チュアメニが2031年まで契約延長

オーレリアン・チュアメニがレアル・マドリードとの契約を2031年まで延長しました。これまでの契約は2028年まででしたが、さらに3年間の延長となります。彼はカルロ・アンチェロッティ、シャビ・アロンソ、そしてアルバロ・アルベロアといった歴代の監督たちのもとで先発を務めてきた不可欠なアンカーであり、守備の緊急事態にはセンターバックとしてもプレーできるユーティリティ性が高く評価されています。

昨季の終盤にはフェデ・バルベルデとの衝突などもあり、不甲斐ないシーズン終了の煽りを受けてサンティアゴ・ベルナベウでの去就が疑われる時期もありました。マンチェスター・ユナイテッドなどの欧州エリートクラブが彼の獲得を熱望し、多額の資金を用意していましたが、フロレンティーノ・ペレス会長が断固として引き留めました。チュアメニ本人の意向も常に、白いユニフォームを着続けて契約を延長することにありました。また、新監督であるジョゼ・モウリーニョの就任もこの残留を後押ししています。モウリーニョは来季に向けたクラブのすべての動きを承認しており、この契約延長にも完全に賛同しています。

現在ワールドカップに出場中のチュアメニの負傷状況について、フランス代表のディディエ・デシャン監督はモロッコ戦の前日会見で『彼についての判断材料はすべて揃っていないが、気分は良くなっているようだ。ただ、私が今朝早くホテルを出てしまったため、評価が必要だ。だが確実に気分は良くなっている』と語りました。また、個別のプログラムをこなした後の水曜日のグループ練習に参加する可能性にも触れ、『後で確認する。他の選手は出場可能だ』と付け加えています。木曜日のモロッコ戦への出場は依然として疑わしい状況です。(via MARCA)

フラン・ガルシアがベティスへ完全移籍

フラン・ガルシアのレアル・ベティスへの移籍が正式に発表されました。契約期間は4シーズンで、2030年6月30日までとなります。移籍金は400万ユーロで、ベティスが保有権の50%を買い取り、レアル・マドリードが将来の売却益の50%を保持する形となります。当初レアル・マドリードは残り契約が1年ある彼に対して1000万ユーロから最大2000万ユーロを希望していましたが、その金額でのオファーはなく、マルク・ククレジャの加入により、アルバロ・カレーラス、フェルラン・メンディを含めて左サイドバックが4人と飽和状態になっていたため、人員整理を急いだ結果、この条件で合意に至りました。

フラン・ガルシアは水曜日の昼にセビージャに到着し、ルイス・デル・ソル・スポーツシティでメディカルチェックを通過して契約にサインしました。この移籍は、彼がラージョ・バジェカーノ時代に共に働いたベティスのスポーツディレクター、マヌ・ファハルド氏が主導したものです。ミランやバイエル・レバークーゼンなども彼に関心を示していましたが、本人はチャンピオンズリーグに出場し、レギュラーとしてプレーできるベティスのプロジェクトに魅力を感じました。

フラン・ガルシアは自身のSNSでファンに向けて感動的な別れの言葉を綴りました。『愛するマドリディスタの皆さん、私の人生で最も美しいステージのひとつに別れを告げる時が来ました。すべてには始まりと終わりがあります。私の始まりは11歳の時で、レアル・マドリードのスポーツシティに初めて足を踏み入れた時でした。そこから、人としてもサッカー選手としても素晴らしい育成の旅が始まりました。この美しい道のりを共にしてくれたすべての人々やプロフェッショナルに感謝したいです。そしてもちろん、子どもの頃の夢を叶える機会を与えてくれたフロレンティーノ・ペレス会長とホセ・アンヘル・サンチェス氏に感謝します。また、クラブ、チームメイト、監督、スタッフ、医師、理学療法士、用具係、清掃スタッフ、寮のスタッフ、そして名前を挙げきれないけれど夢を実現するために欠かせなかったすべての人々に感謝します。皆さんは私に、決して諦めず、最後まで戦い抜くという、ずっと持ち続けるであろう価値観を教えてくれました。そしてそれこそが、私がこのユニフォームのためにしてきたことです。初めて着た日から最後の日まで、最後まで戦いました。クラブで重要なタイトルを獲得しましたが、最大のタイトルは、到着した初日からマドリディスタの皆さんがくれた愛情です。皆さんはいつも私の心の中にいます。本当にありがとうございました、また会いましょう』

フラン・ガルシアは2023年夏に500万ユーロでラージョから買い戻されて以降、トップチームで公式戦109試合に出場し、3ゴール13アシストを記録しました。昨季はシャビ・アロンソやアルベロアのもとで出場機会が減少し、主にベンチからの出場で23試合のプレーにとどまりました。彼はマドリードでチャンピオンズリーグ、クラブW杯、欧州スーパーカップ、ラ・リーガ、スペインスーパーカップを獲得しています。

レアル・マドリードも公式声明を発表し、『レアル・マドリードは、常に献身的で模範的な態度で私たちのユニフォームを守ってくれた選手に対し、感謝と愛情を表したいと思います。レアル・マドリードはいつでも彼の家であり、フラン・ガルシアと彼の家族の人生の新たなステージにおける幸運を祈っています』と感謝の意を伝えました。(via Estadio Deportivo)

モウリーニョ新体制とプレシーズンの全貌

ジョゼ・モウリーニョがレアル・マドリードの監督に復帰し、新しいプロジェクトが始動します。プレシーズンは7月13日月曜日にバルデベバスでのメディカルチェックと初顔合わせからスタートします。今年の夏はアジアやアメリカへの海外ツアーは予定されておらず、現時点では親善試合の予定も発表されていません。

モウリーニョは多くの主力を欠いた状態でプレシーズンを開始しなければなりません。ワールドカップの準決勝以降に進出した選手は、規定により最低21日間の休暇と短いプレシーズンが義務付けられているためです。現在、オーレリアン・チュアメニ、キリアン・エムバペ、イブラヒマ・コナテ(フランス)、ティボー・クルトワ(ベルギー)、ジュード・ベリンガム(イングランド)、ブラヒム・ディアス(モロッコ)など多くの選手が大会に残っています。リーガの開幕戦(レアル・ソシエダ戦)は8月16日の週末に予定されていますが、準決勝進出者が多数いる場合、試合は10日間延期され、8月23日の週末のビジャレアル戦が実質的なデビュー戦になる可能性があります。

また、今夏のレアル・マドリードは移籍市場で非常に巧みに立ち回っています。デンゼル・ダンフリース(2000万ユーロ)、イブラヒマ・コナテ(フリー加入)、ベルナルド・シウバ(フリー加入)、マルク・ククレジャ(5500万ユーロ)を新たに獲得し、支出を7500万ユーロに抑えています。

その一方で、下部組織「ラ・ファブリカ」の選手売却により、すでに1億850万ユーロを稼ぎ出しています。ニコ・パスをコモへ6000万ユーロで売却したのを筆頭に、ビクトル・ムニョスをリバプールへ(2000万ユーロ)、マリオ・ヒラをミランへ(1500万ユーロ)、アルバロ・ロドリゲスをボーンマスへ(1500万ユーロ)、アレックス・ヒメネスを同じくボーンマスへ(完全移籍1250万ユーロ)、マリオ・マルティンをヘタフェへ(350万ユーロ)でそれぞれ売却(多くの契約で保有権の50%を譲渡する形)しました。ここにフラン・ガルシアの400万ユーロが加わり、総額は1億1250万ユーロに達します。さらに、アルメリアに所属するセルヒオ・アリバスに対してベンフィカから2500万ユーロのオファーがあり、マドリードはその半額を受け取る権利を持っています。

クラブはプレシーズンが本格化する前に、さらなる人員整理を急いでいます。フランコ・マスタントゥオーノやラウール・アセンシオの去就が話し合われているほか、ゴンサロ・ガルシア、エドゥアルド・カマヴィンガ、エンドリッキについても未来に疑問符がついており、中盤の枠を空けるための売却も噂されています。なお、フアン・マルティネス、ホルヘ・セステロ、セサル・パラシオスといった若手選手は、モウリーニョの判断により7月13日からのトップチームのトレーニングに参加する予定です。(via Mundo Deportivo)

前監督アルベロアがフラムへ、若手2名を引き抜きか

昨季終了までレアル・マドリードのトップチームを指揮していたアルバロ・アルベロアが、イングランド・プレミアリーグのフラムの新しい監督に就任しました。契約期間は3シーズンです。アルベロアは、シャビ・アロンソの解任を受けて1月に緊急でトップチームの監督に就任しましたが、28試合で18勝8敗2分という成績に終わり、無冠でシーズンを終えていました。

フラムは、ジョゼ・モウリーニョの後任としてベンフィカへ去ったマルコ・シウバ監督の穴を埋めるためにアルベロアを招聘しました。奇しくも、アルベロアにとってプレミアリーグでの初陣となる8月24日の試合は、彼がマドリードで後任を務めたシャビ・アロンソが率いるチェルシーとの対戦となります。

アルベロアは新しいプロジェクトにレアル・マドリードのDNAを注入したいと考えており、モウリーニョの構想から外れているマドリードの攻撃的選手、フランコ・マスタントゥオーノとゴンサロ・ガルシアの2人の獲得を希望しています。両選手とも昨季はトップチームで十分な出場機会を得られず、放出リストに名を連ねており、複数のクラブが動向を注視している状況です。(via ElDesmarque)

エムバペに対するパラグアイ議員の人種差別騒動とクラブの声明

ワールドカップのベスト16でフランスがパラグアイを1-0で破った試合の終了後、キリアン・エムバペがパラグアイの若きGKオルランド・ジルとの握手を拒否し、彼の顔に向かって叫んだとされる行動が大きな波紋を呼んでいます。これに対し、パラグアイのセレステ・アマリージャ上院議員がSNSや議会でエムバペに対して過激な人種差別的暴言を放ちました。

アマリージャ議員はエムバペを『植民地化されたカメルーン人で、フランス人のふりをしているだけの、ひねくれた、成金で、傲慢で、ブサイクな男』と呼び、さらに『あのバカは字の書き方すら学んでいない。母乳の代わりにココナッツを吸って育ち、これまで聞いた中で最も知的な言葉はチンパンジーのものだ』と非常に攻撃的な言葉を並べました。また、別のフアン・カルロス・ガラベルナ議員も彼を『横柄なエムバペ』と呼び、過去に男性との関係があったと揶揄しました。

これに対しエムバペはSNSで強く反論しました。『あなたは卑劣で、その職にふさわしくない女性だ。パラグアイを代表していない。あなたの無自覚さとあからさまな人種差別により、世界中が、このワールドカップでの選手たちの歴史的な道のりや努力を忘れ、自国の最悪のイメージを提供する無能な女性に注目してしまった。私は、あなたのような人々が世界中に憎しみと人種差別を広める自由を持つことを決して許さない』

エムバペの反論を受けたアマリージャ議員は自身の発言を謝罪するどころか、さらに逆上して『ジェンダー暴力で訴える』と脅迫しました。『パラグアイ人を舐めるな、エムバペ。ここにはロナウジーニョを汚職で刑務所に入れた実績がある。私を甘く見ないことだ。私が弁護士を雇えば、勝てると言われるだろう。ジェンダー暴力、そして女性に対する政治的暴力だ。これは深刻だ。私にはまだ行動を起こす権利があるので、謝罪を要求する』と発言しています。

この事態に対し、国連人権高等弁務官がエムバペへの支持を表明し、フランスのエマニュエル・マクロン大統領も彼を擁護しました。パラグアイのサンティアゴ・ペニャ大統領は『私たちはいかなる差別にも完全に反対する』と述べ、議員の発言は政府の見解ではなく個人の責任であると火消しに追われました。

レアル・マドリードも所属選手を守るために、強硬な公式声明を発表しました。『レアル・マドリードC.F.は、パラグアイのセレステ・アマリージャ上院議員が当クラブの選手キリアン・エムバペに対して行った、嘆かわしい人種差別的およびゼノフォビア(外国人嫌悪)的な発言を最も強く拒絶します。私たちのクラブは、政治代表にふさわしくないこの種の発言を断固として非難し、何百万人もの人々、特に世界中の子どもたちの模範であるキリアン・エムバペへの全面的な支持を表明します。憎しみを煽るこのような行動は、社会に居場所があってはなりません。サッカーとスポーツは平等と連帯のための舞台であり、レアル・マドリードは人種差別、ゼノフォビア、暴力が永遠に根絶されるよう引き続き取り組んでいきます』

フランス代表のディディエ・デシャン監督も会見でこの騒動に触れ、『キリアンは精神的に大丈夫だ。何かがあったが、過去には戻りたくない。彼は肉体的にも精神的にも非常に強い若者だ。明日の試合に集中している』と語り、エースの精神状態に問題がないことを強調しています。(via MARCA)

ハーランドのレアル・マドリードへの愛とロドリ獲得の公約

マンチェスター・シティに所属するアーリング・ハーランドの未来が再び話題となっています。彼がワールドカップで7ゴールを挙げ、ノルウェーをベスト8に導く大活躍を見せていることがその理由です。2034年まで契約を延長したばかりですが、彼の才能を知り尽くすボルシア・ドルトムントのヨアヒム・ワツケ会長がAS紙のインタビューで爆弾発言をしました。

『アーリングはレアル・マドリードを愛しており、それを隠していない。いずれ、2、3年後にはそこでプレーすると思うが、今はまだだ。彼の時間は必ず来るだろう』とワツケ会長は断言し、近い将来の移籍を示唆しました。数日前にはハーランドの父アルフィも『誰もがレアル・マドリードでプレーしたいと思っている』と扉を開く発言をしていました。

さらに、6月7日に行われたレアル・マドリードの会長選挙で35%の得票を得たエンリケ・リケルメ氏の存在も話題です。彼は現在メキシコに滞在し、選挙戦で獲得を約束した選手たちのワールドカップでの活躍を見守っています。彼はハーランドの獲得を公約に掲げており、SNSでハーランドと親交が深いビニシウス・ジュニオールの存在も、将来の移籍を後押しする要素として囁かれています。ただし、マドリードの前線はすでにスター選手で飽和状態(オーバーブッキング)であり、彼を獲得するには攻撃陣の大規模な再編が必要になるという課題があります。

リケルメ氏はもう一つの大きな公約としてスペイン代表のロドリの獲得も掲げていました。『私が会長になれば、ロドリはレアル・マドリードでプレーする。彼は素晴らしい選手で、スペイン人で、バロンドール受賞者であり、マドリードが必要としているプロフィールだ』と語り、その約束を公証人役場で公式な書面にするほどの熱の入れようでした。ロドリ本人はこれらの噂について『外野のノイズからは距離を置いている。今は目の前のことに集中している』と冷静な姿勢を保っています。(via SPORT)

W杯でレアル・マドリード選手の決勝進出が確定

ワールドカップの決勝トーナメントが進行する中、レアル・マドリードにとって非常に興味深い事実が確定しました。それは、7月19日に行われる決勝戦のピッチに、必ず少なくとも1人のマドリードの選手が立つということです。

これはトーナメントの左半分の組み合わせによるものです。準々決勝では、フランス(エムバペ、チュアメニ、新加入のコナテ)がモロッコ(ブラヒム・ディアス)と対戦し、スペイン(新加入のククレジャ)がベルギー(クルトワ)と対戦します。この4カ国すべてにレアル・マドリードの選手が所属しており、彼らのいずれかが必ず決勝に進出するブロックとなっているためです。さらに、右半分のブロックにいるイングランドのジュード・ベリンガムが決勝に進めば、その数はさらに増えることになります。

大会を通じてマドリードの選手たちは様々なドラマを見せています。エムバペやベリンガムが素晴らしいパフォーマンスを披露する一方で、ビニシウス・ジュニオールは個人としては奮闘したものの、ブラジル代表の早期敗退を防ぐことはできませんでした。また、ウルグアイのフェデ・バルベルデやトルコのアルダ・ギュレルは、チームの不振により大会の大きな失望を味わう結果となりました。(via SPORT)

レアル・マドリードCの親善試合と昇格の動き

レアル・マドリードの第3チームであるレアル・マドリードCが、8月1日(21:00キックオフ)に開催される「第50回トロフェオ・シウダ・デ・エル・プエルト」で、ラシン・ポルトゥエンセと親善試合を行うことが発表されました。この試合はホセ・デル・クビージョ競技場で行われます。

レアル・マドリードとこの大会には深い縁があり、1972年の第1回大会ではトップチームが2-1で勝利して優勝を飾っています。また、1997年の第26回大会では、当時のレアル・マドリードB(現在のカスティージャ)が出場し、2-0で勝利を収めました。今回のプレゼンテーションには、エル・プエルトの市長や元マドリード選手のフアン・ホセ氏などが参加しました。

また、レアル・マドリードCの来季の所属カテゴリーに関する重要な動きもあります。スペインサッカー連盟は、アレンテイロとタラソナの財政的理由による行政降格に伴い、セグンダ・フェデラシオン(4部相当)の空き枠を埋める手続きを進めています。レアル・マドリードCはスポーツ面での成績により、この空き枠を獲得する優先権を持っています。クラブ側は、どのグループに編成されるかにかかわらず、この権利を行使して昇格する確固たる意志を持っています。(via AS)

【本日の総括】

本日のレアル・マドリードは、絶対的な主軸であるチュアメニの契約延長と、フラン・ガルシアのベティスへの完全移籍という対照的な動きが決定しました。モウリーニョ新監督の下、プレシーズンの始動を前に人員整理と若手売却による莫大な資金確保が進んでいます。一方で、エムバペに対するパラグアイ議員の心ない人種差別発言に対し、クラブは断固とした声明を発表し、彼を守る姿勢を明確にしました。ワールドカップの熱狂の裏で、来る新シーズンに向けた準備が着々と進められています。