ミケル・ベスガのアルメリア完全移籍と別れの言葉
アスレティック・クラブは、ミケル・ベスガのUDアルメリアへの完全移籍を公式発表した。契約は6月30日まで残っていたが、移籍金なしのフリーで加入することになる。現在33歳のベスガは、2014-15シーズンにデポルティーボ・アラベスからビルバオ・アスレティックに加入して以降、10シーズンにわたってクラブに在籍し、公式戦275試合に出場した。2024年のコパ・デル・レイ優勝や2021年のスーペルコパ・デ・エスパーニャ優勝など、2つのタイトル獲得に貢献している。エルネスト・バルベルデ監督の下でトップチームデビューを果たし、スポルティング・ヒホンやCDレガネスへのレンタル移籍を経てクラブの重要な選手へと成長したが、現在のエディン・テルジッチ監督のローテーションでは居場所を失っていた。
ベスガはクラブの公式SNSを通じて、ファンへのお別れの手紙を公開した。
『最後に皆さんにお別れを言い、感謝の気持ちを伝えるためにここにいます。一緒に歩んできた道は美しいものでしたが、別れの時が来ました。とても悲しいですが、今はこれが全員にとって最善だと信じています。一緒に経験したすべて、そしてサン・マメスでの忘れられない瞬間について、もう一度皆さんに感謝したいと思います。ここに永遠のアスレティクサーレ(アスレティックファン)がいます。これからはサン・マメスで、我々のアスレティックを応援しながらお会いしましょう。それだけです、皆さんありがとう、またすぐに』
クラブ側も彼の献身的な姿勢に感謝し、今後の個人的および職業的な将来の幸運を祈っている。(via ElDesmarque)
ブルゴスとの変則マッチは3-0で快勝
アスレティックはプレシーズンマッチでブルゴスCFと対戦し、3-0の勝利を収めた。この試合はエル・プランティオ・スタジアムに約7000人の観客を集めて行われ、30分間を4回繰り返すという変則的な形式が採用された。
先制点は第1クォーターの14分、アレックス・ベレンゲルとユーリ・ベルチチェの連携からクロスが上がり、それをヘスス・アレソが合わせてゴールを奪った。アレソは、新加入のウゴ・リンコンとの競争や、アンドニ・ゴロサベルの退団見込みといった状況の中で、スタメン定着をアピールしている。
第2クォーターはブルゴスに何度かチャンスを作られたものの、第3クォーターに入った63分、ロベルト・ナバーロがチームの連携から相手GKカンテロを破り2点目を追加した。ナバーロもまた、バルベルデ前監督時代はベンチからの途中出場が主だったため、テルジッチ監督にスタメン起用を訴えかけている。
さらに84分、ニコ・セラーノのクロスからイニャキ・ウィリアムズが合わせて3-0とした。イニャキはガーナ代表としてワールドカップに出場し、ラウンド32でコロンビアに敗れた後、この試合がプレシーズンでの初出場だった。最後の30分間は両チームとも結果に満足した様子で、そのままスコアは動かずに終了した。
アスレティックの出場選手は以下の通り。
パディージャ(90分にサントスと交代)、アレソ(60分にウゴ・リンコンと交代)、ジェライ(60分にモンレアルと交代)、パレデス(60分にアダマと交代)、ユーリ(60分にホハネコと交代)、ハウレギサル(60分にルイス・デ・ガラレタと交代)、レゴ(60分にゲレと交代、そのゲレは97分にグルセタと交代)、セルトン(60分にニコ・セラーノと交代、そのセラーノは90分にジャロと交代)、サンセ(60分にナバーロと交代)、ベレンゲル(60分にペイオ・カナレスと交代)、マロアン(60分にイニャキ・ウィリアムズと交代)。なお、パレデスには24分にイエローカードが提示された。(via ElDesmarque)
テルジッチ監督がブルゴス戦とイニャキを評価
ブルゴス戦後、エディン・テルジッチ監督は記者会見で試合と選手のパフォーマンスについて満足感を示した。特にプレシーズン初出場となったイニャキ・ウィリアムズについては、予定以上のプレー時間を与えた理由を説明している。
直前にベニャト・ゲレナバレナ(ゲレ)が違和感を訴えて欠場したため、イニャキは当初予定されていた45分間よりも長くピッチに立つことになった。テルジッチ監督は以下のように語っている。
『今日彼がプレーしたことが最も重要であり、ゲレナバレナのケガによって私が予想していた以上の時間プレーした。彼は気分が良く、ゲレにリスクを負わせたくなかったので、イニャキはより長くプレーし、3つのポジションでプレーした。これは彼が過去にも行ってきたことであり、今後も続けてくれると期待している。良いスタートを切れたと思う』
試合全体についても高く評価している。
『今週をこの試合と勝利で終えられて嬉しい。試合のプレーにおいては素晴らしいパフォーマンスを見せ、良いゴールを決め、さらに多くのゴールを決めるチャンスもあった。全体的に満足している。試合の中で少しコントロールを失う瞬間もあったが、今週の2試合を見れば、満足すべきだ』(via ElDesmarque)
プレシーズン前半戦の驚異的な得点力
ブルゴス戦の勝利により、アスレティックのプレシーズン前半戦が終了した。テルジッチ監督率いるチームは、強豪クラブとの対戦はなかったものの、驚異的な得点力を発揮している。これまでの6試合の成績は、ラシン・サンタンデールに0-3、エイバルに2-2、セスタオ・リーベルに0-2、デリオに0-3、レイオアに0-11、そしてブルゴスに0-3という結果だった。エイバル戦でユーリ・ベルチチェが終了間際に同点弾を決めて敗戦を免れた以外は、すべて無失点での勝利となっている。
総得点は24点、失点はわずか2点に抑えられており、チームはゴールを重ねることで自信を深めている。10人の異なる選手がゴールネットを揺らしており、得点者の内訳は以下の通り。
ゴルカ・グルセタが6得点(デリオ戦とブルゴス戦以外で得点)でチーム内得点王。次いでロベルト・ナバーロが5得点、オイアン・サンセが3得点、アルバロ・ジャロとイエロが2得点。アレックス・ベレンゲル、ユーリ・ベルチチェ、ホハネコ、ヘスス・アレソ、イニャキ・ウィリアムズがそれぞれ1得点を記録し、さらにレイオア戦でのオウンゴール1点が含まれている。
特筆すべきは、テルジッチ監督の攻撃的なモデルのもと、ユーリ、アレソ、ホハネコといったサイドバック陣が得点に絡んでいる点である。ユーリはフリーキックから、ホハネコはウイングとして起用された際に得点しており、昨シーズンは得点がなかったポジションからの貢献が目立っている。(via Mundo Deportivo)
リーグ開幕延期に伴うミニバカンスと今後の予定
テルジッチ監督は、ブルゴス戦を終えた選手たちに金曜日までのミニバカンスを与えた。これは、8月22日にサン・マメスで予定されているセビージャとのリーグ開幕戦まで時間があることや、第1節のバルセロナ戦が延期されたことを利用した措置である。
監督は会見で次のように説明している。
『これから最終段階に入る。ラ・リーガの開幕が遅れたため、予定通りプレシーズンで休憩をとる。バルセロナとの最初の試合に向けて準備はできていたが、延期になったため、選手たちが休めるように少しの休憩をとることにした。その後、プレシーズンの最終段階に入り、最高のレベルに達し、勝ち点を争う』
金曜日に練習を再開した後は、これまでのような1日2部練習は行わず、公式戦と同様のルーティンで調整を進める。リーグ開幕までに海外のクラブとの親善試合が2試合予定されており、オリンピック・マルセイユ戦、そしてアタランタ戦が行われる。親善試合の日程については、日曜日にマルセイユ戦、その後の金曜日にアタランタ戦という情報がある一方で、金曜日から練習を再開してすぐにマルセイユ戦に臨むという情報もあり、開幕に向けた最終調整のスケジュールに注目が集まる。(via MARCA)
ラポルテのバルサ移籍の噂とクラブの強硬姿勢
ワールドカップでパウ・クバルシと並んで素晴らしいパフォーマンスを見せ、優勝に貢献したアイメリク・ラポルテについて、FCバルセロナが獲得に動いているという噂が絶えない。バルサのスポーツディレクターであるデコは、彼の左利きという特性やエリートレベルでの経験、ボール出しの良さがハンジ・フリック監督のスタイルに合うと評価し、動向を注視している。
しかし、アスレティックはラポルテを手放すつもりは全くない。クラブは彼をプロジェクトの戦略的に重要な選手とみなしており、移籍金として8000万ユーロを設定することで、関心を示すクラブを牽制している。契約は2028年6月まで残っており、テルジッチ監督も彼をスタメンの固定メンバーと考えているため、放出を承認する意思はない。
先日、この噂について尋ねられたテルジッチ監督は、ニコ・ウィリアムズの時と同様の状況だと皮肉を交えてこう答えている。
『新しい話ではなく、ただの別の名前にすぎない』
監督は、休暇を終えた代表選手全員が揃ってから、完全な状態でシーズンをスタートさせることを望んでいる。(via SPORT)
放出候補と若手選手のトップチーム帯同状況
ミケル・ゴンサレスが率いるフロント陣は、人員整理を急いでいる。フレン・アギレサバラとウナイ・ベンセドールの放出交渉を進めているが、3者間での合意が必要となるため難航している。また、今シーズンはリーグ戦とコパのみの参加となるため、スカッドを絞る必要があり、少なくともピボーテ1人とウイング1人をローン移籍で放出する計画がある。
若手選手については、プレシーズンでのアピールが続いている。ギフトとイエロの2人はトップチームのダイナミクスから外れ、ビルバオ・アスレティックに合流した。彼らはクルトゥラル・レオネサ戦でスタメンとして60分間プレーしている。イエロはマロアンの負傷によってトップチームに呼ばれ、レイオア戦で2得点を挙げる活躍を見せていた。
一方で、モンレアルとホハネコは引き続きトップチームに帯同している。モンレアルは、ダニ・ビビアンのケガやワールドカップ後のラポルテの不在をカバーするセンターバックとして重宝されており、ホハネコもテルジッチ監督の構想にしっかりと入りつつある。(via MARCA)
アスレティックのレジェンド、ゴンサロ・ディアス・ベイティア氏の訃報
アスレティック・クラブの元選手であり、育成組織レサマの発展に尽力したゴンサロ・ディアス・ベイティア氏が89歳で逝去したことが、クラブから公式に発表された。
ビスカヤ県セスタオ出身のベイティア氏は、1958年にアスレティックでコパのチャンピオンに輝いた実績を持つ。その後、1961年の夏にCDテネリフェへ移籍し、同クラブの1部リーグ初年度に大きく貢献した。テネリフェでは左ウイングとして不動のスタメンとなり、54試合に出場して11ゴールを記録。UDラス・パルマスとのダービーマッチで決勝点を決めるなど、歴史に名を刻んだ。
現役引退後はアスレティック・クラブに戻り、人生の大部分をレサマでの育成に捧げた。リザーブチームの監督を務めるなど、何世代にもわたるカンテラーノたちの技術的および人間的な成長に不可欠な存在として尊敬を集めていた。(via SPORT)
【本日の総括】
ミケル・ベスガのアルメリア移籍が決定した一方で、テルジッチ監督率いるチームはプレシーズン前半戦を無敗かつ驚異的な得点力で終えました。イニャキ・ウィリアムズも合流してゴールを決め、チームはミニバカンスを挟んでマルセイユやアタランタとの親善試合、そしてリーグ開幕へと向かいます。また、ラポルテのバルサ移籍の噂に対してはクラブが徹底抗戦の構えを見せています。