバペがレアル・マドリードに加入してからの2年間、チームはCLで優勝できておらず、皮肉にも彼が去った古巣のPSGが連覇を成し遂げたため、このわずか8秒間の動画が掘り起こされ、『人は自分の言葉の虜になる』と多くのユーザーから揶揄の対象となっています。 (via Mundo Deportivo)

次期監督候補としてモウリーニョやセスクの名前が浮上

👔レアル・マドリードの次期監督人事に関する噂が飛び交っています。フロレンティーノ・ペレス会長は、再選された場合の次期監督としてジョゼ・モウリーニョを最有力候補に考えていると報じられています。ペレスはインタビューで『彼は私たちに恐るべき競争力を与えてくれた。彼と共に3回準決勝に進んだ』と過去の功績を高く評価しつつも、『まだ彼とは話していない』と明言は避けています。

一方、対立候補のエンリケ・リケルメ陣営からは、コモ1907をチャンピオンズリーグ出場に導くなど躍進させているセスク・ファブレガスの招聘が噂されています。しかし、セスク本人はコモとの契約を2028年まで結んでおり、自身のプロジェクトや若手育成、練習場建設などに満足しているため、現時点ではレアル・マドリードの監督就任、特にモウリーニョのアシスタントコーチとして入閣する考えは全くないとされています。 (via SPORT / El País)

カスティージャが昇格プレーオフ準決勝第1戦でサバデルに快勝

⚽プリメーラRFEFからセグンダ・ディビシオン(ラ・リーガ・ハイパーモーション)への昇格を懸けたプレーオフが開始され、レアル・マドリード・カスティージャが準決勝の第1戦でCEサバデルと対戦しました。

ホームの地の利を活かしたカスティージャは、早い時間帯にリードを奪うなど試合を優位に進め、2-0で勝利を収めました。この貴重なアドバンテージにより、第2戦に向けて精神的にもスコア的にも決勝進出へ大きく前進しました。 (via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

ペレス会長のクラブ一部売却計画による「民営化」議論が勃発し、リケルメとの会長選挙戦が激化。ピッチ外ではチュアメニとバルベルデの騒動釈明や、ベルナベウの芝生問題が浮上しています。一方で、ギュレルとバルベルデがCLの個人賞を獲得し、W杯へ向かう各国代表選手たちの動向も注目されます。